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3話 無くしてしまったもの
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その日の朝、昨日の夢でのことは、まったく信じていなかった。どうせ、夢なんだからと。根拠のない自信がそこにあった。
いつものように、朝ご飯を食べて、制服に着替えて、寝癖を直す。そんないつもと変わらない日常を過ごしていた。
学校につくと、いつものように愛衣ちゃんと挨拶を交わす。
綾斗「愛衣ちゃんおはよう。」
愛衣「綾斗君おはよう。」
愛衣「綾斗君、今日体調でも悪いの?」
綾斗「いや、大丈夫だよ。ちょっと嫌な夢見ちゃって。」
愛衣「大丈夫?体調が悪くなったら、いつでも行ってね。」
綾斗「うん。ありがとう」
そうだ、こんなに優しい愛衣ちゃんが、悪いことをするはずがない。やっぱり、美香は俺に彼女ができて、自分に彼氏ができないことが、うらやましくて、わざと別れさせようとしたんだ。と、きのうのことにまた、腹を立てていた。
そして放課後、いつも通り愛衣ちゃんと遊んで、家に送ってから帰った。そして、帰る途中で珍しく春樹と会った。
綾斗「おーー、春樹じゃん。今日は部活早く終わったの?」
春樹「おっす。うん。今日はなんか早くあがっれた」
バスケ部はいつも、7時か8時くらいまで練習しているが、今日は6時に終わったみたいだ。
綾斗「珍しいな。顧問が腹でも痛めたか?www」
春樹「あるかもなw」
春樹「綾斗って、いつもこの時間に帰ってるの?」
綾斗「いや、今日は彼女と遊んでた。」
春樹「彼女?まじかー、やるな綾斗w」
綾斗「お前だって、作ろうと思えば、いつだって作れるだろw」
春樹「けどねー、俺の好きなタイプがいないんだよなぁー」
綾斗「あんなに女子からモテてるのに、選ばないとか、一回死んどけw」
春樹「ひっでぇーなぁー、親友に向かって死ねとはw」
俺らは、久しぶりにたわいもない話をしていた。
綾斗「そういえば、昨日、美香に彼女のこと話したらさー、なんていったと思う?」
春樹「美香?誰それ?おまえ、誰かと勘違いしてんじゃね?w」
と、春樹は笑いながら、俺に問いかけてきた。
綾斗「えっ、美香だぞ。美香。いつも、小さい頃からよく遊んでたじゃん、美香と俺らの3人で。」
俺は焦りつつも、冗談だと思いながら、笑って話す。
春樹「えっ、3人?小さい頃は俺ら二人だったし、いまでも、二人だけだろ?」
綾斗「冗談よせって。いたじゃん、おせっかい焼きで、いつも俺らのこと弟のように面倒見てた。」
春樹「冗談じゃないって、本当に今まで二人だったじゃんか。」
その時俺は、昨日見た夢のことを思い出す。
「あなたの望みは?」
「そう、今考えてる事」
「いま、思い浮かべてる事」
「俺の望みは、美香の存在を消してもらうことだ。」
俺は、昨日の夢の出来事が本当であることを、実感した。それと同時に、自分の犯した過ちの大きさに、言葉を失った。
春樹「、、と。、い。、yぁと。おい。、やと。おい、あやと。綾斗!」
春樹の大きな呼びかけで、我に返った。
綾斗「お。おう。」
春樹「どうした?顔色悪いぞ。体調でも悪いのか?」
綾斗「いや、大丈夫。ちょっと考え事してた。」
綾斗「わり、ちょっと急用思い出したから。先帰るわ。」
春樹「うん、って、おい。」
俺は、無我夢中で自分の家まで帰った。そして、自分の犯した過ちの大きさを、改めて実感した。
俺は、なんてことをしたのだろう。軽い弾んだ気持ちで、一人の存在を消してしまった。おれは、これから、この過ちをどう償えばいいのだろう。
そんなことを考えながら、ふと、鏡を見ると、顔色も悪く。目にも光がない。まるで、この世で生きることを諦めたかのような、酷い顔をしていた。
いつものように、朝ご飯を食べて、制服に着替えて、寝癖を直す。そんないつもと変わらない日常を過ごしていた。
学校につくと、いつものように愛衣ちゃんと挨拶を交わす。
綾斗「愛衣ちゃんおはよう。」
愛衣「綾斗君おはよう。」
愛衣「綾斗君、今日体調でも悪いの?」
綾斗「いや、大丈夫だよ。ちょっと嫌な夢見ちゃって。」
愛衣「大丈夫?体調が悪くなったら、いつでも行ってね。」
綾斗「うん。ありがとう」
そうだ、こんなに優しい愛衣ちゃんが、悪いことをするはずがない。やっぱり、美香は俺に彼女ができて、自分に彼氏ができないことが、うらやましくて、わざと別れさせようとしたんだ。と、きのうのことにまた、腹を立てていた。
そして放課後、いつも通り愛衣ちゃんと遊んで、家に送ってから帰った。そして、帰る途中で珍しく春樹と会った。
綾斗「おーー、春樹じゃん。今日は部活早く終わったの?」
春樹「おっす。うん。今日はなんか早くあがっれた」
バスケ部はいつも、7時か8時くらいまで練習しているが、今日は6時に終わったみたいだ。
綾斗「珍しいな。顧問が腹でも痛めたか?www」
春樹「あるかもなw」
春樹「綾斗って、いつもこの時間に帰ってるの?」
綾斗「いや、今日は彼女と遊んでた。」
春樹「彼女?まじかー、やるな綾斗w」
綾斗「お前だって、作ろうと思えば、いつだって作れるだろw」
春樹「けどねー、俺の好きなタイプがいないんだよなぁー」
綾斗「あんなに女子からモテてるのに、選ばないとか、一回死んどけw」
春樹「ひっでぇーなぁー、親友に向かって死ねとはw」
俺らは、久しぶりにたわいもない話をしていた。
綾斗「そういえば、昨日、美香に彼女のこと話したらさー、なんていったと思う?」
春樹「美香?誰それ?おまえ、誰かと勘違いしてんじゃね?w」
と、春樹は笑いながら、俺に問いかけてきた。
綾斗「えっ、美香だぞ。美香。いつも、小さい頃からよく遊んでたじゃん、美香と俺らの3人で。」
俺は焦りつつも、冗談だと思いながら、笑って話す。
春樹「えっ、3人?小さい頃は俺ら二人だったし、いまでも、二人だけだろ?」
綾斗「冗談よせって。いたじゃん、おせっかい焼きで、いつも俺らのこと弟のように面倒見てた。」
春樹「冗談じゃないって、本当に今まで二人だったじゃんか。」
その時俺は、昨日見た夢のことを思い出す。
「あなたの望みは?」
「そう、今考えてる事」
「いま、思い浮かべてる事」
「俺の望みは、美香の存在を消してもらうことだ。」
俺は、昨日の夢の出来事が本当であることを、実感した。それと同時に、自分の犯した過ちの大きさに、言葉を失った。
春樹「、、と。、い。、yぁと。おい。、やと。おい、あやと。綾斗!」
春樹の大きな呼びかけで、我に返った。
綾斗「お。おう。」
春樹「どうした?顔色悪いぞ。体調でも悪いのか?」
綾斗「いや、大丈夫。ちょっと考え事してた。」
綾斗「わり、ちょっと急用思い出したから。先帰るわ。」
春樹「うん、って、おい。」
俺は、無我夢中で自分の家まで帰った。そして、自分の犯した過ちの大きさを、改めて実感した。
俺は、なんてことをしたのだろう。軽い弾んだ気持ちで、一人の存在を消してしまった。おれは、これから、この過ちをどう償えばいいのだろう。
そんなことを考えながら、ふと、鏡を見ると、顔色も悪く。目にも光がない。まるで、この世で生きることを諦めたかのような、酷い顔をしていた。
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