25 / 186
25. 大掃除③
しおりを挟む
セイラの言葉に唖然としていた女は、はっとすると再び叫んだ。
「でもっ!以前嫌がるあの女に宝石をリリア様に譲るように言っていたじゃないですか!」
まだ言うか!!あの女って言うべきでないとなぜわからない!それにリリア、リリアと何度も自分の名前を出さないでほしい。
「「「……?」」」
カサバイン家の面々は皆不思議そうな顔をしている。
「あの……たぶん私がアリスが作った魔法石を欲しがったときのことだと思います……」
「「ああ!アリスが本物のルビーを渡そうとしていたやつね!!」」
「えっ……?えっ!?魔法石?本物?」
焦る使用人を嘲るように見る周囲。
「はっ!お前、本物と偽物の違いもわからないのか」
「あら、女性をそのように笑うものじゃないわよ」
と言いつつ、口元も目も愉しそうに笑みの形になっているエミリア。
「仕方ないわよ。アリスが魔法で作る魔法石はすごい出来だもの。魔力も宿ってるからかなり高い値段で売れるレベルよ」
「下手したら宝石よりも価値があるぞ。まあ本人は宝石のほうが価値があると思ってるからリリアを思って本物を譲ろうとしていたんだろうな」
「あの子は賢いし世の中もよく見てるけど、魔法石の価値を重視してないからね。本人に膨大な魔力があるからそんなものを欲しがる人間が理解できないのよね。それに比べてあなたはよく理解できるものね」
じっと視線を向けられビクッとするリリア。ちなみに魔法石は魔法で生み出した宝石みたいなものだ。アクセサリーとしても需要が高いが、壊すと魔力が一時的に上がる効果もある。
「恐縮です」
図々しいと言われているようで思わず下に視線が向く。
「やっぱり!!!」
一際大きい声がした。使用人の女だ。
「やっぱりあの女よりリリア様の方が可愛いんじゃないですか!!!」
どうしてそうなる。もう辞めてほしい。リリアの目尻に涙がたまる。
「だって……だって!リリア様に価値のある方を渡すように言ってたじゃないですか!!」
皆近くにいるものと顔を見合わす。
ーーーーー頭が悪すぎる。
今までの会話でどうしてそう思うのか。二人がアリスに魔法石の方をあげるように言ったのはアリスの魔力は国内一。魔力が宿ったアクセサリーを持っているよりも宝石を持っている方が社交場で身につけられる。それにアリスが勧めていたのは本人が気に入っているものだった。
それに、リリアの顔色が先程から悪いのが女には見えないのか。本当に見る目のない女。
「そうね」
皆が声の方をばっと見た。エミリアだ。
「あら!もちろんアリスの方が可愛いわよ。だけど、リリアだってそれなりに可愛いわよ。だって……血のつながった妹だもの」
言っていることはまともだ。まともなんだが皆は思った。お前が言うか?と。
「ねえ皆?」
「あっああ……。てか普通」
「まあ、普通」
「うん、普通に」
普通。リリアの顔色が普段通りの色に戻った。彼らは別に彼女を冷遇しているわけではない。
男衆からはまあ……普通の妹のように扱われた?使用人たちはアリスへの言動と比べて優しかったと言うが、言い換えれば厳しくする必要がないのだ。だってどんな人間になろうともどうでも良いから。
女衆とは会えば喋るし、プレゼントだってくれる。……まあ、彼女たちにとって不要なものばかりだが。中には髪の毛とかラブレターとか入ってるものもあった……一体誰からもらったものなのか。まあ売ってしまえば金になるので受け取っている。
妹扱いと言ってよいのか微妙なところ。
エミリアだって、リリアを嫌いなわけではない。恨んでいるわけでもない。もちろん好きでもないが。何せ大きくなってからの不倫とか生理的に受け付けない。とはいうもののリリアを責めるのは違うと理解している。
お菓子に関しては……まあ、単純にもったいないということもある。そして、エミリアは国一と言われる治癒士。魔法だけでなく薬の開発も手掛けている。毒、異物に効果を発揮する薬を開発するためにはまず毒、異物による症状を見なければわからない。
そんなわけでリリアを実験台にして、毒に対する症状を観察していた。笑っていたのは……新しい薬ができるかもという期待から。
かなり危ないやつ。基本的に笑顔だし優しい。しかし、治癒に関しての知識を求める意欲が強すぎた。
リリアにとって地獄だったが、エミリアが意地悪でしたわけではないのはわかっていた。ただ大事にする存在ではなかっただけ。最初は怖かったが、何か慣れてしまった。最終的には治してくれるし。
それにリリアはただでやっていたわけではない。彼女のお陰で開発された薬の売上の一部をもらう契約を結んでいた。
リリアは泣き寝入りするだけの女ではなかった。
意外と強かだった。
使用人の女に話を戻そう。女は先程まで全く話が通じなかったのに普通発言を聞き、急に現実が見えた。
しかし、諦めない。それが愚者というものだ。
「でもっ!以前嫌がるあの女に宝石をリリア様に譲るように言っていたじゃないですか!」
まだ言うか!!あの女って言うべきでないとなぜわからない!それにリリア、リリアと何度も自分の名前を出さないでほしい。
「「「……?」」」
カサバイン家の面々は皆不思議そうな顔をしている。
「あの……たぶん私がアリスが作った魔法石を欲しがったときのことだと思います……」
「「ああ!アリスが本物のルビーを渡そうとしていたやつね!!」」
「えっ……?えっ!?魔法石?本物?」
焦る使用人を嘲るように見る周囲。
「はっ!お前、本物と偽物の違いもわからないのか」
「あら、女性をそのように笑うものじゃないわよ」
と言いつつ、口元も目も愉しそうに笑みの形になっているエミリア。
「仕方ないわよ。アリスが魔法で作る魔法石はすごい出来だもの。魔力も宿ってるからかなり高い値段で売れるレベルよ」
「下手したら宝石よりも価値があるぞ。まあ本人は宝石のほうが価値があると思ってるからリリアを思って本物を譲ろうとしていたんだろうな」
「あの子は賢いし世の中もよく見てるけど、魔法石の価値を重視してないからね。本人に膨大な魔力があるからそんなものを欲しがる人間が理解できないのよね。それに比べてあなたはよく理解できるものね」
じっと視線を向けられビクッとするリリア。ちなみに魔法石は魔法で生み出した宝石みたいなものだ。アクセサリーとしても需要が高いが、壊すと魔力が一時的に上がる効果もある。
「恐縮です」
図々しいと言われているようで思わず下に視線が向く。
「やっぱり!!!」
一際大きい声がした。使用人の女だ。
「やっぱりあの女よりリリア様の方が可愛いんじゃないですか!!!」
どうしてそうなる。もう辞めてほしい。リリアの目尻に涙がたまる。
「だって……だって!リリア様に価値のある方を渡すように言ってたじゃないですか!!」
皆近くにいるものと顔を見合わす。
ーーーーー頭が悪すぎる。
今までの会話でどうしてそう思うのか。二人がアリスに魔法石の方をあげるように言ったのはアリスの魔力は国内一。魔力が宿ったアクセサリーを持っているよりも宝石を持っている方が社交場で身につけられる。それにアリスが勧めていたのは本人が気に入っているものだった。
それに、リリアの顔色が先程から悪いのが女には見えないのか。本当に見る目のない女。
「そうね」
皆が声の方をばっと見た。エミリアだ。
「あら!もちろんアリスの方が可愛いわよ。だけど、リリアだってそれなりに可愛いわよ。だって……血のつながった妹だもの」
言っていることはまともだ。まともなんだが皆は思った。お前が言うか?と。
「ねえ皆?」
「あっああ……。てか普通」
「まあ、普通」
「うん、普通に」
普通。リリアの顔色が普段通りの色に戻った。彼らは別に彼女を冷遇しているわけではない。
男衆からはまあ……普通の妹のように扱われた?使用人たちはアリスへの言動と比べて優しかったと言うが、言い換えれば厳しくする必要がないのだ。だってどんな人間になろうともどうでも良いから。
女衆とは会えば喋るし、プレゼントだってくれる。……まあ、彼女たちにとって不要なものばかりだが。中には髪の毛とかラブレターとか入ってるものもあった……一体誰からもらったものなのか。まあ売ってしまえば金になるので受け取っている。
妹扱いと言ってよいのか微妙なところ。
エミリアだって、リリアを嫌いなわけではない。恨んでいるわけでもない。もちろん好きでもないが。何せ大きくなってからの不倫とか生理的に受け付けない。とはいうもののリリアを責めるのは違うと理解している。
お菓子に関しては……まあ、単純にもったいないということもある。そして、エミリアは国一と言われる治癒士。魔法だけでなく薬の開発も手掛けている。毒、異物に効果を発揮する薬を開発するためにはまず毒、異物による症状を見なければわからない。
そんなわけでリリアを実験台にして、毒に対する症状を観察していた。笑っていたのは……新しい薬ができるかもという期待から。
かなり危ないやつ。基本的に笑顔だし優しい。しかし、治癒に関しての知識を求める意欲が強すぎた。
リリアにとって地獄だったが、エミリアが意地悪でしたわけではないのはわかっていた。ただ大事にする存在ではなかっただけ。最初は怖かったが、何か慣れてしまった。最終的には治してくれるし。
それにリリアはただでやっていたわけではない。彼女のお陰で開発された薬の売上の一部をもらう契約を結んでいた。
リリアは泣き寝入りするだけの女ではなかった。
意外と強かだった。
使用人の女に話を戻そう。女は先程まで全く話が通じなかったのに普通発言を聞き、急に現実が見えた。
しかし、諦めない。それが愚者というものだ。
735
あなたにおすすめの小説
【完結】白い結婚で生まれた私は王族にはなりません〜光の精霊王と予言の王女〜
白崎りか
ファンタジー
「悪女オリヴィア! 白い結婚を神官が証明した。婚姻は無効だ! 私は愛するフローラを王妃にする!」
即位したばかりの国王が、宣言した。
真実の愛で結ばれた王とその恋人は、永遠の愛を誓いあう。
だが、そこには大きな秘密があった。
王に命じられた神官は、白い結婚を偽証していた。
この時、悪女オリヴィアは娘を身ごもっていたのだ。
そして、光の精霊王の契約者となる予言の王女を産むことになる。
第一部 貴族学園編
私の名前はレティシア。
政略結婚した王と元王妃の間にできた娘なのだけど、私の存在は、生まれる前に消された。
だから、いとこの双子の姉ってことになってる。
この世界の貴族は、5歳になったら貴族学園に通わないといけない。私と弟は、そこで、契約獣を得るためのハードな訓練をしている。
私の異母弟にも会った。彼は私に、「目玉をよこせ」なんて言う、わがままな王子だった。
第二部 魔法学校編
失ってしまったかけがえのない人。
復讐のために精霊王と契約する。
魔法学校で再会した貴族学園時代の同級生。
毒薬を送った犯人を捜すために、パーティに出席する。
修行を続け、勇者の遺産を手にいれる。
前半は、ほのぼのゆっくり進みます。
後半は、どろどろさくさくです。
小説家になろう様にも投稿してます。
地味令嬢を見下した元婚約者へ──あなたの国、今日滅びますわよ
タマ マコト
ファンタジー
王都の片隅にある古びた礼拝堂で、静かに祈りと針仕事を続ける地味な令嬢イザベラ・レーン。
灰色の瞳、色褪せたドレス、目立たない声――誰もが彼女を“無害な聖女気取り”と笑った。
だが彼女の指先は、ただ布を縫っていたのではない。祈りの糸に、前世の記憶と古代詠唱を縫い込んでいた。
ある夜、王都の大広間で開かれた舞踏会。
婚約者アルトゥールは、人々の前で冷たく告げる――「君には何の価値もない」。
嘲笑の中で、イザベラはただ微笑んでいた。
その瞳の奥で、何かが静かに目覚めたことを、誰も気づかないまま。
翌朝、追放の命が下る。
砂埃舞う道を進みながら、彼女は古びた巻物の一節を指でなぞる。
――“真実を映す者、偽りを滅ぼす”
彼女は祈る。けれど、その祈りはもう神へのものではなかった。
地味令嬢と呼ばれた女が、国そのものに裁きを下す最初の一歩を踏み出す。
だから聖女はいなくなった
澤谷弥(さわたに わたる)
ファンタジー
「聖女ラティアーナよ。君との婚約を破棄することをここに宣言する」
レオンクル王国の王太子であるキンバリーが婚約破棄を告げた相手は聖女ラティアーナである。
彼女はその婚約破棄を黙って受け入れた。さらに彼女は、新たにキンバリーと婚約したアイニスに聖女の証である首飾りを手渡すと姿を消した。
だが、ラティアーナがいなくなってから彼女のありがたみに気づいたキンバリーだが、すでにその姿はどこにもない。
キンバリーの弟であるサディアスが、兄のためにもラティアーナを探し始める。だが、彼女を探していくうちに、なぜ彼女がキンバリーとの婚約破棄を受け入れ、聖女という地位を退いたのかの理由を知る――。
※7万字程度の中編です。
【完結】英雄様、婚約破棄なさるなら我々もこれにて失礼いたします。
紺
ファンタジー
「婚約者であるニーナと誓いの破棄を望みます。あの女は何もせずのうのうと暮らしていた役立たずだ」
実力主義者のホリックは魔王討伐戦を終結させた褒美として国王に直談判する。どうやら戦争中も優雅に暮らしていたニーナを嫌っており、しかも戦地で出会った聖女との結婚を望んでいた。英雄となった自分に酔いしれる彼の元に、それまで苦楽を共にした仲間たちが寄ってきて……
「「「ならば我々も失礼させてもらいましょう」」」
信頼していた部下たちは唐突にホリックの元を去っていった。
微ざまぁあり。
【完結】悪役令嬢は3歳?〜断罪されていたのは、幼女でした〜
白崎りか
恋愛
魔法学園の卒業式に招かれた保護者達は、突然、王太子の始めた蛮行に驚愕した。
舞台上で、大柄な男子生徒が幼い子供を押さえつけているのだ。
王太子は、それを見下ろし、子供に向って婚約破棄を告げた。
「ヒナコのノートを汚したな!」
「ちがうもん。ミア、お絵かきしてただけだもん!」
小説家になろう様でも投稿しています。
お言葉ですが今さらです
MIRICO
ファンタジー
アンリエットは祖父であるスファルツ国王に呼び出されると、いきなり用無しになったから出て行けと言われた。
次の王となるはずだった伯父が行方不明となり後継者がいなくなってしまったため、隣国に嫁いだ母親の反対を押し切りアンリエットに後継者となるべく多くを押し付けてきたのに、今更用無しだとは。
しかも、幼い頃に婚約者となったエダンとの婚約破棄も決まっていた。呆然としたアンリエットの後ろで、エダンが女性をエスコートしてやってきた。
アンリエットに継承権がなくなり用無しになれば、エダンに利などない。あれだけ早く結婚したいと言っていたのに、本物の王女が見つかれば、アンリエットとの婚約など簡単に解消してしまうのだ。
失意の中、アンリエットは一人両親のいる国に戻り、アンリエットは新しい生活を過ごすことになる。
そんな中、悪漢に襲われそうになったアンリエットを助ける男がいた。その男がこの国の王子だとは。その上、王子のもとで働くことになり。
お気に入り、ご感想等ありがとうございます。ネタバレ等ありますので、返信控えさせていただく場合があります。
内容が恋愛よりファンタジー多めになったので、ファンタジーに変更しました。
他社サイト様投稿済み。
【完結】間違えたなら謝ってよね! ~悔しいので羨ましがられるほど幸せになります~
綾雅(りょうが)今年は7冊!
ファンタジー
「こんな役立たずは要らん! 捨ててこい!!」
何が起きたのか分からず、茫然とする。要らない? 捨てる? きょとんとしたまま捨てられた私は、なぜか幼くなっていた。ハイキングに行って少し道に迷っただけなのに?
後に聖女召喚で間違われたと知るが、だったら責任取って育てるなり、元に戻すなりしてよ! 謝罪のひとつもないのは、納得できない!!
負けん気の強いサラは、見返すために幸せになることを誓う。途端に幸せが舞い込み続けて? いつも笑顔のサラの周りには、聖獣達が集った。
やっぱり聖女だから戻ってくれ? 絶対にお断りします(*´艸`*)
【同時掲載】 小説家になろう、アルファポリス、カクヨム、エブリスタ
2022/06/22……完結
2022/03/26……アルファポリス、HOT女性向け 11位
2022/03/19……小説家になろう、異世界転生/転移(ファンタジー)日間 26位
2022/03/18……エブリスタ、トレンド(ファンタジー)1位
婚約破棄された公爵令嬢は冤罪で地下牢へ、前世の記憶を思い出したので、スキル引きこもりを使って王子たちに復讐します!
山田 バルス
ファンタジー
王宮大広間は春の祝宴で黄金色に輝き、各地の貴族たちの笑い声と音楽で満ちていた。しかしその中心で、空気を切り裂くように響いたのは、第1王子アルベルトの声だった。
「ローゼ・フォン・エルンスト! おまえとの婚約は、今日をもって破棄する!」
周囲の視線が一斉にローゼに注がれ、彼女は凍りついた。「……は?」唇からもれる言葉は震え、理解できないまま広間のざわめきが広がっていく。幼い頃から王子の隣で育ち、未来の王妃として教育を受けてきたローゼ――その誇り高き公爵令嬢が、今まさに公開の場で突き放されたのだ。
アルベルトは勝ち誇る笑みを浮かべ、隣に立つ淡いピンク髪の少女ミーアを差し置き、「おれはこの天使を選ぶ」と宣言した。ミーアは目を潤ませ、か細い声で応じる。取り巻きの貴族たちも次々にローゼの罪を指摘し、アーサーやマッスルといった証人が証言を加えることで、非難の声は広間を震わせた。
ローゼは必死に抗う。「わたしは何もしていない……」だが、王子の視線と群衆の圧力の前に言葉は届かない。アルベルトは公然と彼女を罪人扱いし、地下牢への収監を命じる。近衛兵に両腕を拘束され、引きずられるローゼ。広間には王子を讃える喝采と、哀れむ視線だけが残った。
その孤立無援の絶望の中で、ローゼの胸にかすかな光がともる。それは前世の記憶――ブラック企業で心身をすり減らし、引きこもりとなった過去の記憶だった。地下牢という絶望的な空間が、彼女の心に小さな希望を芽生えさせる。
そして――スキル《引きこもり》が発動する兆しを見せた。絶望の牢獄は、ローゼにとって新たな力を得る場となる。《マイルーム》が呼び出され、誰にも侵入されない自分だけの聖域が生まれる。泣き崩れる心に、未来への決意が灯る。ここから、ローゼの再起と逆転の物語が始まるのだった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる