未来の悪役令嬢

えりんこ

文字の大きさ
13 / 70
第1章 プロローグですわ

可愛いものもいっぱいあると胸焼けする

しおりを挟む
お久しぶりです アンジェリーナです

私12歳になりましたわ。何時のまにかですわ。
今年から学園に入学をします 恐れていた学園生活が始まってしまうんですね・・・・

頭の中で  ご都合主義って言葉が浮かびましたがきっと多分気のせいでございますわ。

そう、あの婚約疲労・・いえ、披露パーティーからもう5年ですのね
今も昨日の事の様に覚えておりますわ・・・・



*************

あの日 私は朝も早くから屋敷の侍女達に叩き起こされピッカピカに磨き上げられました
わずか7歳の幼女に何て無体な事をして下さりやがるんですか! と怒鳴りたい気持ちを抑え
なすがままになっておりました。 指揮官は何故かお母様 貴婦人はドーンと構えておいて下さい(涙)
お母様あなたが一番はしゃいでいらっしゃいますね。

「だって、生きた着せ替え人形よ!流石、私の娘だわ 飾り甲斐があるわ~~~
私はね、美しいものや可愛らしいものが大好き。 アンジーはね 可愛らしくは無いけど本当に綺麗よね」
屈託の無い笑顔でお母様は言い切りましたわ

「それで言えば マリーちゃんは最高よねえ。 見た目も中身も小動物みたいだし。仔兎ちゃんだわ
あんな子が息子のお嫁さんになってくれたら最高なのにね」


お母様・・・血を別けた実の娘に何て言う事を・・・・・それにマリーはあげませんわ
確かに私は可愛らしさの欠片も無いですけどね・・・気にしているのに~~~
お母様がまだ隣の国の大公女殿下で有った時は 
《国色天香 手折れぬ誇り高きホワイト・ローズ》
でしたっけ? 凄い二つ名ですわね   お隣の国の社交界って一体?? 

だから知りませんわ お母様 公爵家の別邸でお気に入りの侍女達をはべらかして着せ替えゴッコなさっているなんて  可愛いものだらに囲まれた素敵なサロンなんて
全然、知りませんからね お母様!!
エトワール公爵夫人、男子禁制の秘密(?)のお茶会に御呼ばれするのが
貴族の夫人達の密かなステータスになっているなんて私、子供なんで何にも知りませんわ
王妃様や宰相婦人が通っていることなんてコレッポッチも知りません。

パーティーは夕方からなのに朝ごはんはショコラ一杯のみでお茶を濁す
この分ではお昼ご飯も・・・・ 私は育ち盛りなんですわよ。 お止めになってコルセットは嫌ですわ
7歳の寸胴体系にメリハリを付ける何てありえません。何ですかこれは拷問ですか?

「お嬢様は透けるように白く透明感がおありで本当にお美しい。こんな綺麗な女の子はどこを探したっておりませんわ。このようなドレスをこの年齢で着こなせるのは流石アルペール国の姫君であらせられましたレティシア様の血筋そのものですわ。姫君の幼き頃に瓜二つですわ」

うわーー何か褒め殺しされているみたいですわ お母様の小さい頃からの侍女頭 ベニータは筋金入りのお母様信者なのよね・・・。輿入れの際も一緒に来たんだもの。 忠義心厚くてなによりですわ

菫色を基準にした美しいシルエットのドレス ウエストの切り替え部分はゴールド
スパンコールではなくて薔薇の刺繍としてダイヤが縫われています これだけの宝石をドレスに縫い付けるのはさぞかし大変な労力でしょう。 製作時間 ゆうに5ヶ月とお聞きしました 
本当に素晴らしい仕上がりですが声に出して言いたいのです 私、デビューもしていない七歳児ですのよ?
一回着たら御仕舞いになる物に一体全体幾らのお金が掛かっているのでしょう?
公爵家の体裁と私を溺愛している両親の愛の賜物ですわね。頭が痛くなってきましたわ

子供ガキんちょには絶対勿体無さ過ぎなのです それにもう一つありますのよ不満が・・

これはまるでいかにも、アルフレッドショタ様仕様じゃ御座いません事?
彼は世にも珍しい紫の瞳にまじりっけの無い見事な金髪の貴公子様なのだ
隣に並ぶのが恥かしくなってくる位の美人さん(腹黒ですけどね)
私にだって羞恥心位御座いますわよ。 辛い夜になりそうな気がします

最後にこれまたお高そうなダイヤとサファイヤのネックレスと対のイヤリングを着けて出来上がり~~
とうとう出陣のお時間がやってきてしまったのですね。

お腹も空いてHPは限りなく0に近いですわ  頑張れアンジェリーナ



しおりを挟む
感想 34

あなたにおすすめの小説

敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています

藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。 結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。 聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。 侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。 ※全11話 2万字程度の話です。

「今とっても幸せですの。ごめんあそばせ♡」 捨てられ者同士、溺れちゃうほど愛し合ってますのでお構いなく!

若松だんご
恋愛
「キサマとはやっていけない。婚約破棄だ。俺が愛してるのは、このマリアルナだ!」 婚約者である王子が開いたパーティ会場で。妹、マリアルナを伴って現れた王子。てっきり結婚の日取りなどを発表するのかと思っていたリューリアは、突然の婚約破棄、妹への婚約変更に驚き戸惑う。 「姉から妹への婚約変更。外聞も悪い。お前も噂に晒されて辛かろう。修道院で余生を過ごせ」 リューリアを慰めたり、憤慨することもない父。マリアルナが王子妃になることを手放しで喜んだ母。 二人は、これまでのリューリアの人生を振り回しただけでなく、これからの未来も勝手に決めて命じる。 四つ違いの妹。母によく似たかわいらしい妹が生まれ、母は姉であ、リューリアの育児を放棄した。 そんなリューリアを不憫に思ったのか、ただの厄介払いだったのか。田舎で暮らしていた祖母の元に預けられて育った。 両親から離れたことは寂しかったけれど、祖母は大切にしてくれたし、祖母の家のお隣、幼なじみのシオンと仲良く遊んで、それなりに楽しい幼少期だったのだけど。 「第二王子と結婚せよ」 十年前、またも家族の都合に振り回され、故郷となった町を離れ、祖母ともシオンとも別れ、未来の王子妃として厳しい教育を受けることになった。 好きになれそうにない相手だったけれど、未来の夫となる王子のために、王子に代わって政務をこなしていた。王子が遊び呆けていても、「男の人はそういうものだ」と文句すら言わせてもらえなかった。 そして、20歳のこの日。またも周囲の都合によって振り回され、周囲の都合によって未来まで決定されてしまった。 冗談じゃないわ。どれだけ人を振り回したら気が済むのよ、この人たち。 腹が立つけれど、どうしたらいいのかわからずに、従う道しか選べなかったリューリア。 せめて。せめて修道女として生きるなら、故郷で生きたい。 自分を大事にしてくれた祖母もいない、思い出だけが残る町。けど、そこで幼なじみのシオンに再会する。 シオンは、結婚していたけれど、奥さんが「真実の愛を見つけた」とかで、行方をくらましていて、最近ようやく離婚が成立したのだという。 真実の愛って、そんなゴロゴロ転がってるものなのかしら。そして、誰かを不幸に、悲しませないと得られないものなのかしら。 というか。真実もニセモノも、愛に真贋なんてあるのかしら。 捨てられた者同士。傷ついたもの同士。 いっしょにいて、いっしょに楽しんで。昔を思い出して。 傷を舐めあってるんじゃない。今を楽しみ、愛を、想いを育んでいるの。だって、わたしも彼も、幼い頃から相手が好きだったってこと、思い出したんだもの。 だから。 わたしたちの見つけた「真実の愛(笑)」、邪魔をしないでくださいな♡

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

転移先で日本語を読めるというだけで最強の男に囚われました

桜あずみ
恋愛
異世界に転移して2年。 言葉も話せなかったこの国で、必死に努力して、やっとこの世界に馴染んできた。 しかし、ただ一つ、抜けなかった癖がある。 ──ふとした瞬間に、日本語でメモを取ってしまうこと。 その一行が、彼の目に留まった。 「この文字を書いたのは、あなたですか?」 美しく、完璧で、どこか現実離れした男。 日本語という未知の文字に強い関心を示した彼は、やがて、少しずつ距離を詰めてくる。 最初はただの好奇心だと思っていた。 けれど、気づけば私は彼の手の中にいた。 彼の正体も、本当の目的も知らないまま。すべてを知ったときには、もう逃げられなかった。 毎日19時に更新予定です。

兄様達の愛が止まりません!

恋愛
五歳の時、私と兄は父の兄である叔父に助けられた。 そう、私達の両親がニ歳の時事故で亡くなった途端、親類に屋敷を乗っ取られて、離れに閉じ込められた。 屋敷に勤めてくれていた者達はほぼ全員解雇され、一部残された者が密かに私達を庇ってくれていたのだ。 やがて、領内や屋敷周辺に魔物や魔獣被害が出だし、私と兄、そして唯一の保護をしてくれた侍女のみとなり、死の危険性があると心配した者が叔父に助けを求めてくれた。 無事に保護された私達は、叔父が全力で守るからと連れ出し、養子にしてくれたのだ。 叔父の家には二人の兄がいた。 そこで、私は思い出したんだ。双子の兄が時折話していた不思議な話と、何故か自分に映像に流れて来た不思議な世界を、そして、私は…

ヤンデレにデレてみた

果桃しろくろ
恋愛
母が、ヤンデレな義父と再婚した。 もれなく、ヤンデレな義弟がついてきた。

義兄に甘えまくっていたらいつの間にか執着されまくっていた話

よしゆき
恋愛
乙女ゲームのヒロインに意地悪をする攻略対象者のユリウスの義妹、マリナに転生した。大好きな推しであるユリウスと自分が結ばれることはない。ならば義妹として目一杯甘えまくって楽しもうと考えたのだが、気づけばユリウスにめちゃくちゃ執着されていた話。 「義兄に嫌われようとした行動が裏目に出て逆に執着されることになった話」のifストーリーですが繋がりはなにもありません。

年下夫の嘘と執着

紬あおい
恋愛
夫が十二歳の時に白い結婚をした。 それから五年、家族として穏やかに暮らしてきたが、夫に起こったある事件で、一人の男性としての夫への愛を自覚し、妻は家を出る。 妻に捨てられたと悲観した夫は毒薬を飲み、この世を去ろうとした。

処理中です...