婚約破棄されたら、既に婚約者のいる女性と婚約していることが判明しました

hikari

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そして結婚へ

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隣国ヌヴェールにて、サーラはクリストフ先生と結婚が決まった。

お祝いにはレニエ夫妻が駆けつけてくれた。

「「サーラ、おめでとう!」」

二人は祝福の言葉をかけてくれた。

「でも、クリストフ先生が行方不明だったヴィクトル王子だったなんて……私、驚いたわ」

と、カミーユ。

「今度は俺たちが祝福する番だな」

と、アドン。


「私たちはいつもサーラの幸せを祈っていたの」

「そうだぞ、サーラ。サーラはブリジットのせいでアーチュウ殿下との婚約を滅茶苦茶にされたんだからな」

「アドンこそブリジットなんなと婚約破棄になって良かったわ」

アドンがブリジットと婚約破棄になったからこそ、カミーユと結婚する事になったのだから。


「ブリジットとの邂逅は王室主催の舞踏会だった……俺は女を見る目が無かった」

「でもこうしてカミーユと出会えたんだから、良かったじゃない、アドン」

「そうだな。塞翁が馬ってやつだな」


「カミーユ、アドン、これからも宜しくね」

「ええ。国は違うけど、私はサーラを忘れないわ」

「そうだ、サーラ。幸せになるんだぞ」


レニエ夫妻に祝福の言葉をもらったサーラ。


いよいよ、結婚式が始まる。


「いよいよ結婚式ね。私達はこの日が来るのを待ち望んでいたわ」

カミーユが今までにない笑顔を見せた。

春の優しい日差しがカミーユの顔をより一層引き立てた。


「春がきたんだな。冬は必ず春となるとはよく言ったもんだ」

アドンの背中がいつにもまして凛々しく見えた。


結婚式は厳かに行われた。

ヴァージンロードを行くクリストフ先生改めヴィクトル王子とサーラ。

左側にレニエ夫妻がいた。


サーラはこの日が来るのを楽しみに待っていた。

なぜなら、魔法音痴だったサーラを決して見捨てる事もなく、忙しい時間を割いて補習をしてくれたのだから。


そんなクリストフ先生にサーラは惚れてしまった。

まさか、クリストフ先生がサーラを愛してくれているとは思わなかった。

クリストフ先生に言わせれば、上達の早さが魅力だったのだという。



二人は永遠の愛を誓いあった。


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