家族で異世界転生!!

arice

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帝育成!

チート、帝育成開始。ミアとホムラの場合

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「てな訳で、お前らには帝になってもらう」

「は?どう言う事だよ」

真っ先に、言葉を発したのはホムラだった。

「スカル説明よろ」

「まあ、帝達が無謀にも夜空に挑んで負けて、解任みたいな感じだ」

簡潔でよろしい。

「でも、帝になるには私達の実力じゃダメなんじゃない?」

「そんなのは、分かってる。だから、俺と白狐、紫水がお前らを育てる」

えーっと、後はあ、そうそう。

「お前らの目指す帝だが…」

待てよ、勝手に名前変えていいのか?

俺がスカルを見ると、頷いて居たので大丈夫だろう。

まあ、何か言ってきたらそん時はそん時考えよう。

そして、ミア達がなる帝は以下の通りになった。

ミア→幻帝

育てるのは、俺。

ホムラ→炎帝

育てる人は、セイさん。

リリィ→風帝

育てる人?は、白狐。

月華→桜帝(おうてい)

育てる人は、無し。

星羅→虹帝(こうてい)

育てる人は、無し。

スカル→闇帝

ここに関しては、実力の強化だな。

育てる人は、紫水。

以上。

「期間は1週間。1週間後に実力が届いてないと思ったら不合格だ。審査は、王様、創帝、水帝にやってもらう。んじゃ、お前ら健闘を祈る」

  俺は、ミアの手を持ち特殊な空間へと移動した。

作ったのは勿論、俺。

  この空間では、時間の経過を少し弄ってるのと、幻属性を使いにくくする空間となっている。

  他の奴らにも、一応は作っているが使うかどうかはあいつら次第って事な。

「それで?どんな、訓練をするのかしら?」

「そうだなぁ、まずお前の今の実力が見たいからこいつに幻属性の魔法放ってみろ」

俺が、指を鳴らすも空から真っ白な龍が降ってきた。

「こいつって、ホーリードラゴン!?」

「そうだ。生物の中で一番幻属性が効きにくい訓練にはうってつけだろ?」

まあ、勿論本物じゃ無いけどな。流石に、持ってこれねーわ。

「えーっと、じゃあ【ゴーストミスト】」

と、ミアが魔法を唱えたが魔法はうんともすんとも言わなかった。

「あれ?何で?」

「ここまで、使いこなせてないとは…」

とりあえず魔力コントロールからだな。

「んじゃ、こんな風に球出して見て」

俺は、色とりどりの球を空に浮かべた。

「そんなの簡単よ」

ミアの手のひらに1cm位の球が現れた。

「次、それをでかくしてみろ」

単純そうに見えて、これ難しいんだよ。特にこの空間だとな。

「くっ!きゃあ!!」

「はい、失敗。それ成功しないと次に行けないからな?」

  ちなみに、ここに入った時にミアに魔力の流れを乱すブレスレットを付けてもらっている。

「難しいわね」

「頑張れー」

さてと、他の奴らの方はどうかな?

  俺は、何も無いところに「頑張れよ」とつぶやきミアの方に向き直った。



ホムラ育成組

セイ目線

はぁ、本当の私の属性毒なんだけどなぁ。まあ、夜空さんに頼まれたしやりますけどね。

「はい、ではホムラさん育成プログラムを開始しますね?私の、育成方法はひたすら戦うだけです」

「え?そんだけ?」

あ、舐めてますね?

「最初に言っときますけど、気抜いたら死にますからね?」

  私は、Sランクの人が気絶する位の殺気をホムラさんに当てた。

「くっ!なんだ、この殺気は!これは、言葉を信じるしか無いな」

分かってもらえて何よりです。

「さてと、ならまず実力を見るため私と10連戦といきますか。」

「よっしゃ!燃えてきたぜ!」


やる気があって大変よろしいです。

「では、1戦目行きますよ?」

「よっしゃ!!!」

叫んでないで、魔法発動しましょうよ。

「【黒炎龍】」

  黒い炎に身を包んだ、龍がホムラさんを飲み込みました。

「え?ちょ!ぁぁぁぁあぁあ!!」

「はい、1戦目終了ですね」

  私は、黒炎を消しホムラさんに、回復魔法をかけて言った。

「い、いきなり最終とは…くぅ!次は負けない!」

「そうですか。では、2戦目行きましょうか。」

それで、戦って数分が立ったわけですが…。

「はぁはぁ、全敗…しかも、かすり傷すら与えれないとは…」

まあ、体術は悪くなかったのですがね。

「少し、長くなりますがホムラさんの改善点を言いますね?
まず、体術に頼りすぎて突っ込み過ぎです。
  相手は、魔法も使って来ますので突っ込んでばっかだと、自殺行為です。

次に、魔力コントロールが小学生並みにクソです。
  放った魔法は、密度が低いですし魔法の発動までに、時間がかかり過ぎです。
  後、魔武器使わないのはなんでですか?馬鹿なんですか?
せっかくの魔武器を使わないなら、捨ててしまいなさい。以上です、理解しましたか?」

ふぅ、やはり長く喋ると疲れますね。

「お、おう。わ、分かったぞ」

あ、分かってませんねこれは。

「まあ、やりながら教えて行きますよ」

そして、私とホムラさんの修行が始まった。
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