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アルディール王国
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わたくしは長い乗車時間を経、ワンカライ駅に到着しました。
ワンカライはアルディール王国の城下町です。
わたくしは下車し、改札を抜けました。
駅は人でごった返しています。
やはり、城下町となれば、それなりの活気があるはずでしょう。
駅前から凄い町並みです。
『ようこそ、ワンカライへ』
という看板が目につきました。
私はアルディール王国の言語は勉強していたので、看板があっさりと読めました。
竜人とはいえ、見た目は普通の人間です。
色白の人もいれば、褐色の肌の人もいる。
小麦色の肌の人まで様々。
わたくしは人間観察をしています。
人間観察は昔から大好きでした。
まして、種族が違えば人間観察は楽しい。
遠くには巨大な城が見えました。
あれが王城ね。
城壁もまたでかい。
「きゃあ!!」
わたくしは誰かに腕を掴まれたようです。
「嬢ちゃん。女性の独り歩きは危険だね」
誰か助けて!!
心の中で叫びました。
と、その時です。
馬の足音が止まりました。
長い銀髪を後ろで束ねた若い男性が馬に乗っていたのです。
「やめろ!!」
男性は掴まれていた腕を振り解いてくれました。
「うわっ!!」
「ア……アレクシス王子殿下」
王子殿下ですって?
わたくしは驚いてしまいました。
すると、ならず者の集団は退却しました。
「けがは無かったかね?」
「は……はい。ありがとうございます」
「この辺は与太者が徘徊している街。城下町とて、治安は余り良くない。気を付けて」
そう言うと、アレクシス王子殿下は踵を返しました。
アレクシス王子殿下。
なんて素敵な方なのでしょう。
もし、相手がクルト様なら、真っ先に逃げていたはず。
うんうん。
好きになってはいけませんわ。
アレクシス王子殿下のような紳士な方なら、王子妃がいてもおかしくない。
と、そこへアレクシス王子殿下が引き返してきました。
「きみは観光客だね?」
「あ……はい」
「きみさえ良ければ王城に来ないかい? ゆっくりしていってよ」
「で……でも」
「遠慮はいらないよ。国の事はこの私が案内しますから」
「あ、申し遅れました。私はアルディール王国の王子、アレクシスと申します。以後お見知りおきを」
「あ……わたくし、隣国のラファエル王国のアンジェラ・カーネギーと申しますわ。宜しくお願いします」
「では、馬に乗ってもらえるかな?」
「あ……はい」
わたくしはアレクシス王子殿下と共に、白馬に跨りました。
アレクシス王子殿下は見かけは人間ですが、やはり竜。
そう。やはり好きにはなってはいけませんわ。
人間と竜が一緒になるなんて、タブーですもの。
「どうしたんだい?」
「あ……いえ」
何か見透かされている……何かそんな感じがします。
それにしても、良いお天気。
雲一つ無い晴天。
アルディールは寒いと聞いていたので、厚着しておいて良かったわ。
やはり、冬は最高!
ファッションが楽しめるから。
数時間経ったでしょうか。
王宮に着きました。
何とも大きな宮殿です。
「アレクシス王子殿下、お帰りなさいませ! で、そちらは?」
「旅の者です。与太者に絡まれていたので、保護した」
「そうですか」
体格の良い騎士が門の前に立っていました。
門も荘厳な造りです。
この国の王族の威厳を表すかのようです。
「初めまして。わたくしはアンジェラ・カーネギーと申します。ラファエル王国から来ました」
「どうも、初めまして。旅のお方。どうぞ、ごゆっくりされて下さい」
この人も竜なんだろうなあ。
でも、見た目は人間そのもの。
わたくしは城内へ入りました。
城内は巨大ダンジョンといった感じでしょうか?
ラファエル王国の宮殿も広いですが、それ以上にも思えます。
「客間に案内します!!」
わたくしはひたすらアレクシス王子殿下についていきます。
もし、はぐれたら大変。
間違いなく迷子になる。
階段もシッカリとした造りです。
廊下には竜だけあって、竜の像が並んでいます。
「さあ、こちらです」
わたくしは部屋に案内されました。
アレクシス王子殿下はドアをノックしました。
「誰もいないな? よし」
「さあ、中へ!!」
わたくしは客間の中に入りました。
客間は豪華なシャンデリアが天井からぶら下がっていて、革張りのソファーが4つ向かい合うように並んでいました。
「奥に座って」
わたくしは一礼してから、奥のソファーに腰を下ろしました。
テーブルは大理石でできています。
「サリサ! 紅茶を持ってきて!!」
サリサと呼ばれる女性が部屋に入ってきました。
え!? サリサですって!?
サリサはわたくしの侍女の名前です。
偶然!? 必然!?
わたくしは何やら運命のようなものを感じました。
「改めまして。アンジェラさん。アルディールを旅行先に選んで頂いてありがとうございます。長旅で疲れていると思うから、少し休むと良いよ」
「はい。ありがとうございます」
「でも、なぜこの国に!?」
「はい。実はラストリデア王国と迷ったのです。でも、何となくアルディール王国を選びました」
まさか、結婚相手が人間ではない……という占いの結果とは言えない。
「そうか。確かにこの国もラストリデア王国も平和な国だ。他は内戦があったり、治安が悪かったりするからな」
内戦や紛争がある国があるのは確かですわ。
わたくしはそれを一応は知っていました。
いずれも人間の国です。
「どうやら、事情がありそうだね」
「え!? 気の所為ですわ」
何をはぐらかそう、アレクシス王子殿下はやはり、何もかもお見通しのよう。
「失恋でもしたのかな?」
「あ……はい」
失恋。婚約破棄も似たようなもの。
「そうか。なら、傷も深いよね」
トントン
「はい」
「失礼いたします」
サリサだった。
「ご苦労さま、サリサ」
サリサは紅茶を運んできました。
「どうぞ」
「ありがとうございます」
わたくしは一礼しました。
「では、失礼いたしました」
サリサは踵を返した。
「この紅茶はクロトフィー地方で採れた新鮮な茶葉を発酵させたお茶だ。美味しいよ。召し上がれ」
アルディール王国のクロトフィー地方の紅茶はラファエル王国でも有名。
とっても高価なお茶です。
「ありがとうございます。いただきます」
「で、きみにこの国を案内したい。良いかな?」
勿論、「イエス」しか言葉はありません。
ワンカライはアルディール王国の城下町です。
わたくしは下車し、改札を抜けました。
駅は人でごった返しています。
やはり、城下町となれば、それなりの活気があるはずでしょう。
駅前から凄い町並みです。
『ようこそ、ワンカライへ』
という看板が目につきました。
私はアルディール王国の言語は勉強していたので、看板があっさりと読めました。
竜人とはいえ、見た目は普通の人間です。
色白の人もいれば、褐色の肌の人もいる。
小麦色の肌の人まで様々。
わたくしは人間観察をしています。
人間観察は昔から大好きでした。
まして、種族が違えば人間観察は楽しい。
遠くには巨大な城が見えました。
あれが王城ね。
城壁もまたでかい。
「きゃあ!!」
わたくしは誰かに腕を掴まれたようです。
「嬢ちゃん。女性の独り歩きは危険だね」
誰か助けて!!
心の中で叫びました。
と、その時です。
馬の足音が止まりました。
長い銀髪を後ろで束ねた若い男性が馬に乗っていたのです。
「やめろ!!」
男性は掴まれていた腕を振り解いてくれました。
「うわっ!!」
「ア……アレクシス王子殿下」
王子殿下ですって?
わたくしは驚いてしまいました。
すると、ならず者の集団は退却しました。
「けがは無かったかね?」
「は……はい。ありがとうございます」
「この辺は与太者が徘徊している街。城下町とて、治安は余り良くない。気を付けて」
そう言うと、アレクシス王子殿下は踵を返しました。
アレクシス王子殿下。
なんて素敵な方なのでしょう。
もし、相手がクルト様なら、真っ先に逃げていたはず。
うんうん。
好きになってはいけませんわ。
アレクシス王子殿下のような紳士な方なら、王子妃がいてもおかしくない。
と、そこへアレクシス王子殿下が引き返してきました。
「きみは観光客だね?」
「あ……はい」
「きみさえ良ければ王城に来ないかい? ゆっくりしていってよ」
「で……でも」
「遠慮はいらないよ。国の事はこの私が案内しますから」
「あ、申し遅れました。私はアルディール王国の王子、アレクシスと申します。以後お見知りおきを」
「あ……わたくし、隣国のラファエル王国のアンジェラ・カーネギーと申しますわ。宜しくお願いします」
「では、馬に乗ってもらえるかな?」
「あ……はい」
わたくしはアレクシス王子殿下と共に、白馬に跨りました。
アレクシス王子殿下は見かけは人間ですが、やはり竜。
そう。やはり好きにはなってはいけませんわ。
人間と竜が一緒になるなんて、タブーですもの。
「どうしたんだい?」
「あ……いえ」
何か見透かされている……何かそんな感じがします。
それにしても、良いお天気。
雲一つ無い晴天。
アルディールは寒いと聞いていたので、厚着しておいて良かったわ。
やはり、冬は最高!
ファッションが楽しめるから。
数時間経ったでしょうか。
王宮に着きました。
何とも大きな宮殿です。
「アレクシス王子殿下、お帰りなさいませ! で、そちらは?」
「旅の者です。与太者に絡まれていたので、保護した」
「そうですか」
体格の良い騎士が門の前に立っていました。
門も荘厳な造りです。
この国の王族の威厳を表すかのようです。
「初めまして。わたくしはアンジェラ・カーネギーと申します。ラファエル王国から来ました」
「どうも、初めまして。旅のお方。どうぞ、ごゆっくりされて下さい」
この人も竜なんだろうなあ。
でも、見た目は人間そのもの。
わたくしは城内へ入りました。
城内は巨大ダンジョンといった感じでしょうか?
ラファエル王国の宮殿も広いですが、それ以上にも思えます。
「客間に案内します!!」
わたくしはひたすらアレクシス王子殿下についていきます。
もし、はぐれたら大変。
間違いなく迷子になる。
階段もシッカリとした造りです。
廊下には竜だけあって、竜の像が並んでいます。
「さあ、こちらです」
わたくしは部屋に案内されました。
アレクシス王子殿下はドアをノックしました。
「誰もいないな? よし」
「さあ、中へ!!」
わたくしは客間の中に入りました。
客間は豪華なシャンデリアが天井からぶら下がっていて、革張りのソファーが4つ向かい合うように並んでいました。
「奥に座って」
わたくしは一礼してから、奥のソファーに腰を下ろしました。
テーブルは大理石でできています。
「サリサ! 紅茶を持ってきて!!」
サリサと呼ばれる女性が部屋に入ってきました。
え!? サリサですって!?
サリサはわたくしの侍女の名前です。
偶然!? 必然!?
わたくしは何やら運命のようなものを感じました。
「改めまして。アンジェラさん。アルディールを旅行先に選んで頂いてありがとうございます。長旅で疲れていると思うから、少し休むと良いよ」
「はい。ありがとうございます」
「でも、なぜこの国に!?」
「はい。実はラストリデア王国と迷ったのです。でも、何となくアルディール王国を選びました」
まさか、結婚相手が人間ではない……という占いの結果とは言えない。
「そうか。確かにこの国もラストリデア王国も平和な国だ。他は内戦があったり、治安が悪かったりするからな」
内戦や紛争がある国があるのは確かですわ。
わたくしはそれを一応は知っていました。
いずれも人間の国です。
「どうやら、事情がありそうだね」
「え!? 気の所為ですわ」
何をはぐらかそう、アレクシス王子殿下はやはり、何もかもお見通しのよう。
「失恋でもしたのかな?」
「あ……はい」
失恋。婚約破棄も似たようなもの。
「そうか。なら、傷も深いよね」
トントン
「はい」
「失礼いたします」
サリサだった。
「ご苦労さま、サリサ」
サリサは紅茶を運んできました。
「どうぞ」
「ありがとうございます」
わたくしは一礼しました。
「では、失礼いたしました」
サリサは踵を返した。
「この紅茶はクロトフィー地方で採れた新鮮な茶葉を発酵させたお茶だ。美味しいよ。召し上がれ」
アルディール王国のクロトフィー地方の紅茶はラファエル王国でも有名。
とっても高価なお茶です。
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