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第5章 男の子って何でできてるの?
薔薇は赤く菫は青い ① (10月7日 改定)
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皆様、ご機嫌宜しくて? アンジェリーナです
人の口に戸は立てられない
サミュエル様とマリエッタの婚約内定は瞬く間に学園中を駆け巡りましたわ
それは多分、社交界でも一番ホットな話題でしょうね。一週間後には正式に王室から国民に向けて発表される予定ですわ。正式な告知は未だでも事実として回っていますのよね
王家の相次ぐお目出度い話題に貴族、市井は沸いているみたいですわ。
学友達の殆どは素直にマリエッタに祝福の声を掛けた
それでも極一部の方々にはお気に召さない様で・・・・
「アンジェリーナ様、今お時間宜しいでしょうか?」ほらお見えになりましたわ
アンジェリーナ達が美術の授業を受ける為教室を移動していたのを見計らうように
取り巻きを連れた令嬢が声を掛けてきたのだ
今日はマリーは王宮に呼ばれている為欠席をしている。
「ああ、サンドリーヌ様御機嫌よう 如何なさいましたか?」
「サミュエル様のご婚約のお話、本当に本当ですの?」
サンドリーヌ=ラ・ファイエット嬢
アンジェリーナの一つ年上の中等部2年である。
由緒有る伯爵家の娘でサミュエルの数多くいた婚約者候補の一人として検討されていたご令嬢だった
伯爵家は王族に嫁げるギリギリの家格であるが過去に末端ではある物の王族に嫁いだ人物が居たのだ。
だからこそ 本人も一つ年上ながらサミュエルの目に留まることを信じ、望んでいた
ルイーズの事件の時は端から相手にせずに傍観していた。
側妃制度が無いこの国でルイーズの様な男爵令嬢は王族には嫁ぐ事は有り得ない
唯、マリエッタの事は相当 目障りだった様でアンジェリーナがいないのを見計らってチクチクと嫌味を言っていたのだった。
(アンジェリーナがターゲットでは無いせいか発覚が遅れましたわ)
そんな時、マリエッタは当たり触らずに受け流していたそれは有る意味正解かもしれない
マリーは貴族の女の言葉遊びが苦手だ。大貴族の令嬢として生まれ育ったのだがこればかりは持って生まれたものだろう。それが彼女なりの処世術であった。〔スルースキルが高いのだろう〕
誰にでも優しく、愛らしいマリーは一部の女性から妬みを含めて嫌われていた。自分が持っていない物を初めから持っている人間は其れだけで嫉妬の対象になってしまうのだろう。
これがアンジェリーナの場合は完璧すぎて嫉妬するのもおこがましいとなる
マリーは庇護欲をそそる外見も醜い嫉妬を呼ぶのだろう。
大人しく見えるからと侮るのだ
唯、誤算の一つはマリーは脆い様で脆くない。
宰相を父に持ち完全無欠な貴公子が兄なのだから
甘やかされ愛されているだけの姫では無かった。
「あのような大人しいだけの姫にサミュエル様の正妃は務まるとは思えませんわ。何時でもアンジェリーナ様の後ろに隠れていらっしゃるじゃないですか?他国に対しても物も言えぬ姫には務まりますい」
この伯爵令嬢は マリエッタはサミュエルに相応しくないとアンジェリーナに態々言いに来たのだ何て愚かなんだろう? 誰に向かって言っているのだろうか? 本気で言っているのだろうか?自分の方がサミュエルの妻に相応しいなどどの世迷い事を・・・
「私が言わずとも もう直ぐ国からのお触れが届くと思いますわ 気高き鷹は牡丹の花がよくお似合いですの。何処に差しても目を奪われますわ。手塩にかけて育てられておりますゆえ、咲き誇るのが楽しみですわ。サンドリーヌ様もそう思いません事?」
あえて、明言を避けてアンジェリーナは言った。
「それでも、彼女には勤まるとは思えませんわ 私だったら・・・私なら」
アンジェリーナはイラついた (この人 馬鹿?)
マリエッタに勤まらない物はサンドリーヌ程度に勤まるわけ無いじゃない!
「獅子の定めた言葉はとても重き物 愚か者は近寄れもしない事でしょう」
次に出た言葉はとても辛辣なものでサンドリーヌは口を噤んだ
獅子とはマルグレーデス王国のシンボルで即ち、国王陛下を意味する。暗に陛下が決めた婚約に文句を付けるな!ボケ!と遠まわしに嫌味の一つを投げたのだ。
(私が対処しなくてもマリーなら如何にでもするでしょうけどね~。)
ふわふわな甘い砂糖菓子の様で天使の様なマリー、でも貴女はあのアルフレッドの妹ですものね あの兄妹を侮る事なかれ 血の繋がりは確かなのであった
水面下では厳しいお妃教育が行なわれていたが弱音を吐かずに励んでいる
アンジェリーナもたまに参加する事があるのだが 流石に王太子に嫁ぐ程の教育では無いのだが覚える事は山とあり、成さねばならぬ事が多すぎて大変だと思う
マリエッタは大人しいが芯の強い子なので人一倍、努力し勉強をしているのだ。
国の為に固い志が無い人間には到底、無理な事だな・・・とひとりごちた
「そうですか・・・愚か者の血は要らないと仰るのですね」
サンドリーヌ様の顔色が悪いですわ もしかして私、意地悪しすぎましたか?
ラスボスの悪役令嬢みたいですわね~ 自重しなきゃですわ
「お美しいサンドリーヌ様、デビュー直後の社交界ではすでに評判とお聞きしておりますわ。足るを知る ですもの。何方がサンドリーヌ様のお心を射止めるのか楽しみでございますわね~」
とアンジェリーナは口元を扇で隠し優美に微笑んだ
「分を知れと仰りたいのですね?アンジェリーナ様は」
それに対しアンジェリーナは無言で微笑を絶やさなかった
マリエッタ相手では如何にでもなると高を括っていたサンドリーヌだったがアンジェリーナ相手ではどうにも分が悪すぎる。あまり怒らせるとアンジェリーナを溺愛しているアルフレッドも怒らせる事になる
サンドリーヌは忘れていた 羨んでいるライバルのマリエッタの兄は誰かと言う事を・・・
(しかし次から次に悪役令嬢モドキが沸いて出てきますわね これは某少年誌の設定でございましょうか?倒しても倒してもキリが無いですわ。私達の戦いはまだまだこれからだ!ですの?)
「アンジー様、もうそろそろ授業が始まってしまいますわ」
とアンネッタがアンジェリーナに声を掛ける。本当に相手にしていたら幾ら時間が有っても足りない
「そうですわね それではサンドリーヌ様、皆様 御機嫌よう」
サンドリーヌ達は呆然と立ち尽くしていた
「今回の御令嬢はマリー様にだけではなく何故アンジー様に聞いて来られたのでしょうか?」
不思議そうな顔してアンネッタが呟いた
「そうね~偶々じゃないの?マリーがお休みだったから」
「私も殿下の婚約者候補に名前が上がっておりましたからサンドリーヌ様にチクチク嫌味良く言われましたよ~」
とおっとりとした口調でクリスティアーネが笑う。
「あら、あなた 今の発言、笑って言う話しなの?」とアンジェリーナ
「唯の、足の引っ張り合いですわ。私の場合、アンジー様のお屋敷で幼い頃お会いしたじゃないですか?顔見知りって事と侯爵家の家柄だけで候補の末席に置いていただいただけですのよ。マリー様がいらっしゃるのに妃殿下を目指そう何て柄じゃ有りませんわ。」
コロコロと笑いながらクリスティアーネが笑う それに・・と
「貴族は政略結婚ありきですが私、実はお慕いしているお方がございますの。私の完全な片思いなんですけど」と普段は大人しいクリスティアーネが頬を染めた
「何?えっ、何方ですの?聞いておりませんわ」とアンネッタが叫びそうになる
「だって 誰にも言っておりませんもの」時はすでに美術の時間になっておりアンジェリーナ達は石膏をデッサンしていた。アンネッタの尋問はまだまだ続きそうだ
人の口に戸は立てられない
サミュエル様とマリエッタの婚約内定は瞬く間に学園中を駆け巡りましたわ
それは多分、社交界でも一番ホットな話題でしょうね。一週間後には正式に王室から国民に向けて発表される予定ですわ。正式な告知は未だでも事実として回っていますのよね
王家の相次ぐお目出度い話題に貴族、市井は沸いているみたいですわ。
学友達の殆どは素直にマリエッタに祝福の声を掛けた
それでも極一部の方々にはお気に召さない様で・・・・
「アンジェリーナ様、今お時間宜しいでしょうか?」ほらお見えになりましたわ
アンジェリーナ達が美術の授業を受ける為教室を移動していたのを見計らうように
取り巻きを連れた令嬢が声を掛けてきたのだ
今日はマリーは王宮に呼ばれている為欠席をしている。
「ああ、サンドリーヌ様御機嫌よう 如何なさいましたか?」
「サミュエル様のご婚約のお話、本当に本当ですの?」
サンドリーヌ=ラ・ファイエット嬢
アンジェリーナの一つ年上の中等部2年である。
由緒有る伯爵家の娘でサミュエルの数多くいた婚約者候補の一人として検討されていたご令嬢だった
伯爵家は王族に嫁げるギリギリの家格であるが過去に末端ではある物の王族に嫁いだ人物が居たのだ。
だからこそ 本人も一つ年上ながらサミュエルの目に留まることを信じ、望んでいた
ルイーズの事件の時は端から相手にせずに傍観していた。
側妃制度が無いこの国でルイーズの様な男爵令嬢は王族には嫁ぐ事は有り得ない
唯、マリエッタの事は相当 目障りだった様でアンジェリーナがいないのを見計らってチクチクと嫌味を言っていたのだった。
(アンジェリーナがターゲットでは無いせいか発覚が遅れましたわ)
そんな時、マリエッタは当たり触らずに受け流していたそれは有る意味正解かもしれない
マリーは貴族の女の言葉遊びが苦手だ。大貴族の令嬢として生まれ育ったのだがこればかりは持って生まれたものだろう。それが彼女なりの処世術であった。〔スルースキルが高いのだろう〕
誰にでも優しく、愛らしいマリーは一部の女性から妬みを含めて嫌われていた。自分が持っていない物を初めから持っている人間は其れだけで嫉妬の対象になってしまうのだろう。
これがアンジェリーナの場合は完璧すぎて嫉妬するのもおこがましいとなる
マリーは庇護欲をそそる外見も醜い嫉妬を呼ぶのだろう。
大人しく見えるからと侮るのだ
唯、誤算の一つはマリーは脆い様で脆くない。
宰相を父に持ち完全無欠な貴公子が兄なのだから
甘やかされ愛されているだけの姫では無かった。
「あのような大人しいだけの姫にサミュエル様の正妃は務まるとは思えませんわ。何時でもアンジェリーナ様の後ろに隠れていらっしゃるじゃないですか?他国に対しても物も言えぬ姫には務まりますい」
この伯爵令嬢は マリエッタはサミュエルに相応しくないとアンジェリーナに態々言いに来たのだ何て愚かなんだろう? 誰に向かって言っているのだろうか? 本気で言っているのだろうか?自分の方がサミュエルの妻に相応しいなどどの世迷い事を・・・
「私が言わずとも もう直ぐ国からのお触れが届くと思いますわ 気高き鷹は牡丹の花がよくお似合いですの。何処に差しても目を奪われますわ。手塩にかけて育てられておりますゆえ、咲き誇るのが楽しみですわ。サンドリーヌ様もそう思いません事?」
あえて、明言を避けてアンジェリーナは言った。
「それでも、彼女には勤まるとは思えませんわ 私だったら・・・私なら」
アンジェリーナはイラついた (この人 馬鹿?)
マリエッタに勤まらない物はサンドリーヌ程度に勤まるわけ無いじゃない!
「獅子の定めた言葉はとても重き物 愚か者は近寄れもしない事でしょう」
次に出た言葉はとても辛辣なものでサンドリーヌは口を噤んだ
獅子とはマルグレーデス王国のシンボルで即ち、国王陛下を意味する。暗に陛下が決めた婚約に文句を付けるな!ボケ!と遠まわしに嫌味の一つを投げたのだ。
(私が対処しなくてもマリーなら如何にでもするでしょうけどね~。)
ふわふわな甘い砂糖菓子の様で天使の様なマリー、でも貴女はあのアルフレッドの妹ですものね あの兄妹を侮る事なかれ 血の繋がりは確かなのであった
水面下では厳しいお妃教育が行なわれていたが弱音を吐かずに励んでいる
アンジェリーナもたまに参加する事があるのだが 流石に王太子に嫁ぐ程の教育では無いのだが覚える事は山とあり、成さねばならぬ事が多すぎて大変だと思う
マリエッタは大人しいが芯の強い子なので人一倍、努力し勉強をしているのだ。
国の為に固い志が無い人間には到底、無理な事だな・・・とひとりごちた
「そうですか・・・愚か者の血は要らないと仰るのですね」
サンドリーヌ様の顔色が悪いですわ もしかして私、意地悪しすぎましたか?
ラスボスの悪役令嬢みたいですわね~ 自重しなきゃですわ
「お美しいサンドリーヌ様、デビュー直後の社交界ではすでに評判とお聞きしておりますわ。足るを知る ですもの。何方がサンドリーヌ様のお心を射止めるのか楽しみでございますわね~」
とアンジェリーナは口元を扇で隠し優美に微笑んだ
「分を知れと仰りたいのですね?アンジェリーナ様は」
それに対しアンジェリーナは無言で微笑を絶やさなかった
マリエッタ相手では如何にでもなると高を括っていたサンドリーヌだったがアンジェリーナ相手ではどうにも分が悪すぎる。あまり怒らせるとアンジェリーナを溺愛しているアルフレッドも怒らせる事になる
サンドリーヌは忘れていた 羨んでいるライバルのマリエッタの兄は誰かと言う事を・・・
(しかし次から次に悪役令嬢モドキが沸いて出てきますわね これは某少年誌の設定でございましょうか?倒しても倒してもキリが無いですわ。私達の戦いはまだまだこれからだ!ですの?)
「アンジー様、もうそろそろ授業が始まってしまいますわ」
とアンネッタがアンジェリーナに声を掛ける。本当に相手にしていたら幾ら時間が有っても足りない
「そうですわね それではサンドリーヌ様、皆様 御機嫌よう」
サンドリーヌ達は呆然と立ち尽くしていた
「今回の御令嬢はマリー様にだけではなく何故アンジー様に聞いて来られたのでしょうか?」
不思議そうな顔してアンネッタが呟いた
「そうね~偶々じゃないの?マリーがお休みだったから」
「私も殿下の婚約者候補に名前が上がっておりましたからサンドリーヌ様にチクチク嫌味良く言われましたよ~」
とおっとりとした口調でクリスティアーネが笑う。
「あら、あなた 今の発言、笑って言う話しなの?」とアンジェリーナ
「唯の、足の引っ張り合いですわ。私の場合、アンジー様のお屋敷で幼い頃お会いしたじゃないですか?顔見知りって事と侯爵家の家柄だけで候補の末席に置いていただいただけですのよ。マリー様がいらっしゃるのに妃殿下を目指そう何て柄じゃ有りませんわ。」
コロコロと笑いながらクリスティアーネが笑う それに・・と
「貴族は政略結婚ありきですが私、実はお慕いしているお方がございますの。私の完全な片思いなんですけど」と普段は大人しいクリスティアーネが頬を染めた
「何?えっ、何方ですの?聞いておりませんわ」とアンネッタが叫びそうになる
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