いと高きところに

カードット

文字の大きさ
23 / 34

弐拾a 胸騒ぎの月曜日 前

しおりを挟む
1.


「敦、何でこんなとこにいんの?」
「オメー、仕事中だろ? さぼんな」
「固い事言うなよ。そういや、この前ケツに乗っけてた女、この学校の生徒だったな」

 敦は渋い表情でバイクを停めて近寄ってきた白バイ隊員を眺めた。そういえば、先週、このエリアを流している時に会ったなと思い出す。どちらにしろ、こんな派手な奴に話しかけられたくない。傍目から見ると、まるで違反切符を切られているようにしか見えないじゃないか?

「やな奴だな。オメーは昔から妙に目敏かったからなぁ」
「変な言い方すんなよぉ」
「今日だって、何でオメーにみっかるのよ? まじムカつく」
「けっ。テメーの下品なスズキが目立ってるからだよ」
 敦の愛車であるGSR750ABS(バイク)を眺めながら、その男は溜息をついた。
「元は格好良くて可愛かったのに。いつから、この様なスレッカラシの女みたいな惨状になったのやらだ」
「ちょっとチャライ絵が入ってるだけじゃねーかよ。岸本の背中みたいなもんだ」
 それを聞くとその男は手を叩いて笑った。
「岸本で思い出した。オメーら、あんま危ない事に手を出すなよ。ヤー公相手に何かあったって聞いたぞ」
「心配してる振りして楽しんでるんじゃねーよ。ヤー公じゃねーよ。相手は祐樹」
「げげっ」
 白バイ隊員は少し蒼褪めて表情を引き締めた。
「それは怖い……そう言えば公務中に吉川さん見たぞ。先日だけどね」
「どこで?」
「港区の方。ちょっと人手不足で駆り出された時だったな。俺に気付かないで通り過ぎやがったからサイレン廻して捕まえたら、最初俺と気付かずにすっげーガンくれちゃってさー」
「……オメー、怖いもの知らずだな。ってか、サイレンを私用のクラクション代わりに使用すんな」
「んー。俺って気付いたら、機嫌直したけどね」
「1人だった? 後ろに女、乗っけてなかった?」
「いや?」
「よかったな。女連れの時は気をつけろよ。デートの邪魔すっと報復されっぞ」
「ええっ? まじ?」


 銀杏並木の通学路だった。遠目に見ると、1人のバイカーが白バイ警官に捕まっている様に見えた。飛び切りのイケメンではないが、ヘルメットを外して白バイ隊員と話す横顔は精悍である。バイクを軽く跨いでいる身体はすっきりしているのに脆弱さは感じられない。丸っきり別世界の住人に見える彼を下校途中のお嬢様達が盗み見ながら通り過ぎていく。

 真澄はその男に気付くと思わず逃げ腰になった。
(何であの方がいらっしゃるの?)
 当然、自分に用があるわけではないだろう。しかし、この男に対しては負い目があるので、出来れば顔をあわせたくない。この距離で生徒達の流れに逆らってUターンを行うと、かえって目立ちそうだ。一緒に歩いていた級友達の隣から少し足を鈍らせて、斜め後ろにつく。彼女達との会話は相槌だけにする。何とか、そ知らぬ振りでやり過ごしたい。

 近づくにつれ、その男が警察に捕まっているわけではなく単純に世間話をしている事が窺える。笑いを交えながら、近況報告をタメ口でし合っている。妙に顔が広い、不思議な男だ。先日はヤクザ達を顎で使っている様に見えた。
 個人的には関わりを持ちたくない相手だが、もし彼が出演しているテレビ番組があれば録画してでも観たくなるだろう。危険なのに、興味が尽きない相手でもある。どの様に生まれ、育ってきたのやら……、誰か特番を組んで放送してほしいものだ。

「あら、あの方」
「なかなかですわよね」
「ふふっ、皆様、はしたないですわよ」
 真澄の級友達が不穏なセリフを口にし出した。小声で交わす密やかなガールズトーク。対象はあの男か、もしくは一緒にいる白バイ隊員かもしれない。白バイ隊員の制服というものは不思議なもので、色使いなど結構ダサいのに大型の白バイとセットで見ると男前度が5割増しになる。印象もストイックな雰囲気で、求道者に酷似した爽やかさがある。一皮剥いたら性欲ギンギンの兄ちゃんだったり、マイホームパパだったりするのに、あの制服を纏っている限りそうとは見られない。

「井上さん? どう思われますか? あら? 真澄さん?」
 真澄が隣に居ると思い込んでいた級友の1人が彼女を呼んだ。いつの間にか、少し後ろの人ごみの中に隠れていた真澄が見つからず、高い声を出したその級友を誰が責められよう?
 白バイ隊員と話していた敦の視線が飛んできた。
「真澄ちゃん?」
 親切な事に彼の呟きを聞いた級友達が揃って視線を真澄に向けた。わざわざ隠れていたのに、結局は彼と目が合ってしまった真澄は諦めたように彼に向かってお辞儀をした。
「クラ、オレの愛車頼むわ」
「あ? おい」
 スタンドに立てていないバイクを話していた男に預けると、敦は真澄に当てていた視線を外さないまま、お嬢さん達の群れに大股で割って入ってきた。驚く子羊達が四散する前に、その手が狙った娘の胸倉を掴む。
「真澄ちゃん、こんにちは」
 特に急いだ素振りは見せないのに、あっという間の早業であった。掴まれた胸倉を支点に真澄は地面と平行に移動し、それ以上動けないところまで押し込まれてしまった。
 落ち着いて、挨拶を返すどころではない。気付いた時には、敦と学校の塀に挟まれた格好となっていた。すぐ目の前に敦の顔がある。口元は笑っているのに、目はそれを裏切っている。引き攣り、呆然とした真澄の頭の中では(ばれた、ばれた)という言葉だけが踊っていた。

「マユが世話になったようだね」
「いえ……そんなわけでは」
「会えて嬉しいよ。真澄ちゃんとは兄弟の杯を酌み交わさないとね」
「え? おっしゃっている意味がよくわからないのですけれど?」
「それはね」
 一段低めた声音で笑顔の敦が説明を口にする。
「同一の女と性的関係を持ったから晴れて [穴兄弟] になったわけだ。ああ、真澄ちゃんの場合、チューだけかな? んじゃ、[口兄弟]?」
 敦はニヤニヤ笑いながら、下品な説明を懇切丁寧に口にする。

 蒼褪めた真澄と敦の様子を遠巻きに窺っている級友達。せめてもの救いは低い声で交わされる敦達の会話は余程の事が無い限り、他からは聞こえない点ぐらいだろう。

「俺、マユを誰かと共有するつもりは更々無いから、この先もそうしたかったら心して掛かれよ」
「あの? それは?」
「今回は見逃してやる。次にあいつに手を出したら真澄ちゃんはマユと [竿姉妹] になってもらうよ」
「さお……?」
 真澄は彼が言っている意味がわからずに、問いかけるように彼を見上げた。2人の身長差のせいで、顔を見ようと首を傾け続けるとつらい。察しが悪い彼女に痺れを切らした敦は舌打ちすると、獰猛な表情を作り低い声で恐喝した。
「次は犯すって言ってんの。わかった?」
「おい、警官の前で犯罪予告すんな」
 敦のバイクをスタンドに立てて、いつの間にか歩み寄ってきていた白バイ隊員が敦の腕を掴み、真澄の胸倉から手を放させた。
「敦、いい加減にしろ。いい大人なんだから、子供相手に凄むな」
「ちっ。凄んでないよ。俺、真澄ちゃん、結構好きだよ。よく見たら、いい身体してるし」
 そう言いながら、舐めるように彼女の身体を眺めて、真澄を慄かせた。
「こら、その目付きがもう犯罪者じゃねーか。君、もう行っていいから。この男は本官が心して言い聞かせておくからね」
「何だよ、クラ。生意気。真澄ちゃん、今でこそ、白バイ乗って偉そうにしてっけど、こいつは小学校時代に苛めを受けて毎日泣いてたんだぞ」
「苛めっ子の親玉だったくせに」
「んだよ。面白いから時々蹴飛ばしただけじゃん。オメーをハブったのは俺じゃねーぞ。放せよ、クソが」
 掴まれていた腕を振り、放させると敦は真澄を眺めて少し笑った。
「以上。俺の話は終わり。またね」
 手をひらひらさせて踵を返すと、さっさと車道に停めた自分のバイクに歩み寄っていく。白バイ隊員は少し困った顔で真澄を見ると、右手を頭に翳す綺麗な敬礼を見せて自分もバイクに戻っていった。
 震える足で固まったように地面に縫い付けられていた真澄は2台のバイクが走り去ると漸く力が抜けた。

「井上さん? 大丈夫?」
「お知り合いだったの?」

 心配と興味が混じりあった様な表情で級友達が近づいてきた。真澄は頭が痛くなる気分だ。どの様に言って誤魔化したらいいのだろう?

2.


 週末の代休を月曜日に取得した敦は久しぶりに倉持と夕食を共にした。その倉持は相棒の別白バイ警官と共に一度警視庁に戻り書類整理等を行うと、着替えて待ち合わせ場所の飲み屋で敦や岸本達と合流した。月曜の夜は通常なら敦達はアパート近くの飲み屋に集まるところだが、今日は別の駅に住んでいる倉持が同席するという事で駅近くの辰巳が働く飲み屋に集った。

「オメー、私服になると激しくダサいな。一生、白バイの制服着て暮らしたら?」
「ひでーな、俺だって私服の時もあるし、普通の警官の格好してる時もあんだぜ? どちらにしろ、冬なのにTシャツ姿の変態っぽいお前らだけには言われたくない。岸本、すっげーご面相になったな。吉川さんに焼き入れられたって?」
「……」
「睨むなよ、岸本。ヤクザにやられたって誤解されたままよりはいいべ。俺は正しくない見解を訂正しただけだよ」
 黙った岸本に睨まれた敦は軽く自己弁護を口にする。

「相変わらず無口な奴。じゃあ、焼き入れの原因を聞いても教えてくれなさそうだな」
「わりーけど、ノーコメント」
 倉持はニヤニヤしながら岸本を覗き込む。元ヤンキー崩れの暴走バイク小僧だった倉持は敦達とは同じ道場に通った合気道繋がりの昔馴染みである。彼は見事に自分の趣味と実益を兼ねた就職を実現させた1人だった。彼を慕って共に走っていた暴走仲間達は、立場が変わった彼に追いかけられるようになると、泣いて彼をなじりながら更生していった。

「いらっしゃいませ、倉持さん。お忙しいようですね」
 愛想がいい辰巳が頼まれた飲み物を各自の目の前に置きながら話しかける。
「貧乏暇なしだよ、たっちゃん」
 隣から敦が笑って口を出す。
「かつての自分を追っかけてるんでしょ? つい先週も俺と併走して人を隠れ蓑に使いやがったぜ、こいつ。あの時追っかけてった四輪はちゃんと捕まえた?」
「勿論。俺らにバトルを仕掛けてくるような根性入った奴は滅多に居ねーよ」
「交機に喧嘩売るようなアホはオメー以外で見た事無いわ」
「そもそも、四輪で二輪から逃げるなんてあり得ないし……、特に都内でね」
「だよなー」
 倉持が笑いながら話す。
「サイレン鳴らすと、一瞬逃げかけるんだけど、こっち見てすぐ諦めるんだよね。簡単でいいけど、楽しくないよな」
「あのさ、狩じゃないんだから」
「狩りだよ、狩り。俺の検挙数は第六方面交通機動隊でダントツのトップだぜ」
「こんな血の気の多い奴に捕まる連中が気の毒だわ」
「なにおぅ?」

 そのまま、少し飲むと3人で焼肉屋へ移動。がんがん食べて、ビールを飲んでも太らないのは3人揃ってアウトドア系の体質だからだろうか。
「よおし! どっか姉ちゃんがいるとこにいこー」
 倉持が叫んだ。
「俺、パス」
「あ? 敦、付き合いわりーな」
「クラ、許してあげて。あっちゃん、ラブラブ彼女いるし、今」
「あれか? 女子高生か? テメー、闇夜には気をつけろよ。」
 現職の警察官とは思えない奔放な発言と共に酒臭い息を吐きつけられた敦が辟易する。
「テメー、前から酒癖悪かったっけ? あんま、顔をこっちに向けんな」
「んだと? テメーも酔っ払いの癖に……」
「酒には飲まれないが信条よ。わりーけど、ちょこっと疲れた。週末に寝不足しちゃったから、俺帰るわ」
 酔っ払った倉持を抱えて岸本が「クラには俺が付き合ってやるよ」と笑いながら、敦に手を振る。

 馴染みの店に連れ込んでぼったくるつもりかな……と、不穏な事を考えながら敦は2人と別れた。まあ、むしられたらむしり返せばいいだけの話だ。


しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

優しい雨が降る夜は

葉月 まい
恋愛
浮世離れした地味子 × 外資系ITコンサルのエリートイケメン 無自覚にモテる地味子に 余裕もなく翻弄されるイケメン 二人の恋は一筋縄ではいかなくて…… 雨降る夜に心に届いた 優しい恋の物語 ⟡☾·̩͙⋆☔┈┈┈ 登場人物 ┈┈┈ ☔⋆·̩͙☽⟡ 風間 美月(24歳)……コミュニティセンター勤務・地味でお堅い性格 雨宮 優吾(28歳)……外資系ITコンサルティング会社勤務のエリートイケメン

橘若頭と怖がり姫

真木
恋愛
八歳の希乃は、母を救うために極道・橘家の門を叩き、「大人になったら自分のすべてを差し出す」と約束する。 その言葉を受け取った橘家の若頭・司は、希乃を保護し、慈しみ、外界から遠ざけて育ててきた。 高校生になった希乃は、虚弱体質で寝込んでばかり。思いつめて、今まで養ってもらったお金を返そうと夜の街に向かうが、そこに司が現れて……。

私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。

MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。

戸を開いたその先に。~捨てられ縫い姫は、貧乏進士(実は皇帝)に溺愛される~

若松だんご
恋愛
――すまない! 少し休ませてもらえないか! 今日は、門の前で訪れる男性を待つ日。「婿取りの儀式」 門を開け、招き入れた男性を夫とする。 そんなしきたりに従って、家の裏門で訪れる予定もない相手を待っていたのだけれど。 ――すまない。連れの具合が良くないんだ。 やや強引に、ぐったりした連れの少年を抱えて入ってきた青年。 十のときに母が亡くなり、父が連れてきた義母と異母姉。 実の娘なのに、屋敷の隅に追いやられ、もっぱら縫い物ばかりさせられていた。 その上、幼い頃からの許嫁だった人からも婚約破棄され、彼は異母姉の夫となった。 「こんな男を夫にするのか!」 彼らに出会ったことで、父親から勘当されたリファ。 そんな彼女を助けてくれたのは、今日が婿取りの儀式だと知らず飛び込んできた青年。 ――身の振り方が決まるまで。 妻にする気はない。自由にして構わない。 セイランと名乗った青年は、頼る先のないリファに、とりあえずの暮らすところを提供してくれた。 地方から省試を受けるため上京してきたというセイラン。彼の従者で、弟みたいな少年、ハクエイ。 彼らと暮らしながら、少しずつ自立のために縫い物仕事を引き受けたり、彼らのために家事に勤しんだり。 家族に捨てられ、婚約者からも見捨てられ。 悲しみに、絶望しかけていたリファは、彼らと暮らすことで、少しずつその心を癒やしていくけれど。 ――自立。 いつかは、彼らと別れて一人で暮らしていかなくては。いつまでも厚情に甘えてばかりいられない。 そう思うのに。 ずっとここで暮らしていたい。ハクエイと、……セイランさんといっしょに。 ――彼女の境遇に同情しただけ。助けたのは、ちょっとした義侠心。 自分の運命に、誰かを巻き込みたくない。誰かを愛するなんてことはしない。 そう思うのに。 ずっとここで暮らしていたい。ただの進士として、……彼女といっしょに。 リファとセイラン。 互いに知らず惹かれ合う。相手を知れば知るほど、その想いは深まって――。 門を開けたことで、門をくぐったことで始まる、二人の恋の物語。

バッドエンド予定の悪役令嬢が溺愛ルートを選んでみたら、お兄様に愛されすぎて脇役から主役になりました

美咲アリス
恋愛
目が覚めたら公爵令嬢だった!?貴族に生まれ変わったのはいいけれど、美形兄に殺されるバッドエンドの悪役令嬢なんて絶対困る!!死にたくないなら冷酷非道な兄のヴィクトルと仲良くしなきゃいけないのにヴィクトルは氷のように冷たい男で⋯⋯。「どうしたらいいの?」果たして私の運命は?

敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています

藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。 結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。 聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。 侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。 ※全11話 2万字程度の話です。

夫婦交換

山田森湖
恋愛
好奇心から始まった一週間の“夫婦交換”。そこで出会った新鮮なときめき

処理中です...