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第36話
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「お、おまえ……!」
ハ……ハメられた!
いや、実際にはこれからハメられる予定なんだけど……って、そうじゃなくて!
か、完全に騙された……! いや、少しおかしいとは思ってたんだよ。あの地下室で見せた態度とは真逆の言葉に、頭の隅では違和感を覚えていたのだ。
でも――今回は媚薬も使っていないし、どうせこの身体は本物のおれの身体じゃないと思っていた。
だから、やすやすと頷いてしまった。完全におれの油断だ。
「あははっ! 怒ってるの、カナトちゃん?」
にやにやと笑みを浮かべたノインは、ゆっくりとおれの後孔から指を引き抜いた。そして、おれの身体のに伸し掛かってくる。
「どう、どんな気分? 命を賭けて助けた相手に、裏切られる気分ってどんな感じ? しかも、俺がカナトちゃんを騙すのは二回目……あははっ、カナトちゃんってマジで人がいいよねぇー」
ノインは背後から顔を寄せると、耳の縁を前歯でかしりと甘噛みした。
そんな所を他人に齧られるのは初めてで、びくっと肩が跳ねてしまう。それを見て、ノインはおかしそうに喉の奥で笑った。
「っ、ノイン、おまえ……!」
「そんなに怒らないでよ、俺がこういう最低な人間だってのは、ブラストも言ってたじゃん?」
ブラストが告げた脳裏に蘇る。
『――俺は今までにこの町で何人かガキを拾って、使ってきたが……ノインは、その中でも正真正銘のイカレ野郎だ。人を傷つけること、殺すことに関して罪悪感を感じない化け物だ』
ブラストはそんな風に言っていたのだ。
彼は、ノインのことを生まれながらに罪悪感を感じない化け物だと語った。
「……俺、ブラストのことはマジで大っ嫌いだけどさー、あれに関しちゃ、ブラストの言ってることの方が本当だよ」
ノインが身体をずらし、おれのうなじに唇を寄せた。そして、柔らかい皮膚を唇できつく吸われる。
「ぁっ、んぅ」
「俺を助けに来てくれたカナトちゃんをこうやって騙しても、何の罪悪感も感じない。むしろ、今だってもっとカナトちゃんのこと泣かせたいって思ってる。あの地下室で言ったことだって、脅しじゃないよ?」
「っ、ノインっ……」
「それでもさぁ――本当に、俺を連れていける?」
ノインの唇はうなじから背中に下りて、いくつも鬱血痕をつけていった。鏡で自分の背中を見ることができれば、ぎょっとするくらいのキスマークが残されていることだろう。
おれはぎゅっと歯を食いしばると、絶え絶えになった呼吸の中でなんとか言葉を紡ぎだした。
「……ブラストが言ったこと、おれだって、全部が出まかせだとは思ってない……地下室でノインにめちゃくちゃ怖いこと言われたのも覚えてるよ。さっきの約束の件だって、うまいこと嵌められたなって思ってるし……」
「……………」
「でも……なんでか、嫌いにはなれないんだよなぁ」
「――はぁ?」
ノインが素っ頓狂な声をあげると同時に、上にかかる圧がなくなった。
おれはノインが上からどいたこの隙に、身体を起こした。とはいえ、腰から下はまるで力が入らず、なんとかうつ伏せから仰向けの体勢になるくらいしかできない。
けれど、おかげでようやくノインと視線を合わせることができた。
ノインは目を見開いて、理解ができないものを見る目でおれを見ていた。
その顔に、思わず笑いが零れてしまう。
「なに笑ってんのカナトちゃん。っていうか……さっきの、マジで言ってんの?」
「ん……ほら、初めてノインがおれに声をかけてきた時のこと、覚えてるか? 串揚げを奢ってくれて、その後の戦いも付き合ってくれて……。確かにブラストが言った通り、ノインには怖いところもあるし、すごい滅茶苦茶なこともやるけどさ」
「…………」
そういえば、あのブラストという男は、ノインに対して執着染みた感情を抱いているようだった。
けれど、それは愛情に由来するものではなく、お気に入りの玩具を他人にとられまいとする子どものような――『人』に対する愛着ではなく、『物』に向ける愛着を、ノインへ向けているように思えた。
ノインのことを『化け物』と言い切った時も、彼を卑下するというよりは、まるで自慢の玩具を見せびらかすような口調だった。
もしかすると、ブラストこそが、ノインを『化け物』のままで留めておきたかったのかもしれない。
だからこそ、ノインと距離を縮めたおれを邪魔者だと感じ、当のノインにおれを殺させようと思ったんじゃないだろうか。そうすることで、ノインを『化け物』のままでいさせるために。
……確かに、ノインにはそういった一面がある。というか、今の状況がまさにそれだ。
でも、それだけじゃない。おれの知っているノインは、それだけの奴じゃないのだ。
「でも……ノインは、今日だって、ブラストからおれのこと庇ってくれただろ? あの時、おれを見捨てることや、ブラスト達の側に回ることだって出来たはずだ」
「それは……」
「それに、ポーションが作れることだってブラスト達には言わなかったんだろ。言ってたら、あそこまで暴行されてるわけがないもんな。あの廃神殿での出来事や、おれのことをブラスト達に黙っててくれたんだろ」
ノインが貴重な”パルマ”の魔法の使い手であると分かっていたら、ブラスト達はあそこまでのリンチはしなかったはずだ。むしろ、そうと知っていたらブラストは絶対にノインのことを手放さなかったかもしれない。
でも、ノインは言わなかった。
足を折られて、身体中を刻まれて、顔が変色するほど殴られても、魔法のことを黙っていてくれたのだ。
”パルマ”の魔法が使えることを言ってしまえば、ブラスト達は一体どうやって魔法を使えるようになったんだとノインに説明を求めただろう。そうすれば、あの廃神殿の出来事に話が及ぶ。
あの廃神殿での出来事や、オルフェ様に言われた内容を、ブラストによってルミリス教会に密告されれば、おれはこの国で一気にお尋ね者になっていたはずだ。
けれど、そうはならなかった。それは――ノインが拷問に近い暴行を受けながらも、秘密を守り通してくれたからだ。
「ノインにはいい所もいっぱいあるって知ってるから。だから、嫌いにはならないよ」
そう言うと、ノインはますます呆気にとられたような顔になった。
その顔が面白くて、ついつい状況も忘れてふふっと笑ってしまう。
「……ッ、信じらんねぇ……カナトちゃんはかなりのお人好しだとは思ってたけど、ここまでとはさぁ……」
「……っ? あ、ちょっ、ノイ――」
「ほんっと、甘すぎるでしょ。そんなんだから、今、こんな風に俺に良いようにされてんのにさぁ……!」
ノインは下唇を噛みしめると、腕でおれの両足を割り開いた。
かつての地下室の時と同じく、おれの下腹部より下がノインから丸見えになってしまう。
慌ててノインを制止しようと手を伸ばしたが、その前に両足を抱え上げられ、後孔にぴっとりとノインの陰茎を押し当てられる。
それは、熱く、固く張りつめていた。
「っ、ノイン、ちょっと待っ……ひゃっ!?」
ぬぷ、と水音を立てて陰茎が挿入された。
一時間以上かけてじっくりとほぐされた後孔は、陰茎を押し返すどころか、自らきゅうきゅうと陰茎に絡みついた。ノインが腰を押し進めるたび、肉壁が陰茎の形に拡げられていくのが分かってしまう。
「ぁっ、ゃっ、ノイっ……んぁああッ!」
「……ここで俺を見放すなら、カナトちゃんのこと、諦めてあげようかなってと思ってたのにさぁ……! ほんっと、馬鹿みたいにお人よしだよねぇ、カナトちゃんって!」
「あっ、ノインっ、もっと、ゆっくり……ッ、ひあッ!?」
ノインはおれの腰をわし掴むと、一気に最奥まで陰茎を突き入れた。
燃え滾るようなそれが肉壁をこすりあげ、とうとう一番深いところまで到達した瞬間、おれは身体をのけぞらせた。
熱い肉杭で身体を穿たれる感覚は、今まで味わったことのないもので。強すぎる快楽に目からボロボロと涙が溢れ出す。
「ぁっ、ぁああッ……あ、ぁっ! やっ、ノインっ……!」
「あ、もしかしてまたメスイキしちゃったぁ? あはは、カナトちゃんって見た目によらず、超えっちな身体してるよねぇ」
「た、頼むから、すこし止まって……んぁッ!?」
ノインが腰を動かすたびに、下腹部の奥から、爆発するような快楽が弾ける。おれの陰茎からは、まるで潮のようにぷしゃぷしゃと透明な液体があふれている。
なのに、ノインはおれの制止はきかず、むしろますます愉しげな表情を浮かべていた。オッドアイの瞳には恍惚としたような光が浮かんでいる。
その瞳にぞっと恐怖を感じ、強すぎる快楽もあいまって、思わずノインから逃げようと腰を浮かしてしまう。
だが、ノインはそれを素早く察知し、片手をおれの陰茎に伸ばしてきた。
そして、人差し指の先でぐりぐりと鈴口を弄り始める。
「ひぁっ!? ぁ、ノイン、それっ、だめっ……あっ、ぁあッ!?」
「あははっ! こうやって先っぽイジめると、カナトちゃんの中、めっちゃ俺のこと締め付けてくるわ。すっげぇ気持ちいい、コレ」
「ぁっ、やだっ、それっ、やっ……んぁ、ァあッ!」
「うんうん、嫌ならもう逃げないって約束してねぇ? ……まぁ、何があっても逃がさねェけど」
最後にぼそりつ呟かれた低い声は、部屋に響くいやらしい水音と、腰をうちつける音のせいで、あまりよく聞き取れなかった。
「ひぁっ、ぁっ、あぁッ……んぅっ!」
「うわ……すっげー締め付け。ほんと、媚薬抜きでもこれっってすごいよ、カナトちゃん」
ノインの陰茎が後孔から引き抜かれる度に、前立腺がゴリゴリと抉られる。逆に、陰茎によって奥を突き上げられる時には、下腹部の最奥をゴンゴンと亀頭で叩かれる。
それだけでも、あまりに強すぎる快楽で身体が辛いのに、ノインの指がおれの陰茎を弄ってくるものだからたまらない。しかも、射精に繋がるような竿や裏筋を避けて、先端だけをクチュクチュと弄られるのだ。
そこの刺激だけでは射精には至れないことは、同じ男であるノインだって知っているだろうに。あきらかに、おれを追い詰めるだめにそうしている。
「ぁっ、ノインっ、なんでそこばっかっ……!」
「だって、ここ苛めると、カナトちゃんが締め付けてくれるんだもーん。っていうか、今、ナカがどうなってるか分かる? すごいよ? こうやってゆっくり引き抜くと、俺のちんこに追いすがるみたいに肉ヒダが吸い付いてきてさー」
「んあぁッ!?」
ずるるるっと、ゆっくりとノインの陰茎が引き抜かれる。
時間をかけてじっくりと抜かれたせいで、前立腺が今まで以上に長い時間をかけて抉られた。
ノインの陰茎の、張り出したカリ首によってゴリゴリと前立腺が擦られる快楽は、今まで以上に深いものだった。これ以上底はないと思っていた快楽が、あっさりと更新され、身体がガクガクと痙攣のように震えた。
「で、今度はこうやって……一気に突き入れると、ほら! 待ちかねてたみたいに、きゅうきゅう締め付けてくんの、すごいでしょ?」
「ひっ……ふっ、ぁあ、んあッ!」
ばちゅんっと音が立つほどに一気に陰茎を突き入れられる。
ノインに実況されるまでもなく、おれのナカがノインの陰茎をねっとりと締め付けているのが、自分でも分かった。分かってしまった。
もはや何度目か分からない絶頂がおれの身体を襲う。
けれど、射精を伴わない、下腹部から弾けるような快楽はあまりにも強すぎて、つらかった。これ以上されると、本当に壊れてしまう。
「っ……ノインっ、おれっ、もうっ……!」
涙でぐずぐずになった顔で、ノインを見上げると、シーツを掴んでいた手を離してノインの手に触れた。
すると、ノインはおれの指に五指を搦めてきた。その指先が、すり、と指の股をなぞる。
そんな些細な快楽にすら、今のおれの身体は反応してしまい、肉壁がきゅうっとノイン自身を締め付けた。
「ふふ、なーに、今のでも感じちゃったの? ほんっと、かわいいなぁ、カナトちゃんは」
「んっ……」
とたんに上機嫌になったノインは顔を寄せて、おれに口づけた。
這入りこんできた舌が、おれの舌に熱く絡んでくる。迷った末、おれもおずおずと彼の舌に自分のものを絡めた。
しかし、おれはディープキスなんてノイン以外とは経験がないし、技巧だってまるでない。ノインの愛撫に応えるだけの拙いキスだったが、それでもノインは嬉しそうに瞳を細めた。
「んっ、ふっ……んっ、んんぅッ!?」
キスをしている最中に、腰の打ち付けがよりいっそう激しくなる。
ノインの舌を噛みそうになってしまい、慌てて堪え、抗議の視線を彼に向ける。
だが、見ればいつの間にか余裕綽々といったノインの顔には汗が滲んでいた。瞳には真剣な熱が浮かび、口内に注ぎ込まれる吐息も熱い。
初めて見る、余裕が失われたノインの顔に、ぞくりと背筋が震える。
瞬間、ズンッと最奥を突き上げたノインの陰茎を、おれの肉壁がこれまで以上にきゅうううう~っと締め付けてしまう。
「んむっ……んぅっ、んんん~~~~~ッ!」
「ッ……!」
ノインの陰茎からびゅるびゅると吐き出された白濁液が、最奥に注ぎ込まれる。それはまるで、自分の存在を上書きされていくような快楽だった。
最奥を叩かれ、さらに熱くねばついた液体が注ぎ込まれる感覚に、おれもとうとう射精を迎えた。
だが、何度も何度も前立腺による絶頂を迎えていたせいか、おれの射精は勢いのない、鈴口からドロドロと精液をこぼすだけの射精だった。
「ぅっ、ぁ、んぁ……っ」
唇が離れたおれは、ぐったりとベッドに身体を預けると、肩で息をした。
射精を終えたノインもまた、おれからゆっくりと陰茎を引き抜いた。その快楽にすらぶるりと身体を震わせてしまう。
「はっ、ぁ……」
ノインが陰茎を引き抜いた後孔は、いまだに閉じ切らないようだった。そこがぽっかりと口を開けているのが外気の感覚で分かる。
陰茎からはいまだにトロトロと精液を零し続けている。快楽はないが、その分、まるで身体全体が弱火で焙らているように熱くて、思わず腰をシーツに擦りつけてしまう。
あー……いや、本当にこの身体が自分のものじゃなくて良かった……
まぁ、そもそも自分の身体じゃないからこそ、ノインの誘いに応じたんだけど……でもこれ、きっとまたおれのリアルの身体もえらいことになってるよな……やっぱり、ちょっと早まったかもしれないな……
そんなことを考えていたら、不意に、おれの太腿をノインがわし掴むのを感じた。
えっ、と思っている間に、今度は身体を横倒しにされる。そして、いまだに開ききった後孔に、ノインの陰茎がぴっとりと押し当てられた。
「ちょっ……ちょっ、ノイン!? お、おまえ、なにしてんの!?」
「え? いや、正常位もよかったけど、今度は松葉崩しでヤろうかなって思って」
「なんで!?」
「なんでって……ああ、カナトちゃんは後背位の方が好きなの? 確かに、そっちの方が奥まで突きやすいもんね。でも、バックからだとカナトちゃんの顔が見れないのが、俺的にはちょっと面白くなくて……ごめんね? 後でそれもやってあげるから」
「体位の話じゃなくて!? そ、そうじゃなくて、今ので終わったんじゃ……ひぁあッ!?」
ぬぷり、と陰茎が這入りこんでくる。
ノインの陰茎はすっかり復活していた。しかも、さんざん彼のものを受け入れた後孔は、すっかり慣れ親しんだ様子で抵抗なく肉杭を受け入れてしまう。
「ハッ、あんなんで足りるわけねーじゃん。カナトちゃんだって、押し出し射精しかしてなくてツラいでしょ? 今度はちゃんと、射精させてあげるからね。潮もいっぱい噴かせてあげる」
「も、もうおれ、マジで限界っ……ひっ、ぁああ!?」
――最終的に、おれはこの後、数えきれないくらいの射精と絶頂を味わわされ。ノインは六回以上、おれの中に精液を注ぎ込んだのだった。
というか、六回を終えたところで、おれはなかば逃げるようにしてゲームからログアウトしたので、もしもあの場に留まっていたのならなんやかんやとまた行為は続いたのかもしれない。
無論、自分の世界に戻ってきた時には、身体は下腹部を中心にひどいことになっていた。今回も下着はごみ箱行だ。
……自分の選択を後悔してはいないけど……でも、やっぱりおれ、かなり早まったかなぁ……
ハ……ハメられた!
いや、実際にはこれからハメられる予定なんだけど……って、そうじゃなくて!
か、完全に騙された……! いや、少しおかしいとは思ってたんだよ。あの地下室で見せた態度とは真逆の言葉に、頭の隅では違和感を覚えていたのだ。
でも――今回は媚薬も使っていないし、どうせこの身体は本物のおれの身体じゃないと思っていた。
だから、やすやすと頷いてしまった。完全におれの油断だ。
「あははっ! 怒ってるの、カナトちゃん?」
にやにやと笑みを浮かべたノインは、ゆっくりとおれの後孔から指を引き抜いた。そして、おれの身体のに伸し掛かってくる。
「どう、どんな気分? 命を賭けて助けた相手に、裏切られる気分ってどんな感じ? しかも、俺がカナトちゃんを騙すのは二回目……あははっ、カナトちゃんってマジで人がいいよねぇー」
ノインは背後から顔を寄せると、耳の縁を前歯でかしりと甘噛みした。
そんな所を他人に齧られるのは初めてで、びくっと肩が跳ねてしまう。それを見て、ノインはおかしそうに喉の奥で笑った。
「っ、ノイン、おまえ……!」
「そんなに怒らないでよ、俺がこういう最低な人間だってのは、ブラストも言ってたじゃん?」
ブラストが告げた脳裏に蘇る。
『――俺は今までにこの町で何人かガキを拾って、使ってきたが……ノインは、その中でも正真正銘のイカレ野郎だ。人を傷つけること、殺すことに関して罪悪感を感じない化け物だ』
ブラストはそんな風に言っていたのだ。
彼は、ノインのことを生まれながらに罪悪感を感じない化け物だと語った。
「……俺、ブラストのことはマジで大っ嫌いだけどさー、あれに関しちゃ、ブラストの言ってることの方が本当だよ」
ノインが身体をずらし、おれのうなじに唇を寄せた。そして、柔らかい皮膚を唇できつく吸われる。
「ぁっ、んぅ」
「俺を助けに来てくれたカナトちゃんをこうやって騙しても、何の罪悪感も感じない。むしろ、今だってもっとカナトちゃんのこと泣かせたいって思ってる。あの地下室で言ったことだって、脅しじゃないよ?」
「っ、ノインっ……」
「それでもさぁ――本当に、俺を連れていける?」
ノインの唇はうなじから背中に下りて、いくつも鬱血痕をつけていった。鏡で自分の背中を見ることができれば、ぎょっとするくらいのキスマークが残されていることだろう。
おれはぎゅっと歯を食いしばると、絶え絶えになった呼吸の中でなんとか言葉を紡ぎだした。
「……ブラストが言ったこと、おれだって、全部が出まかせだとは思ってない……地下室でノインにめちゃくちゃ怖いこと言われたのも覚えてるよ。さっきの約束の件だって、うまいこと嵌められたなって思ってるし……」
「……………」
「でも……なんでか、嫌いにはなれないんだよなぁ」
「――はぁ?」
ノインが素っ頓狂な声をあげると同時に、上にかかる圧がなくなった。
おれはノインが上からどいたこの隙に、身体を起こした。とはいえ、腰から下はまるで力が入らず、なんとかうつ伏せから仰向けの体勢になるくらいしかできない。
けれど、おかげでようやくノインと視線を合わせることができた。
ノインは目を見開いて、理解ができないものを見る目でおれを見ていた。
その顔に、思わず笑いが零れてしまう。
「なに笑ってんのカナトちゃん。っていうか……さっきの、マジで言ってんの?」
「ん……ほら、初めてノインがおれに声をかけてきた時のこと、覚えてるか? 串揚げを奢ってくれて、その後の戦いも付き合ってくれて……。確かにブラストが言った通り、ノインには怖いところもあるし、すごい滅茶苦茶なこともやるけどさ」
「…………」
そういえば、あのブラストという男は、ノインに対して執着染みた感情を抱いているようだった。
けれど、それは愛情に由来するものではなく、お気に入りの玩具を他人にとられまいとする子どものような――『人』に対する愛着ではなく、『物』に向ける愛着を、ノインへ向けているように思えた。
ノインのことを『化け物』と言い切った時も、彼を卑下するというよりは、まるで自慢の玩具を見せびらかすような口調だった。
もしかすると、ブラストこそが、ノインを『化け物』のままで留めておきたかったのかもしれない。
だからこそ、ノインと距離を縮めたおれを邪魔者だと感じ、当のノインにおれを殺させようと思ったんじゃないだろうか。そうすることで、ノインを『化け物』のままでいさせるために。
……確かに、ノインにはそういった一面がある。というか、今の状況がまさにそれだ。
でも、それだけじゃない。おれの知っているノインは、それだけの奴じゃないのだ。
「でも……ノインは、今日だって、ブラストからおれのこと庇ってくれただろ? あの時、おれを見捨てることや、ブラスト達の側に回ることだって出来たはずだ」
「それは……」
「それに、ポーションが作れることだってブラスト達には言わなかったんだろ。言ってたら、あそこまで暴行されてるわけがないもんな。あの廃神殿での出来事や、おれのことをブラスト達に黙っててくれたんだろ」
ノインが貴重な”パルマ”の魔法の使い手であると分かっていたら、ブラスト達はあそこまでのリンチはしなかったはずだ。むしろ、そうと知っていたらブラストは絶対にノインのことを手放さなかったかもしれない。
でも、ノインは言わなかった。
足を折られて、身体中を刻まれて、顔が変色するほど殴られても、魔法のことを黙っていてくれたのだ。
”パルマ”の魔法が使えることを言ってしまえば、ブラスト達は一体どうやって魔法を使えるようになったんだとノインに説明を求めただろう。そうすれば、あの廃神殿の出来事に話が及ぶ。
あの廃神殿での出来事や、オルフェ様に言われた内容を、ブラストによってルミリス教会に密告されれば、おれはこの国で一気にお尋ね者になっていたはずだ。
けれど、そうはならなかった。それは――ノインが拷問に近い暴行を受けながらも、秘密を守り通してくれたからだ。
「ノインにはいい所もいっぱいあるって知ってるから。だから、嫌いにはならないよ」
そう言うと、ノインはますます呆気にとられたような顔になった。
その顔が面白くて、ついつい状況も忘れてふふっと笑ってしまう。
「……ッ、信じらんねぇ……カナトちゃんはかなりのお人好しだとは思ってたけど、ここまでとはさぁ……」
「……っ? あ、ちょっ、ノイ――」
「ほんっと、甘すぎるでしょ。そんなんだから、今、こんな風に俺に良いようにされてんのにさぁ……!」
ノインは下唇を噛みしめると、腕でおれの両足を割り開いた。
かつての地下室の時と同じく、おれの下腹部より下がノインから丸見えになってしまう。
慌ててノインを制止しようと手を伸ばしたが、その前に両足を抱え上げられ、後孔にぴっとりとノインの陰茎を押し当てられる。
それは、熱く、固く張りつめていた。
「っ、ノイン、ちょっと待っ……ひゃっ!?」
ぬぷ、と水音を立てて陰茎が挿入された。
一時間以上かけてじっくりとほぐされた後孔は、陰茎を押し返すどころか、自らきゅうきゅうと陰茎に絡みついた。ノインが腰を押し進めるたび、肉壁が陰茎の形に拡げられていくのが分かってしまう。
「ぁっ、ゃっ、ノイっ……んぁああッ!」
「……ここで俺を見放すなら、カナトちゃんのこと、諦めてあげようかなってと思ってたのにさぁ……! ほんっと、馬鹿みたいにお人よしだよねぇ、カナトちゃんって!」
「あっ、ノインっ、もっと、ゆっくり……ッ、ひあッ!?」
ノインはおれの腰をわし掴むと、一気に最奥まで陰茎を突き入れた。
燃え滾るようなそれが肉壁をこすりあげ、とうとう一番深いところまで到達した瞬間、おれは身体をのけぞらせた。
熱い肉杭で身体を穿たれる感覚は、今まで味わったことのないもので。強すぎる快楽に目からボロボロと涙が溢れ出す。
「ぁっ、ぁああッ……あ、ぁっ! やっ、ノインっ……!」
「あ、もしかしてまたメスイキしちゃったぁ? あはは、カナトちゃんって見た目によらず、超えっちな身体してるよねぇ」
「た、頼むから、すこし止まって……んぁッ!?」
ノインが腰を動かすたびに、下腹部の奥から、爆発するような快楽が弾ける。おれの陰茎からは、まるで潮のようにぷしゃぷしゃと透明な液体があふれている。
なのに、ノインはおれの制止はきかず、むしろますます愉しげな表情を浮かべていた。オッドアイの瞳には恍惚としたような光が浮かんでいる。
その瞳にぞっと恐怖を感じ、強すぎる快楽もあいまって、思わずノインから逃げようと腰を浮かしてしまう。
だが、ノインはそれを素早く察知し、片手をおれの陰茎に伸ばしてきた。
そして、人差し指の先でぐりぐりと鈴口を弄り始める。
「ひぁっ!? ぁ、ノイン、それっ、だめっ……あっ、ぁあッ!?」
「あははっ! こうやって先っぽイジめると、カナトちゃんの中、めっちゃ俺のこと締め付けてくるわ。すっげぇ気持ちいい、コレ」
「ぁっ、やだっ、それっ、やっ……んぁ、ァあッ!」
「うんうん、嫌ならもう逃げないって約束してねぇ? ……まぁ、何があっても逃がさねェけど」
最後にぼそりつ呟かれた低い声は、部屋に響くいやらしい水音と、腰をうちつける音のせいで、あまりよく聞き取れなかった。
「ひぁっ、ぁっ、あぁッ……んぅっ!」
「うわ……すっげー締め付け。ほんと、媚薬抜きでもこれっってすごいよ、カナトちゃん」
ノインの陰茎が後孔から引き抜かれる度に、前立腺がゴリゴリと抉られる。逆に、陰茎によって奥を突き上げられる時には、下腹部の最奥をゴンゴンと亀頭で叩かれる。
それだけでも、あまりに強すぎる快楽で身体が辛いのに、ノインの指がおれの陰茎を弄ってくるものだからたまらない。しかも、射精に繋がるような竿や裏筋を避けて、先端だけをクチュクチュと弄られるのだ。
そこの刺激だけでは射精には至れないことは、同じ男であるノインだって知っているだろうに。あきらかに、おれを追い詰めるだめにそうしている。
「ぁっ、ノインっ、なんでそこばっかっ……!」
「だって、ここ苛めると、カナトちゃんが締め付けてくれるんだもーん。っていうか、今、ナカがどうなってるか分かる? すごいよ? こうやってゆっくり引き抜くと、俺のちんこに追いすがるみたいに肉ヒダが吸い付いてきてさー」
「んあぁッ!?」
ずるるるっと、ゆっくりとノインの陰茎が引き抜かれる。
時間をかけてじっくりと抜かれたせいで、前立腺が今まで以上に長い時間をかけて抉られた。
ノインの陰茎の、張り出したカリ首によってゴリゴリと前立腺が擦られる快楽は、今まで以上に深いものだった。これ以上底はないと思っていた快楽が、あっさりと更新され、身体がガクガクと痙攣のように震えた。
「で、今度はこうやって……一気に突き入れると、ほら! 待ちかねてたみたいに、きゅうきゅう締め付けてくんの、すごいでしょ?」
「ひっ……ふっ、ぁあ、んあッ!」
ばちゅんっと音が立つほどに一気に陰茎を突き入れられる。
ノインに実況されるまでもなく、おれのナカがノインの陰茎をねっとりと締め付けているのが、自分でも分かった。分かってしまった。
もはや何度目か分からない絶頂がおれの身体を襲う。
けれど、射精を伴わない、下腹部から弾けるような快楽はあまりにも強すぎて、つらかった。これ以上されると、本当に壊れてしまう。
「っ……ノインっ、おれっ、もうっ……!」
涙でぐずぐずになった顔で、ノインを見上げると、シーツを掴んでいた手を離してノインの手に触れた。
すると、ノインはおれの指に五指を搦めてきた。その指先が、すり、と指の股をなぞる。
そんな些細な快楽にすら、今のおれの身体は反応してしまい、肉壁がきゅうっとノイン自身を締め付けた。
「ふふ、なーに、今のでも感じちゃったの? ほんっと、かわいいなぁ、カナトちゃんは」
「んっ……」
とたんに上機嫌になったノインは顔を寄せて、おれに口づけた。
這入りこんできた舌が、おれの舌に熱く絡んでくる。迷った末、おれもおずおずと彼の舌に自分のものを絡めた。
しかし、おれはディープキスなんてノイン以外とは経験がないし、技巧だってまるでない。ノインの愛撫に応えるだけの拙いキスだったが、それでもノインは嬉しそうに瞳を細めた。
「んっ、ふっ……んっ、んんぅッ!?」
キスをしている最中に、腰の打ち付けがよりいっそう激しくなる。
ノインの舌を噛みそうになってしまい、慌てて堪え、抗議の視線を彼に向ける。
だが、見ればいつの間にか余裕綽々といったノインの顔には汗が滲んでいた。瞳には真剣な熱が浮かび、口内に注ぎ込まれる吐息も熱い。
初めて見る、余裕が失われたノインの顔に、ぞくりと背筋が震える。
瞬間、ズンッと最奥を突き上げたノインの陰茎を、おれの肉壁がこれまで以上にきゅうううう~っと締め付けてしまう。
「んむっ……んぅっ、んんん~~~~~ッ!」
「ッ……!」
ノインの陰茎からびゅるびゅると吐き出された白濁液が、最奥に注ぎ込まれる。それはまるで、自分の存在を上書きされていくような快楽だった。
最奥を叩かれ、さらに熱くねばついた液体が注ぎ込まれる感覚に、おれもとうとう射精を迎えた。
だが、何度も何度も前立腺による絶頂を迎えていたせいか、おれの射精は勢いのない、鈴口からドロドロと精液をこぼすだけの射精だった。
「ぅっ、ぁ、んぁ……っ」
唇が離れたおれは、ぐったりとベッドに身体を預けると、肩で息をした。
射精を終えたノインもまた、おれからゆっくりと陰茎を引き抜いた。その快楽にすらぶるりと身体を震わせてしまう。
「はっ、ぁ……」
ノインが陰茎を引き抜いた後孔は、いまだに閉じ切らないようだった。そこがぽっかりと口を開けているのが外気の感覚で分かる。
陰茎からはいまだにトロトロと精液を零し続けている。快楽はないが、その分、まるで身体全体が弱火で焙らているように熱くて、思わず腰をシーツに擦りつけてしまう。
あー……いや、本当にこの身体が自分のものじゃなくて良かった……
まぁ、そもそも自分の身体じゃないからこそ、ノインの誘いに応じたんだけど……でもこれ、きっとまたおれのリアルの身体もえらいことになってるよな……やっぱり、ちょっと早まったかもしれないな……
そんなことを考えていたら、不意に、おれの太腿をノインがわし掴むのを感じた。
えっ、と思っている間に、今度は身体を横倒しにされる。そして、いまだに開ききった後孔に、ノインの陰茎がぴっとりと押し当てられた。
「ちょっ……ちょっ、ノイン!? お、おまえ、なにしてんの!?」
「え? いや、正常位もよかったけど、今度は松葉崩しでヤろうかなって思って」
「なんで!?」
「なんでって……ああ、カナトちゃんは後背位の方が好きなの? 確かに、そっちの方が奥まで突きやすいもんね。でも、バックからだとカナトちゃんの顔が見れないのが、俺的にはちょっと面白くなくて……ごめんね? 後でそれもやってあげるから」
「体位の話じゃなくて!? そ、そうじゃなくて、今ので終わったんじゃ……ひぁあッ!?」
ぬぷり、と陰茎が這入りこんでくる。
ノインの陰茎はすっかり復活していた。しかも、さんざん彼のものを受け入れた後孔は、すっかり慣れ親しんだ様子で抵抗なく肉杭を受け入れてしまう。
「ハッ、あんなんで足りるわけねーじゃん。カナトちゃんだって、押し出し射精しかしてなくてツラいでしょ? 今度はちゃんと、射精させてあげるからね。潮もいっぱい噴かせてあげる」
「も、もうおれ、マジで限界っ……ひっ、ぁああ!?」
――最終的に、おれはこの後、数えきれないくらいの射精と絶頂を味わわされ。ノインは六回以上、おれの中に精液を注ぎ込んだのだった。
というか、六回を終えたところで、おれはなかば逃げるようにしてゲームからログアウトしたので、もしもあの場に留まっていたのならなんやかんやとまた行為は続いたのかもしれない。
無論、自分の世界に戻ってきた時には、身体は下腹部を中心にひどいことになっていた。今回も下着はごみ箱行だ。
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