未来の悪役令嬢

えりんこ

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第2章 怒涛の学園生活の始まりですわ

マリー心の向こうに

えーっと、皆様こんにちは 私マリエッタ=ド=モントローズと申します

わたしの家は公爵家でお父様は宰相をしております このマルグレーデスこの国屈指の名門貴族です

今日は私の大好きなお友達のお話をさせて頂きたいと思います。私の親友はアンジェリーナ=ラ=トゥール=エトワール とても素敵な女の子です。

彼女と知り合ったのはそうですねまだ2,3歳位だと思います。子供なのに凄くシッカリしていて
美しい(今もですけど)少女でした。私がオドオドして何も出来なくてもアンジーは辛抱強く私を道いてくれたの

サミュエル王子の悪戯が酷くて泣かされたときにも王子様を叱ってくださり元気つけてくれました
サミュエル様の悪戯がなにかって?そうですわね・・・王妃様がお好きなロイヤル・ガーデンの薔薇が突如消えたり(薔薇は王宮の至るところに飾ってあった)
池の中にいる筈の魚が違う場所で発見されたり
そうですね~後、王宮の絵画が滅茶苦茶に飾られた事もありましたわ
(あれだけ高いところのをよくもまあと思いましたわ)

でその悪戯が発見されると何故か私が一緒の時が多くついでに叱られる事がよく有って泣いておりました
それを身を呈して庇ってくれたのがアンジーだったのです。(お兄様は極、気まぐれで助けてくれた)

最初は悪戯ばかりするサミュエル様が少し苦手だったのですが(あっ、けして意地悪じゃないですよ)
仄かな恋心を何時しか抱くようになっていきました。王家特有の燃えるような赤い髪の毛もとても素敵だななんて思っておりました。でも隣にはアンジーがいる 私よりお似合いみたいで辛かったです。
幼くても女は女でした。この恋心に必死で蓋をしようとしてた時お兄様とアンジーに婚約のお話が出たのです

もしかして王命が出てアンジーは断れなかったのかとも思いましたがそうでは無さそうです
ある日、お兄様と二人でお話しする機会に恵まれました
「お兄様はアンジーの事本当に好きですの?」
「僕が本気で愛せない子と婚約するとでも?」
お兄様は小さい頃から神童、天才の名を欲しいままにしてきた方でした。
何か、打算や策略で大好きなアンジーと一緒になって貰いたくはなかったのです。
彼女もまた、天才、才女と言われる人物だったからです。
私はサミュエル様が幸せになれるのなら諦めるつもりでした

「僕はね、一生掛かってもアンジェの全てが欲しい 手に入れる為だったら何でも出来るよ」
僅か10歳の少年とは思えませんでした。穏やかそうな爽やかな顔とは裏腹に黒い笑みを見ました。
これが多分、他の方が見たら微笑ましい出来事でしょう だけども私は血の繋がりのせいか分りました。
アンジーは多分、お兄様から逃げることは到底敵わないでしょう

外堀を埋め見事に婚約まで持って行きました。婚約披露パーティーでひと悶着ありましたが
傍目では仲睦まじいお似合いのカップルです。でも一言申し上げるとあの二人温度差が激しいのです

お兄様はあの手、この手でアンジーに愛を伝えておりますがまあ、傍目からするとうっとおしい位
(内緒ですわ)
情熱的に顔が赤く熱くなる位なのに なのにですよ皆様、彼女は全然気が付いていない!

鈍いにも程があるってもんですわ どうやらアンジーはお兄様が何か裏があって婚約したと
未だに信じているみたいです。
(お兄様の自業自得ですね 腹黒だからですわ)

そんなアンジーに恋する命知らずな男性は闇に葬られてます
(あっ、殺してはいないはずですが)
在る者は静かに凄みのある脅しをされまた或る方は親に圧力をかけて・・・・・
我が兄ながら恐ろしいです。一度お父様にお話をしたのですが
「私に似たのだな」と一言・・・・
お母様に言っても「これだからモントローズの男は・・・・」黙ってしまわれました

あれ、私なにか、モントローズ家の闇に触れてしまったのでしょうか?
それ以来そのお話は禁句になっております。
傍から見たら物凄くお似合いの二人なのでもっと仲良くしていただきたいと思います。
出来ればお兄様を愛して頂いてからお嫁さんに
私のお姉様になって貰いたいと考えるのは我儘でしょうか?

最近、学園に入ってから変な令嬢に絡まれて困っております
お兄様が落ち着いている内に終わって頂きたいと思います。
後は出来るならでいいんですけど
サミュエル様との関係がもう少し進むといいのですが・・・・

私達は実はまだ婚約者ではございません。私は筆頭婚約者候補なのです。
お兄様に相談しても「既成事実でも作れば?」とお話になりません。
「でも下手に手を出したら殺す」とか恐ろしい事言っております。
我が兄ながら相変わらず怖いです。王子様相手ですよ?
アンジーには到底言えません  私の恋心は混沌としたままです。
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