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第3章 嵐の中で令嬢たちは優雅に微笑む
諦めるのを諦めて
今回のお話はその描写自体はぼやかしておりますが陵辱を思わせる描写がございます
不愉快になる方がいらっしゃるかもしれませんのでここに記しておきます
本編には直接は関係が少ないので読み飛ばしてもそんなに支障は無いと思います
*************************
私の名は アリアーヌ=クラルティ ご存知の通り名門クラルティ候爵家の末娘ですわ
こんな醜聞を晒してしまって 一族の恥と言われてしまうのでしょうか?
遅くに生まれた私を父も兄弟達も大層可愛がり 自分を中心に世界は回っておりました。
欲しい物は大抵私の元に来ましたわ。 それが当たり前だと思っていました。
同じ年のクレール=セスブロン 家同士のお付き合いもあり彼が私の隣にいる事は私の中で当たり前の事でした
当然のように婚約をして私は彼に確かに恋をしていました。
何時しかそれは執着となり彼を縛り付けるしか私には出来ませんでした。
彼は私を見ていない 見ている振りをして他の誰かを見ている
二年前の事件?そうですわねあれは私達が中等部3年になったばかりの頃ですわ
ある令嬢が編入して来ましたわ 彼女は マドロン=フリムラン 伯爵家の庶子でしたわ
彼女のお母様が庭師と恋仲になって駆け落ちした末の娘だったそうです。
ご両親が亡くなられて伯爵家に引き取られたそうですわ。
良く知っているのは如何してですって?だってあの頃学園中の噂でしたもの
庶子の娘は娘らしく大人しくなさっていればいいのに事も有ろうことかクレール様に色目をお使いになったんですの。 それは私、怒りましたわ だって私の婚約者ですのよ?貴女だって御自分の婚約者が他の女性と抱き合っていたらどうしますの?
許せないでしょう?だから私はあの身の程を知らぬ女に思い知らせただけですわ。
最初は軽い気持ちでしたのよ?彼女の教科書を焼却炉に入れて燃やしてあげましたの
お母様の大切な形見と仰っていましたブローチもゴミに捨てさせて頂きましたわ
水も何回もお掛けしましたわね 真冬でも。真っ青な唇をして震えていましたわ
其れなのに下賎な物は諦めが悪いですわね。 ええ、水面下で動いておりましたわ。
生徒自治会に知られると面倒臭いですからね。
よく、私のお友達とぶつかりになって転んでもいましたわ。運動神経が悪い方だったんですわね。
ドンくさいとでも言うのでしょうか?流石に田舎育ちですわね。
一度は誰かに押されたとかで階段から落ちたこともございましたわね。
私は何も知りませんけど。
二人して言うんですわ『真実の愛を知ってしまった』『私達を誰も離せない』とか世迷い事を仰っていましたわ
笑ってしまいますでしょ?言うに事欠いて婚約を解消したいだなんて・・・・
私達の婚約は家同士の確たる結びつきの上ですわ。王家に認められた婚約ですのよ
父親が平民風情の小娘が由緒有る侯爵家に認められる訳がございませんわ。
分り切ったお話ですわよね?
幾ら身の程を知りなさいと私達が忠告してもあの女は言うことを聞きませんでしたわ
勿論、クレールにも何度も忠告をしましたわ それでもあの女の色香に迷っているクレールは聞きやしません
それでも彼は貴族としての柵から抜け出せはしませんわ。
ずっと一緒にいた私が良く存じております。
号を煮やした私は彼女がクレールに顔向けできなくなれば言いと思いました。
あの女を地獄に落とすのは意外と簡単でしたわよ? クレールの名前を使って呼び出しましたの。
待っていたのは愛しいクレールではなくて
高等部の上級生の男子達でしたけどね・・・・。
後はそう、聡い貴女様でしたらこれ以上言わなくても御分かりになるでしょう?
そうね、聞かない方が宜しいと思いますわ。
純潔を失って汚されたあの女はもうクレールの側にいる事なんて流石に出来ないようで学園を退学し、
領地に篭られているようですわね。後の事は知りませんが。
これも私は一切、知らぬところで行なわれたお話ですわ。
私の事 酷い女だと思っていらっしゃるでしょう?
でも人の婚約者に手を出した方が悪いと思いませんこと?
全てはあの女の自業自得だと思っていますわ。それからクレールは私を見ませんの
いえ、見てはいるのですが私を見ていないのです。全て諦めた様な顔をしているのです。
彼はそれからも女生徒と裏で醜聞を流しましたわ あの伯爵令嬢の上書きをするかのように
それで今回の騒ぎでしたわ また何時もの事と流していれば良かったのですが
あの小娘が思っていた以上に御馬鹿さんでしたので
ついついやり過ぎてしまいましたのよ。失敗しましたわ
ルイーズさんの言葉を借りますと私は悪役令嬢だそうですわね・・・
ふふふ悪役令嬢良い響きですわね
私は何時、ルミナス修道院を出られるのか解りませんが絶対に婚約は破棄しませんのよ
学園を卒業する頃には私は立派な行き遅れですもの
それに醜聞に塗れた私に良縁なんてございませんのよ?
それは学園を追われたクレールも同じ事ですわ
私は絶対にクレールを離しませんわ だから婚約破棄なんてしませんのよ
諦めるなんて事は有り得ませんのよ
だから最初に言ったじゃございませんか 愛から執着になっているって
私ね、ずっとアンジェリーナ様が羨ましくて妬ましくって仕方が無かったんですわよ?
貴女は私が欲しい物は全て持っていらっしゃるわ 私より高い地位 美しさ
それに貴女を愛してやまない婚約者
クレールもアルフレッド様の10分の1でも私を見て下さっていたら少しは違った結末があったかも知れませんね
まあ、今となってはタラレバのお話をしてもしょうがございませんわよね。
私は近いうち修道院に送られますわ その前にアンジェリーナ様と一度、向き合ってお話ししたかったんですわ
「それでは 御機嫌よう また、お会いできる事を楽しみにしておりますわ」
不愉快になる方がいらっしゃるかもしれませんのでここに記しておきます
本編には直接は関係が少ないので読み飛ばしてもそんなに支障は無いと思います
*************************
私の名は アリアーヌ=クラルティ ご存知の通り名門クラルティ候爵家の末娘ですわ
こんな醜聞を晒してしまって 一族の恥と言われてしまうのでしょうか?
遅くに生まれた私を父も兄弟達も大層可愛がり 自分を中心に世界は回っておりました。
欲しい物は大抵私の元に来ましたわ。 それが当たり前だと思っていました。
同じ年のクレール=セスブロン 家同士のお付き合いもあり彼が私の隣にいる事は私の中で当たり前の事でした
当然のように婚約をして私は彼に確かに恋をしていました。
何時しかそれは執着となり彼を縛り付けるしか私には出来ませんでした。
彼は私を見ていない 見ている振りをして他の誰かを見ている
二年前の事件?そうですわねあれは私達が中等部3年になったばかりの頃ですわ
ある令嬢が編入して来ましたわ 彼女は マドロン=フリムラン 伯爵家の庶子でしたわ
彼女のお母様が庭師と恋仲になって駆け落ちした末の娘だったそうです。
ご両親が亡くなられて伯爵家に引き取られたそうですわ。
良く知っているのは如何してですって?だってあの頃学園中の噂でしたもの
庶子の娘は娘らしく大人しくなさっていればいいのに事も有ろうことかクレール様に色目をお使いになったんですの。 それは私、怒りましたわ だって私の婚約者ですのよ?貴女だって御自分の婚約者が他の女性と抱き合っていたらどうしますの?
許せないでしょう?だから私はあの身の程を知らぬ女に思い知らせただけですわ。
最初は軽い気持ちでしたのよ?彼女の教科書を焼却炉に入れて燃やしてあげましたの
お母様の大切な形見と仰っていましたブローチもゴミに捨てさせて頂きましたわ
水も何回もお掛けしましたわね 真冬でも。真っ青な唇をして震えていましたわ
其れなのに下賎な物は諦めが悪いですわね。 ええ、水面下で動いておりましたわ。
生徒自治会に知られると面倒臭いですからね。
よく、私のお友達とぶつかりになって転んでもいましたわ。運動神経が悪い方だったんですわね。
ドンくさいとでも言うのでしょうか?流石に田舎育ちですわね。
一度は誰かに押されたとかで階段から落ちたこともございましたわね。
私は何も知りませんけど。
二人して言うんですわ『真実の愛を知ってしまった』『私達を誰も離せない』とか世迷い事を仰っていましたわ
笑ってしまいますでしょ?言うに事欠いて婚約を解消したいだなんて・・・・
私達の婚約は家同士の確たる結びつきの上ですわ。王家に認められた婚約ですのよ
父親が平民風情の小娘が由緒有る侯爵家に認められる訳がございませんわ。
分り切ったお話ですわよね?
幾ら身の程を知りなさいと私達が忠告してもあの女は言うことを聞きませんでしたわ
勿論、クレールにも何度も忠告をしましたわ それでもあの女の色香に迷っているクレールは聞きやしません
それでも彼は貴族としての柵から抜け出せはしませんわ。
ずっと一緒にいた私が良く存じております。
号を煮やした私は彼女がクレールに顔向けできなくなれば言いと思いました。
あの女を地獄に落とすのは意外と簡単でしたわよ? クレールの名前を使って呼び出しましたの。
待っていたのは愛しいクレールではなくて
高等部の上級生の男子達でしたけどね・・・・。
後はそう、聡い貴女様でしたらこれ以上言わなくても御分かりになるでしょう?
そうね、聞かない方が宜しいと思いますわ。
純潔を失って汚されたあの女はもうクレールの側にいる事なんて流石に出来ないようで学園を退学し、
領地に篭られているようですわね。後の事は知りませんが。
これも私は一切、知らぬところで行なわれたお話ですわ。
私の事 酷い女だと思っていらっしゃるでしょう?
でも人の婚約者に手を出した方が悪いと思いませんこと?
全てはあの女の自業自得だと思っていますわ。それからクレールは私を見ませんの
いえ、見てはいるのですが私を見ていないのです。全て諦めた様な顔をしているのです。
彼はそれからも女生徒と裏で醜聞を流しましたわ あの伯爵令嬢の上書きをするかのように
それで今回の騒ぎでしたわ また何時もの事と流していれば良かったのですが
あの小娘が思っていた以上に御馬鹿さんでしたので
ついついやり過ぎてしまいましたのよ。失敗しましたわ
ルイーズさんの言葉を借りますと私は悪役令嬢だそうですわね・・・
ふふふ悪役令嬢良い響きですわね
私は何時、ルミナス修道院を出られるのか解りませんが絶対に婚約は破棄しませんのよ
学園を卒業する頃には私は立派な行き遅れですもの
それに醜聞に塗れた私に良縁なんてございませんのよ?
それは学園を追われたクレールも同じ事ですわ
私は絶対にクレールを離しませんわ だから婚約破棄なんてしませんのよ
諦めるなんて事は有り得ませんのよ
だから最初に言ったじゃございませんか 愛から執着になっているって
私ね、ずっとアンジェリーナ様が羨ましくて妬ましくって仕方が無かったんですわよ?
貴女は私が欲しい物は全て持っていらっしゃるわ 私より高い地位 美しさ
それに貴女を愛してやまない婚約者
クレールもアルフレッド様の10分の1でも私を見て下さっていたら少しは違った結末があったかも知れませんね
まあ、今となってはタラレバのお話をしてもしょうがございませんわよね。
私は近いうち修道院に送られますわ その前にアンジェリーナ様と一度、向き合ってお話ししたかったんですわ
「それでは 御機嫌よう また、お会いできる事を楽しみにしておりますわ」
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