神々にもてあそばれて転生したら神様扱いされました。

咲狛洋々

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新世界編

先手必勝

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性的表現があります。
ご注意下さい。



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー




 ルーナと都はジジの家からポータルでルーナの部屋に移動した。

ルーナはグレースのコピーをベットへ寝かすと、ベット周辺と都に

認識阻害の結界を張った。


「俺が先に大隊長達の居る部屋に入るから、呼ぶまでこの部屋にいて?良い、誰が来てもこのクローゼットから出ないでね?一応このクローゼットに認識阻害の結界張るけど、音は立てないで」


ルーナは都を抱きしめキスの雨を降らしている。頸を喰む様にキスを

して、潤む瞳に映る自身の顔をみて照れながらそっと離れた。

「あぁ、早く都を抱きたいけれど…今は我慢、我慢…行ってくるね?」

都も掴んでいたルーナの指先をそっと離し、名残惜しそうにその

姿を見送った。



あぁ、俺ってば…こんなにルーナやサリザンドに依存してたんだな…

あんなに可愛いルーナが、男らしく見えて仕方ないし薄い胸板でも

筋肉がついて…あぁヤバい。ドキドキする…早く抱いてほしい。

抱いて欲しいなんて…はっきり認識したなんて、初めてかも?

男になって性欲爆発してる?もしくはカイリさんの身体だから…?

だとしたら、カイリさん魔性の女…でも、カイリさんも両生だったん

だな、女って書いてあったけどばっちり男のシンボルがございますし。


チラリと下履きの中を覗くと、金色でフワフワの体毛が申し訳程度に

下部に生えており、その下には身体に似合わぬ立派な物がダランと

そこにあった。そして、その下には都の身体の物よりも大分小さめな

女性器があった。


「元が女か男かで性器の大きさが違うのかな?うーむ…」

都は男性器をむんずと掴むと女性器の縁をなぞって状態を確かめて

みる。男性器の根元のすぐ下には小陰唇があり、膣口もかなり小さいが

中にひっそりと存在していた。

狭いクローゼットの中は、都の息の熱で次第に息苦しくなりその熱が

都の思考を鈍らせた。


「んっ…はぁ、あっ」

都は、勃ちあがり始めた物をゆっくり摩り、自身から溢れてきた粘液を

塗り込み速度を速めて扱き出す。


あぁ、ヤバい。気持ちいい…分からない…なんでこんな事をしたくなっ

たのか…男性器の扱いなんて知らないのに、この身体は知っているんだ

どこをどう扱えば気持ち良くなるのかを。

次第に左手の中指が女性器の中にスルスルと入り込むと、浅く抽送し

始め、いよいよ男性器も腹に着くほど勃ちあがった。そうなると、

都の意識は完全に性欲に支配され、身体を打ち付ける物を欲した。

そっとクローゼットを開け、周りを見渡した瞬間部屋の扉が開かれた。


 部屋に入って来たのは北の自治領当主、ドレイルド•ダレンティア

だった。

「ルーナ医務官!至急ロンベルト殿を診てくれ!意識が混濁している」

三人の護衛と共に現れた、空色の髪と金の瞳を持つ美丈夫が部屋の

中に入り、ルーナの姿を探している。

都は微かな意識で、隠れなくてはと警告したが熱に冒された身体は

言う事を聞かず、クローゼットからその身体を現してしまった。


「お、お前は誰だっ!…お、おまえ…は…」

ドレイルドと護衛は艶かしいカイルの姿をした都の魅了に一瞬で呑まれ

ハッ、ハッと息を荒げだし、おずおずと手を伸ばし掴もうとしている。


「あぁ、助けて…熱い…熱いんだ。ねぇ、俺を…抱いてよ…」

都は自身の口から漏れた言葉に愕然としたが、身体が男達へと進む。

「なん、て…美しい方でしょうか…」

護衛の一人が進み出て、都の右脚を持ち上げ壁に押しつけ股ぐらに

顔を埋め、都の握る男性器を一気に口に含み愛撫し始めた。


「あぁ、気持ちが良い…もっと、熱を奪って…」

ドレイルドは都の唇を貪る様にキスをして、体を壁から離すと後ろから

抱き上げ両脚を抱えた。顕になった性器から漂う甘い香りに、護衛達は

抗うことも出来ず足先や胸、蜜を溢す秘部を舐め出している。


「貴方は…誰だ…」

微かに残る意識の中で、ドレイルドは必死に抵抗していた。

「私は…貴方の…快…楽…食べて」

舌を伸ばすその痴態に、ドレイルドは抵抗も虚しく陥落した。

ドレイルドが、自身を都の身体に埋め込もうとした時、バタバタと

足音が響きヤルダ配下の騎士隊員と、ラファエラが主導している

グレース本体が廊下を走って部屋に入ってきた。


「グレース様!お部屋にお戻りください!」


数十人の隊員で、グレースの身体を押さえつけるも、ラファエラに

弾き飛ばされ、廊下に転がり呻いている。


「四聖獣の意識を感じてきてみたが…なんという…事だ!」


咄嗟に結界を張ったラファエラ以外は皆、都の魅了に当てられその場に

倒れ意識を失う者や、フラフラと砂糖に群がる蟻の様に都へと近寄っ

て衣服を脱ぎ捨て身体の一部でもと吸い付いた。


「都‼︎」


ラファエラは神力で周りにいる者達を壁際へと吹き飛ばし、都の姿を確

認するも、全員が気絶し床に転がる無数の体を前に、頭を抱えた。

支えを失った都はドサリと床に落ちたが、ズリズリと床に身体を擦り

付け、ハァハァと恍惚な表情を浮かべ誰でもいいから、と懇願してい

た。

カイリの顔をした都に、ラファエラは鼻を袖で覆いながら近寄り

魂をグレースの身体に戻そうとした。


「何故だっ!魂が戻らない!…身体に癒着している?」

「そんな馬鹿な!誰だっ!この身体を甦らせたのは!」

ラファエラは神核の中のグレースを呼び起こした。

——— グレース‼︎大変だ!都が戻ってきたが魂を戻せない!起きろ!

——— ラファエラッ!貴様ぁ!許さねぇぞっ!ってえ?都?

「戻ってきた!身体を得て都が帰ってきたのだ!」

——— 都!なんて身体に入ってるんだ!戻ってこい!

「身体に魂が癒着している!しかもこの身体は…カイリ…この身体は駄目だ!魅了の権能を持っている。急いで身体を呪法で封印せねば、都を見た者、香りを嗅いだ者が魅了され操られるぞ」

——— え?良いんじゃね?

「なっ!何を言っている、馬鹿な事を言うな!」

——— 何ならヤルダ含めて全員都の配下にしちまえよ

「……お前…何という下策を…」

——— なぁ、この権能って神核持ちや魔獣にも効くのかよ?

「誰も彼もだ…この力故に、カイリは天界で全てを想いのままにしたのだ…」

——— なら、尚更じゃね?

「しかし、都はまだこの力を制御出来ていない!このままだと都の意識はずっと淫欲の支配下だ!」

——— あー…じゃあ俺の魂あっちに繋げられねぇ?俺が制御するよ

「グレースでも、無理だ。ただの性欲とは違う…そもそも都の性欲は強く無い…それがいくらか表に出た所でこの強欲の塊には打ち勝てん。しかも、都の魂の持つ膨大な権能と加護がこの魅了のせいで無意識に発動している…」

——— じゃあどうするんだよ?とりあえず、ここにいる奴らにヤらせるか?落ち着くんじゃね?

「その後、都の精神が崩壊せずに居られると思うか?」

——— とりあえず、ヤらせなくても都の魅了に掛からせちまえよ

「……。我は知らんぞ…どうなっても」

——— 先手必勝だ!ポータルでオルポーツの所に飛ばしてやろうぜ!

「いいのか?」

——— やっちまおうぜ!

「だが、とりあえずビクトラ達に伝えねば。部屋を結界で閉じてあ奴らに説明に向かうぞ」


そんなやり取りの間にも都は自身を慰め続け、転がる隊員のズボンを

下げ、性器を口に含んでいた。

——— こらーーー!都ちゃん!ぺっしなさい!そんな粗チン口にしちゃダメ!やめなさーーーい!

「…ルーナはどうやって都を連れてきたんだ⁉︎」

ラファエラは、部屋に居た隊員やドレイルドをポータルを使い屋外へと

転送し、悶える都をそのままに部屋を出た。













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