未来の悪役令嬢

えりんこ

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第1章 プロローグですわ

愛しさと刹那さと心苦しさと

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皆様 御機嫌よう アンジェリーナです

私は婚約披露パーティー会場にいるんですが招待されている方々に囲み取材を受けてる気分です
何故でしょう お母様の実家のアルペール国の王族に囲まれているのはどうしてでしょうか?

祖父のリュミエール大公と伯父である次代当主のレオポールご夫妻 その息子達は宜しいと思います
(従兄弟ですからね)
が・・・アルペール国の王太子殿下と妃殿下、王子様も招待されているのは何故でしょう?

もう、血は遠くなっていますわよね?流石にねえ~~私の婚姻式にかこをつけた王子様達の外交デビューなのかしら? ああ、此方の国の国王夫妻と第一王子&第二王子それに王女様二人ももやっぱりいらっしゃいました。
臣下のお子ちゃまの婚約披露パーティーに一家揃って有難うございます
別に宜しいのですが誰が主役か分からなくなっておりますわね。

アルフレッド様は私の手を中々離そうとしません。お互いに表情は何時も崩さないのですがどうしてか
今日のアル様は蕩けた表情をしておりますのはどうしてでしょう? ハッ、もしかしてお酒を召し上がってしまったのでしょうか? お子ちゃまは駄目ですわよ 私達はジュースだけでございますよ と言った
私の言葉にアルフレッド様は
アンジェ君に何時だって酔っているんだ」とふざけた事を仰いました
周りの大人達が微笑ましそうな顔して此方を見ております。
本当は生暖かい視線なんでしょうね?  つ・・・辛いですわ 

私は女優・・・と千の仮面を被りながら挨拶を交わします。一体、どれ程の方にご挨拶をすればこの苦行が終わるのでしょうか? 終わらない挨拶にウンザリしていた時
私の心のお守りマリーが来てくれました。
(貴女だけが心の支えですわ!!)

サミュエル様とご一緒でしたわ
「お兄様、アンジェリーナ様 この度はおめでとうございます。今日のアンジーとても綺麗だわ 菫色のドレスなんて ふふふ」大好きな兄と大好きな親友の婚約を心から嬉しそうに笑う

そういうマリーはパステルピンクのドレスが良く似合っておりマリーの可愛らしさを引き立ててる。
(私には似合わないそうなドレスですわ でも一度着てみたいデザインですね・・・)
「アンジーのドレスの色はまさにアルフレッドその物だな・・・何か面白くないんだけど?俺だってアンジーの事す・・・」 
何でしょう? よく聞こえませんでしたわ?
アルフレッド様が軽く叩きます・・・止めてくださいませ ここには怖い大人がわんさかおりますのよ。
それこそ不敬罪になってしまいますわ。
 
(サミュエル様は良く、分からない事を仰っています。呟きながらお話する癖は王族に相応しくないので直して頂かなくてはいけませんね)

そんな時、親戚であるアルペール国王子が話し掛けてきました
「婚約おめでとう アンジェリーナ 僕も君に求婚していたの知っていたかい?ずっと君が好きだった」
今年12歳になる王子も大変ご立派な少年です・・・けど今此処で仰る話ではないのでしょうか?
ぶっ飛びの爆弾発言かましてくれやがったのですわ

その場に固まる動かない石像が三体ございましたわ(ショタ腹黒除く)
他の方々には聞こえていないみたいなのが幸いでしたわ 「あ、あの、レオポルト殿・・」

アンジェリーナがどうにかしてその場の雰囲気を変えようとした時
「ご安心をレオポルド殿下 アンジェは私が生涯を掛けて愛し、守り抜くと誓います。選ばれたのはこのアルフレッド=ド=モントローズです (アルペール)国に帰られてもご安心ください 彼女は絶対に離しませんから」

はっきり良いまして怖いの一言です。二人とも笑顔なのに目が笑っておりませんのよ 
当事者としてはどうすればよいのかわからず七歳のお子様には荷が重過ぎます

ただならぬ空気を感じ取って下さったのかお父様やお祖父様が此方にやって来て下さいました。

(助かりましたわ)
流石の年の功のお祖父様に促されレオポルト殿下が王族席に連行される
これでもう石化の呪いは解けました・・・よね?

何となくレオポルド殿下は隠しの攻略者みたいですわね
婚約もしてしまいましたし 私には逃げ場がどんどん無くなっている気がします

サミュエル様との婚約じゃなくてまだマシかもしれません。が、マリーにその役目が回っては来ないとは言えませんからね・・・・。やはり来るべき闘いに備えて自分磨きをしなくてはいけませんね。

時間だけが過ぎて行き私とアルフレッド様の婚約後のファーストダンスを踊らなくてはなりません
ダンスは得意なのですがはっきり言ってこんなお子ちゃまのダンスで宜しいのでしょうか?

曲が始まりアルフレッド様が私の手を取って踊り始めます
凄く、軽やかで羽が生えたみたいに踊りやすくて吃驚です  何度も二人で踊った事はありますが
こんなに息が合うとは思いも因りませんでしたわ ずっと二人で踊っていたい気分です

「本当にお似合いですわね対のお人形のようですわ」
「まだ幼いながら 将来はこの国を背負って頂くお二人だ 公爵家も安泰ですな」
人々が賞賛の声を上げる 
「何て息の有ったステップでしょう?思いあっているのが良くわかりますわね」


そんな二人を見つめる黒い瞳の王子が呟いた

「アンジェリーナ、きっと君をこの手に手に入れるよ 将来の王妃の椅子に相応しいのは君しかいないからね」




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