時間を戻して異世界最凶ハーレムライフ

葛葉レイ

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大浴場②

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 俺が湯に浸かっている事に気付くと、リリィは両手でサッと身体を隠した。

 え?なんか隠されるのショックだな。
 でも、隠さないのも恥じらいが無くて微妙だし。
 線引きが難しい。

「テッ、テツオ、居たの?」

「ああ、ここは俺の家だからな」

 ん?リリィの後ろに誰かいるね。
 リリィの後ろに隠れて、アデリッサがひょこっと顔を出す。

「お、お邪魔します」

 人格はアデリッサの方だ。
 彼女も恥ずかしそうに挨拶した後、またリリィの後ろに隠れてしまった。

 二人に渡してある転移用魔玉の標準転送元は、ここテツオ邸一階エントランスに設定してある。
 各々用事を済ませ、ここで寛いでいたのだろう。

「ここ、凄いわね。
 こんな建築物見た事ないわ」

 二人は俺に見られないように、掛け湯をしてから風呂に浸かり、今はほっこりしている。

 たくさんエッチした後じゃなかったら、俺はすぐさま二人に襲い掛かっていただろう。

 だが、今の俺はまだ落ち着いて会話可能な状態にいる。
 紳士は会話に重きを置く。

「一流ホテルをイメージしているからな」

 二人が揃って、ホテル?と不思議な声を出す。
 そっか、知る訳無いか。

 話を聞くと、リリィとアデリッサは同じタイミングでこちらに到着したらしく、ダイニングに案内され一緒に食事をしていたようだ。
 この家では、グレモリーの人格を出さないように言ってあるし、ここに住む女性達の記憶からはグレモリーの記憶は消してある。
 抜かりなしだ。

 リリィ、メルロスはアデリッサを既にアディの相性で呼び合う仲になっていた。
 悔しいから俺も今後アディと呼ぶ事にしよう。

「なにをそんなに離れてるんだ。
 さぁさぁ、リリィ、アディ、もっと近う寄れ近う寄れ」

 両手を広げ、二人を迎え入れる。
 次から次へと色んな美女とくっつけて、なんて素晴らしい夜なんだ。

 両脇に抱えた二人へ、順番にキスをする。
 両手で二人の肩を揉みながら、手を滑らせ潜水、湯の中でおっぱいの柔らかい感触を楽しむ。
 これくらいは自然な流れであって、挨拶みたいな些細な事。

 二人が徐々に色っぽい吐息に変わっていき、その声がまた非常に唆る。
 ああ、またエッチしたくなってきた。

 二人を軽く浮かし、人差し指と薬指でクパらせ、中指をそっとヌプらせると、リリィがキャッと声を上げ、アデリッサがンンッと耐える。
 しっかりとヌメリ気を感知する中指。

「なんだ、二人とも準備出来てるじゃないか」

 すると、リリィが切ない顔で俺を見る。

「テツオ、私ね、今日ここに初めて来て、たくさんの女性がいる事に凄く驚いたし、正直戸惑ったわ。
 もちろん、覚悟したんだし、テツオのハーレムの夢だって受け入れるつもりよ。
 でも……抱かれる時は二人きりがいいの」

 甘えた声で訴えた。
 な、なんだと!
 それは受け入れたと言えるのか?

「わ、わたしも!
 ……二人きりが…………いいです」

 アデリッサまで勢いに任せて二人きりの提案に乗っかってくる。
 これは、良くない流れだ。

「二人きりもいいんだが、今は三人でいる。
 だから、三人でハーレムの練習だ!」

 二人を持ち上げたまま、風呂から浮かび上がり、【炎風魔法】でもって一瞬で身体を乾かし、三階寝室へ【転移】する。
 ここまで僅か三秒。

 ボフボフッと二人をベッドに落とす。

 二人がベッドの上で仁王立ちする俺のイチモツを見上げている。
 リリィがあんぐり口を開け、アデリッサが両手で顔を隠す。

「さぁ、まずは初級コースだ。
 起き上がって、二人で大きくするんだ」

 リリィが率先して俺のを舐め始めるが、アデリッサは恥ずかしがって身動きが取れない。

「リリィ、手伝ってやれ」

 リリィは覚悟を決め、アデリッサに優しく声掛け、膝立ちせると、ついに観念したのか、彼女は震えながら恐る恐る舐めだした。

 チロ…………チロ…………

 少し舐めては目を逸らし、また少し舐めては恥じらう。

 くぅぅ、コレコレー!
 こういう恥じらいとか初モノって、経験を重ねれば重ねるほどに興奮するねぇ。

「リリィ、手取り足取りやり方を教えてやれ」

 リリィが先に舐め方を教え、アデリッサが真似をする。
 ペロペロとチロチロ。

 二人順番に咥える。
 ジュポジュポとハムハム。

 そして、二人同時に舐めさせる。
 ペロペロチロチロ。
 ペロチロペロチロペペロンチーノ。

 全く違うリズムが不思議なハーモニーを奏でる。
 アンバランスな気持ち良さ。
 王侯貴族の二人は見た目も良いし、舐め方にも何となく気品や上品さを感じる。
 二人とも風呂上がりもあって、汗をかいて頑張る姿に異様に興奮してくる。
 汗で肌が艶やかにテカり、長い髪が肌に張り付いているのもポイントが高い。

「さぁ、二人とも横になれ。
 まずはリリィからいく」

 リリィと密着するようにアデリッサをすぐ横に寝かしているので、リリィに挿入しながら、アデリッサの割れ目をヌルヌルと摩る。

 それにしても、リリィの中は本当にしっくりくるよなぁ。
 程よい締め付けと湿り具合のバランスが、俺に無理をさせない快感を与えてくれる。

「アディ、しっかり見てるんだぞ?
 リリィいくぞ!」

 激しくピストンするとリリィが身体を仰け反らせ、限界に達した。

「リリィ、イきやすい身体になってきたな」

 頭を撫でながら舌をじっとり絡ませるキスをして、隣へシフトチェンジする。

「アディ、準備はいいか?」

「……はい、優しく…………お願いします」

 アディのアソコにゆっくりイチモツを入れていく。
 緊張しているようだが、濡れ具合は万全だ。
 初めてエッチした時は、先っちょだけの約束だったのに中へ入れた瞬間、食いつかれたように奥まで吸い込まれてしまった事を思い出す。
 人格がアデリッサの状態でも、アソコの形状はグレモリーに反映されているのだろうか。

 トプッ

 ズズズズズッ!
 うお!
 や、やはり吸い取られる。
 これは悪魔の性器だっ!

 アデリッサの腰を抑え、吸い込まれまいと抵抗するが、膣内部の粘膜が螺旋の様に渦巻き、俺の肉棒を回転しながら更に引っ張ろうとする。

 アデリッサは恐らく無意識だが、恥じらえば恥じらう程、回転数は上がっていく。
 まさに竜巻の如し。

 抵抗すればするほど快感の渦に巻き込まれ、あっさりとイかされてしまった。
 左手で顔隠すくらい恥ずかしがっているのに、右手でシーツをギュッと握ってるのに、中は異次元の絶頂マシーン。
 こいつはヤバい。

 アデリッサが、中に精子を思いっきり出され、目を大きく見開いている。

「え?な、中に出されたのですか?」

「ああ、俺は基本中出しだ」

「!」

 ニッコリ言い放つ俺に、アデリッサは絶句してしまった。
 何の心配をしているのだろうか?

「さぁ、リリィの中も出しておかないとな」

 ああ、リリィの膣内はエルフや悪魔みたいに凶悪なサプライズが無いから、安心してエッチに没頭出来るなぁ。
 好きな様に動けるし、好きなタイミングで出せるし、俺に非常に馴染む。
 リリィが手足を巻き付けてきたので、アデリッサへちょっかいが出せない。

「きて、テツオ」

 締め付けてくるリリィの性器を思う存分堪能し。思いっきり中出しフィニッシュ。

 ふぅ、大満足。

 二人を風呂に【転移】させ、再び寄り添わせながら物思いに耽る。
 二人は幸せそうに目を閉じて、俺の腕に絡み付いていた。

 この二人は、じっくり一人ずつエッチした方が楽しめるな。
 複数プレイにも向き不向きがあるという事か。

 まぁ、アデリッサとすんなりエッチ出来たのはリリィのお陰でもあるが。

「そういえば、リリィ。
 修行はどうだったんだ?」

 ウトウトしているリリィへ、思い出した様に話を振る。
 リリィは俺の肩から頭を離し、俺を見て話す。

「アムロド様はとても厳しかった。
 悪魔を倒す為にはそれだけの厳しい修行が必要なのよね。
 お陰で強くなれたわ」

 そう語るリリィの難しい表情から、相当辛い修行だったのが伝わってくる。

「そうか、それはよかった。
 よく頑張ったな」

 頭を撫でて褒めてやると破顔一笑し、また肩に頭を乗せた。

「私、もっと強くなりたいなぁ。
 今はアムロド様がまだまだ遠く感じるけど、いつか勝ってみせるわ」

 アムロドのレベル100超えてなかったっけ?
 英雄といえど人間が勝てる次元なのか?
 いや、魔王はもっと強い存在だ。
 勝ってもらわねば困る。

 ふぁあ。

 ん?欠伸か?

 そうか、確かに眠くなってきた。

 自分の魔力残量を見ると、半分以上減っている。
 流石に無尽蔵では無いらしい。
 寝てないから回復しないのかも。

「なぁ、今夜は一緒に寝るか?」

 リリィは喜び、アデリッサは恥らいながら了承した。
 三階寝室で、俺を中心に川の字になって三人同じ布団に入る。
 やはり布団は落ち着くな。

 二人を腕枕し寝間着の中へ手を入れ、柔らかな胸の温かさを感じながら、いつしか眠りへと落ちていった……
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