9 / 15
灯台守りの青年
すっかり海街ブルホフを気に入ったドーラは、暫く腰を落ち着かせることにした。
例え追手が来たところで追い返してしまえば済む事と彼女は腹をくくったのだ。
「だって美味しい魚介を食べたいものね、海の仕事にも興味あるし」
ドーラは海街のギルドに足を運びカードを提示した。
受け付けでは”なんだFランか”というガッカリした態度を取られたが気にしない。ちゃんと仕事さえこなせば良いだけなのだから。
「どんな依頼があるのかな~♪」
王都のギルドに比べれば規模が小さいが、冒険者はそこそこ出入りしてる様子だ。やはり海に関する依頼が多いとみられる。定置網などを荒らすサメ退治や秋ごろはクラゲ駆除の依頼が多いと受付で教えて貰った。
「へえ、素潜りで貝採りか。面白そう……でも実入りは微妙かな」
そもそも泳げるかどうか怪しい海初心者のドーラは少し躊躇う。デタラメに強い魔女とて万能なわけでもないのだから。
「水に潜るには空気が必要……うーん。どうしたもんかな?」
いろいろ考えたがどれもシックリこなかった、彼女は一旦依頼を受けるのを諦めて海辺を散策することにした。
まずは土地の事をしっかり把握する方が先だと判断したのである。
雨季の空は相変わらずパッとしなかったが、鈍色の雲の合間から薄っすら陽の光を見つけて顔を綻ばせる。
雨が降らない日はいつぶりだろうかと思い返しながら、細かい砂の上を歩いていた。
時々打ち上げられたらしい海藻を見つけて観察したり、浜辺を歩くヤドカリを追ったりもした。
しばらく歩いていると子供たちが数人ほど湿った砂の前でなにかの作業をしていた。
その手には白い塩らしきものが入った袋があった。
「こんにちは、何をしているの?」
「え、あぁ……これを知らないってことは旅人かぁ。貝探しだよ」
「え?砂しか見えないけど」
湿った浜辺にスコップで均した後があったが、生き物の類が存在しているようには見えない。
少年が「見てな!」と得意そうに言うと小さな穴に塩を振りかけたではないか。
するとどうだろうか、白っぽい何かがニョキっと飛び出してきた。
すかさず少年はそれを素早く掴み取り持ち上げてみせた、大人の指くらいの筒状の貝が現れたのだ。
「へぇ面白~い!穴は貝の家だったのね!どういう習性なのかしら?」
「知らね!ばっちゃんに習った通りに捕まえてるだけだよ」
マテ貝と呼ばれる細長な貝の収穫は子供たちの小遣い稼ぎなのだと少女が教えてくれた。
それから岩に張り付いた貝類も小粒だが良いダシが出るという。子供らに袋一杯に獲った奇妙な貝を見せられて「ウギャ」と声を上げたドーラ。
「近くの食堂におろしてるから食べてみてね」
「うん、昼になったら行ってみるよ!教えてくれてありがとね」
見た目はアレだがとても美味しいと聞いたドーラは豊かな海の街は素敵なところだと感慨深く言う。
楽しみが増えた彼女は足取りも軽く散策を続ける、吹き付ける潮の香りを吸いこんで海を堪能するのだった。
***
浜を歩き続けていたらいつの間にか少し小高い所に着いていた、見晴らし良いそこで立ち止まり水平線を眺める。
海は空と同じく灰色だったが、荒れている様子もなく穏やかな波を立てていた。
すると視界の端に白い建物を発見する、目を凝らすとそれは塔だった。
好奇心を刺激されたドーラはさっそくそこを目指して歩きだす、時々漁船が通る音が耳に届いた。目に映るものすべてが新鮮なドーラはワクワクが止らない。
30分ほどで着いた塔は何処もかしこも白い、他人の家にいきなり押しかけるほどドーラは図太くないので少し離れた所から眺めた。
「取り立てて変わった様子もないか、引き返そう」
彼女は知らないがそこは灯台と言われる海を護る施設である、夜間に航行する船同士が接触しないように照らすものだ。
踵を返したその時、重厚そうな扉がギギギッと鳴って開いた。
驚いて振り向くと目をショボつかせた青年がそこにいた、顔色が悪く痩せた身体は姿勢も悪い。全体に青白い印象の彼を見て「幽霊かと思った」とドーラは口にしてしまう。
「出会い頭に幽霊あつかい……ずいぶん辛辣な人だね」
「え、あ、ごめんなさい。すぐに離れますから!」
逃げようとしたドーラだったが、青年は呼び止めて「ギルドの人じゃないの?」と声をかけてきた。
「私が?一応冒険者だけど依頼を受けたわけでは……」
彼女の返事にガックリ肩を落とした青年は「やっぱり来てくれないのか」と心から残念そうだ。
気になった彼女は事情だけでも尋ねようと青年の方へ近づく、落胆ぶりが酷くて放っておけなかった。
青年は灯台守りをしてるティモと名乗って「塔内は気が滅入るから」と外のテラスに似たところへ案内する。
朽ちかけのテーブルとイスが心許無くそこにあった。
埃を払い椅子を勧められてドーラはそこに座る、ギシシと軋むので少し怖い。
「ボクは5年契約でここで守りをしてきた、契約が切れたので交代か手伝いを頼んでるんだが全然来ないのさ」
彼は憂いた顔をして事情を話した。依頼を出したのは3年前だという、ティモは14歳からここに独りぼっちで働きずっと交代を待っているらしい。
「そんな、3年も……てことは8年間も一人でいたの!?」
「ああ、そうだね。賃金も契約が切れてから支給されてないから散々さ」
ドーラは己の境遇とよく似た相手に同情せずにいられなかった。
例え追手が来たところで追い返してしまえば済む事と彼女は腹をくくったのだ。
「だって美味しい魚介を食べたいものね、海の仕事にも興味あるし」
ドーラは海街のギルドに足を運びカードを提示した。
受け付けでは”なんだFランか”というガッカリした態度を取られたが気にしない。ちゃんと仕事さえこなせば良いだけなのだから。
「どんな依頼があるのかな~♪」
王都のギルドに比べれば規模が小さいが、冒険者はそこそこ出入りしてる様子だ。やはり海に関する依頼が多いとみられる。定置網などを荒らすサメ退治や秋ごろはクラゲ駆除の依頼が多いと受付で教えて貰った。
「へえ、素潜りで貝採りか。面白そう……でも実入りは微妙かな」
そもそも泳げるかどうか怪しい海初心者のドーラは少し躊躇う。デタラメに強い魔女とて万能なわけでもないのだから。
「水に潜るには空気が必要……うーん。どうしたもんかな?」
いろいろ考えたがどれもシックリこなかった、彼女は一旦依頼を受けるのを諦めて海辺を散策することにした。
まずは土地の事をしっかり把握する方が先だと判断したのである。
雨季の空は相変わらずパッとしなかったが、鈍色の雲の合間から薄っすら陽の光を見つけて顔を綻ばせる。
雨が降らない日はいつぶりだろうかと思い返しながら、細かい砂の上を歩いていた。
時々打ち上げられたらしい海藻を見つけて観察したり、浜辺を歩くヤドカリを追ったりもした。
しばらく歩いていると子供たちが数人ほど湿った砂の前でなにかの作業をしていた。
その手には白い塩らしきものが入った袋があった。
「こんにちは、何をしているの?」
「え、あぁ……これを知らないってことは旅人かぁ。貝探しだよ」
「え?砂しか見えないけど」
湿った浜辺にスコップで均した後があったが、生き物の類が存在しているようには見えない。
少年が「見てな!」と得意そうに言うと小さな穴に塩を振りかけたではないか。
するとどうだろうか、白っぽい何かがニョキっと飛び出してきた。
すかさず少年はそれを素早く掴み取り持ち上げてみせた、大人の指くらいの筒状の貝が現れたのだ。
「へぇ面白~い!穴は貝の家だったのね!どういう習性なのかしら?」
「知らね!ばっちゃんに習った通りに捕まえてるだけだよ」
マテ貝と呼ばれる細長な貝の収穫は子供たちの小遣い稼ぎなのだと少女が教えてくれた。
それから岩に張り付いた貝類も小粒だが良いダシが出るという。子供らに袋一杯に獲った奇妙な貝を見せられて「ウギャ」と声を上げたドーラ。
「近くの食堂におろしてるから食べてみてね」
「うん、昼になったら行ってみるよ!教えてくれてありがとね」
見た目はアレだがとても美味しいと聞いたドーラは豊かな海の街は素敵なところだと感慨深く言う。
楽しみが増えた彼女は足取りも軽く散策を続ける、吹き付ける潮の香りを吸いこんで海を堪能するのだった。
***
浜を歩き続けていたらいつの間にか少し小高い所に着いていた、見晴らし良いそこで立ち止まり水平線を眺める。
海は空と同じく灰色だったが、荒れている様子もなく穏やかな波を立てていた。
すると視界の端に白い建物を発見する、目を凝らすとそれは塔だった。
好奇心を刺激されたドーラはさっそくそこを目指して歩きだす、時々漁船が通る音が耳に届いた。目に映るものすべてが新鮮なドーラはワクワクが止らない。
30分ほどで着いた塔は何処もかしこも白い、他人の家にいきなり押しかけるほどドーラは図太くないので少し離れた所から眺めた。
「取り立てて変わった様子もないか、引き返そう」
彼女は知らないがそこは灯台と言われる海を護る施設である、夜間に航行する船同士が接触しないように照らすものだ。
踵を返したその時、重厚そうな扉がギギギッと鳴って開いた。
驚いて振り向くと目をショボつかせた青年がそこにいた、顔色が悪く痩せた身体は姿勢も悪い。全体に青白い印象の彼を見て「幽霊かと思った」とドーラは口にしてしまう。
「出会い頭に幽霊あつかい……ずいぶん辛辣な人だね」
「え、あ、ごめんなさい。すぐに離れますから!」
逃げようとしたドーラだったが、青年は呼び止めて「ギルドの人じゃないの?」と声をかけてきた。
「私が?一応冒険者だけど依頼を受けたわけでは……」
彼女の返事にガックリ肩を落とした青年は「やっぱり来てくれないのか」と心から残念そうだ。
気になった彼女は事情だけでも尋ねようと青年の方へ近づく、落胆ぶりが酷くて放っておけなかった。
青年は灯台守りをしてるティモと名乗って「塔内は気が滅入るから」と外のテラスに似たところへ案内する。
朽ちかけのテーブルとイスが心許無くそこにあった。
埃を払い椅子を勧められてドーラはそこに座る、ギシシと軋むので少し怖い。
「ボクは5年契約でここで守りをしてきた、契約が切れたので交代か手伝いを頼んでるんだが全然来ないのさ」
彼は憂いた顔をして事情を話した。依頼を出したのは3年前だという、ティモは14歳からここに独りぼっちで働きずっと交代を待っているらしい。
「そんな、3年も……てことは8年間も一人でいたの!?」
「ああ、そうだね。賃金も契約が切れてから支給されてないから散々さ」
ドーラは己の境遇とよく似た相手に同情せずにいられなかった。
あなたにおすすめの小説
「君との婚約は時間の無駄だった」とエリート魔術師に捨てられた凡人令嬢ですが、彼が必死で探している『古代魔法の唯一の使い手』って、どうやら私
白桃
恋愛
魔力も才能もない「凡人令嬢」フィリア。婚約者の天才魔術師アルトは彼女を見下し、ついに「君は無駄だ」と婚約破棄。失意の中、フィリアは自分に古代魔法の力が宿っていることを知る。時を同じくして、アルトは国を救う鍵となる古代魔法の使い手が、自分が捨てたフィリアだったと気づき後悔に苛まれる。「彼女を見つけ出さねば…!」必死でフィリアを探す元婚約者。果たして彼は、彼女に許されるのか?
婚約破棄された令嬢は、“神の寵愛”で皇帝に溺愛される 〜私を笑った全員、ひざまずけ〜
夜桜
恋愛
「お前のような女と結婚するくらいなら、平民の娘を選ぶ!」
婚約者である第一王子・レオンに公衆の面前で婚約破棄を宣言された侯爵令嬢セレナ。
彼女は涙を見せず、静かに笑った。
──なぜなら、彼女の中には“神の声”が響いていたから。
「そなたに、我が祝福を授けよう」
神より授かった“聖なる加護”によって、セレナは瞬く間に癒しと浄化の力を得る。
だがその力を恐れた王国は、彼女を「魔女」と呼び追放した。
──そして半年後。
隣国の皇帝・ユリウスが病に倒れ、どんな祈りも届かぬ中、
ただ一人セレナの手だけが彼の命を繋ぎ止めた。
「……この命、お前に捧げよう」
「私を嘲った者たちが、どうなるか見ていなさい」
かつて彼女を追放した王国が、今や彼女に跪く。
──これは、“神に選ばれた令嬢”の華麗なるざまぁと、
“氷の皇帝”の甘すぎる寵愛の物語。
婚約破棄されて追放された私、今は隣国で充実な生活送っていますわよ? それがなにか?
鶯埜 餡
恋愛
バドス王国の侯爵令嬢アメリアは無実の罪で王太子との婚約破棄、そして国外追放された。
今ですか?
めちゃくちゃ充実してますけど、なにか?
とある虐げられた侯爵令嬢の華麗なる後ろ楯~拾い人したら溺愛された件
紅位碧子 kurenaiaoko
恋愛
侯爵令嬢リリアーヌは、10歳で母が他界し、その後義母と義妹に虐げられ、
屋敷ではメイド仕事をして過ごす日々。
そんな中で、このままでは一生虐げられたままだと思い、一念発起。
母の遺言を受け、自分で自分を幸せにするために行動を起こすことに。
そんな中、偶然訳ありの男性を拾ってしまう。
しかし、その男性がリリアーヌの未来を作る救世主でーーーー。
メイド仕事の傍らで隠れて淑女教育を完璧に終了させ、語学、経営、経済を学び、
財産を築くために屋敷のメイド姿で見聞きした貴族社会のことを小説に書いて出版し、それが大ヒット御礼!
学んだことを生かし、商会を設立。
孤児院から人材を引き取り育成もスタート。
出版部門、観劇部門、版権部門、商品部門など次々と商いを展開。
そこに隣国の王子も参戦してきて?!
本作品は虐げられた環境の中でも懸命に前を向いて頑張る
とある侯爵令嬢が幸せを掴むまでの溺愛×サクセスストーリーです♡
*誤字脱字多数あるかと思います。
*初心者につき表現稚拙ですので温かく見守ってくださいませ
*ゆるふわ設定です
大嫌いな令嬢
緑谷めい
恋愛
ボージェ侯爵家令嬢アンヌはアシャール侯爵家令嬢オレリアが大嫌いである。ほとんど「憎んでいる」と言っていい程に。
同家格の侯爵家に、たまたま同じ年、同じ性別で産まれたアンヌとオレリア。アンヌには5歳年上の兄がいてオレリアには1つ下の弟がいる、という点は少し違うが、ともに実家を継ぐ男兄弟がいて、自らは将来他家に嫁ぐ立場である、という事は同じだ。その為、幼い頃から何かにつけて、二人の令嬢は周囲から比較をされ続けて来た。
アンヌはうんざりしていた。
アンヌは可愛らしい容姿している。だが、オレリアは幼い頃から「可愛い」では表現しきれぬ、特別な美しさに恵まれた令嬢だった。そして、成長するにつれ、ますますその美貌に磨きがかかっている。
そんな二人は今年13歳になり、ともに王立貴族学園に入学した。
【完結】公爵子息は私のことをずっと好いていたようです
果実果音
恋愛
私はしがない伯爵令嬢だけれど、両親同士が仲が良いということもあって、公爵子息であるラディネリアン・コールズ様と婚約関係にある。
幸い、小さい頃から話があったので、意地悪な元婚約者がいるわけでもなく、普通に婚約関係を続けている。それに、ラディネリアン様の両親はどちらも私を可愛がってくださっているし、幸せな方であると思う。
ただ、どうも好かれているということは無さそうだ。
月に数回ある顔合わせの時でさえ、仏頂面だ。
パーティではなんの関係もない令嬢にだって笑顔を作るのに.....。
これでは、結婚した後は別居かしら。
お父様とお母様はとても仲が良くて、憧れていた。もちろん、ラディネリアン様の両親も。
だから、ちょっと、別居になるのは悲しいかな。なんて、私のわがままかしらね。
【完結】愛され公爵令嬢は穏やかに微笑む
綾雅(りょうが)要らない悪役令嬢
恋愛
「シモーニ公爵令嬢、ジェラルディーナ! 私はお前との婚約を破棄する。この宣言は覆らぬと思え!!」
婚約者である王太子殿下ヴァレンテ様からの突然の拒絶に、立ち尽くすしかありませんでした。王妃になるべく育てられた私の、存在価値を否定するお言葉です。あまりの衝撃に意識を手放した私は、もう生きる意味も分からなくなっていました。
婚約破棄されたシモーニ公爵令嬢ジェラルディーナ、彼女のその後の人生は思わぬ方向へ転がり続ける。優しい彼女の功績に助けられた人々による、恩返しが始まった。まるで童話のように、受け身の公爵令嬢は次々と幸運を手にしていく。
ハッピーエンド確定
【同時掲載】小説家になろう、アルファポリス、カクヨム、エブリスタ
2022/10/01 FUNGUILD、Webtoon原作シナリオ大賞、二次選考通過
2022/07/29 FUNGUILD、Webtoon原作シナリオ大賞、一次選考通過
2022/02/15 小説家になろう 異世界恋愛(日間)71位
2022/02/12 完結
2021/11/30 小説家になろう 異世界恋愛(日間)26位
2021/11/29 アルファポリス HOT2位
2021/12/03 カクヨム 恋愛(週間)6位
【完結】初恋の彼が忘れられないまま王太子妃の最有力候補になっていた私は、今日もその彼に憎まれ嫌われています
Rohdea
恋愛
───私はかつてとっても大切で一生分とも思える恋をした。
その恋は、あの日……私のせいでボロボロに砕け壊れてしまったけれど。
だけど、あなたが私を憎みどんなに嫌っていても、それでも私はあなたの事が忘れられなかった──
公爵令嬢のエリーシャは、
この国の王太子、アラン殿下の婚約者となる未来の王太子妃の最有力候補と呼ばれていた。
エリーシャが婚約者候補の1人に選ばれてから、3年。
ようやく、ようやく殿下の婚約者……つまり未来の王太子妃が決定する時がやって来た。
(やっと、この日が……!)
待ちに待った発表の時!
あの日から長かった。でも、これで私は……やっと解放される。
憎まれ嫌われてしまったけれど、
これからは“彼”への想いを胸に秘めてひっそりと生きて行こう。
…………そう思っていたのに。
とある“冤罪”を着せられたせいで、
ひっそりどころか再び“彼”との関わりが増えていく事に──