未来の悪役令嬢

えりんこ

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第1章 プロローグですわ

王子、襲来ですわ

こんにちは アンジェリーナです
華麗なるお嬢様ライフも板についてきましたわ まあ元々アンジェリーナは
スペックの高い生まれながらのお嬢様な訳で前世を思い出したところで屁の河童でございますわ。

ゴホン・・・興奮するとヘッポコな昔がつい出てしまいそうになりますわ。
猫を三匹位被らないと駄目でございますわね。

閑話休題

そんな事をしている場合じゃございませんわ 本日、ついに女子会ですの
わーい お友達を呼んでおしゃべりするのよ  むふふ
お客様は我が愛しの美少女 マリエッタがやって来る 
後、もう二人マリエッタの知り合いの
お嬢様、三人の計五人ですわ。お友達になれると嬉しいのですが

時間になり令嬢達が次々に到着しましたわ

「アンジー様この度はお招き有難うございます」
(きゃー 今日も可愛い )
ピンク色のドレスが良く似合っていますわ 
(このこの子マリエッタでリアル着せ替え人形ゴッコしたい)

他のご令嬢もきちんと挨拶をしなくてはなりませんね
今日の女主人ホストですものね 一応、デビューですわ

「アンジェリーナです 初めまして本日は楽しんでいって下さいね」

「アンネッタ=ロレリーと申します 本日はお招きに授かり有難うございます」

(この方はロレリー伯爵のご令嬢 赤いドレスは少し派手だわ 気が強そうね)

「ブリジット=フィール=ギャンドル でございますお初にお目にかかります」

(スッキリとした印象で青いドレスを着ているお嬢様は ギャンドル子爵のご令嬢 )

最後のお一人は黄色いドレスの少しポヤとした感じのご令嬢

「クリスティアーネ=ラ=フロイデンタールと申しますお美しいアンジェリーナ様にお会い出来まして光栄に思います」

それぞれ美しい所作で挨拶をかわす 
(これで十歳前後なんだぜ 貴族本当マジパネえ)


いけません、被っていた猫が逃げるとこでしたわ
しかしこの三人娘 ドレスカラーが信号機みたいですわね 此処には無い物だけど
何故か懐かしささえ感じるわ~ ノスタルジックとは少し違うけどね

お茶会は楽しく続いていました私の猫も戻って来ました その時です
「おい、お茶会に来てやったぞ!」と声がすると同時に信号機トリオから黄色い歓声が上がりました
第二王子がマリーのお兄様(腹黒美少年ショタ)を伴っていきなりやって来やがりましたわ
もう二人よく知らない少年がおりますわ 
他人ひとの家に知らない奴勝手に連れて来るなーーー)

「サミュエル殿下・・いきなり如何なされたのでしょうか?本日は友人達を招いてのお茶会ですのよ?
 殿下やアル様とはお約束してございませんが 私の覚え違いだったのでしょうか?」

殿下お前なぞ呼んでないぞ 私は楽しく女子会がしたいだけなのよ)
悪びれもせず天使の顔で悪魔が笑う

アンジェの初めてのホスト・デビューなんだろう?僕達を誘わないなんて冷たすぎる
と思うよ? 」とサミュエル王子が微笑みを浮かべる

「申し訳ございません。本日はレディース・ディとなっております。」
 って聞いちゃいないでさっさと席に座っているし

人の話を聞かずに勝手にお茶飲むなーー だからこいつ等誰だよ!!

「サミュエル様このお菓子凄く美味しいです」
「こっちもです」
お嬢様達はあっけに取られてる。知らん野獣共がケーキその他を食い荒らしていますわ

アンジェリーナは引きつりながら微笑を返すがなにせ相手が悪すぎた。
マナー違反でも王族が参加を求めてきたら
こっちはしがない臣下である為断りきれない。

(初めての女の子だけのお茶会だったのにな)
(て、言うか他の参加者に失礼じゃない事?いつものメンバーじゃないのに)

私は殿下の突入を止めてくださらなかったアル様を誰にも分からぬようにそっと睨んだ
敵は涼しい顔をしてお茶を飲んでいる。

「まだ咲かない可憐な蕾のお花畑に誘ってくれないアンジェ君も悪いと思うよ?」

(この腹黒ショタ お前本当は幾つなんだ? 絶対歳誤魔化してるでしょう?)
すっかり忘れていたマリエッタに目を向けると彼女は石化していて動かなかった。

小さな淑女レディ達のお茶会は混沌カオスに包まれていた

ああ、私の中の猫達が失踪していきそうですわ




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