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今はゴミ
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悪い思い出は早々と葬り去りたい。
そこで邪魔になるのが、アントニオからもらった婚約指輪や宝石やドレスだ。
物に罪はないのは知っているが、やはり気持ちが悪い。
触れたくもない。
処分一択だ。
「どうせ処分するなら、高く買い取ってもらえる街よね」
ということで、マジョ領より東に位置するマーシヴァルの街に行くことにした。
マーシヴァルはヴァルデリーノ大陸中から行商人が集まり、栄えている街だ。
マーシヴァルへ行くには、晴天の日か曇天の日を狙うしかない。
窓の外を見ている。
この日もまた雪が降っていた。
どこまでも降る雪に、フィリッパはため息をついていた。
フィリッパは転生前も雪国に住んでいた。
毎日雪ばかりでうんざりだった。
転生後もなぜか雪国。
「わたくしって雪国に縁があるのね」
再びため息をついた。
息を吐く度に窓ガラスが曇った。
前世も寒がりで冷え性だった。
しかし、スノーボードが楽しかったので、冬はむしろ大好きだった。
毎年、冬が来るのが楽しみで仕方無かった。
一時期はスノーボードの選手を夢見たこともあった。
いざ、転生してみると、この世界にスノーボードは無い。
逆に冬が嫌いになっていた。
「スノボーをしたい……。でも、この世界にはボードもなければゲレンデもないわね。もう一度滑りたい……」
思い出してはスノーボードをもう一度してみたくなった。
明くる日もまた雪だった。
天気予報では晴れるのは週末。
まだ、週始めだった。
余談だが、この世界は天気予報士とは占い師と兼業だ。
もっとも、転生前から天気予報とは占いと同じだとは思っていたが。
「天気予報は当たるも八卦、当たらぬも八卦だしね」
そして、週末。
やはり、天気予報は見事にハズレ。
吹雪だった。
「せめて曇天でいてさえくれれば……」
外を見てはなかなか晴れない空を憎んだ。
数日後。
ようやく太陽が姿を現した。
「やっと晴れたわね」
しかし、この日の天気予報は吹雪だった。
「天気予報は当たらない、当たらない」
「フィリッパ様~」
侍女のヨハンナだった。
「ヨハンナ!!」
「ようやく晴れましたね。今日は街に出るんですよね? 一緒に行きましょう!!」
「ええ!!」
ヨハンナが同行することになった。
フィリッパは厚着をした。
寒がりなので、冬場はファッションどころの話ではない。
沢山着込まないと寒くて仕方ないのだ。
空は見事に晴れ。
雲ひとつ無い青空。
「良いお天気に恵まれましたね」
御者のアレン。
真っ白な髪に真っ白な髭。
そしてなぜか赤と緑の服を着ている。
前世に目覚めて、アレンがなんだかサンタクロースに似ている、と思った。
馬車の馬がトナカイだったら、まさにサンタクロースそのもの。
勿論、アレンはサンタクロースなど知らない。
丁度年末。クリスマスは今頃だ。
しかし、ここは異世界。
クリスマスという楽しいイベントは存在しない。
「ええ、そうね」
アレンはドレスを馬車に押し込んだ。
フィリッパはそう言って馬車に乗り込んだ。
ヨハンナも馬車に乗った。
「じゃあ、出発! 進行!!」
アレンが馬に手綱を打ち、馬車を走らせた。
馬車の中も寒い。
吐く息が白く濁る。
道路には雪の壁。
前世と変わらぬ光景。
違うのは建物が西洋風といったところだろうか。
馬車には陽光が差し込む。
冬の日差しはやわらかい。
それにしてもすごい荷物だ。
これがアントニオと婚約してから溜め込んだ物の数々だ。
「これ、全部売るの」
「そうなんですか」
茶髪のおかっぱ頭のヨハンナ。
ヨハンナはメガネをかけている。
ヨハンナは寒さに強いので、薄着でいる。
なんせ、生足!!
馬車は東へ東へと進む。
陽光で馬車の中が暖まってきた。
「なんか……暑いですわ!!」
フィリッパには丁度良い暖かさだったが、ヨハンナには暑いようだ。
フィリッパは体感気温が他の人よりも低いのだ。
だから、周りが「暑い」と言っていても、フィリッパにとっては「そうかな?」と感じてしまうのだ。
「でも……窓を開けるほどではありませんね」
ヨハンナはフィリッパに気を使っているのだろう。
ヨハンナはフィリッパが他の人よりも体感気温が低い事を理解しているからだ。
「コホン。そろそろマーシヴァルだ」
アレンが長い顎ヒゲを触りながら言った。
馬車はレンガ造りの門を抜けた。
ここから先がマーシヴァルだ。
「やったわ! これでゴミが処分できるわ!!」
婚約指輪も宝石もドレスも今ではゴミとしか思えなかった。
そこで、お腹がグゥと鳴った。
「でも……何だかお腹すいた……」
朝から何も食べていない事に気づいた。
出かけるから……で、早朝に出発したため、朝ごはんを食べていなかった。
「じゃあ、『カラカラカリーナ』でご飯を食べましょうか」
アレンが後ろを向いた。
『カラカラカリーナ』は肉が美味しい。
三人は『カラカラカリーナ』へと向かった。
『カラカラカリーナ』に着き、三人は馬車から降りた。
そして、その場所で肉を頬張った。
「美味しいですわね」
「そうね」
肉はホロホロで柔らかい。
『カラカラカリーナ』は裏切らなかった。
「では、食べたところでよろず屋へ向かおう!!」
アレンがそう言うと、三人は馬車に乗り込んだ。
お腹がいっぱいだ。
満足、満足、大満足。
馬車は再び大通りに出た。
大通りにも雪の壁。
人々が忙しなく行き交っている。
馬車も時折走っていく。
と、そこへアレンが馬車を停めた。
「ここですぞ、お嬢様」
石造りの建物を指差し、アレンがそう言った。
看板には『よろず屋』と書かれている。
フィリッパは馬車から降りた。
アレンが後ろからドレスの山を取り出した。
そして、二人は店内に入った。
店内には色鮮な宝石が並べられていた。
「はーい」
中から立派な髭を蓄えた中年の男性が現れた。
「これ、お願いします」
フィリッパはカバンの中から宝石と婚約指輪を取り出した。
「これもお願いします」
アレンが言った。
「あいよ!!」
そう言うと男性はまず、ドレスの山を受け取り、次に宝石と婚約指輪を受け取った。
そして、品定めに入った。
小一時間して男性が顔をあげた。
「これ、全部で75万キランでどうかな?」
「はい、わかりましたわ」
それほどの値打ちがつくなら満足だ。
男性は75万キランを持ってやってきた。
そして、それをアレンが受け取った。
二人は店を出た。
帰路はもと来た道を戻ることにした。
そこで邪魔になるのが、アントニオからもらった婚約指輪や宝石やドレスだ。
物に罪はないのは知っているが、やはり気持ちが悪い。
触れたくもない。
処分一択だ。
「どうせ処分するなら、高く買い取ってもらえる街よね」
ということで、マジョ領より東に位置するマーシヴァルの街に行くことにした。
マーシヴァルはヴァルデリーノ大陸中から行商人が集まり、栄えている街だ。
マーシヴァルへ行くには、晴天の日か曇天の日を狙うしかない。
窓の外を見ている。
この日もまた雪が降っていた。
どこまでも降る雪に、フィリッパはため息をついていた。
フィリッパは転生前も雪国に住んでいた。
毎日雪ばかりでうんざりだった。
転生後もなぜか雪国。
「わたくしって雪国に縁があるのね」
再びため息をついた。
息を吐く度に窓ガラスが曇った。
前世も寒がりで冷え性だった。
しかし、スノーボードが楽しかったので、冬はむしろ大好きだった。
毎年、冬が来るのが楽しみで仕方無かった。
一時期はスノーボードの選手を夢見たこともあった。
いざ、転生してみると、この世界にスノーボードは無い。
逆に冬が嫌いになっていた。
「スノボーをしたい……。でも、この世界にはボードもなければゲレンデもないわね。もう一度滑りたい……」
思い出してはスノーボードをもう一度してみたくなった。
明くる日もまた雪だった。
天気予報では晴れるのは週末。
まだ、週始めだった。
余談だが、この世界は天気予報士とは占い師と兼業だ。
もっとも、転生前から天気予報とは占いと同じだとは思っていたが。
「天気予報は当たるも八卦、当たらぬも八卦だしね」
そして、週末。
やはり、天気予報は見事にハズレ。
吹雪だった。
「せめて曇天でいてさえくれれば……」
外を見てはなかなか晴れない空を憎んだ。
数日後。
ようやく太陽が姿を現した。
「やっと晴れたわね」
しかし、この日の天気予報は吹雪だった。
「天気予報は当たらない、当たらない」
「フィリッパ様~」
侍女のヨハンナだった。
「ヨハンナ!!」
「ようやく晴れましたね。今日は街に出るんですよね? 一緒に行きましょう!!」
「ええ!!」
ヨハンナが同行することになった。
フィリッパは厚着をした。
寒がりなので、冬場はファッションどころの話ではない。
沢山着込まないと寒くて仕方ないのだ。
空は見事に晴れ。
雲ひとつ無い青空。
「良いお天気に恵まれましたね」
御者のアレン。
真っ白な髪に真っ白な髭。
そしてなぜか赤と緑の服を着ている。
前世に目覚めて、アレンがなんだかサンタクロースに似ている、と思った。
馬車の馬がトナカイだったら、まさにサンタクロースそのもの。
勿論、アレンはサンタクロースなど知らない。
丁度年末。クリスマスは今頃だ。
しかし、ここは異世界。
クリスマスという楽しいイベントは存在しない。
「ええ、そうね」
アレンはドレスを馬車に押し込んだ。
フィリッパはそう言って馬車に乗り込んだ。
ヨハンナも馬車に乗った。
「じゃあ、出発! 進行!!」
アレンが馬に手綱を打ち、馬車を走らせた。
馬車の中も寒い。
吐く息が白く濁る。
道路には雪の壁。
前世と変わらぬ光景。
違うのは建物が西洋風といったところだろうか。
馬車には陽光が差し込む。
冬の日差しはやわらかい。
それにしてもすごい荷物だ。
これがアントニオと婚約してから溜め込んだ物の数々だ。
「これ、全部売るの」
「そうなんですか」
茶髪のおかっぱ頭のヨハンナ。
ヨハンナはメガネをかけている。
ヨハンナは寒さに強いので、薄着でいる。
なんせ、生足!!
馬車は東へ東へと進む。
陽光で馬車の中が暖まってきた。
「なんか……暑いですわ!!」
フィリッパには丁度良い暖かさだったが、ヨハンナには暑いようだ。
フィリッパは体感気温が他の人よりも低いのだ。
だから、周りが「暑い」と言っていても、フィリッパにとっては「そうかな?」と感じてしまうのだ。
「でも……窓を開けるほどではありませんね」
ヨハンナはフィリッパに気を使っているのだろう。
ヨハンナはフィリッパが他の人よりも体感気温が低い事を理解しているからだ。
「コホン。そろそろマーシヴァルだ」
アレンが長い顎ヒゲを触りながら言った。
馬車はレンガ造りの門を抜けた。
ここから先がマーシヴァルだ。
「やったわ! これでゴミが処分できるわ!!」
婚約指輪も宝石もドレスも今ではゴミとしか思えなかった。
そこで、お腹がグゥと鳴った。
「でも……何だかお腹すいた……」
朝から何も食べていない事に気づいた。
出かけるから……で、早朝に出発したため、朝ごはんを食べていなかった。
「じゃあ、『カラカラカリーナ』でご飯を食べましょうか」
アレンが後ろを向いた。
『カラカラカリーナ』は肉が美味しい。
三人は『カラカラカリーナ』へと向かった。
『カラカラカリーナ』に着き、三人は馬車から降りた。
そして、その場所で肉を頬張った。
「美味しいですわね」
「そうね」
肉はホロホロで柔らかい。
『カラカラカリーナ』は裏切らなかった。
「では、食べたところでよろず屋へ向かおう!!」
アレンがそう言うと、三人は馬車に乗り込んだ。
お腹がいっぱいだ。
満足、満足、大満足。
馬車は再び大通りに出た。
大通りにも雪の壁。
人々が忙しなく行き交っている。
馬車も時折走っていく。
と、そこへアレンが馬車を停めた。
「ここですぞ、お嬢様」
石造りの建物を指差し、アレンがそう言った。
看板には『よろず屋』と書かれている。
フィリッパは馬車から降りた。
アレンが後ろからドレスの山を取り出した。
そして、二人は店内に入った。
店内には色鮮な宝石が並べられていた。
「はーい」
中から立派な髭を蓄えた中年の男性が現れた。
「これ、お願いします」
フィリッパはカバンの中から宝石と婚約指輪を取り出した。
「これもお願いします」
アレンが言った。
「あいよ!!」
そう言うと男性はまず、ドレスの山を受け取り、次に宝石と婚約指輪を受け取った。
そして、品定めに入った。
小一時間して男性が顔をあげた。
「これ、全部で75万キランでどうかな?」
「はい、わかりましたわ」
それほどの値打ちがつくなら満足だ。
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