未来の悪役令嬢

えりんこ

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第3章 嵐の中で令嬢たちは優雅に微笑む

ある新米女官の目撃談

私はある田舎の伯爵家の次女です。今年、マルグレーデス学園を卒業して王宮に女官として働き出しました
王宮は女生徒にとって憧れの職場であり 又素敵な殿方が見つかりやすい職場です
(何と言っても武官、文官 優秀な男性が一杯おりますわ 殿方もお嫁さん候補を探しているらしいです)

王宮で行儀見習いで働きますと何と言っても箔が着きますからね。
先輩方も仕事は仕事、プライベートは別と割り切っているようです。 この国の王族は国王陛下、王妃殿下それからもう少しで王太子になられる第一王子殿下、同級生だった双子の王女殿下、今年学園に入学なされた第二殿下になります

私の様な入ったばかりの新米女官は王族付にはなれませんが華やかな一族を眺めているだけでも田舎出身の私には眩しいです。それに年下ですが宰相様の嫡男のアルフレッド様のお姿も拝見できるし・・・
別にお目に留まろうだなんてそんな大それた事 考えておりません。憧れ・・・?って言うのでしょうか?
学園の時も生徒自治会で活躍をしているのを遠くから見ていられたら嬉しかったです。

それに実を言うとアルフレッド様の婚約者でいらっしゃいます アンジェリーナ様に一番、尊敬と敬愛を持っています。 あっ、変な意味ではございませんよ。あれは私が学園にいる頃でした

デビューはしましたが田舎の伯爵家の出身の私に王都の社交界は敷居が高すぎました なので
昼の園遊会には出ておりましたが親しい友人も無く所在無さ下な私に酒癖の悪そうな殿方が絡んできましたが
アンジェリーナ様がさり気なく助けてくださりました (僅か10歳に為るか為らないかの女の子ですよ?!)
そして同じ様な年齢のご令嬢達を紹介してくださりましたその時に知り合った令嬢達は皆、今も仲の良いお友達です。 地味な令嬢が多いのですが(私も含めて)その様な者達までお心配りをして下さったのです あの方は。
まだ少女なのに凛としてお美しく小さな女王陛下の様でした。

歳が離れていますのであの方が入学するのと私の卒業が重なりましたので残念ながら同じ時間を学園で過ごす事は出来ませんでしたが。たまに王宮いらっしゃられるのでお姿を拝見できて嬉しいです。
本日も急にお見えになられて一寸ですが挨拶する事が出来ました。 公爵夫人とご一緒にいらしておりました。

婚約者のアルフレッド様も先にお見えになっていたので此方でご一緒のお姿を拝見できるかもしれません
先輩の女官や侍女の方はアルフレッド様にお声を掛けていただきたいと思う不届き者も沢山おります。
でもアルフレッド様はアンジェリーナ様しかお目に入っていないと思います。私はずっと見てきましたからわかります。 一枚の絵画の様なお二人 それ以外は認められませんわ 久しぶりにお目にかかったアンジェリーナ様はとても美しくなっておりました。お美しいのは前からですが何と言いますが そう 薔薇の花が咲く寸前のような危うい美少女になっておりましたわ。本当はもっと身近で見ていられたら幸せなのですが 今の職場に不満はございません。 でもこの先もしも 良縁に恵まれましたらエトワール家かモントローズ家に縁の深い方が宜しいですわ。

もっと身近でお仕えしたいと実は思っています。少し図々しいでしょうか?
あら、嫌だわ 私ったら 初めてお会いした方に ベラベラと私的なお話をしてしまって
貴方様も休憩時間だったんですよね? 申し訳ございませんわ。 えっ?アルレッド様の事?
さっきもお話したように 憧れはございますわ 麗しの貴公子様ですからね。 あの方に憧れない女性はいらっしゃらないんじゃないですか? でも私はアンジェリーナ様あってのアルフレッド様なのです

アンジェリーナ様が悲しむ顔は絶対に見たくありません。やっぱり変でしょうか?私・・・・
そう言えばお名前も伺っていませんでしたね・・・・・ああそうなのですか

へーえ お仕えなさっている方の専属騎士様なんですか? ご主人様の付き添いで登城なさったんですね  私より6歳も上なんて 見えませんわー あっ、お気を悪くなされないで下さい。 何か初めてお会いしたとは思えなくて ついつい話し過ぎてしまいましたわ。 申し訳ございません。 さて もう直ぐ休憩時間も終わってしまいますわ

今日は有難うございました。私 余り殿方とお話するのに慣れていませんので退屈だったでしょう?
大丈夫、楽しかった・・・そう言って頂けて ホッとしますわ~。
ご主人様の御用事結構掛かるんですね~~ えっ、当分終わらないだろうって それは大変ですわね
国王陛下や宰相様もご一緒って・・・・え?え?え? どう言う事ですの?そんな大物なのですか?

アルレッド様の専属騎士?えー私 余計な話してしまって 如何しましょ?
今日のお話は内緒にしてくださいませ。 如何しようかな?何て意地悪はお止めになってください。
えっ、今度の休日ですか?・・・お茶?・・・・・。少しでしたら・・・・ 
一寸だけなら宜しいですわ。 くれぐれもアンジェリーナ様とアルフレッド様には秘密ですわよ 今日のお話は・・・・。
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