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独立篇
猪豚は思ったよりデカイ
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食後、レオ達は交代で休憩をとった。
ダンジョンでのことを思い出し、妙な出会いだったとレオは小さく笑んだ。
「なに笑ってるの?」
「ん、ダンジョンのこと思い出してね」
「うんうん、マシュマロ美味しかったね」
ただの知り合いから、仲間に昇華した今もレオは擽ったい。
寝ず番が得意なフラは明け方しか寝ないので、こうして話し相手になってくれる。
時折コクンと寝てしまうレオをフラが悪戯して起こす。
「鼻をつまむのはやめてくれ」
「寝るのが悪いもん」
「うぐ・・」
次は鼻フックすると言われれば大人しく寝ず番をするしかない。
先刻みつけた山葡萄を一粒噛む、まだ熟れてないそれは酸っぱくて目が覚める。
「鼻フックはやばいよな」
「ん?」
ほら、こうすると豚っぽいだろう、とレオが白目を剥き鼻を上向きに潰して見せる。
「ぶっふーーーー!」
止めてバカとケラケラ笑うフラの声に、寝ていた二人が目を覚ました。
あ、やば。とレオは思ったが、何か聞こえるとバリラが口元に指を当て静かにと合図する。
《・・・ぎぃぶぎぎぃい!・・・プギギギィー!》
「あっち、罠を仕掛けた所では?」
野生動物は警戒心が強い、しかし浄化した罠から人の臭いがわからなかったようだ。
「狩るぞ!」
「「「応!」」
***
「ブギギギイ!ブギャアア!」けたたましく哭いてこちらを威嚇する、大きな獣が穴の中でドスドス暴れた。
真っ黒で2mほどの大きな体躯と獰猛な牙が恐ろしい、間違いない猪豚ことブラックホグだ。
罠で後ろ足から流血するも全く臆しない。
「思ったよりデカイな、いける?」
「穴から出さないようにすりゃいけるだろ」ニタリ戦闘態勢をとるバリラは狩る者の目である。
「フラ、穴周辺に氷で壁を造って高さは3mくらい、突進しても砕けないよう頼む」
「はーい、任せて!でもアイスニードルで一発だと思うよぉ?」
「ダメだ、それだと内臓痛めて美味しくないんだ」
了解とフラが素直に退いて氷の壁を詠唱した、穴中心に半径5mほどの狩場ができた。
厚さは1mあるから壊れないとフラが得意げに言う。
「上出来!バリラなるべく頭を狙ってくれ!俺は四肢を狙う」
「あいよ!あの牙を砕いてやんよ!」
後方に下がったティリルが全員に強化魔法と速度アップ魔法をかけた。
「御武運を!」
それを合図にバリラが仕掛けた、穴に滑るよう攻撃を仕掛けていく。
ガキィンと刃同士が交わったような音がする、相手は牙だというのにどれほど硬いのか。
「くっそめっちゃ硬い、刃毀れしちまう。レオ!わたしが引きつける、背後から斬れ!」
「おう!」
ガンガンと打ち合うバリラ、なんて身軽なのかとレオは感心する。
左右へ軽々と往なし、牙を一本折った。
目線で左へと合図してきた。
レオは左臀部から太腿に解体をしかける、太い動脈を切断しバラリと骨と肉を削ぐ。
バランスを崩したホグは横倒しになった。
ダンジョンでのことを思い出し、妙な出会いだったとレオは小さく笑んだ。
「なに笑ってるの?」
「ん、ダンジョンのこと思い出してね」
「うんうん、マシュマロ美味しかったね」
ただの知り合いから、仲間に昇華した今もレオは擽ったい。
寝ず番が得意なフラは明け方しか寝ないので、こうして話し相手になってくれる。
時折コクンと寝てしまうレオをフラが悪戯して起こす。
「鼻をつまむのはやめてくれ」
「寝るのが悪いもん」
「うぐ・・」
次は鼻フックすると言われれば大人しく寝ず番をするしかない。
先刻みつけた山葡萄を一粒噛む、まだ熟れてないそれは酸っぱくて目が覚める。
「鼻フックはやばいよな」
「ん?」
ほら、こうすると豚っぽいだろう、とレオが白目を剥き鼻を上向きに潰して見せる。
「ぶっふーーーー!」
止めてバカとケラケラ笑うフラの声に、寝ていた二人が目を覚ました。
あ、やば。とレオは思ったが、何か聞こえるとバリラが口元に指を当て静かにと合図する。
《・・・ぎぃぶぎぎぃい!・・・プギギギィー!》
「あっち、罠を仕掛けた所では?」
野生動物は警戒心が強い、しかし浄化した罠から人の臭いがわからなかったようだ。
「狩るぞ!」
「「「応!」」
***
「ブギギギイ!ブギャアア!」けたたましく哭いてこちらを威嚇する、大きな獣が穴の中でドスドス暴れた。
真っ黒で2mほどの大きな体躯と獰猛な牙が恐ろしい、間違いない猪豚ことブラックホグだ。
罠で後ろ足から流血するも全く臆しない。
「思ったよりデカイな、いける?」
「穴から出さないようにすりゃいけるだろ」ニタリ戦闘態勢をとるバリラは狩る者の目である。
「フラ、穴周辺に氷で壁を造って高さは3mくらい、突進しても砕けないよう頼む」
「はーい、任せて!でもアイスニードルで一発だと思うよぉ?」
「ダメだ、それだと内臓痛めて美味しくないんだ」
了解とフラが素直に退いて氷の壁を詠唱した、穴中心に半径5mほどの狩場ができた。
厚さは1mあるから壊れないとフラが得意げに言う。
「上出来!バリラなるべく頭を狙ってくれ!俺は四肢を狙う」
「あいよ!あの牙を砕いてやんよ!」
後方に下がったティリルが全員に強化魔法と速度アップ魔法をかけた。
「御武運を!」
それを合図にバリラが仕掛けた、穴に滑るよう攻撃を仕掛けていく。
ガキィンと刃同士が交わったような音がする、相手は牙だというのにどれほど硬いのか。
「くっそめっちゃ硬い、刃毀れしちまう。レオ!わたしが引きつける、背後から斬れ!」
「おう!」
ガンガンと打ち合うバリラ、なんて身軽なのかとレオは感心する。
左右へ軽々と往なし、牙を一本折った。
目線で左へと合図してきた。
レオは左臀部から太腿に解体をしかける、太い動脈を切断しバラリと骨と肉を削ぐ。
バランスを崩したホグは横倒しになった。
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