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第5章
整理整頓に役立つ小道具
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洋服や靴、食器、子供のおもちゃ、等々、家の中に置かれている生活用品というのは、自然な状態に任せておけば増えることはあっても減ることは絶対にありません。
いらないものはさっさとリサイクルに出すなり、ゴミとして捨ててしまうなりすれば良いのですが、それぞれに思い入れもあってなかなか減らすことができないものです。
そのような様々な生活用品を後々必要になった時に取り出しやすく、そして見た目もきれいに収納するためには小道具を使うと便利です。
現在家の整理整頓に役立つ小道具は様々な種類のものがたくさん市販されています。
中には「えっ、こんなものもあるの?」とびっくりするようなものもあります。
こうした小道具をうまく利用して、家の中のスペースを広く有効に使いましょう。
以下に役立つ小道具をリストアップしました。
・クローゼット整理道具
・押入れ収納道具
・靴整理道具
・清掃用品
・家具移動用キャリー
・圧縮パック
・フック
・ハンガーラック
・保管用家具
・コーナー家具
・キャビネット
・ツールキット
・テレビ台
・パソコンラック
・ファイリングキャビネット
・家計簿ソフト
・カラーボックス
・分別ダストカート
・キッチン家具
従来日本の住宅には立ったままで出入りできる大型のクローゼット
(ウオーク・イン・クローゼット)は備え付けられていなかったのですが、現在の新しい住宅では備え付けのクローゼットがあるのはほとんど常識のようになっています。
クローゼットは特に女性に人気が高く、古いお家をリフォームする時に奥様が真っ先に希望するのが、システムキッチンとこのクローゼットです。
しかしすでにクローゼットをお使いの人はよくご存知だと思いますが、そのまま使うと思っていたよりも収納量が少なく、また内部にデッドゾーンも多くて以外に使い勝手の悪いものです。
このクローゼットの内部を使いやすくし、なおかつスペースをフルに使って収納量も増やせるように、様々な「クローゼット整理道具」が市販されています。
クローゼット整理道具は組立式になっていますので、素人でも自分で設置することができます。
家具を扱うお店であればほとんどのお店で、各種のクローゼット整理道具を扱っています。
クローゼット整理道具の代表的なものが、クローゼット収納家具と呼ばれる商品です。
幅45cm、幅60cm、幅90cmのようにサイズが違う様々な用途(洋服掛け、引き出し付き、布団用など)の家具が用意されていて、これを自宅のクローゼットのサイズに合わせて組み合わせて使います。
ひとつひとつの家具のサイズはタンスなどと比べて小さいので、1人でも組み立てることができます。
このクローゼット収納家具でクローゼットを天井まで有効に使い、さらに前面の空間も有効に使うためにスライドラックやキャリー付きのチェストを前後2列に並べることもできます。
このクローゼット収納家具はクローゼットの中だけでなく、部屋の壁面に並べて収納スペースを作ることにも利用できます。
借家なので収納家具を買うのがもったいないと思う人は積み重ね式ハンガーを利用すれば、クローゼットの利用できる空間が広くなります。
「押入れ収納」は備え付けのクローゼットが無い日本式の住宅で、押入れをクローゼットのように利用するために考え出された収納家具です。
部屋が狭くてタンスなどの家具が置きにくい民間アパートなどで、部屋を広く使うためによく使われています。
要するに日本式住宅には必ずある押入れをクローゼット代わりにしようというわけですから、押入れ収納は基本的にクローゼット用の家具と同じような仕様のものになります。
ただ押入れとクローゼットは奥行や高さなどのサイズが違うので、収納家具のサイズが多少違ってきます。
もちろんサイズさえ問題なければ、クローゼット用の家具を押入れに使うこともできます。
「靴整理道具」で代表的なものは下駄箱(シューズボックス)です。
家具屋さんに行くと「下駄箱」と表示された商品と「シューズボックス」表示された商品がありますが、形を見る限りではどちらも同じ商品だと思います。
下駄箱orシューズボックスを利用すると靴を整然と整理できるだけでなく、靴が傷む恐れもなくなります。
下駄箱orシューズボックスにはドアや引き戸が付いた通常タイプのものの他に、奥行が小さくなるように靴を斜めに収容するようにしたものや、玄関用ベンチ(ブーツなどを履く時などに座る)の下や、
玄関の踏み台の下に靴が収容できるようになったものもあります。
スリッパ専用のものはスリッパ収納ラックやスリッパスタンドと呼ばれます。
我が家の整理整頓にお掃除は付きものですね。
このお掃除に使う「清掃用品」の代表的なものはいうまでもなく掃除機です。
今の掃除機には大きく分けて「紙パック式」と紙パック不要の「サイクロン式」があります。
機能的にはどちらも一長一短がありますが、「虫は気持ちが悪いので大嫌い」という人は紙パック式の方がお勧めです。
虫を吸い込んでしまった時に、虫に触らずに紙パックごと捨てることができますから。
電源コードの有無で「コード付き」と「コードレス」という分類もできます。
持ち運びにはコードレスの方が便利ですが、コードレスはバッテリーの残量が少なくなると吸引力が弱くなるので、充電には注意する必要があります。
その代わりコードレスは車の中なども掃除ができるのはメリットです。
掃除機の他にも床や畳のゴミを取る「くるくるモップ」、「フローリングモップ(手動、電動)」、静電気でゴミを吸い取る「電動ダスター」、楽にお家の前の雪かきができる「電動除雪機」など様々な清掃用品及び、合わせて使用する清掃用の洗剤があります。
いくら高性能の掃除機でも家具の裏側のゴミはなかなかきれいに吸い取れません。
そのような時に重い家具や冷蔵庫でも女性1人で楽々移動出来るのが、「家具移動用キャリー」です。
このキャリーを使えば思い家具なども簡単に動かせますので、家具や冷蔵庫などの裏側もきれいのお掃除できます。
清掃用品とともにぜひ用意しておきたい道具です。
「圧縮パック」は服などを入れた袋の口を閉めて、掃除機で袋の中の空気を抜くことで圧縮することができます。
ウォータープルーフでコンパクトになるので、季節外の服をより少ないスペースで収納することができます。
布団用もありますので嵩張るふとんをクローゼットや押入れにしまう時などには便利です。
ハンガー付きの圧縮パックもあり、クローゼットの中やドレッサーなどに使うと、収容スペースに余裕ができます。
嵩張る冬物のダウンジャケットやジャンパーなど、シーズン以外は使うことの無い衣類を保管するのに便利です。
1枚のハンガー付き圧縮パックでダウンジャケットなら3枚、ジャンパーなら4枚程度まとめて圧縮することができます。
ただしこのハンガー付きの圧縮パックを使う時は、重量オーバーに注意してポールが曲がらないようにしてください。
衣服の容積が小さくなっても重量は変わりませんから。
「フック」はクローゼットの中などに設置し、クリーニングブラシやモップなど、様々な小物アイテムを引っ掛けておくのに使います。
最もシンプルで安価な道具ですが、帽子でもなんでも引っ掛けておくことができますので、非常に使い道の広い整理道具です。
生活用品が置いてある店であればどこでも販売しています。
洋服やコートを掛けておく「ハンガーラック」は、よくオフィスの入り口などに来客用に置かれていますね。
このハンガーラックはオフィス用だけでなく家庭用もあります。 ハンガーが2列になったものや上下2段になったものなど様々な形の
ものがあり、クローゼットの中で使っても外で使っても構いません。
ホコリ除けにジッパーで開閉する布カバーが付いたものもあり、シンプルで価格も安い割りには結構多くの洋服などを収納できますので、部屋が狭いワンルームマンションなどの場合はこれがあれば便利です。
頻繁に使う通勤用の洋服やシャツなどを吊るしておくのに適しています。
「保管用家具」は形も大きさも様々にあります。
保管用家具では多くの家庭で必要になってくるのが書棚です。
特に子供が学齢期になるとたいていの家庭では本が増えてきます。
この書棚とその他の収納を兼ねた保管用家具に「壁面ラック」と呼ばれるものがあります。
これは奥行が30cm程度の薄型のラックで(扉付き、扉無し)、壁面を利用し、高さは天井まであります。
転倒しないように家具用の耐震装置を使って固定します。
書棚の他にお人形などをおいて飾り棚にしたり、下段を子供のおもちゃ置き場などにすることもできます。
ただし奥行があまり無いので大きなものは置けません。
箪笥(チェスト)は保管用家具として必ず必要です。
クローゼットの中に納めて使ったり居間に置いたりして、衣類や様々なものの保管に使います。
女性の着物を保管する為に作られた和箪笥もあります。
絹織物の着物は保管に気を付けなければいけないので、着物をたくさん持っておられる方は専用の和箪笥も一つは必要です。
古い家具も有効活用してください。
クローゼットの中に古いドレッサーを置くことで空間をより広く利用しています。
保管用家具の仲間ですが、従来デッドゾーンになっていた部屋のコーナーを有効活用しようという趣旨で作られた、「コーナー家具」と呼ばれる家具があります。
サイズの関係で大きな物は収納できませんが、奥様の手芸用品など様々な小物の収納に使うことができます。
収納スペースが家の中に多いほど物の整理整頓が楽になります。
部屋のコーナーもうまく活用しましょう。
「キャビネット」は収集しているもののディスプレイも兼ねて収納する際に役立ちます。
全ての家具を十分活用することで、家の中の収納スペースが十分に確保されます。
人々が家の中が片付いていないと気付く最大の理由は、どこにも収納できないものが出てきてしまうからです。
市販されている各種のキャビネットなどを上手く使って収納スペースを増やすと、整理整頓の能力を向上させることができます。
「ツールキット」を利用することは、様々なツールを一つの場所にまとめておく手軽な方法です。
ツールがそれ程たくさん無くてもハンマーやペンチ、スクリュードライバーくらいは最低限持っておられると思います。
このようなツールはよく急に必要になるのですが、そういう時に限ってどこに置いたのか分からなくなるものです。
ツールキットを利用するとこうした道具をまとめやすくなり、必要な時にすぐにすぐに取り出すことができるようになります。
整理整頓のためには「テレビ台」もぜひ使いたいですね。
最近のテレビは薄型が主流になり奥行が短くなりましたので、壁面ラックの一部分をテレビ台にしたり、部屋のコーナーを利用するテレビ台もあります。
パソコンは専用の「パソコンラック」に収納しましょう。
パソコンはもはや家電商品の一つになり、今日ではほとんどの家庭に1台はあるのが普通になりました。
パソコンはパソコン本体の他にプリンターやスキャナー、外付けハードディスクなどの周辺機器がありますので、結構設置場所を取っています。
ですから部屋が狭い時はこれを縦型のパソコンラックに収納すれば見た目がすっきりする上に、その分部屋を有効に使うことができます。
「ファイリングキャビネット」は、写真や書類の収納のための道具です。
事務用品店であればどこででも購入することができます。
このファイリングキャビネットにきちんとファイルしておけば、必要な時に見つけやすくなります。
書類や写真の保管の他に、請求書やレシートをまとめる際にも役に立ちます。
「家計簿ソフト」はパソコンにインストールして家計の管理に使うソフトです。
様々なメーカーから様々な家計簿ソフトが発売されていますが、個人向のパソコンを買うと、メーカーから出荷される時に家計簿ソフトがプレインストールされている機種もあります。
整理整頓ということになると、家計についてもしっかり整理しておかなければいけません。
「カラーボックス」は非常に便利な家具です。
簡単に組み立てることができ、軽いのでどこへでも楽に運べます。
子供部屋のおもちゃや季節外のものを収納するのに便利に使えます。
キャスターを取り付ければ、キッチンなどで使うワゴンのような使い方もできます。
このカラーボックスをおもちゃ箱に利用すると子供部屋がよりきれいに整理整頓でき、床に物がない状態を保つことができます。
不要品の代表はもう子供が使わなくなったおもちゃです。
子供はどんどん成長していき、おもちゃもどんどん不要になります。
不要になったおもちゃをチャリティーなどで処分すると、おもちゃの収納に使っていたおもちゃ箱も不要になりますが、カラーボックスは不要になれば簡単に解体できます。
後は物置などにしまっておいて必要な時に使うなり、ゴミとして廃棄するなり自由にできます。
ですから邪魔になることもありません。
カラーボックスを様々に組み合わせると、壁面ラックやクローゼット内部の収納ボックスとして使うこともできます。
「分別ダストカート」は本来は業務用として作られたもので、洗濯物の運搬やゴミの分別・運搬・廃棄、その他様々な雑品運搬などに、オフィスや工場で幅広く使われています。
ただコンパクトで使いやすいので、一般家庭でも洗濯をする服を一時収納したり、ゴミを分別したりするのに利用できます。
小物入れのポケットを付けることもできます。
収納ボックスの部分が布製になった折りたたみ式のものもあり、不要な時はちょっとしたスペースにしまっておくこともできます。
こうしたものは比較的安価ですので、例えば洗濯物の一時保管に使う場合は複数のカートを用意して、洗濯物を種類ごとに分けて収納しておくことができます。
例えば作業着と一般の洋服を分けたり、洗濯する時に注意が必要なため他の洗濯物と分けておきたい、女性用の下着などを分別するのに使えます。
洗濯物を単にかごの中に入れておくよりも、事前にしっかり分類しておいた方が洗濯は楽になります。
キャスター付きですので簡単に移動できますので、家庭の事情に合わせてその他様々な利用方法が考えられます。
「キッチン家具」には食器棚、キッチンカウンター、レンジ台、レンジボード、キッチンワゴンなど様々な専用家具があります。
キッチンにはシステムキッチンと呼ばれる商品があります。
システムキッチンは収納スペースも多いのでキッチンがすっきりと片付きますが、ただシステムキッチンは高価です。
このキッチン家具を組み合わせて使うと、比較的安い費用でシステムキッチンと同じ様なキッチンを作ることができます。
特に賃貸住宅に住んでおられる方は、キッチンを勝手にシステムキッチンにリフォームすることが出来ませんね。
しかし賃貸住宅でもキッチン家具を並べるのはなにも問題ありません。
実際賃貸住宅にお住いの奥様の中にはそのようにして、キッチンをリフォームしたのと同じ効果をあげている方も大勢おられます。
キッチン家具は幅広い住宅で使えるように汎用サイズで作られていますので、引っ越しした場合も引っ越し先のキッチンで使えます。
これまでにご紹介した以外にもたくさん整理整頓用のツールがあります。
スペースを取らないためのこのようなツールを利用すれば物が片付くだけでなく、より多くのスペースを利用することができるようになります。
引き出し式のアイロンボードや、テーブルトップのアイロンボードなども便利かも知れません。
ホームセンターなどに行くと、こうした様々なアイデア商品の便利グッズがあります。
お近くにホームセンターがあれば時々寄ってみて、様々な新しいアイデア商品を見るのも勉強になって良いでしょうね。
またこうした商品は、最近はネット販売も盛んです。
ネット販売は種類も多く価格も比較的安いので、何か欲しいものがあったらお店に行く前に検索して見るのも良いと思います。
いらないものはさっさとリサイクルに出すなり、ゴミとして捨ててしまうなりすれば良いのですが、それぞれに思い入れもあってなかなか減らすことができないものです。
そのような様々な生活用品を後々必要になった時に取り出しやすく、そして見た目もきれいに収納するためには小道具を使うと便利です。
現在家の整理整頓に役立つ小道具は様々な種類のものがたくさん市販されています。
中には「えっ、こんなものもあるの?」とびっくりするようなものもあります。
こうした小道具をうまく利用して、家の中のスペースを広く有効に使いましょう。
以下に役立つ小道具をリストアップしました。
・クローゼット整理道具
・押入れ収納道具
・靴整理道具
・清掃用品
・家具移動用キャリー
・圧縮パック
・フック
・ハンガーラック
・保管用家具
・コーナー家具
・キャビネット
・ツールキット
・テレビ台
・パソコンラック
・ファイリングキャビネット
・家計簿ソフト
・カラーボックス
・分別ダストカート
・キッチン家具
従来日本の住宅には立ったままで出入りできる大型のクローゼット
(ウオーク・イン・クローゼット)は備え付けられていなかったのですが、現在の新しい住宅では備え付けのクローゼットがあるのはほとんど常識のようになっています。
クローゼットは特に女性に人気が高く、古いお家をリフォームする時に奥様が真っ先に希望するのが、システムキッチンとこのクローゼットです。
しかしすでにクローゼットをお使いの人はよくご存知だと思いますが、そのまま使うと思っていたよりも収納量が少なく、また内部にデッドゾーンも多くて以外に使い勝手の悪いものです。
このクローゼットの内部を使いやすくし、なおかつスペースをフルに使って収納量も増やせるように、様々な「クローゼット整理道具」が市販されています。
クローゼット整理道具は組立式になっていますので、素人でも自分で設置することができます。
家具を扱うお店であればほとんどのお店で、各種のクローゼット整理道具を扱っています。
クローゼット整理道具の代表的なものが、クローゼット収納家具と呼ばれる商品です。
幅45cm、幅60cm、幅90cmのようにサイズが違う様々な用途(洋服掛け、引き出し付き、布団用など)の家具が用意されていて、これを自宅のクローゼットのサイズに合わせて組み合わせて使います。
ひとつひとつの家具のサイズはタンスなどと比べて小さいので、1人でも組み立てることができます。
このクローゼット収納家具でクローゼットを天井まで有効に使い、さらに前面の空間も有効に使うためにスライドラックやキャリー付きのチェストを前後2列に並べることもできます。
このクローゼット収納家具はクローゼットの中だけでなく、部屋の壁面に並べて収納スペースを作ることにも利用できます。
借家なので収納家具を買うのがもったいないと思う人は積み重ね式ハンガーを利用すれば、クローゼットの利用できる空間が広くなります。
「押入れ収納」は備え付けのクローゼットが無い日本式の住宅で、押入れをクローゼットのように利用するために考え出された収納家具です。
部屋が狭くてタンスなどの家具が置きにくい民間アパートなどで、部屋を広く使うためによく使われています。
要するに日本式住宅には必ずある押入れをクローゼット代わりにしようというわけですから、押入れ収納は基本的にクローゼット用の家具と同じような仕様のものになります。
ただ押入れとクローゼットは奥行や高さなどのサイズが違うので、収納家具のサイズが多少違ってきます。
もちろんサイズさえ問題なければ、クローゼット用の家具を押入れに使うこともできます。
「靴整理道具」で代表的なものは下駄箱(シューズボックス)です。
家具屋さんに行くと「下駄箱」と表示された商品と「シューズボックス」表示された商品がありますが、形を見る限りではどちらも同じ商品だと思います。
下駄箱orシューズボックスを利用すると靴を整然と整理できるだけでなく、靴が傷む恐れもなくなります。
下駄箱orシューズボックスにはドアや引き戸が付いた通常タイプのものの他に、奥行が小さくなるように靴を斜めに収容するようにしたものや、玄関用ベンチ(ブーツなどを履く時などに座る)の下や、
玄関の踏み台の下に靴が収容できるようになったものもあります。
スリッパ専用のものはスリッパ収納ラックやスリッパスタンドと呼ばれます。
我が家の整理整頓にお掃除は付きものですね。
このお掃除に使う「清掃用品」の代表的なものはいうまでもなく掃除機です。
今の掃除機には大きく分けて「紙パック式」と紙パック不要の「サイクロン式」があります。
機能的にはどちらも一長一短がありますが、「虫は気持ちが悪いので大嫌い」という人は紙パック式の方がお勧めです。
虫を吸い込んでしまった時に、虫に触らずに紙パックごと捨てることができますから。
電源コードの有無で「コード付き」と「コードレス」という分類もできます。
持ち運びにはコードレスの方が便利ですが、コードレスはバッテリーの残量が少なくなると吸引力が弱くなるので、充電には注意する必要があります。
その代わりコードレスは車の中なども掃除ができるのはメリットです。
掃除機の他にも床や畳のゴミを取る「くるくるモップ」、「フローリングモップ(手動、電動)」、静電気でゴミを吸い取る「電動ダスター」、楽にお家の前の雪かきができる「電動除雪機」など様々な清掃用品及び、合わせて使用する清掃用の洗剤があります。
いくら高性能の掃除機でも家具の裏側のゴミはなかなかきれいに吸い取れません。
そのような時に重い家具や冷蔵庫でも女性1人で楽々移動出来るのが、「家具移動用キャリー」です。
このキャリーを使えば思い家具なども簡単に動かせますので、家具や冷蔵庫などの裏側もきれいのお掃除できます。
清掃用品とともにぜひ用意しておきたい道具です。
「圧縮パック」は服などを入れた袋の口を閉めて、掃除機で袋の中の空気を抜くことで圧縮することができます。
ウォータープルーフでコンパクトになるので、季節外の服をより少ないスペースで収納することができます。
布団用もありますので嵩張るふとんをクローゼットや押入れにしまう時などには便利です。
ハンガー付きの圧縮パックもあり、クローゼットの中やドレッサーなどに使うと、収容スペースに余裕ができます。
嵩張る冬物のダウンジャケットやジャンパーなど、シーズン以外は使うことの無い衣類を保管するのに便利です。
1枚のハンガー付き圧縮パックでダウンジャケットなら3枚、ジャンパーなら4枚程度まとめて圧縮することができます。
ただしこのハンガー付きの圧縮パックを使う時は、重量オーバーに注意してポールが曲がらないようにしてください。
衣服の容積が小さくなっても重量は変わりませんから。
「フック」はクローゼットの中などに設置し、クリーニングブラシやモップなど、様々な小物アイテムを引っ掛けておくのに使います。
最もシンプルで安価な道具ですが、帽子でもなんでも引っ掛けておくことができますので、非常に使い道の広い整理道具です。
生活用品が置いてある店であればどこでも販売しています。
洋服やコートを掛けておく「ハンガーラック」は、よくオフィスの入り口などに来客用に置かれていますね。
このハンガーラックはオフィス用だけでなく家庭用もあります。 ハンガーが2列になったものや上下2段になったものなど様々な形の
ものがあり、クローゼットの中で使っても外で使っても構いません。
ホコリ除けにジッパーで開閉する布カバーが付いたものもあり、シンプルで価格も安い割りには結構多くの洋服などを収納できますので、部屋が狭いワンルームマンションなどの場合はこれがあれば便利です。
頻繁に使う通勤用の洋服やシャツなどを吊るしておくのに適しています。
「保管用家具」は形も大きさも様々にあります。
保管用家具では多くの家庭で必要になってくるのが書棚です。
特に子供が学齢期になるとたいていの家庭では本が増えてきます。
この書棚とその他の収納を兼ねた保管用家具に「壁面ラック」と呼ばれるものがあります。
これは奥行が30cm程度の薄型のラックで(扉付き、扉無し)、壁面を利用し、高さは天井まであります。
転倒しないように家具用の耐震装置を使って固定します。
書棚の他にお人形などをおいて飾り棚にしたり、下段を子供のおもちゃ置き場などにすることもできます。
ただし奥行があまり無いので大きなものは置けません。
箪笥(チェスト)は保管用家具として必ず必要です。
クローゼットの中に納めて使ったり居間に置いたりして、衣類や様々なものの保管に使います。
女性の着物を保管する為に作られた和箪笥もあります。
絹織物の着物は保管に気を付けなければいけないので、着物をたくさん持っておられる方は専用の和箪笥も一つは必要です。
古い家具も有効活用してください。
クローゼットの中に古いドレッサーを置くことで空間をより広く利用しています。
保管用家具の仲間ですが、従来デッドゾーンになっていた部屋のコーナーを有効活用しようという趣旨で作られた、「コーナー家具」と呼ばれる家具があります。
サイズの関係で大きな物は収納できませんが、奥様の手芸用品など様々な小物の収納に使うことができます。
収納スペースが家の中に多いほど物の整理整頓が楽になります。
部屋のコーナーもうまく活用しましょう。
「キャビネット」は収集しているもののディスプレイも兼ねて収納する際に役立ちます。
全ての家具を十分活用することで、家の中の収納スペースが十分に確保されます。
人々が家の中が片付いていないと気付く最大の理由は、どこにも収納できないものが出てきてしまうからです。
市販されている各種のキャビネットなどを上手く使って収納スペースを増やすと、整理整頓の能力を向上させることができます。
「ツールキット」を利用することは、様々なツールを一つの場所にまとめておく手軽な方法です。
ツールがそれ程たくさん無くてもハンマーやペンチ、スクリュードライバーくらいは最低限持っておられると思います。
このようなツールはよく急に必要になるのですが、そういう時に限ってどこに置いたのか分からなくなるものです。
ツールキットを利用するとこうした道具をまとめやすくなり、必要な時にすぐにすぐに取り出すことができるようになります。
整理整頓のためには「テレビ台」もぜひ使いたいですね。
最近のテレビは薄型が主流になり奥行が短くなりましたので、壁面ラックの一部分をテレビ台にしたり、部屋のコーナーを利用するテレビ台もあります。
パソコンは専用の「パソコンラック」に収納しましょう。
パソコンはもはや家電商品の一つになり、今日ではほとんどの家庭に1台はあるのが普通になりました。
パソコンはパソコン本体の他にプリンターやスキャナー、外付けハードディスクなどの周辺機器がありますので、結構設置場所を取っています。
ですから部屋が狭い時はこれを縦型のパソコンラックに収納すれば見た目がすっきりする上に、その分部屋を有効に使うことができます。
「ファイリングキャビネット」は、写真や書類の収納のための道具です。
事務用品店であればどこででも購入することができます。
このファイリングキャビネットにきちんとファイルしておけば、必要な時に見つけやすくなります。
書類や写真の保管の他に、請求書やレシートをまとめる際にも役に立ちます。
「家計簿ソフト」はパソコンにインストールして家計の管理に使うソフトです。
様々なメーカーから様々な家計簿ソフトが発売されていますが、個人向のパソコンを買うと、メーカーから出荷される時に家計簿ソフトがプレインストールされている機種もあります。
整理整頓ということになると、家計についてもしっかり整理しておかなければいけません。
「カラーボックス」は非常に便利な家具です。
簡単に組み立てることができ、軽いのでどこへでも楽に運べます。
子供部屋のおもちゃや季節外のものを収納するのに便利に使えます。
キャスターを取り付ければ、キッチンなどで使うワゴンのような使い方もできます。
このカラーボックスをおもちゃ箱に利用すると子供部屋がよりきれいに整理整頓でき、床に物がない状態を保つことができます。
不要品の代表はもう子供が使わなくなったおもちゃです。
子供はどんどん成長していき、おもちゃもどんどん不要になります。
不要になったおもちゃをチャリティーなどで処分すると、おもちゃの収納に使っていたおもちゃ箱も不要になりますが、カラーボックスは不要になれば簡単に解体できます。
後は物置などにしまっておいて必要な時に使うなり、ゴミとして廃棄するなり自由にできます。
ですから邪魔になることもありません。
カラーボックスを様々に組み合わせると、壁面ラックやクローゼット内部の収納ボックスとして使うこともできます。
「分別ダストカート」は本来は業務用として作られたもので、洗濯物の運搬やゴミの分別・運搬・廃棄、その他様々な雑品運搬などに、オフィスや工場で幅広く使われています。
ただコンパクトで使いやすいので、一般家庭でも洗濯をする服を一時収納したり、ゴミを分別したりするのに利用できます。
小物入れのポケットを付けることもできます。
収納ボックスの部分が布製になった折りたたみ式のものもあり、不要な時はちょっとしたスペースにしまっておくこともできます。
こうしたものは比較的安価ですので、例えば洗濯物の一時保管に使う場合は複数のカートを用意して、洗濯物を種類ごとに分けて収納しておくことができます。
例えば作業着と一般の洋服を分けたり、洗濯する時に注意が必要なため他の洗濯物と分けておきたい、女性用の下着などを分別するのに使えます。
洗濯物を単にかごの中に入れておくよりも、事前にしっかり分類しておいた方が洗濯は楽になります。
キャスター付きですので簡単に移動できますので、家庭の事情に合わせてその他様々な利用方法が考えられます。
「キッチン家具」には食器棚、キッチンカウンター、レンジ台、レンジボード、キッチンワゴンなど様々な専用家具があります。
キッチンにはシステムキッチンと呼ばれる商品があります。
システムキッチンは収納スペースも多いのでキッチンがすっきりと片付きますが、ただシステムキッチンは高価です。
このキッチン家具を組み合わせて使うと、比較的安い費用でシステムキッチンと同じ様なキッチンを作ることができます。
特に賃貸住宅に住んでおられる方は、キッチンを勝手にシステムキッチンにリフォームすることが出来ませんね。
しかし賃貸住宅でもキッチン家具を並べるのはなにも問題ありません。
実際賃貸住宅にお住いの奥様の中にはそのようにして、キッチンをリフォームしたのと同じ効果をあげている方も大勢おられます。
キッチン家具は幅広い住宅で使えるように汎用サイズで作られていますので、引っ越しした場合も引っ越し先のキッチンで使えます。
これまでにご紹介した以外にもたくさん整理整頓用のツールがあります。
スペースを取らないためのこのようなツールを利用すれば物が片付くだけでなく、より多くのスペースを利用することができるようになります。
引き出し式のアイロンボードや、テーブルトップのアイロンボードなども便利かも知れません。
ホームセンターなどに行くと、こうした様々なアイデア商品の便利グッズがあります。
お近くにホームセンターがあれば時々寄ってみて、様々な新しいアイデア商品を見るのも勉強になって良いでしょうね。
またこうした商品は、最近はネット販売も盛んです。
ネット販売は種類も多く価格も比較的安いので、何か欲しいものがあったらお店に行く前に検索して見るのも良いと思います。
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