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淑女教育
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常日頃から男の従者たちと同様に勤めて来たミリアムは女性らしい所作などが出来るはずがない。
秘密裡に用意された教育人材はなんと皇后である、畏れ多い相手を師とされたミリアムは青褪める。
平民孤児の彼女には天上人に他ならない、いくら皇太子に仕えて慣れているとは言っても別の話だ。
「こ、皇后様自らに教えを請うとは、とんでもないことです」
「いいのよ、私は割と暇なの。子供たちはすっかり大人になってしまったし張り合いが出来て嬉しいわ」
「はぁ……恐れ入ります」
皇太子の意向も組んで短期間のスパルタとなった授業は睡眠時間を削り、膨大な知識を無理矢理に詰め込むものだった。政務の補助程度はしていたが、ミリアムはやはり世界情勢にはかなり疎い。
「ほら、何度も間違えない。名はとても酷似していますが別の国ですのよ!」
「は、はい!申し訳ありません!」
「これ、婦女子が大きな口で欠伸などはしたない!扇を使いなさいと注意したでしょう」
「ぎょ、御意」
「眉を顰めてはいけません!どんな時も微笑みを崩してはならないのよ、もしくは無を貫きなさい」
叱られるとつい表情に出てしまうミリアムは顔のことを一番指摘されてしまう。
「お、王女とはこのように堅苦しい生き方をするものなのか……」
午前の授業を終えたミリアムは居室に戻る成りベッドへダイブして愚痴をこぼす。何度も無理だと口から出そうになったが必死に噤む。
「我が主が良き伴侶を娶られるまでの辛抱……も、もっと頑張らなければ」
体力に自信があった彼女だったが、精神面は脆いことに己でも驚いていた。大恩と敬意を持って皇太子に仕えてきたがこんな苦難は初めてだとミリアムはゲッソリする。
指先一つの仕草にまで神経を研ぎ澄ますことは、意外と精神力を使うのだ。
「優雅に美しく……美しい仕草とは女性らしさとはなんだ?私にはわからない……はぁ」
昼食を摂ることも忘れた彼女はそのまま動かなくなり、スースーと寝息を立てて惰眠に落ちた。彼女が再び目を開けたのは午後からのダンスレッスン時間の10分前だった。
「おい、起きろ。母上を待たせたら大きな雷が落ちるぞ、俺まで叱責対象になるじゃないか」
「う……んん」
肩を揺さぶられても起きない彼女に「困ったヤツ」と言って眉を下げるのは皇太子のガルディオだ。人伝にミリアムが食事を抜いたと聞いた彼は皿に軽く摘まめるものを乗せて部屋を訪ねて来たのだ。
「ほら、タマゴサンドだぞ。好きだろ?」
「んーむぅ」
彼女の鼻先へ押し付けるとウサギのようにヒクヒクさせる様子がおかし過ぎて「ぶふっ」と吹いてしまった皇太子である。それでも起きないミリアムの頬を指腹で撫でた、桃色の唇につい目を奪われてそっと触れてみた。
「ミリー……ずっと俺の傍に置きたいのは我儘だろうか」
青銀のカツラから自毛の薄茶の髪が僅かに零れ出ていた、それを愛でる彼の瞳は熱を帯びていた。
時計の針を確認すると指定時間の15分前だった、彼は名残惜しそうに頬を再び撫でると彼女の鼻を摘まむ。
「んんんんーーー!?」
「やっと起きたか、ダンスレッスンに遅れるぞ。仕度しろそれからサンドを食え」
「ひゃ!主!なんで寝室に」
寝ぼけ気味のミリアムのほっぺをムニっと摘まみ「起きろ、ヨダレを拭け」と叱る。やっと我に返った彼女は大慌てで仕度するのだった。
「まったくお前というヤツは、やる気あるのか?クビにして城から出すぞ」
「うぐ、わかりました。責任を取って辞職を」
「却下だ」
「は?」
まったく逆の事を言う主にミリアムは頭に?をいくつも作り上げて『この人の真意がわからない』と首を捻った。
競歩気味に移動する彼らがダンスホールに着くとそこにはすでに皇后が待ち構えていた。
「遅かったわね、まぁいいわ今日のレッスンは愚息がパートナーを務めるわ。しっかり学びなさい」
「は、はい!」
各授業は秘密なことなので皇后の息がかかった従者らが協力している、発端は皇太子ガルディオの我儘から始まったことなので張本人が丸投げとはいかないらしい。
「足を踏む度にデコピンだからな」
「ええ~」
ややガサツなミリアムはスローステップが苦手である、早めのリズムの方が得意なのだ。
足にばかり集中していると姿勢が猫背だと皇后の叱咤が飛んでくる。
「水面を滑る水鳥のように目に見えるところは優雅に!足は忙しくとも顔に疲れを見せてはいけませんよ!」
「ひゃ、ひゃいー!」
8センチのハイヒールを履き歩くだけでもキツイというのに、縦横無尽に動かなければいけない社交ダンスはハードである。ガルディオのリードは素晴らしいが初心者相手に容赦がない、二度回転する箇所をワザと三回に増やして翻弄するのだ。
「ひ、酷いです、さっきと違う!」
「アフォ、相手が常に親切だったり、上手とは限らないんだ。臨機応変な動きを体に叩き込め、気を緩めるな」
「うぎーーー!」
こんな事ならばいつもの執事相手のほうが万倍マシだと思うミリアムだった。
小一時間ほど振り回された彼女のふくらはぎはパンパンである。休憩を挟んで後30分と皇后の厳しい声がホールに響いた。
半べそで立ち上がったミリアムだったが左足に異変が起こる。
「う、痛っ」
床に崩れた彼女がヒールを外すと小指から血が滴っていた、治療して続けようと壁際に急ぐ彼女だ。
しかし、それは叶わず、身体が宙に浮かぶ感覚に襲われた。
「努力と無理は違う、俺を頼れバカ者」
「あ、主?あ、あの」
姫抱っこされたミリアムは突然の優しさにドギマギする。動くなと叱るガルディオはそのままソファへ連れて行く。
ほんの数分のことだったが、治療までも彼自ら手当したのである。
「あらぁ、良い感じじゃなくて?」
「はい、とても絵になりますね」
皇后と初老の侍女がその二人の様子を遠目に見て「青春ねぇ」と惚れ惚れするのであった。
秘密裡に用意された教育人材はなんと皇后である、畏れ多い相手を師とされたミリアムは青褪める。
平民孤児の彼女には天上人に他ならない、いくら皇太子に仕えて慣れているとは言っても別の話だ。
「こ、皇后様自らに教えを請うとは、とんでもないことです」
「いいのよ、私は割と暇なの。子供たちはすっかり大人になってしまったし張り合いが出来て嬉しいわ」
「はぁ……恐れ入ります」
皇太子の意向も組んで短期間のスパルタとなった授業は睡眠時間を削り、膨大な知識を無理矢理に詰め込むものだった。政務の補助程度はしていたが、ミリアムはやはり世界情勢にはかなり疎い。
「ほら、何度も間違えない。名はとても酷似していますが別の国ですのよ!」
「は、はい!申し訳ありません!」
「これ、婦女子が大きな口で欠伸などはしたない!扇を使いなさいと注意したでしょう」
「ぎょ、御意」
「眉を顰めてはいけません!どんな時も微笑みを崩してはならないのよ、もしくは無を貫きなさい」
叱られるとつい表情に出てしまうミリアムは顔のことを一番指摘されてしまう。
「お、王女とはこのように堅苦しい生き方をするものなのか……」
午前の授業を終えたミリアムは居室に戻る成りベッドへダイブして愚痴をこぼす。何度も無理だと口から出そうになったが必死に噤む。
「我が主が良き伴侶を娶られるまでの辛抱……も、もっと頑張らなければ」
体力に自信があった彼女だったが、精神面は脆いことに己でも驚いていた。大恩と敬意を持って皇太子に仕えてきたがこんな苦難は初めてだとミリアムはゲッソリする。
指先一つの仕草にまで神経を研ぎ澄ますことは、意外と精神力を使うのだ。
「優雅に美しく……美しい仕草とは女性らしさとはなんだ?私にはわからない……はぁ」
昼食を摂ることも忘れた彼女はそのまま動かなくなり、スースーと寝息を立てて惰眠に落ちた。彼女が再び目を開けたのは午後からのダンスレッスン時間の10分前だった。
「おい、起きろ。母上を待たせたら大きな雷が落ちるぞ、俺まで叱責対象になるじゃないか」
「う……んん」
肩を揺さぶられても起きない彼女に「困ったヤツ」と言って眉を下げるのは皇太子のガルディオだ。人伝にミリアムが食事を抜いたと聞いた彼は皿に軽く摘まめるものを乗せて部屋を訪ねて来たのだ。
「ほら、タマゴサンドだぞ。好きだろ?」
「んーむぅ」
彼女の鼻先へ押し付けるとウサギのようにヒクヒクさせる様子がおかし過ぎて「ぶふっ」と吹いてしまった皇太子である。それでも起きないミリアムの頬を指腹で撫でた、桃色の唇につい目を奪われてそっと触れてみた。
「ミリー……ずっと俺の傍に置きたいのは我儘だろうか」
青銀のカツラから自毛の薄茶の髪が僅かに零れ出ていた、それを愛でる彼の瞳は熱を帯びていた。
時計の針を確認すると指定時間の15分前だった、彼は名残惜しそうに頬を再び撫でると彼女の鼻を摘まむ。
「んんんんーーー!?」
「やっと起きたか、ダンスレッスンに遅れるぞ。仕度しろそれからサンドを食え」
「ひゃ!主!なんで寝室に」
寝ぼけ気味のミリアムのほっぺをムニっと摘まみ「起きろ、ヨダレを拭け」と叱る。やっと我に返った彼女は大慌てで仕度するのだった。
「まったくお前というヤツは、やる気あるのか?クビにして城から出すぞ」
「うぐ、わかりました。責任を取って辞職を」
「却下だ」
「は?」
まったく逆の事を言う主にミリアムは頭に?をいくつも作り上げて『この人の真意がわからない』と首を捻った。
競歩気味に移動する彼らがダンスホールに着くとそこにはすでに皇后が待ち構えていた。
「遅かったわね、まぁいいわ今日のレッスンは愚息がパートナーを務めるわ。しっかり学びなさい」
「は、はい!」
各授業は秘密なことなので皇后の息がかかった従者らが協力している、発端は皇太子ガルディオの我儘から始まったことなので張本人が丸投げとはいかないらしい。
「足を踏む度にデコピンだからな」
「ええ~」
ややガサツなミリアムはスローステップが苦手である、早めのリズムの方が得意なのだ。
足にばかり集中していると姿勢が猫背だと皇后の叱咤が飛んでくる。
「水面を滑る水鳥のように目に見えるところは優雅に!足は忙しくとも顔に疲れを見せてはいけませんよ!」
「ひゃ、ひゃいー!」
8センチのハイヒールを履き歩くだけでもキツイというのに、縦横無尽に動かなければいけない社交ダンスはハードである。ガルディオのリードは素晴らしいが初心者相手に容赦がない、二度回転する箇所をワザと三回に増やして翻弄するのだ。
「ひ、酷いです、さっきと違う!」
「アフォ、相手が常に親切だったり、上手とは限らないんだ。臨機応変な動きを体に叩き込め、気を緩めるな」
「うぎーーー!」
こんな事ならばいつもの執事相手のほうが万倍マシだと思うミリアムだった。
小一時間ほど振り回された彼女のふくらはぎはパンパンである。休憩を挟んで後30分と皇后の厳しい声がホールに響いた。
半べそで立ち上がったミリアムだったが左足に異変が起こる。
「う、痛っ」
床に崩れた彼女がヒールを外すと小指から血が滴っていた、治療して続けようと壁際に急ぐ彼女だ。
しかし、それは叶わず、身体が宙に浮かぶ感覚に襲われた。
「努力と無理は違う、俺を頼れバカ者」
「あ、主?あ、あの」
姫抱っこされたミリアムは突然の優しさにドギマギする。動くなと叱るガルディオはそのままソファへ連れて行く。
ほんの数分のことだったが、治療までも彼自ら手当したのである。
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