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第三十五話
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ごくりと唾を飲み込み、意を決してゆっくりと窓をあける。隙間が開くと、ルーカスの妖精鳥はすぐさま部屋の中へと飛び込んできた。そのままおれの右腕に飛び乗り、その嘴に携えた手紙を差し出してくる。
……今までルーカスからもらった手紙は、ほとんどが切れ端を破ったような走り書きばかりだった。
こんな風に正式な手紙をもらうのは、初めてかもしれない。
おそるおそる妖精鳥から手紙を受け取ると、封を破って中を開く。
手紙の出だしは、意外にも、おれへの謝罪の言葉から始まっていた。
――リオへ。まずは、謝らせてほしい。本当にすまなかった。
君に言われた通り、僕は焦っていた。<神聖高等学院キングス・バレイ>の代表生徒と研究内容が被ったしまったこと、そして、彼のほうが僕の研究よりも大きく先行していたことが分かって……どうしたらいいのか分からなくなってしまったんだ。
そんな時、君の発情抑制薬の研究レポートを読ませてもらって……その画期的な内容は、暗闇に一筋の光明が差したように感じた。そして、僕は光に誘われる蛾のように、その明かりに飛びついてしまったんだ。
でも、君に語ったことも嘘じゃない。この薬が世に出れば、君はいい意味でも悪い意味でも、世間からの注目を集めるだろう。オメガ差別主義者のような連中に目をつけられる可能性もある。そんな状況から、君を守りたかった。
僕は、近いうちに白百合学院エルパーサを自主退学して、プリンツ市へ戻ることになるだろう。もちろん、それは仕方のないことだ。でも、せめてその前に君に直接謝罪をさせてほしい。
最後にもう一度、君に会って直接、僕の言葉で謝りたいんだ。そして……婚約者として、きちんとお別れを言わせてほしい。
君と和解をしたことを示すことで、僕への処分を軽減したいわけじゃないんだ。その証拠に、謝罪の場は僕と君しかいない場所でさせてほしい。明日、もしも良ければ<金の酒>という宿屋に来てくれないか。住所を記しておく。
ずっとずっと待っているよ。
――ルーカス・ブラウン
「…………」
おれの予想に反し、ルーカスの手紙は殊勝なものだった。
彼のことだから、てっきり、おれを罵倒する言葉から始まっているものとばかり思ったのに。
それに――エルパーサを自主退学するという内容にも驚きだ。
ルーカスはおれの発情抑制薬の研究を盗用したといえど、代表生徒に選ばれたのは彼自身の実力だ。元は優秀な生徒なのだから、無期停学で処分は終わりだろうと思っていた。それが、まさか退学とは……
とはいえ、よく考えればこの状況では致し方ないかもしれない。
こんな風に事態が明るみになってしまえば、白百合学院エルパーサにいるのはルーカスも針のむしろに座るような思いだろう。停学処分が解けたとて、今後、エルパーサに通い続けるのはかなりいたたまれないはずだ。
……だんだんと、憐憫の情に似通った感情が胸の内に湧いてくる。
おれとしては、ルーカスをここまで追い詰めるつもりはなかった。
だって、発情抑制薬そのものを完成させたのはルーカスだ。だからおれとしては、ルーカスと婚約破棄が無事に成立して、なおかつ、自分の今後の研究が問題なく続けられればそれで良かった。
それに……おれだって、この研究は自分だけで考え着いたわけじゃない。
この薬の着想や製造方法は、前世でプレイしたゲーム『聖なる百合園の秘密』から得たものだ。自分でゼロから生みだしたわけではないという点では、おれとルーカスは同じ立場だ。
そもそも、これはまだレックスや両親には言えていないのだが……あの発情抑制薬には一点、問題がある。その問題点があるからこそ、おれは最初、躍起になってルーカスから研究を奪い返そうとは思っていなかったのだ。
おれはただ、ルーカスとの婚約破棄ができて、今後の自分の発情抑制薬の研究に支障が出なければ、それで良かった。
あるいは、父さんはおれのそんな甘さを分かっていたからこそ、おれには何も伝えずに、偶然を装って新聞記者をあの場に招いたのだろうか――
「……最後にもう一度だけ、話をするくらいいいか」
おれはペンを手に取ると、ルーカスへの返事をしたためた。
住所からして<金の酒>は王都の大通りからは少し外れた宿屋のようだ。
まぁ、今日のサクラさんの話を聞く限り、ルーカスは王都のレストランや食堂から出禁になっているそうだからな……個室のあるレストランは予約ができないため、宿を取るしかなかったのだろう。
手紙に了承の旨と、だいたいの時間を書いて、妖精鳥へ渡す。
空色の妖精鳥は嘴に手紙をくわえると、すぐさま窓から飛び立っていった。その小さな姿は、夕闇に包まれてあっという間に見えなくなった。
窓を閉めて、机の上に広げたレターセットを片付けようと手を伸ばした時、ふと、両親の顔が頭に浮かんだ。
「……ルーカスに会うこと、二人にも伝えた方がいいかな」
両親にも、ルーカスが謝罪をしたいと言っていることを伝えようと思い、おれは自身の指輪を妖精鳥に変換させた。左手の中指につけていた指輪は、すぐさま金色の大きな鷹へと姿を変える。
「ピーッ!」
「よしよし、夜遅くに悪いな。宿にいる両親に手紙を届けてほしくて……」
そこまで言って、おれははたと気が付いた。
……ルーカスに会いに行くなんて言ったら、うちの両親、絶対に反対してきそうだ。
もしくは二人とも、一緒にについてくると言い出しかねない。
うーん、どうしよう。ルーカスの手紙には『謝罪の場は僕と君しかいない場所でさせてほしい』って書いてあって、おれはそれに了承の返事を出してしまったものな……両親を連れて行ったら、その約束を裏切る形になる。そもそも、二人が来たらルーカスは謝罪をするどころではなくなるかもしれない。
「……二人には内緒にしておくか。レックスに一緒に来てもらって、彼に宿の外で待っていてもらおう」
椅子に座り、彼宛に手紙を書き始めた。
すでにこの時間では、寮長の許可なしに寮を出ることは禁止されている。そのため、妖精鳥で連絡をとるしかない。
そうして、書き終えた手紙を妖精鳥に渡そうとしたところで、おれの脳裏に、先ほどのレックスの態度がよみがえった。思わず、手紙を差し出した手が中途半端な位置で止まってしまう。
そうだ、ルーカスの手紙の衝撃で失念していたが……おれはレックスから避けられているじゃないか。つい、いつもの調子で彼をあてにしてしまった。
というかおれは、今さっき、自分が彼に甘えすぎていたことを自覚したばかりじゃないか。
それなのに、また彼に甘えようとしてしまった。
……こんなことじゃ駄目だ。おれは、レックスや両親に頼ってばかりじゃないか。
婚約破棄の時だって、三人に力を貸してもらって、結局おれは何もしていない。
もっと、ちゃんとしないと――
「ピィ?」
妖精鳥が小首を傾げながら、おれが差し出しかけた手紙を見つめる。
「悪いな、やっぱりもういい」
おれは手紙をぐしゃりと握りつぶして、ゴミ箱へと放り投げた。
妖精鳥は不思議そうな眼差しで、紙くずとなった手紙をじっと見つめていたが、しばらくすると羽を羽ばたかせてベッドサイドの柵へと飛び移った。
「……シャワーを浴びて寝るか」
ゴミ箱から目を背けると、おれは寮の共同浴場に向かうために着替えを用意し始めた。
ルーカスからの謝罪の場へ赴くくらい、おれ一人でも良いはずだ。むしろ、こんなことでレックスを頼りにしているようじゃ、本当にいよいよ愛想を尽かされかねない。
明日は、おれ一人で宿屋<金の酒>へと向かおう。
……今までルーカスからもらった手紙は、ほとんどが切れ端を破ったような走り書きばかりだった。
こんな風に正式な手紙をもらうのは、初めてかもしれない。
おそるおそる妖精鳥から手紙を受け取ると、封を破って中を開く。
手紙の出だしは、意外にも、おれへの謝罪の言葉から始まっていた。
――リオへ。まずは、謝らせてほしい。本当にすまなかった。
君に言われた通り、僕は焦っていた。<神聖高等学院キングス・バレイ>の代表生徒と研究内容が被ったしまったこと、そして、彼のほうが僕の研究よりも大きく先行していたことが分かって……どうしたらいいのか分からなくなってしまったんだ。
そんな時、君の発情抑制薬の研究レポートを読ませてもらって……その画期的な内容は、暗闇に一筋の光明が差したように感じた。そして、僕は光に誘われる蛾のように、その明かりに飛びついてしまったんだ。
でも、君に語ったことも嘘じゃない。この薬が世に出れば、君はいい意味でも悪い意味でも、世間からの注目を集めるだろう。オメガ差別主義者のような連中に目をつけられる可能性もある。そんな状況から、君を守りたかった。
僕は、近いうちに白百合学院エルパーサを自主退学して、プリンツ市へ戻ることになるだろう。もちろん、それは仕方のないことだ。でも、せめてその前に君に直接謝罪をさせてほしい。
最後にもう一度、君に会って直接、僕の言葉で謝りたいんだ。そして……婚約者として、きちんとお別れを言わせてほしい。
君と和解をしたことを示すことで、僕への処分を軽減したいわけじゃないんだ。その証拠に、謝罪の場は僕と君しかいない場所でさせてほしい。明日、もしも良ければ<金の酒>という宿屋に来てくれないか。住所を記しておく。
ずっとずっと待っているよ。
――ルーカス・ブラウン
「…………」
おれの予想に反し、ルーカスの手紙は殊勝なものだった。
彼のことだから、てっきり、おれを罵倒する言葉から始まっているものとばかり思ったのに。
それに――エルパーサを自主退学するという内容にも驚きだ。
ルーカスはおれの発情抑制薬の研究を盗用したといえど、代表生徒に選ばれたのは彼自身の実力だ。元は優秀な生徒なのだから、無期停学で処分は終わりだろうと思っていた。それが、まさか退学とは……
とはいえ、よく考えればこの状況では致し方ないかもしれない。
こんな風に事態が明るみになってしまえば、白百合学院エルパーサにいるのはルーカスも針のむしろに座るような思いだろう。停学処分が解けたとて、今後、エルパーサに通い続けるのはかなりいたたまれないはずだ。
……だんだんと、憐憫の情に似通った感情が胸の内に湧いてくる。
おれとしては、ルーカスをここまで追い詰めるつもりはなかった。
だって、発情抑制薬そのものを完成させたのはルーカスだ。だからおれとしては、ルーカスと婚約破棄が無事に成立して、なおかつ、自分の今後の研究が問題なく続けられればそれで良かった。
それに……おれだって、この研究は自分だけで考え着いたわけじゃない。
この薬の着想や製造方法は、前世でプレイしたゲーム『聖なる百合園の秘密』から得たものだ。自分でゼロから生みだしたわけではないという点では、おれとルーカスは同じ立場だ。
そもそも、これはまだレックスや両親には言えていないのだが……あの発情抑制薬には一点、問題がある。その問題点があるからこそ、おれは最初、躍起になってルーカスから研究を奪い返そうとは思っていなかったのだ。
おれはただ、ルーカスとの婚約破棄ができて、今後の自分の発情抑制薬の研究に支障が出なければ、それで良かった。
あるいは、父さんはおれのそんな甘さを分かっていたからこそ、おれには何も伝えずに、偶然を装って新聞記者をあの場に招いたのだろうか――
「……最後にもう一度だけ、話をするくらいいいか」
おれはペンを手に取ると、ルーカスへの返事をしたためた。
住所からして<金の酒>は王都の大通りからは少し外れた宿屋のようだ。
まぁ、今日のサクラさんの話を聞く限り、ルーカスは王都のレストランや食堂から出禁になっているそうだからな……個室のあるレストランは予約ができないため、宿を取るしかなかったのだろう。
手紙に了承の旨と、だいたいの時間を書いて、妖精鳥へ渡す。
空色の妖精鳥は嘴に手紙をくわえると、すぐさま窓から飛び立っていった。その小さな姿は、夕闇に包まれてあっという間に見えなくなった。
窓を閉めて、机の上に広げたレターセットを片付けようと手を伸ばした時、ふと、両親の顔が頭に浮かんだ。
「……ルーカスに会うこと、二人にも伝えた方がいいかな」
両親にも、ルーカスが謝罪をしたいと言っていることを伝えようと思い、おれは自身の指輪を妖精鳥に変換させた。左手の中指につけていた指輪は、すぐさま金色の大きな鷹へと姿を変える。
「ピーッ!」
「よしよし、夜遅くに悪いな。宿にいる両親に手紙を届けてほしくて……」
そこまで言って、おれははたと気が付いた。
……ルーカスに会いに行くなんて言ったら、うちの両親、絶対に反対してきそうだ。
もしくは二人とも、一緒にについてくると言い出しかねない。
うーん、どうしよう。ルーカスの手紙には『謝罪の場は僕と君しかいない場所でさせてほしい』って書いてあって、おれはそれに了承の返事を出してしまったものな……両親を連れて行ったら、その約束を裏切る形になる。そもそも、二人が来たらルーカスは謝罪をするどころではなくなるかもしれない。
「……二人には内緒にしておくか。レックスに一緒に来てもらって、彼に宿の外で待っていてもらおう」
椅子に座り、彼宛に手紙を書き始めた。
すでにこの時間では、寮長の許可なしに寮を出ることは禁止されている。そのため、妖精鳥で連絡をとるしかない。
そうして、書き終えた手紙を妖精鳥に渡そうとしたところで、おれの脳裏に、先ほどのレックスの態度がよみがえった。思わず、手紙を差し出した手が中途半端な位置で止まってしまう。
そうだ、ルーカスの手紙の衝撃で失念していたが……おれはレックスから避けられているじゃないか。つい、いつもの調子で彼をあてにしてしまった。
というかおれは、今さっき、自分が彼に甘えすぎていたことを自覚したばかりじゃないか。
それなのに、また彼に甘えようとしてしまった。
……こんなことじゃ駄目だ。おれは、レックスや両親に頼ってばかりじゃないか。
婚約破棄の時だって、三人に力を貸してもらって、結局おれは何もしていない。
もっと、ちゃんとしないと――
「ピィ?」
妖精鳥が小首を傾げながら、おれが差し出しかけた手紙を見つめる。
「悪いな、やっぱりもういい」
おれは手紙をぐしゃりと握りつぶして、ゴミ箱へと放り投げた。
妖精鳥は不思議そうな眼差しで、紙くずとなった手紙をじっと見つめていたが、しばらくすると羽を羽ばたかせてベッドサイドの柵へと飛び移った。
「……シャワーを浴びて寝るか」
ゴミ箱から目を背けると、おれは寮の共同浴場に向かうために着替えを用意し始めた。
ルーカスからの謝罪の場へ赴くくらい、おれ一人でも良いはずだ。むしろ、こんなことでレックスを頼りにしているようじゃ、本当にいよいよ愛想を尽かされかねない。
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