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機密資料発見
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辿り着いた非常階段は薄暗く、明かりとなりそうなものは緑色をした誘導灯だけだった。予想通り、踊り場にもどこにも監視カメラはついていない。というかこの暗さでは、たとえ取り付けられていたとしても、その存在を確かめることは出来ないだろう。
ムーンは静かに階段を上りつつ、携帯の画面に目を落とす。眺めているのは、先程従業員の男の端末に表示されていた、建物内の部屋割りと利用客に関する情報であった。それが正確を期しているのならば、レンタルスペースとして用いられているのは、ビルの地上二階から五階までの間らしい。二階から四階の各階にはそれぞれ七部屋が用意され、最上階の五階のみ、殊更サイズの大きい三部屋で占められているようだった。
そして、今夜の客の入りは全部屋数の半分程度。特に最上階の一部屋には、数ヶ月前から宿泊している上得意がいると備考欄に書かれていた。他に長期の滞在をしている人物はおらず、どの部屋の客も数時間単位でしか契約を交わしていない。
ムーンはこの五階の一室が、セイガの隠れ家なのではないかと睨んでいた。もちろん、証拠などはない、ただの勘だ。れっきとした裏社会の住人なら、襲撃を警戒して定期的に拠点を移している場合も多いため、空振りに終わる可能性は十分に高かった。しかし、幸い借主は外出中とメモされていることだし、少し覗くくらいなら試してみても問題はないだろう。仮に当てが外れたとしても、また別の策を練ればいいだけである。ムーンは漠然とそんなことを考えながら、迷いのない足取りで最上階を目指した。
階下の方から、エレベーターの到着する電子音が漏れ聞こえてくる。同時に、複数人の話し声もかすかではあるが伝わった。恐らく、先程ムーンが気絶させた男を従業員たちが発見し、慌てふためいているのだろう。彼に見送られる予定だったフェンリルは、一人で地下三階の通路まで降り、出口を固める警備員に問いかけられたに違いない。
『お客様、お迎えのスタッフは?いかがいたしましたか?』
『なんか、よく分かんないけど、倒れちゃった。貧血とかなんじゃない?』
とか何とか、彼女はきっと己の頭の良さを活かして、適当な嘘でも並べたのだろうか。相手が信用したかは定かでないが、ともかくも警備員はフロントに連絡を入れ、男の捜索が開始されることとなった。今頃は従業員の誰かが、廊下に転がった男を助け、必死に介抱しているところかも知れない。ムーンとしては彼がまだ意識を失ったままで、透明な何者かに襲われた事実を訴えていないことを祈るばかりだった。
それから間もなくして、彼はビルの最上階に行き着く。ムーンはちらりと廊下に視線を遣り、カメラの数とレンズの方向を探る。やはり、どの部屋の扉にも監視が届くよう設定されていて、簡単には近付けそうになかった。たとえ姿を隠す魔法をもう一度使っても、開閉するドアまでを不可視にすることは出来ないのだから、大した意味を為さない。そもそも、このアイテムは二十四時間中に一度しか発動しないため、いずれにせよ新たな計画を立てなければなかった。
ムーンは腕時計にサッと目を走らせ、現在の時刻を確認する。フェンリルと別れてから、もう十分な時間が経過していた。彼女は既にダンスフロアに戻っているだろうし、ともするとバーからも出ているかも知れない。ならば、多少派手に行動しても、協力者の彼女が巻き込まれる可能性は少ないだろう。
彼は慎重に身を屈め、カメラに映らぬよう留意して目一杯腕を伸ばした。階段のすぐ近く、廊下の隅にコンセントを指で触ると、懐から銃を抜いて狙いを定める。直後、躊躇わずに引き金を引いた。
かすかな音がして、目標に弾が着弾する。砕け散ったコンセントカバーの破片が飛び散ると共に、壁に食い込んだ弾丸が電線を破壊し、内部に溜めていた魔力を回路へと注ぎ込み始めた。結果、許容量以上のエネルギーが逆流したことによって、電子回路がショートを起こし建物全体に大規模な停電をもたらす。
「えっ、何?」
「停電?」
「何も見えない!」
いきなり視界が暗黒に包まれたせいで、ハプニングバーの店内はたちまち混乱に満たされた。部屋を借りていた者たちも、狼狽してどやどやと廊下に雪崩れ込んでくる。厳密には規則に背いた行いだったが、誰も咎めることは出来なかった。電気が通っていないために、監視カメラもまた活動を停止していたからである。
下からにわかに響いてくる騒々しさに、ムーンは全く拘泥しない。彼は眼鏡に搭載された機能を用いて、闇に覆われた通路を繁々と観察している最中だった。階下は耳を塞ぎたくなるほど煩いというのに、彼がいるフロアだけは今も静寂に閉ざされている。物音どころか、誰かのいる気配も感じられなかった。事前情報の通り、ここには彼以外一人もいないらしい。
ムーンはわずかに安堵の息を吐くと、素早く目的の部屋に駆け寄った。左端の503号室。セイガと思しき人物が借りている場所だ。停電中なのだから、オートロックも外れていることを見込んでドアノブを押したが、開かない。どうやら、非常時には施錠される仕組みにでもなっているのだろう。予想外の自体だと、彼は一瞬焦ったがすぐに思い直した。懐を弄って、今度は銃ではなく金属製のクランクのような物体を取り出す。かつてはグシオンによって盗難の被害に遭い、その後自力で奪い返した品であった。その効果は、かなり強力な“鍵開けの魔法”。
吸盤をドアに貼り付けてハンドルを回すと、立ち所に鍵は開いた。彼はゆっくりと扉を押し、狭い隙間に身体を滑り込ませる。何とか無事に侵入することが出来たが、気を抜いている暇もなかった。いつ停電が復旧し、客が戻ってくるかも分からないのだから、可能な限り速やかに調査を済ませて撤収しなければならない。
彼は慎重な歩みで扉の先にある短い廊下を通り、室内へと踏み込んだ。電灯が付いていないため辺りは暗かったが、窓から外の光が入ってくるおかげで、暗視を使わなくとも十分に物の輪郭を判別することが出来る。彼は意識を集中させて、周囲をぐるりと見渡した。
503号室は確かに、ムーンたちに当てがわれた部屋よりも格段に広く作られていた。内装もかなり洗練されており、モダンな印象を放っている。ところどころに点在する間接照明や調理器具が、一層洒脱な空間を醸し出していた。
縦長の部屋の左側は、カウチの置かれたリビングになっていた。最新式のテレビやオープンラックが並べられ、床にはモノトーンのカーペットが敷かれている。右側にはアイランドキッチンが取り付けられ、最奥の窓の前には四人用のダイニングテーブルが設けられていた。窓も非常に大きなもので、最上階からの眺望を心置きなく楽しめるようになっている。インテリアにこだわりのあるガイアモンドが見たら、喜びそうな光景だとムーンは推察した。
しかしながら、周囲にはどこか異様な雰囲気が漂ってもいた。何と表現すべきか、生活感がほとんど皆無なのだ。室内は極端に片付いていて、家主の私物らしき品は微塵も残されていない。かろうじてカウチのそばのローテーブルにだけ、書類が山を成していたが、めぼしい手がかりではなかった。万が一警察の手が入っても、証拠を掴まれずに逃げおおせるため、常に対策をしているのだろう。というよりは、まるで部屋そのものが、ムーンには無機質な偽物のように思われるのだった。
せっかく危険を冒して潜入したというのに、無駄骨だったらしい。ムーンは落胆を覚えながら、何気なく資料の積まれたテーブルに近寄る。ファイルやバインダー、大量の紙束などが一見すると乱雑な形で重ねられているが、そこにもかすかな作為の跡が表れていた。プリントされた文章に、ムーンはただ漫然と視線を滑らせ、突如ハッと息を飲む。
「……永遠の命?」
ファンタジーめいた単語に、何故かは分からないが強く興味を抱いた。彼は散らかった書類を適当にかき分け、比較的読みやすい資料を探し出す。冒頭に太字で記されていたタイトルを、無意識の内に読み上げていた。
「不死鳥の心臓」
ムーンは静かに階段を上りつつ、携帯の画面に目を落とす。眺めているのは、先程従業員の男の端末に表示されていた、建物内の部屋割りと利用客に関する情報であった。それが正確を期しているのならば、レンタルスペースとして用いられているのは、ビルの地上二階から五階までの間らしい。二階から四階の各階にはそれぞれ七部屋が用意され、最上階の五階のみ、殊更サイズの大きい三部屋で占められているようだった。
そして、今夜の客の入りは全部屋数の半分程度。特に最上階の一部屋には、数ヶ月前から宿泊している上得意がいると備考欄に書かれていた。他に長期の滞在をしている人物はおらず、どの部屋の客も数時間単位でしか契約を交わしていない。
ムーンはこの五階の一室が、セイガの隠れ家なのではないかと睨んでいた。もちろん、証拠などはない、ただの勘だ。れっきとした裏社会の住人なら、襲撃を警戒して定期的に拠点を移している場合も多いため、空振りに終わる可能性は十分に高かった。しかし、幸い借主は外出中とメモされていることだし、少し覗くくらいなら試してみても問題はないだろう。仮に当てが外れたとしても、また別の策を練ればいいだけである。ムーンは漠然とそんなことを考えながら、迷いのない足取りで最上階を目指した。
階下の方から、エレベーターの到着する電子音が漏れ聞こえてくる。同時に、複数人の話し声もかすかではあるが伝わった。恐らく、先程ムーンが気絶させた男を従業員たちが発見し、慌てふためいているのだろう。彼に見送られる予定だったフェンリルは、一人で地下三階の通路まで降り、出口を固める警備員に問いかけられたに違いない。
『お客様、お迎えのスタッフは?いかがいたしましたか?』
『なんか、よく分かんないけど、倒れちゃった。貧血とかなんじゃない?』
とか何とか、彼女はきっと己の頭の良さを活かして、適当な嘘でも並べたのだろうか。相手が信用したかは定かでないが、ともかくも警備員はフロントに連絡を入れ、男の捜索が開始されることとなった。今頃は従業員の誰かが、廊下に転がった男を助け、必死に介抱しているところかも知れない。ムーンとしては彼がまだ意識を失ったままで、透明な何者かに襲われた事実を訴えていないことを祈るばかりだった。
それから間もなくして、彼はビルの最上階に行き着く。ムーンはちらりと廊下に視線を遣り、カメラの数とレンズの方向を探る。やはり、どの部屋の扉にも監視が届くよう設定されていて、簡単には近付けそうになかった。たとえ姿を隠す魔法をもう一度使っても、開閉するドアまでを不可視にすることは出来ないのだから、大した意味を為さない。そもそも、このアイテムは二十四時間中に一度しか発動しないため、いずれにせよ新たな計画を立てなければなかった。
ムーンは腕時計にサッと目を走らせ、現在の時刻を確認する。フェンリルと別れてから、もう十分な時間が経過していた。彼女は既にダンスフロアに戻っているだろうし、ともするとバーからも出ているかも知れない。ならば、多少派手に行動しても、協力者の彼女が巻き込まれる可能性は少ないだろう。
彼は慎重に身を屈め、カメラに映らぬよう留意して目一杯腕を伸ばした。階段のすぐ近く、廊下の隅にコンセントを指で触ると、懐から銃を抜いて狙いを定める。直後、躊躇わずに引き金を引いた。
かすかな音がして、目標に弾が着弾する。砕け散ったコンセントカバーの破片が飛び散ると共に、壁に食い込んだ弾丸が電線を破壊し、内部に溜めていた魔力を回路へと注ぎ込み始めた。結果、許容量以上のエネルギーが逆流したことによって、電子回路がショートを起こし建物全体に大規模な停電をもたらす。
「えっ、何?」
「停電?」
「何も見えない!」
いきなり視界が暗黒に包まれたせいで、ハプニングバーの店内はたちまち混乱に満たされた。部屋を借りていた者たちも、狼狽してどやどやと廊下に雪崩れ込んでくる。厳密には規則に背いた行いだったが、誰も咎めることは出来なかった。電気が通っていないために、監視カメラもまた活動を停止していたからである。
下からにわかに響いてくる騒々しさに、ムーンは全く拘泥しない。彼は眼鏡に搭載された機能を用いて、闇に覆われた通路を繁々と観察している最中だった。階下は耳を塞ぎたくなるほど煩いというのに、彼がいるフロアだけは今も静寂に閉ざされている。物音どころか、誰かのいる気配も感じられなかった。事前情報の通り、ここには彼以外一人もいないらしい。
ムーンはわずかに安堵の息を吐くと、素早く目的の部屋に駆け寄った。左端の503号室。セイガと思しき人物が借りている場所だ。停電中なのだから、オートロックも外れていることを見込んでドアノブを押したが、開かない。どうやら、非常時には施錠される仕組みにでもなっているのだろう。予想外の自体だと、彼は一瞬焦ったがすぐに思い直した。懐を弄って、今度は銃ではなく金属製のクランクのような物体を取り出す。かつてはグシオンによって盗難の被害に遭い、その後自力で奪い返した品であった。その効果は、かなり強力な“鍵開けの魔法”。
吸盤をドアに貼り付けてハンドルを回すと、立ち所に鍵は開いた。彼はゆっくりと扉を押し、狭い隙間に身体を滑り込ませる。何とか無事に侵入することが出来たが、気を抜いている暇もなかった。いつ停電が復旧し、客が戻ってくるかも分からないのだから、可能な限り速やかに調査を済ませて撤収しなければならない。
彼は慎重な歩みで扉の先にある短い廊下を通り、室内へと踏み込んだ。電灯が付いていないため辺りは暗かったが、窓から外の光が入ってくるおかげで、暗視を使わなくとも十分に物の輪郭を判別することが出来る。彼は意識を集中させて、周囲をぐるりと見渡した。
503号室は確かに、ムーンたちに当てがわれた部屋よりも格段に広く作られていた。内装もかなり洗練されており、モダンな印象を放っている。ところどころに点在する間接照明や調理器具が、一層洒脱な空間を醸し出していた。
縦長の部屋の左側は、カウチの置かれたリビングになっていた。最新式のテレビやオープンラックが並べられ、床にはモノトーンのカーペットが敷かれている。右側にはアイランドキッチンが取り付けられ、最奥の窓の前には四人用のダイニングテーブルが設けられていた。窓も非常に大きなもので、最上階からの眺望を心置きなく楽しめるようになっている。インテリアにこだわりのあるガイアモンドが見たら、喜びそうな光景だとムーンは推察した。
しかしながら、周囲にはどこか異様な雰囲気が漂ってもいた。何と表現すべきか、生活感がほとんど皆無なのだ。室内は極端に片付いていて、家主の私物らしき品は微塵も残されていない。かろうじてカウチのそばのローテーブルにだけ、書類が山を成していたが、めぼしい手がかりではなかった。万が一警察の手が入っても、証拠を掴まれずに逃げおおせるため、常に対策をしているのだろう。というよりは、まるで部屋そのものが、ムーンには無機質な偽物のように思われるのだった。
せっかく危険を冒して潜入したというのに、無駄骨だったらしい。ムーンは落胆を覚えながら、何気なく資料の積まれたテーブルに近寄る。ファイルやバインダー、大量の紙束などが一見すると乱雑な形で重ねられているが、そこにもかすかな作為の跡が表れていた。プリントされた文章に、ムーンはただ漫然と視線を滑らせ、突如ハッと息を飲む。
「……永遠の命?」
ファンタジーめいた単語に、何故かは分からないが強く興味を抱いた。彼は散らかった書類を適当にかき分け、比較的読みやすい資料を探し出す。冒頭に太字で記されていたタイトルを、無意識の内に読み上げていた。
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