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第3章 嵐の中で令嬢たちは優雅に微笑む
諸行無常の響きあり
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色々な事が起こりすぎましたが 日常に戻りつつある アンジェリーナです
ルイーズ嬢の投獄、生徒自治会長のクレール様、その許婚のアリアーヌ様の転校等
噂話には事を欠きませんでしたわ。
アリアーヌ様の悪巧みに加担していた取り巻きの方々は多少、考慮され謹慎処分で済んだみたいです
会長であるクレールの抜けた穴は大きく私達は死ぬ思いで仕事に追われていました
「もう駄目だ・・・俺は死ぬかもしれない」
何時もだと大袈裟なヨーランで済むところですが本当に洒落になりません。
「あいつ、人間性は最悪だったけど仕事だけは出来たもんね・・・」アルゼンマ先輩が遠い目をしてます
「この仕事の量残して転籍したクレール許すまじ!!」ユーリア先輩はいなくなった会長に呪いを掛けているんですね 分ります 出来るなら仕事を片付けてから転籍して欲しかったです
マリエッタとサミュエルは話す時間も惜しいのか無言で書類を片付けている
その時、席を外していたアルフレッドが男子生徒二人と一人の女生徒を連れてやって来た
皆 注目はしたが流石に手を休まない
見事な社蓄・・・もとい学蓄とでも言うのでしょうか?
私が提案した働き方改革はどうなったのでしょう?
「皆、すまない少し手を休ませて此方に注目してくれ」
今や生徒自治会長代理兼副会長のアルフレッドが話す
「余りにも仕事の量がありすぎるので新しい執行役員を(無理やり)連れてきた 仕事は出来る人材だと思うので
(思い切りコキ)使ってやってくれ」 何だか今、アルフレッドの心の声が聞こえたような・・・・
きっと気のせいですわね 余りに忙しくて幻聴とか聞こえたんでしょう
「マティアス=オードラン 高等部1年です宜しくお願いします」
銀髪に黒い瞳の精悍な顔立ちのこの方は国境警備隊 隊長のご子息ね 前にお会いした事ございますわ
「ティエリー=ブルタリアス 中等部 2年です お役に立てれば宜しいのですが・・・」
薄い茶色の髪に青い瞳のあどけなさが残る少年は王都中央病院の病院長のご子息らしいですわ
「フェリシー=デュ・ベレー 中等部3年生です 本当に私共が生徒自治会に入会しても宜しいのでしょうか?」
表向きは全生徒の憧れの生徒自治会(笑)ですものね。ええ、表向きはですけどね・・・
少し赤み掛かった茶色の髪の少女大きな繊維商会を経営している伯爵家のご令嬢ですわね
いきなり三人も入会して嬉しいけど大丈夫なんで御座いましょうか?
「即戦力になりそうな人材を探してきたからね 前から目を付けていたんだ まあ、クレールがあんな事になってしまったから時期が早まって前倒しで了解してもらったんだ 大丈夫。私が探してきた人間だから」
アルフレッドは優雅に微笑む その微笑に薄っすらと背筋が寒くなるアンジー達だった
「それで俺達は何をすれば宜しいのでしょうか?」一番年上のマティアスが聞く
「そうだね それじゃマティアスはこの書類を年度別に分けて統計を取って それからティエリーは次回の孤児院慰問ボランティア活動の流れをサミュエル殿下と共に纏めて書類を作って。それからフェルシーはいらない書類類の整理をアルゼンマに聞いて一緒にやってくれ ああ、マリーも一緒だ。」
アルフレッドが的確な命を下しそれに臆することなく動いている・・・素晴らしいですわ~
「アル様 こんなに素晴らしい方々もっと早く連れてきて下されば宜しかったのに~」
アンジーが感嘆の声をあげる。他の役員達も異論は無い
「私だって皆の負担を減らす為に早く連れてきたかったさ 様子見、と言うか彼らを吟味する時間も必要だから でも一連の騒ぎで会長がああなってしまっただろう?少し早いかな?とも思ったけど まあ、大丈夫みたいだね」
出された指示通りに仕事をてきぱきこなして行く新・執行役員達 アルフレッドは満足そうにそれを眺めている
(良かったーーー優秀な人材を的確に要職につける 働き方改革の一歩ですのね~)
「これで一息つけるね、アンジェ。最近君が不足しているから充電したいな」
とアルフレッドがアンジェリーナに抱きついてきた
「はひっ?!な何を仰っていますの?皆様の前ですわよ?」アンジェリーナが慌てる
「良いじゃないか少しくらい じゃあ明日ゆっくりと一日かけて君を堪能したい」
(何て、何て破廉恥なーー。他の方々の前で止めて欲しいですわ!!!)
サミュエル達、その他の役員達は又、何時もの事だと気にも留めない だがしかし新規の三人は目のやり場に困っていた。
「あのーヨーラン先輩これって・・・・」子犬系の可愛らしいティエリーがおずおずと口にした
「う~ん。何時もの事だから気にしたら負けだよ うん。見ていてもいいけど仕事が溜まるだけだからね」
ヨーランは気にも留めずに言い切った。
「何時もの事ですか・・・・」信じられない物を見たと言う顔でマティアスが呟く
「私、アンジェリーナ様の動揺したお顔初めて拝見しました」とフェリシー
「私生活では何時もあんな感じですわよ 昔から」マリーは穏やかな日常が戻ってきて
(いや、生徒自治会の仕事を思えば穏やかではけしてないが)甚だ、満足であった。
「まあ、良かったんじゃないかな。巻き込まれたこっちは良い迷惑だったけどね」
相変わらず男前なユーリアも微笑んだ。 落ち着いて学業や色々な活動に専念できる事 普通って素晴らしい!
新しい三人の執行役員は一連の騒ぎを噂話程度には知っていた あくまでも、噂程度だ
何故、自治会長のクレールまでもが巻き込まれ会長職を解かれはてや転籍までしなくてはいけなかったのか不思議でしょうがなかった。 まあ、ルイーズが酷かったのは明白だが・・・・
そんな考えを忙殺する様に仕事は増え続ける 今、目の前の仕事を終わらせなければ・・・
何時の間にかアンジェリーナが皆の分までお茶を用意してくれていた
マリーも一緒になって仲の良い姉妹の様に手際良くお茶を淹れている
(良い匂いがする)
終わりが見えない少しささくれ立っていた心を溶かすかのようだった
「いい加減、一息つきましょう?詰め込むだけ詰め込んで休息も無しでは効率良く出来ませんわよ?」
「良い香り~其れになんて美味しそう~」流石女の子のフェリシーが声を上げる
今日のお茶菓子はアップル・パイだった。
「これってもしかしてエトワール商会の・・・?」
「半分、当たりですわ。プロのシェフが作った物ではございませんのよ?私が今朝、焼いて来た物ですわ」
お口に合えば宜しいですがとアンジェリーナ 自ら取り分けてくれた
「美味しい~~」特に女子達は皆口々に感嘆の声を上げている マティアスもティエリーも一口食べて驚いた
大貴族のご令嬢が自ら手作りのケーキを作るなんて信じられなかった それに今まで食べたどのアップル・パイよりも美味しいのだ。つくづくアルフレッド様が羨ましかった。
「宜しいですね アルフレッド様は何時もこんなに美味しい御茶や料理を召し上がっているのですか?」
ティエリーがくんくん言いそうな顔で話した
「そうだよ、まったくアンジェの作る品は何でも美味しいんだ」蕩けそうな顔でアルフレッドが言う
「うらやましすぎます 私、アンジェリーナ様をお嫁さんに貰いたいです」と真顔でフェリシーも話しに加わる
「あげないよ?」優しげなアルフレッドの瞳は笑っていなかった
初めて見るその表情にフェリシーは固まった
ヨーランとアルゼンマが助け船を出し漸くフェルシー石化は収まった。
「アル~女の子相手なんだから脅さないでよ!」
「私は何もしていないよ?」
「だからさーお前の笑いながらの怒りはバジリスク並なんだからさ 免疫が無いと耐えられないぞ!」
「大概、失敬だね君達は」
そんな会話を聞いていた男子生徒二人もアンジェリーナに接する時は気をつけようと心に誓った
「そう言えば オードラン様って弟、いらっしゃいますか?」アンジェリーナが思いついたように聞いた
「マティアス、で結構でございます エトワール嬢。私に弟はいませんが貴女と同じクラスに従弟がおります。ブランシャール=セレスタンご存知でしょうか?」
「私の事はアンジーとお呼び下さい。そうですのセレスタン殿の従兄でしたか。余り親しくは無いのですが
クラスメイトですからね。」
「おい、マリー、セレスタンてこの前アンジーに迫った命知らずだろう?」
「う・・うん。多分 そう だと思うよ」サミュエルとマリエッタがこそこそと話しだす
入学してまもなくクラスが混沌とした空気に包まれた時の事だ サミュエルはアルフレッドに怒られた
自分に非が無いはずなのに怒られた 納得がいかなかった
溺愛しているアンジーに悪い虫が側に近寄ってくるだけで実害が無いのに怒られた。
王子の権威も何もあった物じゃ無かったがアルフレッドが怖いので黙っていた
(可笑しいな?これじゃどっちが王族と臣下だか分らないじゃないか!!)
取り合えず、 アップル・パイは美味しかった
ルイーズ嬢の投獄、生徒自治会長のクレール様、その許婚のアリアーヌ様の転校等
噂話には事を欠きませんでしたわ。
アリアーヌ様の悪巧みに加担していた取り巻きの方々は多少、考慮され謹慎処分で済んだみたいです
会長であるクレールの抜けた穴は大きく私達は死ぬ思いで仕事に追われていました
「もう駄目だ・・・俺は死ぬかもしれない」
何時もだと大袈裟なヨーランで済むところですが本当に洒落になりません。
「あいつ、人間性は最悪だったけど仕事だけは出来たもんね・・・」アルゼンマ先輩が遠い目をしてます
「この仕事の量残して転籍したクレール許すまじ!!」ユーリア先輩はいなくなった会長に呪いを掛けているんですね 分ります 出来るなら仕事を片付けてから転籍して欲しかったです
マリエッタとサミュエルは話す時間も惜しいのか無言で書類を片付けている
その時、席を外していたアルフレッドが男子生徒二人と一人の女生徒を連れてやって来た
皆 注目はしたが流石に手を休まない
見事な社蓄・・・もとい学蓄とでも言うのでしょうか?
私が提案した働き方改革はどうなったのでしょう?
「皆、すまない少し手を休ませて此方に注目してくれ」
今や生徒自治会長代理兼副会長のアルフレッドが話す
「余りにも仕事の量がありすぎるので新しい執行役員を(無理やり)連れてきた 仕事は出来る人材だと思うので
(思い切りコキ)使ってやってくれ」 何だか今、アルフレッドの心の声が聞こえたような・・・・
きっと気のせいですわね 余りに忙しくて幻聴とか聞こえたんでしょう
「マティアス=オードラン 高等部1年です宜しくお願いします」
銀髪に黒い瞳の精悍な顔立ちのこの方は国境警備隊 隊長のご子息ね 前にお会いした事ございますわ
「ティエリー=ブルタリアス 中等部 2年です お役に立てれば宜しいのですが・・・」
薄い茶色の髪に青い瞳のあどけなさが残る少年は王都中央病院の病院長のご子息らしいですわ
「フェリシー=デュ・ベレー 中等部3年生です 本当に私共が生徒自治会に入会しても宜しいのでしょうか?」
表向きは全生徒の憧れの生徒自治会(笑)ですものね。ええ、表向きはですけどね・・・
少し赤み掛かった茶色の髪の少女大きな繊維商会を経営している伯爵家のご令嬢ですわね
いきなり三人も入会して嬉しいけど大丈夫なんで御座いましょうか?
「即戦力になりそうな人材を探してきたからね 前から目を付けていたんだ まあ、クレールがあんな事になってしまったから時期が早まって前倒しで了解してもらったんだ 大丈夫。私が探してきた人間だから」
アルフレッドは優雅に微笑む その微笑に薄っすらと背筋が寒くなるアンジー達だった
「それで俺達は何をすれば宜しいのでしょうか?」一番年上のマティアスが聞く
「そうだね それじゃマティアスはこの書類を年度別に分けて統計を取って それからティエリーは次回の孤児院慰問ボランティア活動の流れをサミュエル殿下と共に纏めて書類を作って。それからフェルシーはいらない書類類の整理をアルゼンマに聞いて一緒にやってくれ ああ、マリーも一緒だ。」
アルフレッドが的確な命を下しそれに臆することなく動いている・・・素晴らしいですわ~
「アル様 こんなに素晴らしい方々もっと早く連れてきて下されば宜しかったのに~」
アンジーが感嘆の声をあげる。他の役員達も異論は無い
「私だって皆の負担を減らす為に早く連れてきたかったさ 様子見、と言うか彼らを吟味する時間も必要だから でも一連の騒ぎで会長がああなってしまっただろう?少し早いかな?とも思ったけど まあ、大丈夫みたいだね」
出された指示通りに仕事をてきぱきこなして行く新・執行役員達 アルフレッドは満足そうにそれを眺めている
(良かったーーー優秀な人材を的確に要職につける 働き方改革の一歩ですのね~)
「これで一息つけるね、アンジェ。最近君が不足しているから充電したいな」
とアルフレッドがアンジェリーナに抱きついてきた
「はひっ?!な何を仰っていますの?皆様の前ですわよ?」アンジェリーナが慌てる
「良いじゃないか少しくらい じゃあ明日ゆっくりと一日かけて君を堪能したい」
(何て、何て破廉恥なーー。他の方々の前で止めて欲しいですわ!!!)
サミュエル達、その他の役員達は又、何時もの事だと気にも留めない だがしかし新規の三人は目のやり場に困っていた。
「あのーヨーラン先輩これって・・・・」子犬系の可愛らしいティエリーがおずおずと口にした
「う~ん。何時もの事だから気にしたら負けだよ うん。見ていてもいいけど仕事が溜まるだけだからね」
ヨーランは気にも留めずに言い切った。
「何時もの事ですか・・・・」信じられない物を見たと言う顔でマティアスが呟く
「私、アンジェリーナ様の動揺したお顔初めて拝見しました」とフェリシー
「私生活では何時もあんな感じですわよ 昔から」マリーは穏やかな日常が戻ってきて
(いや、生徒自治会の仕事を思えば穏やかではけしてないが)甚だ、満足であった。
「まあ、良かったんじゃないかな。巻き込まれたこっちは良い迷惑だったけどね」
相変わらず男前なユーリアも微笑んだ。 落ち着いて学業や色々な活動に専念できる事 普通って素晴らしい!
新しい三人の執行役員は一連の騒ぎを噂話程度には知っていた あくまでも、噂程度だ
何故、自治会長のクレールまでもが巻き込まれ会長職を解かれはてや転籍までしなくてはいけなかったのか不思議でしょうがなかった。 まあ、ルイーズが酷かったのは明白だが・・・・
そんな考えを忙殺する様に仕事は増え続ける 今、目の前の仕事を終わらせなければ・・・
何時の間にかアンジェリーナが皆の分までお茶を用意してくれていた
マリーも一緒になって仲の良い姉妹の様に手際良くお茶を淹れている
(良い匂いがする)
終わりが見えない少しささくれ立っていた心を溶かすかのようだった
「いい加減、一息つきましょう?詰め込むだけ詰め込んで休息も無しでは効率良く出来ませんわよ?」
「良い香り~其れになんて美味しそう~」流石女の子のフェリシーが声を上げる
今日のお茶菓子はアップル・パイだった。
「これってもしかしてエトワール商会の・・・?」
「半分、当たりですわ。プロのシェフが作った物ではございませんのよ?私が今朝、焼いて来た物ですわ」
お口に合えば宜しいですがとアンジェリーナ 自ら取り分けてくれた
「美味しい~~」特に女子達は皆口々に感嘆の声を上げている マティアスもティエリーも一口食べて驚いた
大貴族のご令嬢が自ら手作りのケーキを作るなんて信じられなかった それに今まで食べたどのアップル・パイよりも美味しいのだ。つくづくアルフレッド様が羨ましかった。
「宜しいですね アルフレッド様は何時もこんなに美味しい御茶や料理を召し上がっているのですか?」
ティエリーがくんくん言いそうな顔で話した
「そうだよ、まったくアンジェの作る品は何でも美味しいんだ」蕩けそうな顔でアルフレッドが言う
「うらやましすぎます 私、アンジェリーナ様をお嫁さんに貰いたいです」と真顔でフェリシーも話しに加わる
「あげないよ?」優しげなアルフレッドの瞳は笑っていなかった
初めて見るその表情にフェリシーは固まった
ヨーランとアルゼンマが助け船を出し漸くフェルシー石化は収まった。
「アル~女の子相手なんだから脅さないでよ!」
「私は何もしていないよ?」
「だからさーお前の笑いながらの怒りはバジリスク並なんだからさ 免疫が無いと耐えられないぞ!」
「大概、失敬だね君達は」
そんな会話を聞いていた男子生徒二人もアンジェリーナに接する時は気をつけようと心に誓った
「そう言えば オードラン様って弟、いらっしゃいますか?」アンジェリーナが思いついたように聞いた
「マティアス、で結構でございます エトワール嬢。私に弟はいませんが貴女と同じクラスに従弟がおります。ブランシャール=セレスタンご存知でしょうか?」
「私の事はアンジーとお呼び下さい。そうですのセレスタン殿の従兄でしたか。余り親しくは無いのですが
クラスメイトですからね。」
「おい、マリー、セレスタンてこの前アンジーに迫った命知らずだろう?」
「う・・うん。多分 そう だと思うよ」サミュエルとマリエッタがこそこそと話しだす
入学してまもなくクラスが混沌とした空気に包まれた時の事だ サミュエルはアルフレッドに怒られた
自分に非が無いはずなのに怒られた 納得がいかなかった
溺愛しているアンジーに悪い虫が側に近寄ってくるだけで実害が無いのに怒られた。
王子の権威も何もあった物じゃ無かったがアルフレッドが怖いので黙っていた
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