転生したら、HEROになれるはず

緋咲 ツバメ

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賊討伐

救出

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その頃、レーラを救出に向かった3人はレーラが囚われてると言う洞穴の前に辿り着いていた。
リョーらが騒ぎを起こしてくれた事を知らせる使いがこちらまで現れ、報告をしたようで洞穴周りにいた賊の殆どが応援へ向かったようだ。
それを見て、テッドは我慢出来ずに洞穴へ向かってしまった。
だが、それは罠であり、3人で救出に来ている事も伝わっていた。
洞穴の前には幾重にも賊が取り囲んでいた。
それを知らないテッドはレーラを連れて、洞穴から姿を現した。
「テッド、久しぶりだな。」
カルバはテッドに声をかけた。
テッドは身体を震わしながら。
「これはアンタの命令なのか?」
カルバは笑みを浮かべ、何も言葉を発さずにテッドを見ていた。
「オレはアンタを許さない。」
カルバは我慢出来ずに笑った。
「勝てるつもりでいるのか?仲間はどうした?流石にこの数では見捨てるか。大人しく、穴の中に戻れ。ダートが来るまでのエサなんだから。」
今にも飛びかかろうとするテッドだが、その腕を掴み。
「ここは言う通りにするしかないの。」
テッドは渋々、穴へ戻っていこうとした瞬間、カルバの後方から一団が。
「話が違うじゃないか。」
そう言って、現れたのはリザードマン達であった。
「落ち着け、何があったんだ?」
リザードマン達はさっき起こった顛末を説明した。
「アイツが剣士だと言ったのはお前達じゃないか。また作戦の練り直しだな。」
カルバはそう言いながら、頭を抱えた。
「こちらの目的は救出です。引き渡して貰えるなら、危害は加えませんよ。」
そう言いながら、カシューの仲間の片割れは姿を現した。
「見ねえ顔だけど、ダートの仲間か?」
片割れの剣士は首を横に振りながら。
「仲間じゃなくて、依頼を受けただけだ。」
カルバは露骨な表情で。
「グランマスターのくせに依頼なんか出したのか、アイツ。」
「で、引き渡して頂けるのですか?」
カルバは品定めするかのように見ながら。
「そんなに簡単に渡すとでも思うか?」
剣士は溜息をつき。
「バカなんですかね、素直に渡せば良いのに。」
背中から大剣を引き抜き、それで洞穴の前にいた一軍を吹き飛ばし、洞穴への道を作った。
洞穴へ到着すると、その脚でテッドを蹴り飛ばした。
「ちゃんと伝えましたよね、こちらの指示に従って行動して貰うと。救出の方法など幾らでもあるんですよ。貴方の不用意な行動で人質が殺される事もあるって分かった上での行動してるんですか?もしかして、拐われた上に殺そうとするなんて、貴方もスパイなんですか?」
テッドは壁に打ち付けられていた。
「再度、伝えておきますね。私達への依頼は彼女の救出です。次、疑わしき行為があれば……排除致します。」
その言葉にレーラは剣士に迫った。
「テッドに何かするなら、助けてなんて要らない。」
剣士は真顔でレーラを見ながら。
「それが本意なら、この依頼は破棄されます。依頼書には対象が拒否するなら、撤退しても良いとの記載もあるので……。どう致しますか?」
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