時間を戻して異世界最凶ハーレムライフ

葛葉レイ

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フレデリカ

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大食洞窟グーラケイブ】の真上に建つ大聖堂。
 主祭壇の正面には、真っ黒なステンドグラスが壁一面に飾られている。
 その夜空のような黒板には、星々と見紛う程の光が煌めいていた。

「おお!サム、起きろ!ついに20階層に辿り着く者が現れたぞ!」

 神官がそう叫ぶと、任務中にも関わらずうたた寝していた冒険者サムが飛び起き、目を擦りながら、ステンドグラスに点る新しい光を探す。

「何ですって!ああっ、本当だ!新たな階層を示す明かりが!」

 百年以上昔から存在するというステンドグラス。
 民からは【聖母の光窓】と呼ばれ、地下迷宮ダンジョン内における冒険者や転移装置の状況を、様々な色の光で表現する装置なのだ。
 冒険者である人間は小さな白い光で、転移装置は大きな青い光で表されている。

「だが、青光の近くに、白光が見当たらぬ」

「まさか、聖布を纏っていない冒険者でしょうか?」

「分からぬ…………が、転移装置を起動させたならば、いずれ地上へ戻るであろう」

 実は、白光は人間を表しているのではなく、聖女の奇跡である聖布に反応しているのであった。

「奇妙なステンドグラスだと思ってたが、地下迷宮ダンジョンのマッピングツールだったのか。そして、聖布には、地下迷宮ダンジョンへの吸収を防ぐだけでなく、GPSの役割もあると」

「貴方方は!」

 転移装置が起動し、四人の冒険者が戻ってきた。
 サムは、男一人、女三人のパーティ構成に、不思議な表情を見せる。

「えっと、【凍てつく永劫アイシクルアイオーン】の方々のようですが、一つお尋ねしてよろしいですか?」

「はい、何でしょう?」

 ティムはステンドグラスの構造に釘付けになっていたので、代わりにナナリーが返事をした。

「もしかして、二十階層の転移装置を起動させたのは貴方達ですか?」

「そうっすよー」

 ロローネが相変わらず軽い。

「そ、そんな簡単に。てっきり十九階層を攻略するのは、アリスさん擁するチーム【絶対零度アブソリュートゼロ】だとばかり思っていたのですが…………いえ、失礼しました。
 皆さんは、素晴らしい偉業を達成されたのです。
 この事は既に、ギルドや領主にも伝わっている事でしょう」

「我々は再び、この地下迷宮ダンジョンの真理に近付いたのだ!
 おお、神よ!我らに光を!我らに導きをー!」

 いきなり神官が祭壇へ祈りを捧げ始めたので、サムの苦笑いに見送られ、ティム達は大聖堂を後にした。
 外に出ると既に夜だった。
 地下迷宮ダンジョンにいると、時間の感覚が狂う。何日経ったのか一瞬分からなくなる。
 ティムはステラ達を帰らせ、一人ギルドへと向かった。


 ————ギルド・ニース支部

 夜のギルドは、殆ど人が居ない。
 日中の喧騒が嘘のように、一階の受付所は静まり返っていた。
 受付時間は日が暮れると終了する為、ギルドにいるのは、個室利用の冒険者か、遅番勤務の受付嬢だけだ。
 一階受付所の魔石灯は、時間外窓口や階段までのルートといった一部のみが最小限の光量を維持している。
 あまりに静かだったので、なんとなく気配を消して進んでいくと。何処からかひそひそと話す声がしたので、耳を澄ました。

「さっきはいきなりアリスさんがギルドにやってきて、びっくりしちゃったぁ。フレデリカ、大丈夫だったの?」

「突然で驚いちゃった。
 強引に裏口へ連れてかれて、貴女はティムの専属には相応しくないとかなんとか、言われちゃって…………」

「えー?それって無茶苦茶じゃーん!」

 聞こえてくるのは、ティムの専属担当と他の受付嬢の声。二人の会話だ。
 何やってんだアリスの奴、もしかしてとんだ地雷女だったか。
 すると、フレデリカは可愛い仕草で周りをキョロキョロと見渡し、誰も居ない事を確認すると、おもむろに脚を組み、溜息を吐いた。

「はぁ~、マジ勘弁て感じィ?
 うちらさぁ、こんな危ねぇ場所でぇ?頭悪ぃ奴等相手にぃ?やっすい給金でぇ?きっちぃ激務こなしてんのにさぁ?
 だからさ、せっかく専属とかいうシステムあんだから、一攫千金狙ってもいいじゃんよねぇ?」

「あ、出た出たー。素のフレデリカが。
 ギルドのアイドルがこんな暴言吐いてるの知ったら、みんな引くだろうなぁ」

「いやいや、引くとかないっしょ。
 で、なんか顔はいいのにたるそうな冒険者で、ワンチャン狙ってみたら、見事当たり引いた訳ぇ。まさか、こんな早く金等級ゴールドに昇格するなんて思わなかったわぁ」

「ティムさんねー。カッコいいよねー」

「顔はカッコいいけど、あのアリスって女に惚れてんのはみんな知ってるし、駄目元で専属狙って色仕掛けしてみたらさ、なんかすんなりオッケーもらえちゃって。やった、エッチ無しで金ヅルゲットー!なんて思ってたら、急に猿みたいにガッついてきて、無許可で中出ししてんの。結局、男ってそんなもんよねぇ。
 勿論、教会で加護受けてるから妊娠の心配は無いけどさぁ」

 フレデリカ、こんな女だったとは。
 あんなに喘いでたくせに、ボロクソに言うじゃねぇか。
 感情が昂ったのか、無意識のうちに【隠密ステルス 】を解除していたらしく、隣の受付嬢と目がバッチリ合ってしまう。

「ちょっ…………フレデリカ、後ろ」

「え?後ろって、…………あっ!
 ティッ、ティムさぁんっ!えっ?いつから、そこにぃ?
 …………もしかして、全部聞いてました?」

「ああ」

 俺の存在に気付いたフレデリカは驚いたが、素早くしなを作り、バツが悪そうにモジモジしながら上目遣いをしてきた。
 そんな可愛い仕草をしても、もはや手遅れ。

「フレデリカ、俺の部屋へ来い」

「…………はい」

 顔面を蒼白にし、足取り重くティムについていくフレデリカを、受付嬢は何も言えず、ただ見送ることしか出来なかった。

 階段に差し掛かり、フレデリカは先に登るように促される。
 背後からじっとりとした視線が絡み付く。
 二階へと続く階段が、一段一段とても重く感じた。
 個室へと続く廊下はとてつもなく長く感じた。
 ついに、ティムの個室へと入室し、ドアが閉まる音と同時に謝罪しようと頭を下げようとした。

「ごめんなさっ」

 しかし、謝罪は途中で遮られてしまう。
 ティムは驚くべき速度で、私に抱きつき、頬にキスをし、大きくなった股間を押し当ててきた。

「あぁっ」

「なぁ、フレデリカ。何に謝ろうとしてるんだ?」

 指が衣服の中へと忍び込み、肌を直に撫で回す。
 フレデリカは、それだけで身体が激しく反応してしまう。
 前に触られた時より、ずっと敏感になっている。
 気が付けば、全裸になっている自分に気付く。
 割れ目に添えられたティムの反り立つ肉棒は、ほんの少し押し込めばすぐにでも入ってしまうだろう。

「お前はサポートし、俺は依頼を達成する。お前は仕事をしただけだろ?
 見てみろよ、部屋の中を」

 瞳を薄っすら開けると、信じられない光景が広がっていた。
 十五階層最強の魔物、岩蜥蜴の硬皮。
 十九階層で採れる貴重な鉱石。
 さらには、未知の戦利品が無造作に置かれている。

「これは、岩蜥蜴にミスリル鉱石、翠耀鉱まで…………もしかして十九階層を突破されたのですか…………?」

「ほう、分析が早いな。いい鑑定眼をしている。
 その通り、俺は十九階層を突破した。
 ここで、お前に選択肢をやろう。
 お前が金目的なら、これらの戦利品から発生する儲けの全てをお前にやってもいい。
 だが、金を選んだ場合、専属契約は白紙とし、俺がお前に肉棒を挿入する事は、二度と無い」

「えっ…………、あ、ああっ…………!そんなっ!」

 フレデリカは下半身に感じる熱が離れていく気配を察し、激しく狼狽した。

 貴族を親に持つフレデリカは、何不自由なく育つ。
 とある陰謀に巻き込まれ廃貴族となり、それを苦に両親が亡くなった時も、ギルドの受付に就き、持ち前の美貌と能力で何でも手に入れてきた。
 冒険者と専属契約を結ぶという博打が大当たりし、定期的に多額の金が舞い込むことだろう。
 金が全てだとばかり思っていた。
 だが、ティムが抱かないと告げられた瞬間、身体の中の何かが崩れ落ちていく感覚に陥る。
 求められなくなる喪失感が、手に入れる充足感を上回ったのだ。

 失うのは、もう嫌。

「わっ、私っ、離れっ、たく、はぁはぁ、離れたくっ、無いですっ、お願いっ、ですからっ、また、はぁ、はぁ、抱いて、下さいぃ」

「どうした?フレデリカ。一攫千金は目の前だぞ?演技はもう必要ないんだ」

「あああっー!お願いですっ、お金なんて要りませんっ!私を許してくださいぃぃ。
 好きなように犯してくださいぃぃ、離れるなんて言わないでくださいぃぃ、お願いですからぁぁ、あっ、ああぁぁ、ティム様ぁ!」

 涙を流す全裸の女からは、先程の高飛車な態度はどこへやら、親に離れまいと泣き喚く赤子の如き変貌ぶり。

「しゃぶれ」

 イチモツで頬をはたく。

「あぁっ、はいっ!じゅぽっ…………ああっ、美味ひいっ!愛おひくて逞ひいっ!じゅぽっじゅぽっ」

「ふふ、そうかそうか。言葉に嘘偽りは無い。まぁ、いいだろう。そらっ!」

 彼女の身体を軽々と持ち上げ、尻を両手で支えつつ、肉棒を一気にぶち込んだ。

「あぐぅぅっ…………!ぁ、あんっ」

 フレデリカは下半身への衝撃に一瞬顔を歪めたが、次第と恍惚の表情へと変わっていき、子犬のように喘ぎ出す。

「そんなにこれが欲しかったのか?」

 尻を一発はたく。

「あぁ、はいぃ、ティム様ぁ、ぁんっ!」

「金より色欲を選ぶ。
 お前の本性は、淫らで下劣な変態なんだ。
 分かったか?分かったら、もっと腰を振れ。もっと締め付けろ!」

 尻を一はたき。

「はいぃ、私は淫乱な女ですぅ。あぁっ、貴方の望む女になりますぅ、いっぱい躾けてくださひぃ!あぁんっ!」

 ここで、鬼ピストン。

「いいぞ。可愛い顔していい乱れっぷりだ。
 ギャップがそそるねぇ、興奮するわい!
 あー、精子上がってきたぁ。そういえば、無許可中出しは嫌なんだったか?」

 胸を揉みしだく。

「あぁんっ!中に欲しいですっ!中じゃなきゃ嫌ですぅ!」

 鬼ピストン再開。

「はなからそのつもりじゃいっ!
 お前のその小さい子宮で大量ミルクありがたく受け止めろっ!」

「あぐぅっ!あーーーっ!」

 ドプンッ!ビュー!ビュー!ビュルルー!
 調教完了絶対服従わからせフィニッシュ!


 フレデリカはティムにしがみついたまま絶頂した。
 そのまま、ボフッとベッドの上に放り込まれる。
 快感の波が全身を駆け巡り、痙攣してうまく力が入らない。
 朧げな視界の中に、ゆっくりと近付くティムの肢体が映る。
 そして、ギョッとした。

「はぁはぁ、はぁ、えっ?」

 ティムのそれは、未だ大きいまま剃り立っている。

「二回戦目行くぞ」

「あっ、そのっ、まだイッたばかりで」

 四つん這いで逃げようとする彼女の腰を掴み、後ろから一気に貫く。
 敏感になっている膣内への衝撃に、フレデリカは目を大きく見開き、背中を弓反りにし、声にならない悲鳴をあげた。

「あっ、く、くぅっ…………ん!」

「ハッハッハッ!さぁ、夜はこれからだ。
 二度と巫山戯た口聞けねぇように、身体にしっかり覚えさせねぇとなぁっ!」

「あぁーっ!」

 手足に力が入らず、突っ伏しても、ティムの行為は一向に収まる気配を見せない。
 ベッドとティムの間に挟まれ、一番敏感なスポット目掛けて、ひたすらに腰を打ち付けられる。
 荒々しく弄ばれ、快感の波が次から次へと押し寄せ、頭がおかしくなりそうだ。
 何度目かの絶頂を迎え、気が遠くなる最中、髪を掴まれ、無理矢理後ろ向きにされ、ティムの顔が近付く。

「おいっ!気絶してんじゃねぇぞ?コラァッ!
 地下迷宮ダンジョンじゃ気絶したら、死ぬんやぞっ!冒険者利用して金取ってんなら、気引き締めてしっかり専属の役目務めんかぁいっ!」

 唾を撒き散らす威喝に身が竦む。顔も髪も唾でベタベタだが、少しも嫌な気はしない。
 とっくに体中、ティムの体液塗れだ。

「すい、ませんっ、激っ、しくてっ」

「それが冒険者じゃいっ!オラオラーッ!オラーッ!」

「ゔゔーーっ!壊っ、こっ、壊れっ、壊れちゃ、うぅんっ!」

「オラーッ!」

 ————————

 ————終わりの見えない長い夜だった。

 フレデリカが覚えてる限りでは七発。正確には十発の射精を受け止めた。
 気が付いた時には朝で、そこにはもうティムの姿は無かった。
 不思議な事に、あれだけ激しく乱暴に扱われていた筈なのに、身体のどこにも痛みが無く、疲れも眠気も全くない。
 むしろ心地良い虚脱感が全身を包み込んでいた。

「…………」

 フレデリカはしばらく呆然としていた。
 ふわふわと浮いているような、ぽかぽかと日光を浴びているような、優しい暖かさに包まれた感覚。
 ふと周囲を見渡すと、部屋の中央に乱雑に散らばった高級素材が目に入り、鑑定、報告、換金と仕事が忙しくなりそうなので、そろそろ身支度しなければと気付く。
 いそいそと自身を包むシートをめくると、全裸のままだった事に驚き、昨夜の出来事が一気に脳内再生されていく。
 それが自分とは信じられないくらいの乱れっぷりだったので、一気に顔が火照ってしまった。
 と同時に、もはやティム無しでは生きていけないのだと強く自覚する。
 喜びが胸からじわじわと込み上げてきた。

 やった!
 私は人生というギャンブルに大勝利した!

 フレデリカは、全裸のままベッドの上で飛び跳ね続けた。

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