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反抗期篇
この世界はモフモフする暇をくれない
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ドカンドカン、俺の背や足へ容赦なく頭突きしてくる。
「いってえなクソ!ウサギって頭突きしたっけ!?」
草食動物のくせにガチガチと歯を鳴らし威嚇してくる。
可愛くねぇ!
兎を飼ったことある?
俺はあるよ、とんでもない量の黒豆ふんを出すんだ。
食い意地はってて、野菜持ってると突進してくるんだよ。
猪突猛進っていうけど兎も猛進すんだよ。
兎用オヤツビスケットをガツガツ食べるヤツ。
キャベツが好物で足元をグルグル回って強請るヤツ。
前親父が無類の動物好きでなんでも保護してた。
引っ越す人から犬を押し付けられたり、誰かしら持て余したペットを引き取ってた。
怪我した雀を保護した時は、うまく助けてあげられず泣いていた。
そんな中に兎もいた、小学校で増え過ぎた仔ウサギ2羽を貰ったんだ。
兎には肉球がないって知ったのはこの頃だ。
(持ってるヤツもいるけど)
飲食店なのにって母ちゃんが怒っても止めないんだ。
終いには自宅と店を別に建ててまで保護してた、鬼瓦みたいな顔のくせにお人好しなんだ。
・・・
「って!こんな凶悪兎だけは保護したくねえだろー!?父ちゃーん!」
目の前のデカ兎はとんでもスピードで俺の周りを跳ねる。
ドゴォーン!!!
「ぐえっ!!!」構えてた木の盾が蹴り弾かれて割れた。
間髪入れずガードの無い左腕を狙い牙を剥くデカ兎、寸でで躱しガチン!と歯音が響く。
バンバンッ!と後ろ足で地を叩いている、ウサギの怒った時の仕草だ。
「怒ってんのはこっちだデカウサ!」
大包丁を2本構える、可愛くないヤツは容赦しない。
素早すぎて《どついて叩いて》が間に合わない、だったら・・・。
補助スキル:解体
デカうさが眼前に迫る、ガパリと開いた口から牙が光る。
俺は兎の体を往なし走り抜ける、「ごが・・・」と変な音が背後で聞こえた。
五体バラバラになった兎の周りが赤く染まっていた。
「あーぁ、毛皮取れたら金策になったのに。ぼっちで狩るにはちとキツイ相手だな」
四肢だけを集めて血抜き後に袋へ詰めた。
残った骸は壁に寄せた、すると小さな羽虫の魔物の群れが食らい始めた。
白い羽虫たちが、まるで降り積もる雪のように骸の姿を消していく。
血濡れになった包丁を水魔法で流す「どこか隅の方で研がないと……」
小さな刃毀れが後の失敗に繋がるかもしれない。
手足が凍えてきた、早く他のフロアへ移動しなければ体力が奪われる。
遠目に数羽の兎が見えてウンザリしたが、俺の姿を見るや氷柱裏の巣へ逃げ去った。
「……はあ助かった」
さて、どちらが助かったやら。
「いってえなクソ!ウサギって頭突きしたっけ!?」
草食動物のくせにガチガチと歯を鳴らし威嚇してくる。
可愛くねぇ!
兎を飼ったことある?
俺はあるよ、とんでもない量の黒豆ふんを出すんだ。
食い意地はってて、野菜持ってると突進してくるんだよ。
猪突猛進っていうけど兎も猛進すんだよ。
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キャベツが好物で足元をグルグル回って強請るヤツ。
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そんな中に兎もいた、小学校で増え過ぎた仔ウサギ2羽を貰ったんだ。
兎には肉球がないって知ったのはこの頃だ。
(持ってるヤツもいるけど)
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終いには自宅と店を別に建ててまで保護してた、鬼瓦みたいな顔のくせにお人好しなんだ。
・・・
「って!こんな凶悪兎だけは保護したくねえだろー!?父ちゃーん!」
目の前のデカ兎はとんでもスピードで俺の周りを跳ねる。
ドゴォーン!!!
「ぐえっ!!!」構えてた木の盾が蹴り弾かれて割れた。
間髪入れずガードの無い左腕を狙い牙を剥くデカ兎、寸でで躱しガチン!と歯音が響く。
バンバンッ!と後ろ足で地を叩いている、ウサギの怒った時の仕草だ。
「怒ってんのはこっちだデカウサ!」
大包丁を2本構える、可愛くないヤツは容赦しない。
素早すぎて《どついて叩いて》が間に合わない、だったら・・・。
補助スキル:解体
デカうさが眼前に迫る、ガパリと開いた口から牙が光る。
俺は兎の体を往なし走り抜ける、「ごが・・・」と変な音が背後で聞こえた。
五体バラバラになった兎の周りが赤く染まっていた。
「あーぁ、毛皮取れたら金策になったのに。ぼっちで狩るにはちとキツイ相手だな」
四肢だけを集めて血抜き後に袋へ詰めた。
残った骸は壁に寄せた、すると小さな羽虫の魔物の群れが食らい始めた。
白い羽虫たちが、まるで降り積もる雪のように骸の姿を消していく。
血濡れになった包丁を水魔法で流す「どこか隅の方で研がないと……」
小さな刃毀れが後の失敗に繋がるかもしれない。
手足が凍えてきた、早く他のフロアへ移動しなければ体力が奪われる。
遠目に数羽の兎が見えてウンザリしたが、俺の姿を見るや氷柱裏の巣へ逃げ去った。
「……はあ助かった」
さて、どちらが助かったやら。
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