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ありきたりな学園生活の予定でした
モブも歩けば災難に当たる
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戦場かと思われたバルディーニ家訪問は穏やかに終わった。
ご当主様は居られなかったが昼食会の後、丁度帰宅された侯爵夫人ともお会い出来た
「お久しぶりです、すっかりご無沙汰しており申し訳ございません。侯爵夫人様」
「あら、御機嫌ようアリーナ。すっかり大きくなって 会えて嬉しいわ。又、昔みたいに遊びに来て頂戴ね」
な、何か歓迎されている? 分らぬ そんな深い付き合いはしてなかった筈だが・・・・
「大丈夫ですよ 母上。婚約者同士親交を深めておりますので」
あれ?歩み寄るとは言ったが親交を深めるなんて私ゃ言ってなぞおらぬぞ!!
どう言うこった?
「なっ、アリーナ」
そ、そうでございますわね」
「二人が仲良くしてくれて嬉しいわ~お義理父にも連絡しなきゃ」
なんだか話が大きくなっている アワアワしている私の横でエラルド様は涼しい顔しておりやがりましたわ!!
天国のお爺様《注!死んでません》このモブの私に何故試練をお与えになるのですか?
お爺様~~~どうして私を残して逝って仕舞われたのですか?《注!くどい様ですが逝ってません》
「おい、アリーナどうした?呆けた顔して?」
呆けてなんかいません。今、魂が抜けて異世界にトリップしそうになっただけ。
(そうだ、ここがその異世界だ なんせゲームの中だなもんな)
もうすでに何が現実で何が夢なのか分らなかった。やっぱりバルディーニ邸は戦場だった。
*******************
「エラルド様とのお食事どうだった?」パパ伯爵が声を掛ける
パパ伯爵様はやはり私と兄ちゃんのパパ上であって絵に描いたような平凡なおっさんであった。
そんなに広くも無い 領土を運営している傍ら王宮資料室室長代理とか良く分らない役職についている
「別に普通。お食事してお話して 帰ってきただけ 何も無し」
「アリーナにそんな色事 期待しても無駄だと思うけど」 兄がご飯を食べながら言う
口に食べるものが入った状態で喋るんじゃない! 飛んだら如何すんだ?
「色気のあるお話なんて望んでもいないよ。お爺様からの悲願の婚約話だからね。いくら貴族が政略結婚が多いとはいえ僕はアリーナが幸せな結婚してもらいたいと思っているんだ。何せ相手は 遥か各上だから。」
パパ上・・・平凡で地味なおっさん とばかり思っていたけどちゃんとちゃんと娘の事考えてくれているんだ
アリーナは嬉しゅうございます。貴方、譲りの平凡な顔だとしても・・・生きてゆけます
まったりとした家族団らんが終わり自室に戻る 今日、読めなかったロマンス小説を少し読んでから寝よう
(腹黒王太子が私を呼んでいる~)
朝、学校に着くとエレオノーラが話しかけてきた
「お早うございます アリーナ様」あの一件以来何だか懐かれてる・・・・
「お早うございます ダオリーオ様」
「あの~私の事はエレオノーラと御呼び下さい」
そんな~ヒロインさまが背景と親しくするだなんて可笑しくない?
そうだ、昨日疑問に思っていた事こっそり聞いちゃおうかな? ゲームの親密度どうなってるの?
・・・・あかん、こんな事聞いたら確実に頭のいかれている奴じゃん
他のコースの友達出来た?? よし、これでいこう
「入学してからまだそんなに経ってはいませんがお友達出来ました?他のコースのお友達はどうです?」
「そうですね~ まだそんなにお友達って言えないですけど知り合いは増えました。教養コースのジュレミア君とか」
スライム君お友達になったんだ~ 流石早いな。レベル1だけある
「後は芸術コースのパオロ様 ピアノが物凄く上手なんですよ 一度聞かせて貰って感激しちゃった」
えっ、あのピアノの変人とも知り合いになってるの?
芸術コースじゃないのにピアノ聞かせて貰っただと!
「双子で魔術コースの二人とも知り合いました。でも、会う度に《僕はどっち?》されちゃうんです。判らないですよね~魔術師って変わった人が多いって聞いていますけど本当みたいですね」
こりゃまた 吃驚!なんでそんな平行してイベント起こしてるの?これがヒロインの力なの?
逆ハー目指してるの? この人は?でもエラルド様とはそんなに親しくは無いみたいだし わからん。
「後は・・・・」
「ん?」
チャイムが鳴ったところでエレオノーラは席から離れた
授業が始まったところで悶々としてしまう。この分じゃエラルド様と親しくなるのは時間の問題だな こりゃ
彼女を知ったら余計に判らなくなった。「・・・・ロット」ああ、もう煩いな~こっちは考え中
「アリーナ・ベルトロット」
「はいいい」
「私の講義中に上の空とは良い度胸してるな 後で君には特別な課題を出してあげよう」
うぎゃ~~数学の鬼教師 アイマーロ先生の授業中だった。無機質な彼も攻略者。
とんだ災難だよ。特別な課題って何だよ 今日、寝られるのかしら?魂が抜けていくのがわかる。
「アリーナ如何してしまったの?具合でも悪いの?」休み時間にモルガーナ様が声を掛けてくれる
「ええ、一寸 でも大丈夫です」無理してニッコリ笑うしかない
「今日は何かお昼皆様で食べるって聞いたけどアリーナ大丈夫なのかしら?」
昨日の今日で話早いな おい!「はあ、その件でしたら伺っていますが」
「そう、ならいいわ。私もエドモンドさまとご一緒するの久しぶりで・・・」
顔赤らめている 可愛い 乙女だ! 恋する乙女が此処にいる!
移動教室の際廊下を歩いていると此方を見てヒソヒソ話をしている女生徒に気がついた
何だろうと? 思っていたらいきなり「エラルド様に相応しくない」
「余り可愛くないね」とか聞こえた
何だ、何だ今度はアリーナちゃんが虐めのターゲットか?と思ったが
可愛くないのは事実だし エラルド様に相応しいとも思えないの一応無視する事にした
「あんな冴えない人がエラルド様の婚約者だなんて間違ってる」
うん、私もそう思うよ 確かに間違ってる でもね・・・・
「私に何か言いたい事があれば直接聞きますよ 影でこそこそする方はエラルド様がお嫌いなタイプです」
売られた喧嘩は買っちゃうよ?課題の事があってムシャクシャしているんだから~~~
ご当主様は居られなかったが昼食会の後、丁度帰宅された侯爵夫人ともお会い出来た
「お久しぶりです、すっかりご無沙汰しており申し訳ございません。侯爵夫人様」
「あら、御機嫌ようアリーナ。すっかり大きくなって 会えて嬉しいわ。又、昔みたいに遊びに来て頂戴ね」
な、何か歓迎されている? 分らぬ そんな深い付き合いはしてなかった筈だが・・・・
「大丈夫ですよ 母上。婚約者同士親交を深めておりますので」
あれ?歩み寄るとは言ったが親交を深めるなんて私ゃ言ってなぞおらぬぞ!!
どう言うこった?
「なっ、アリーナ」
そ、そうでございますわね」
「二人が仲良くしてくれて嬉しいわ~お義理父にも連絡しなきゃ」
なんだか話が大きくなっている アワアワしている私の横でエラルド様は涼しい顔しておりやがりましたわ!!
天国のお爺様《注!死んでません》このモブの私に何故試練をお与えになるのですか?
お爺様~~~どうして私を残して逝って仕舞われたのですか?《注!くどい様ですが逝ってません》
「おい、アリーナどうした?呆けた顔して?」
呆けてなんかいません。今、魂が抜けて異世界にトリップしそうになっただけ。
(そうだ、ここがその異世界だ なんせゲームの中だなもんな)
もうすでに何が現実で何が夢なのか分らなかった。やっぱりバルディーニ邸は戦場だった。
*******************
「エラルド様とのお食事どうだった?」パパ伯爵が声を掛ける
パパ伯爵様はやはり私と兄ちゃんのパパ上であって絵に描いたような平凡なおっさんであった。
そんなに広くも無い 領土を運営している傍ら王宮資料室室長代理とか良く分らない役職についている
「別に普通。お食事してお話して 帰ってきただけ 何も無し」
「アリーナにそんな色事 期待しても無駄だと思うけど」 兄がご飯を食べながら言う
口に食べるものが入った状態で喋るんじゃない! 飛んだら如何すんだ?
「色気のあるお話なんて望んでもいないよ。お爺様からの悲願の婚約話だからね。いくら貴族が政略結婚が多いとはいえ僕はアリーナが幸せな結婚してもらいたいと思っているんだ。何せ相手は 遥か各上だから。」
パパ上・・・平凡で地味なおっさん とばかり思っていたけどちゃんとちゃんと娘の事考えてくれているんだ
アリーナは嬉しゅうございます。貴方、譲りの平凡な顔だとしても・・・生きてゆけます
まったりとした家族団らんが終わり自室に戻る 今日、読めなかったロマンス小説を少し読んでから寝よう
(腹黒王太子が私を呼んでいる~)
朝、学校に着くとエレオノーラが話しかけてきた
「お早うございます アリーナ様」あの一件以来何だか懐かれてる・・・・
「お早うございます ダオリーオ様」
「あの~私の事はエレオノーラと御呼び下さい」
そんな~ヒロインさまが背景と親しくするだなんて可笑しくない?
そうだ、昨日疑問に思っていた事こっそり聞いちゃおうかな? ゲームの親密度どうなってるの?
・・・・あかん、こんな事聞いたら確実に頭のいかれている奴じゃん
他のコースの友達出来た?? よし、これでいこう
「入学してからまだそんなに経ってはいませんがお友達出来ました?他のコースのお友達はどうです?」
「そうですね~ まだそんなにお友達って言えないですけど知り合いは増えました。教養コースのジュレミア君とか」
スライム君お友達になったんだ~ 流石早いな。レベル1だけある
「後は芸術コースのパオロ様 ピアノが物凄く上手なんですよ 一度聞かせて貰って感激しちゃった」
えっ、あのピアノの変人とも知り合いになってるの?
芸術コースじゃないのにピアノ聞かせて貰っただと!
「双子で魔術コースの二人とも知り合いました。でも、会う度に《僕はどっち?》されちゃうんです。判らないですよね~魔術師って変わった人が多いって聞いていますけど本当みたいですね」
こりゃまた 吃驚!なんでそんな平行してイベント起こしてるの?これがヒロインの力なの?
逆ハー目指してるの? この人は?でもエラルド様とはそんなに親しくは無いみたいだし わからん。
「後は・・・・」
「ん?」
チャイムが鳴ったところでエレオノーラは席から離れた
授業が始まったところで悶々としてしまう。この分じゃエラルド様と親しくなるのは時間の問題だな こりゃ
彼女を知ったら余計に判らなくなった。「・・・・ロット」ああ、もう煩いな~こっちは考え中
「アリーナ・ベルトロット」
「はいいい」
「私の講義中に上の空とは良い度胸してるな 後で君には特別な課題を出してあげよう」
うぎゃ~~数学の鬼教師 アイマーロ先生の授業中だった。無機質な彼も攻略者。
とんだ災難だよ。特別な課題って何だよ 今日、寝られるのかしら?魂が抜けていくのがわかる。
「アリーナ如何してしまったの?具合でも悪いの?」休み時間にモルガーナ様が声を掛けてくれる
「ええ、一寸 でも大丈夫です」無理してニッコリ笑うしかない
「今日は何かお昼皆様で食べるって聞いたけどアリーナ大丈夫なのかしら?」
昨日の今日で話早いな おい!「はあ、その件でしたら伺っていますが」
「そう、ならいいわ。私もエドモンドさまとご一緒するの久しぶりで・・・」
顔赤らめている 可愛い 乙女だ! 恋する乙女が此処にいる!
移動教室の際廊下を歩いていると此方を見てヒソヒソ話をしている女生徒に気がついた
何だろうと? 思っていたらいきなり「エラルド様に相応しくない」
「余り可愛くないね」とか聞こえた
何だ、何だ今度はアリーナちゃんが虐めのターゲットか?と思ったが
可愛くないのは事実だし エラルド様に相応しいとも思えないの一応無視する事にした
「あんな冴えない人がエラルド様の婚約者だなんて間違ってる」
うん、私もそう思うよ 確かに間違ってる でもね・・・・
「私に何か言いたい事があれば直接聞きますよ 影でこそこそする方はエラルド様がお嫌いなタイプです」
売られた喧嘩は買っちゃうよ?課題の事があってムシャクシャしているんだから~~~
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