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残された者の義務
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アデレードの最後の一言を、ガイアモンドは中々理解出来ず、呆気に取られて固まっていた。やがて我に返った彼が目を落とすと、床に仰向けに横たわった彼女の顔に、絶妙な変化が現れていることに気付く。彼女は色白の薄い瞼を隙間なく閉ざし、まるで眠っているかのような温和な表情を浮かべていた。しかし、その肌は異様に青褪め、呼吸に合わせて上下するはずの胸も微動だにしない。吐息の止まった唇を割って、喉奥から込み上げてきた血液が溢れ、顎にどす黒い筋を作った。
途端に、ガイアモンドはたった今、己の目の前で起きた出来事を全て悟る。
「嫌だ……目を開けてくれ、アデル!目を開けろ、僕を見るんだ……こっちを見ろ!!大丈夫、僕は絶対君を助ける……死なせはしない!君がまた、笑えるように力を尽くすから……!幸せだったって、『だった』って何だ!?君はまた、幸せになれるさ!何度だって!!僕が、幸せにしてみせる!!二度と、悲しませはしない……なぁ、アデル。元気になったら、もう一度あの店に食事に行こう。もう一度、同じ料理を食べて、結婚の申し込みをやり直させてくれ。今度はもっと、ダイヤの大きな指輪を作らせる……君の魅力を一層引き立てる、美しい品を用意させる!だから!!」
既に温もりが失われつつある細い体を抱き締め、彼は悲痛な叫びを迸らせた。自分が努力しさえすれば、また彼女が目覚めると思い込んでいるのか、彼は意味もなくアデレードの肩を揺さぶる。あるいは単純に、彼女の身に何が起きたのかを認めたくないのかも知れなかった。
「お願いだ……アデル、もう一度、君との日々を……」
だが、彼の望みが叶うことはない。彼女は、死んでしまった。もはやこの世の者ではないのだから。過去を取り戻すことは、絶対に出来ない。どれほど強く求めたとしても、覆せない不可能の領域に渡ってしまったのである。
「アデル……!」
「ぐぅっ……!う、あぁ!」
絶望し、項垂れているガイアモンドの耳に、突如何者の呻き声が届いた。それが誰のものかなどと、逐一思案するまでもない。ガイアモンドは咄嗟に、アデレードが携えていた銃を引ったくると声の主に向けて構えた。
「貴様……!!よくも彼女を!!」
憤怒に駆られた鬼の形相で、彼は咆哮を轟かせる。激情のあまり、真っ赤に染まって見える視界の中で、左胸を撃たれたセイガが眉を顰めて倒れていた。傷を圧迫する手はかなりの量の血に濡れ、顔も青褪めてはいるが、弾は上手く急所を外れたらしく致命傷は負っていない。ガイアモンドにはその事実が、何よりも憎らしく汚らわしいものに感じられた。
「お前のせいで!お前がいたからアデルは!!」
彼は再び怒号し、辿々しい手付きで安全装置を外す。自身で銃を扱った経験はほとんどなかったが、いつも部下たちの動作を見慣れているおかげか、どうにか真似をすることが出来た。引き金と思しき箇所に指をかけると、銃把の感触が掌全体に伝わってくる。金属の無機質な冷たさが、刻々と体温の下がっていくアデレードを想起させ、彼を慄然とさせた。
「くくっ……ははっ!その様子だと、死んだか、アデルの奴は!」
「ッ!!」
苦痛を堪え、やっとの思いで上体を起こしたセイガが、白々しく嘲笑する。あり得ないほどの下劣な愚弄を放つ彼を、ガイアモンドは殺意のこもった瞳で睨んだ。苛烈な眼差しを正面から浴びせられ、セイガは臆すどころか更に煽ろうと歪な笑みを深める。しかし、わざわざ手間をかけて挑発する必要はなかった。彼に刺激されるまでもなく、とっくに覚悟を固めていたガイアモンドは、素早く一歩踏み出して躊躇なく発砲する。乾いた銃声がまたも二度重なって鳴り、セイガの背筋がびくりと痙攣した。
「……何故だ、ムーン。どうして止める?」
すんでのところで妨害されたガイアモンドは、地の底を這うような低い声で乱入者を詰る。彼はいつもの通り、腹の底の読めない無表情でガイアモンドを眺めていた。
「邪魔をしたのは君の方だよ、ガイア。殺しは君の仕事じゃない。僕の役目だ。余計な手出しをするな」
彼らの視線の先には、一発の弾丸を額の中心に受け、絶命したセイガの死体が転がっていた。だが、それを食らわせたのはガイアモンドではない。彼は密かに接近してきたムーンによって、強引に腕を押し下げられ、銃の狙いを逸らされていたのだった。そのため、彼の撃った弾丸は標的のすぐ脇に命中し、小さな穴を生じさせている。代わりに横にいる金髪の男が、グシオンの取り落としたハンドガンを拾って、セイガにとどめを刺した。威力の高い得物から射出された弾は、彼の後頭部まで貫通し、そこから溢れ出した体液が床に血溜まりを広げていく。
「何?余計だと?君はっ……君は、家族を殺されてもそう言うのか!?余計な手出しだと……僕は恋人を失ったのに!!」
仇敵を自身の手で仕留められなかった憤りと、ムーンの素っ気ない態度が癪に障って、ガイアモンドは逆上した。笑うなんて到底不可能な状況にも関わらず、頭のどこかが狂ってしまったのか、知らぬ間にヒクヒクと引き攣った哄笑がこぼれてくる。最愛の者の死という衝撃的過ぎる悲劇が、彼の精神を粉々に破壊し、正常な思考能力をすっかり奪ってしまったのだろう。
「やめなサイ、ガイアモンド」
「嫌だ、断る。やめるものか!答えろ、ムーン!今ここで!!僕の質問に答えろ!!」
痛々しい姿を傍観していられなくて、ネプチューンが悲愴な声色で仲裁に入った。しかし、ガイアモンドはそれを撥ね付けると、ムーンの襟首を掴んで厳しく問い糺す。急に力をかけられよろめいたムーンは、腹部の傷の痛みに耐えながらも、揺るぎない冷ややかな瞳で彼を一瞥した。
「……君には君の、為すべきことがある。君にしか出来ないことが。彼女もそれを分かっていたから、こうしたんじゃないのか?君を憎しみから救うために……一人で全て持っていった」
ガイアモンドの背中には、彼にしか担えない多くの重荷がのしかかっている。彼が己の憎悪を優先し、他のあらゆる物事を蔑ろにすれば、街中が混乱に包まれることは明らかな結果であった。もしくは彼もセイガと同様、破滅の道を辿る危険性もある。
誰かを恨む心は、いずれまた別の誰かを蝕み、新たな災いの種を作る。そのことを身に沁みて理解していたアデレードは、自らを生け贄として負の連鎖を止めた。そして、放っておけばいずれガイアモンドを困らせるであろう、厄介の要因を悉く引き取って去ったのだ。彼女は結局、何もかもを独力で背負うという決意を、終いまで忠実に貫いたことになる。もちろん、立派な行いと称賛すべきではないが、かといって批判や非難が出来るわけでもなかった。何にせよ、起こってしまった現実は変えられないのだから、せめて生き残った者たちは彼女の意思を尊重し、願いを叶えてやらなければいけないのではないか。
「か、勝手なことを言うな……っ!そ、そんな、こと……彼女が……」
ムーンの視線から言外のメッセージを汲み取って、ガイアモンドは全身を震わせて狼狽する。彼はくるりと踵を返すと、セイガの魔法の影響で霜の降りた手すりを握った。反対の手で額を覆うが、隠しきれない涙が頬を伝い、歯の隙間から遅れて来た嗚咽が漏れる。彼の背後にネプチューンが歩み寄り、分厚い掌で彼の背中を撫でさすった。優しく、同時に頼もしさをも醸している医師の面差しは、まるでこう伝えているかのようだった。
『……あなたの気持ちが分かるだなんて、そんな安っぽいこと言わないわ。言おうとしたって出来ないし、あなたはきっと欲しくないでしょう?でも、それでも……どんなに辛くても、生きるしかないのヨ。ワタシたちに出来ることは、それしか……いいえ、それこそが何よりの慰めになるんだカラ。彼女にとっても、あなたにとっても、ネ』
途端に、ガイアモンドはたった今、己の目の前で起きた出来事を全て悟る。
「嫌だ……目を開けてくれ、アデル!目を開けろ、僕を見るんだ……こっちを見ろ!!大丈夫、僕は絶対君を助ける……死なせはしない!君がまた、笑えるように力を尽くすから……!幸せだったって、『だった』って何だ!?君はまた、幸せになれるさ!何度だって!!僕が、幸せにしてみせる!!二度と、悲しませはしない……なぁ、アデル。元気になったら、もう一度あの店に食事に行こう。もう一度、同じ料理を食べて、結婚の申し込みをやり直させてくれ。今度はもっと、ダイヤの大きな指輪を作らせる……君の魅力を一層引き立てる、美しい品を用意させる!だから!!」
既に温もりが失われつつある細い体を抱き締め、彼は悲痛な叫びを迸らせた。自分が努力しさえすれば、また彼女が目覚めると思い込んでいるのか、彼は意味もなくアデレードの肩を揺さぶる。あるいは単純に、彼女の身に何が起きたのかを認めたくないのかも知れなかった。
「お願いだ……アデル、もう一度、君との日々を……」
だが、彼の望みが叶うことはない。彼女は、死んでしまった。もはやこの世の者ではないのだから。過去を取り戻すことは、絶対に出来ない。どれほど強く求めたとしても、覆せない不可能の領域に渡ってしまったのである。
「アデル……!」
「ぐぅっ……!う、あぁ!」
絶望し、項垂れているガイアモンドの耳に、突如何者の呻き声が届いた。それが誰のものかなどと、逐一思案するまでもない。ガイアモンドは咄嗟に、アデレードが携えていた銃を引ったくると声の主に向けて構えた。
「貴様……!!よくも彼女を!!」
憤怒に駆られた鬼の形相で、彼は咆哮を轟かせる。激情のあまり、真っ赤に染まって見える視界の中で、左胸を撃たれたセイガが眉を顰めて倒れていた。傷を圧迫する手はかなりの量の血に濡れ、顔も青褪めてはいるが、弾は上手く急所を外れたらしく致命傷は負っていない。ガイアモンドにはその事実が、何よりも憎らしく汚らわしいものに感じられた。
「お前のせいで!お前がいたからアデルは!!」
彼は再び怒号し、辿々しい手付きで安全装置を外す。自身で銃を扱った経験はほとんどなかったが、いつも部下たちの動作を見慣れているおかげか、どうにか真似をすることが出来た。引き金と思しき箇所に指をかけると、銃把の感触が掌全体に伝わってくる。金属の無機質な冷たさが、刻々と体温の下がっていくアデレードを想起させ、彼を慄然とさせた。
「くくっ……ははっ!その様子だと、死んだか、アデルの奴は!」
「ッ!!」
苦痛を堪え、やっとの思いで上体を起こしたセイガが、白々しく嘲笑する。あり得ないほどの下劣な愚弄を放つ彼を、ガイアモンドは殺意のこもった瞳で睨んだ。苛烈な眼差しを正面から浴びせられ、セイガは臆すどころか更に煽ろうと歪な笑みを深める。しかし、わざわざ手間をかけて挑発する必要はなかった。彼に刺激されるまでもなく、とっくに覚悟を固めていたガイアモンドは、素早く一歩踏み出して躊躇なく発砲する。乾いた銃声がまたも二度重なって鳴り、セイガの背筋がびくりと痙攣した。
「……何故だ、ムーン。どうして止める?」
すんでのところで妨害されたガイアモンドは、地の底を這うような低い声で乱入者を詰る。彼はいつもの通り、腹の底の読めない無表情でガイアモンドを眺めていた。
「邪魔をしたのは君の方だよ、ガイア。殺しは君の仕事じゃない。僕の役目だ。余計な手出しをするな」
彼らの視線の先には、一発の弾丸を額の中心に受け、絶命したセイガの死体が転がっていた。だが、それを食らわせたのはガイアモンドではない。彼は密かに接近してきたムーンによって、強引に腕を押し下げられ、銃の狙いを逸らされていたのだった。そのため、彼の撃った弾丸は標的のすぐ脇に命中し、小さな穴を生じさせている。代わりに横にいる金髪の男が、グシオンの取り落としたハンドガンを拾って、セイガにとどめを刺した。威力の高い得物から射出された弾は、彼の後頭部まで貫通し、そこから溢れ出した体液が床に血溜まりを広げていく。
「何?余計だと?君はっ……君は、家族を殺されてもそう言うのか!?余計な手出しだと……僕は恋人を失ったのに!!」
仇敵を自身の手で仕留められなかった憤りと、ムーンの素っ気ない態度が癪に障って、ガイアモンドは逆上した。笑うなんて到底不可能な状況にも関わらず、頭のどこかが狂ってしまったのか、知らぬ間にヒクヒクと引き攣った哄笑がこぼれてくる。最愛の者の死という衝撃的過ぎる悲劇が、彼の精神を粉々に破壊し、正常な思考能力をすっかり奪ってしまったのだろう。
「やめなサイ、ガイアモンド」
「嫌だ、断る。やめるものか!答えろ、ムーン!今ここで!!僕の質問に答えろ!!」
痛々しい姿を傍観していられなくて、ネプチューンが悲愴な声色で仲裁に入った。しかし、ガイアモンドはそれを撥ね付けると、ムーンの襟首を掴んで厳しく問い糺す。急に力をかけられよろめいたムーンは、腹部の傷の痛みに耐えながらも、揺るぎない冷ややかな瞳で彼を一瞥した。
「……君には君の、為すべきことがある。君にしか出来ないことが。彼女もそれを分かっていたから、こうしたんじゃないのか?君を憎しみから救うために……一人で全て持っていった」
ガイアモンドの背中には、彼にしか担えない多くの重荷がのしかかっている。彼が己の憎悪を優先し、他のあらゆる物事を蔑ろにすれば、街中が混乱に包まれることは明らかな結果であった。もしくは彼もセイガと同様、破滅の道を辿る危険性もある。
誰かを恨む心は、いずれまた別の誰かを蝕み、新たな災いの種を作る。そのことを身に沁みて理解していたアデレードは、自らを生け贄として負の連鎖を止めた。そして、放っておけばいずれガイアモンドを困らせるであろう、厄介の要因を悉く引き取って去ったのだ。彼女は結局、何もかもを独力で背負うという決意を、終いまで忠実に貫いたことになる。もちろん、立派な行いと称賛すべきではないが、かといって批判や非難が出来るわけでもなかった。何にせよ、起こってしまった現実は変えられないのだから、せめて生き残った者たちは彼女の意思を尊重し、願いを叶えてやらなければいけないのではないか。
「か、勝手なことを言うな……っ!そ、そんな、こと……彼女が……」
ムーンの視線から言外のメッセージを汲み取って、ガイアモンドは全身を震わせて狼狽する。彼はくるりと踵を返すと、セイガの魔法の影響で霜の降りた手すりを握った。反対の手で額を覆うが、隠しきれない涙が頬を伝い、歯の隙間から遅れて来た嗚咽が漏れる。彼の背後にネプチューンが歩み寄り、分厚い掌で彼の背中を撫でさすった。優しく、同時に頼もしさをも醸している医師の面差しは、まるでこう伝えているかのようだった。
『……あなたの気持ちが分かるだなんて、そんな安っぽいこと言わないわ。言おうとしたって出来ないし、あなたはきっと欲しくないでしょう?でも、それでも……どんなに辛くても、生きるしかないのヨ。ワタシたちに出来ることは、それしか……いいえ、それこそが何よりの慰めになるんだカラ。彼女にとっても、あなたにとっても、ネ』
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