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獣王国篇
魔植物の大量繁殖!? トラブルプランツ スタンピード
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エルンヘルド王家の依頼を終えたレオは、タウンハウスへ戻ると冒険者として活動を再開した。
冬季の為、やはり依頼数は少ない。それでも仲間との活動は楽しいものだった。
「雪があまり降らない分は活動しやすいよね!」
「それね!凍えないで済むのは有難いよ」
依頼内容のほとんどは雑用ばかりだったが、彼らは上機嫌だ。
「依頼が多い煙突掃除はしんどいけど報酬が良いよね~」
真っ黒に染まった体を浄化しながら、フラがケラケラ笑う。
煙突の煤払いは、全身が掃除道具になる。防塵マスクをしても気管支に負担がかかるため依頼料が高い。
「喉を傷めたら私の魔法で癒しますわ、調子が悪い方は遠慮なく」
「悪いね、目に煤が入って痛いんだ。頼むよ」
レオは若干赤くなった目をシパシパしながらティルに治癒をお願いする。
「あらま、大変!治癒魔法『炎症緩和』と浄化をしますね」
ティルがそういうとフワリと優しい空気の揺らぎがレオを包む、温かで気持ちが良いと彼は蕩けた顔をする。
「ありがとう、熱をもった目頭が落ち着いたよ」
「いいえ、お役に立てて光栄です」
美しい銀髪を揺らして女神の微笑みを浮かべるティル。
ちょっとデレるレオに、バリラが頭にゲンコツをお見舞いする。
「いってぇ!」
「ティルを厭らしい目で見るな!穢れる!」
そんなことしていないとレオは反論するが、バリラは聞く耳を持たない。
治癒師のティルは、季節に関係なく依頼が殺到していつも忙しいようだ。
「お休みしていた間に流行り風邪が蔓延したらしくて、申し訳ないですわ。これから派遣先の治療院へ行ってきます」
「も~!ティルが悪いわけじゃないでしょ!頑張り過ぎないでよね!」
自己犠牲気味のティルをバリラはいつも心配している。
ティルはそんなバリラを苦笑しながら「大丈夫ですよ」と宥めて出かけていく。
***
大きな依頼が少ないこともあり、個別に依頼を受けることが増えて行った。
各々が見合った仕事を受けて安定してきた頃だった。
ギルドへ日雇い仕事をみつけにやってきたレオ達は、依頼者用の窓口が混乱しているのに気が付く。
「人手が足りない!」「腕がたつものを!」と焦りの声が飛び交っていた。
「なにかあったのかな……」嫌な予感がレオを襲う。
関わらないほうが吉と思ったレオ達はいつもの依頼掲示板の方へ歩いていった。
煙突掃除を中心に依頼受理の紙を剥ぎ取っていると<<<緊急要請>>>の館内放送が響いた。
<<館内にいる冒険者一同に継ぐ、魔植物の大量発生が西方国境で確認された!深刻レベル4のスタンピードに発展している、新規に依頼を受けた者以外は発生源地帯へ赴くことを強く要請する!繰り返す…館内に>>
「ちょ、ちょっとスタンピードって!」
「魔植物が冬に?聞いたことないぞ」
にわかに騒ぎだしたギルド内の冒険者たちは、急遽特設されたらしい討伐受け付けへ並びだした。
レオ達もソレに倣い集団の中へ走っていく。
「スタンピードははじめてだ、少し怖いがこれも経験だよな」とレオ。
「私は一回あるよ、あの時は虫型が大量発生してた。ティルは嫌がって参加しなかったが良い稼ぎだったよ」
バリラはそういうと力瘤をムキっとさせてすでに臨戦態勢だ。
「虫は俺もやだな、でも植物型モンスター狩はジュレバニカ以来だから気張るぜ」
「フラも頑張るよ!」
「私も!マンドラ系は金になるから頑張って狩りますよご主人様!終わったら是非タコパを!」ジェイラが吠える。
「後衛はお任せを皆さんの健康は私が護ります!」とティル。
ジェイラはさりげなく強請るのも忘れない、みんなヤル気に満ちている。
「良し!美味しいご飯のために頑張って行こう!」
「「「「応!」」」」
冬季の為、やはり依頼数は少ない。それでも仲間との活動は楽しいものだった。
「雪があまり降らない分は活動しやすいよね!」
「それね!凍えないで済むのは有難いよ」
依頼内容のほとんどは雑用ばかりだったが、彼らは上機嫌だ。
「依頼が多い煙突掃除はしんどいけど報酬が良いよね~」
真っ黒に染まった体を浄化しながら、フラがケラケラ笑う。
煙突の煤払いは、全身が掃除道具になる。防塵マスクをしても気管支に負担がかかるため依頼料が高い。
「喉を傷めたら私の魔法で癒しますわ、調子が悪い方は遠慮なく」
「悪いね、目に煤が入って痛いんだ。頼むよ」
レオは若干赤くなった目をシパシパしながらティルに治癒をお願いする。
「あらま、大変!治癒魔法『炎症緩和』と浄化をしますね」
ティルがそういうとフワリと優しい空気の揺らぎがレオを包む、温かで気持ちが良いと彼は蕩けた顔をする。
「ありがとう、熱をもった目頭が落ち着いたよ」
「いいえ、お役に立てて光栄です」
美しい銀髪を揺らして女神の微笑みを浮かべるティル。
ちょっとデレるレオに、バリラが頭にゲンコツをお見舞いする。
「いってぇ!」
「ティルを厭らしい目で見るな!穢れる!」
そんなことしていないとレオは反論するが、バリラは聞く耳を持たない。
治癒師のティルは、季節に関係なく依頼が殺到していつも忙しいようだ。
「お休みしていた間に流行り風邪が蔓延したらしくて、申し訳ないですわ。これから派遣先の治療院へ行ってきます」
「も~!ティルが悪いわけじゃないでしょ!頑張り過ぎないでよね!」
自己犠牲気味のティルをバリラはいつも心配している。
ティルはそんなバリラを苦笑しながら「大丈夫ですよ」と宥めて出かけていく。
***
大きな依頼が少ないこともあり、個別に依頼を受けることが増えて行った。
各々が見合った仕事を受けて安定してきた頃だった。
ギルドへ日雇い仕事をみつけにやってきたレオ達は、依頼者用の窓口が混乱しているのに気が付く。
「人手が足りない!」「腕がたつものを!」と焦りの声が飛び交っていた。
「なにかあったのかな……」嫌な予感がレオを襲う。
関わらないほうが吉と思ったレオ達はいつもの依頼掲示板の方へ歩いていった。
煙突掃除を中心に依頼受理の紙を剥ぎ取っていると<<<緊急要請>>>の館内放送が響いた。
<<館内にいる冒険者一同に継ぐ、魔植物の大量発生が西方国境で確認された!深刻レベル4のスタンピードに発展している、新規に依頼を受けた者以外は発生源地帯へ赴くことを強く要請する!繰り返す…館内に>>
「ちょ、ちょっとスタンピードって!」
「魔植物が冬に?聞いたことないぞ」
にわかに騒ぎだしたギルド内の冒険者たちは、急遽特設されたらしい討伐受け付けへ並びだした。
レオ達もソレに倣い集団の中へ走っていく。
「スタンピードははじめてだ、少し怖いがこれも経験だよな」とレオ。
「私は一回あるよ、あの時は虫型が大量発生してた。ティルは嫌がって参加しなかったが良い稼ぎだったよ」
バリラはそういうと力瘤をムキっとさせてすでに臨戦態勢だ。
「虫は俺もやだな、でも植物型モンスター狩はジュレバニカ以来だから気張るぜ」
「フラも頑張るよ!」
「私も!マンドラ系は金になるから頑張って狩りますよご主人様!終わったら是非タコパを!」ジェイラが吠える。
「後衛はお任せを皆さんの健康は私が護ります!」とティル。
ジェイラはさりげなく強請るのも忘れない、みんなヤル気に満ちている。
「良し!美味しいご飯のために頑張って行こう!」
「「「「応!」」」」
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