転生したら、HEROになれるはず

緋咲 ツバメ

文字の大きさ
134 / 230
反乱?

意外な幕引き

しおりを挟む
虎丸は動くモノが居なくなっても、笑みを浮かべながら、先程まで息をしてたそれ等を殴っていた。
リョーは少し呆れた表情で虎丸を止めた。
そして、屋敷へと逃げ込んだ二人を追いかけようとドアに手をかけた。
しかし、その瞬間、背後からかなりの数の足音が聞こえた。
リョーが振り返ると、そこには数十人の兵士がこちらを向かってきていた。
それを確認するかのように屋敷から二人が姿を現した。
「残念だったな、コイツが賊だ。早く捕らえよ。」
兵士達は周りを取り囲み、隊長とおぼしき白い鎧姿の男が馬上よりリョーと虎丸をジッと見つめ。
「とりあえず色々調べさせて貰うぞ。心配しなくても、お前らの言い分はちゃんと聞いてやる。だから、今は暴れずに捕まってくれ。」
その男を見ると、先程まで騒いでいたトリトル卿の表情は少し固まった。
「トリトル卿、後の事はコチラに任せていただきますよ。」
トリトル卿は表情を強張らせたまま。
「調べなくても、そいつ等はただの賊でしかございませんよ。」
「なら、良いのだがな……。」
そう言うと、両手を紐を繋がれた状態で馬に取り付けられた箱へ入れられた。
虎丸はリョーが大人しく従ってるので、暴れたりはしなかった。
二人はある立派な建物へと連れてこられた。
その建物の地下にある一室へと案内された。
これが牢屋というモノなのかとリョーは少し感動していた。
前の人生でも牢屋に入れられる様な事はなかった。
檻の前には四、五人の男が見張っていた。
「主、これからどうなっちゃうのかな?もしかして……このまま処刑されちゃうのかな?」
虎丸は不安そうな表情を浮かべていた。
虎丸に言われて、初めてその可能性に気付いた。
何故、あの時……何の疑いも感じずに従ったのか。
確かにそれなりの弁明をしても、重臣の屋敷を襲ったのは事実であった。
脱獄とか良からぬ考えが頭の片隅をよぎった時。
「主、お腹空いたね……。」
虎丸はマイペースであった。
悩んでる事が馬鹿らしくなり、寝る事にした。
虎丸の言葉は聞こえてたらしく、夜食が貰えた。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

役立たずだと追放された私が祈らなくなった結果、王国は滅びました

藤原遊
ファンタジー
王国で代々“祈り”を担ってきた聖女である私は、 ある日突然「役立たず」と断じられ、王都から追放された。 祈りの力は目に見えず、平和が続くほど軽んじられる。 それでも私は、国のために祈り続けてきた――追放される、その日まで。 王都を離れた私は、もう祈らなかった。 義務でも使命でもないものを、続ける理由はなかったから。 それから一年。 王国は、静かに、確実に滅びへ向かっていく。 これは、祈らなくなった“役立たず”と、 祈りを失った王国の、因果応報の物語。

悪役令嬢の逆襲

すけさん
恋愛
断罪される1年前に前世の記憶が甦る! 前世は三十代の子持ちのおばちゃんだった。 素行は悪かった悪役令嬢は、急におばちゃんチックな思想が芽生え恋に友情に新たな一面を見せ始めた事で、断罪を回避するべく奮闘する!

半竜皇女〜父は竜人族の皇帝でした!?〜

侑子
恋愛
 小さな村のはずれにあるボロ小屋で、母と二人、貧しく暮らすキアラ。  父がいなくても以前はそこそこ幸せに暮らしていたのだが、横暴な領主から愛人になれと迫られた美しい母がそれを拒否したため、仕事をクビになり、家も追い出されてしまったのだ。  まだ九歳だけれど、人一倍力持ちで頑丈なキアラは、体の弱い母を支えるために森で狩りや採集に励む中、不思議で可愛い魔獣に出会う。  クロと名付けてともに暮らしを良くするために奮闘するが、まるで言葉がわかるかのような行動を見せるクロには、なんだか秘密があるようだ。  その上キアラ自身にも、なにやら出生に秘密があったようで……? ※二章からは、十四歳になった皇女キアラのお話です。

「貴女じゃ彼に不釣りあいだから別れて」と言われたので別れたのですが、呪われた上に子供まで出来てて一大事です!?

綾織季蝶
恋愛
「貴女じゃ彼に不釣りあいだから別れて」そう告げられたのは孤児から魔法省の自然管理科の大臣にまで上り詰めたカナリア・スタインベック。 相手はとある貴族のご令嬢。 確かに公爵の彼とは釣り合うだろう、そう諦めきった心で承諾してしまう。 別れる際に大臣も辞め、実家の誰も寄り付かない禁断の森に身を潜めたが…。 何故か呪われた上に子供まで出来てしまった事が発覚して…!?

感情の贈与税 〜光の加護より、確かな契約。没落令嬢による国家再生録〜

しょくぱん
恋愛
「君のような地味な女、僕の隣にふさわしくない」 魔王軍を討伐し、凱旋した公爵令息カシアンが放ったのは、婚約者エレナへの冷酷な決別だった。 彼の傍らには、可憐な「救国の聖女」レティシア。 だがカシアンは忘れていた。彼の眩い金髪も、魔王を圧倒した剣技も、すべてはエレナが十年間「愛の贈与」として捧げ続けた魔力の賜物であることを。 「……承知いたしました。では、滞納分を含め、全魔力を今この場で『徴収』いたします」

冷酷騎士様の「愛さない」は一分も持たなかった件

水月
恋愛
「君を愛するつもりはない」 結婚初夜、帝国最強の冷酷騎士ヴォルフラム・ツヴァルト公爵はそう言い放った。 出来損ないと蔑まれ、姉の代わりの生贄として政略結婚に差し出されたリーリア・ミラベルにとって、それはむしろ救いだった。 愛を期待されないのなら、失望させることもない。 契約妻として静かに役目を果たそうとしたリーリアは、緩んだ軍服のボタンを自らの銀髪と微弱な強化魔法で直す。 ただ「役に立ちたい」という一心だった。 ――その瞬間。 冷酷騎士の情緒が崩壊した。 「君は、自分の価値を分かっていない」 開始一分で愛さない宣言は撤回。 無自覚に自己評価が低い妻に、激重独占欲を発症した最強騎士が爆誕する。 以後、 寝室は強制統合 常時抱っこ移動 一秒ごとに更新される溺愛 妻を傷つける者には容赦なし宣言 甘さ過多、独占欲過剰、愛情暴走中。 さらにはリーリアを取り戻そうとする実家の横槍まで入り――? 自己評価ゼロの健気令嬢と愛が一分も我慢できなかった最強騎士。 溺愛が止まらない、契約結婚から始まる甘すぎる逆転ラブコメ

めんどくさがり屋の異世界転生〜自由に生きる〜

ゆずゆ
ファンタジー
※ 話の前半を間違えて消してしまいました 誠に申し訳ございません。 —————————————————   前世100歳にして幸せに生涯を遂げた女性がいた。 名前は山梨 花。 他人に話したことはなかったが、もし亡くなったら剣と魔法の世界に転生したいなと夢見ていた。もちろん前世の記憶持ちのままで。 動くがめんどくさい時は、魔法で移動したいなとか、 転移魔法とか使えたらもっと寝れるのに、 休みの前の日に時間止めたいなと考えていた。 それは物心ついた時から生涯を終えるまで。 このお話はめんどくさがり屋で夢見がちな女性が夢の異世界転生をして生きていくお話。 ————————————————— 最後まで読んでくださりありがとうございました!!  

【完結】愛されないと知った時、私は

yanako
恋愛
私は聞いてしまった。 彼の本心を。 私は小さな、けれど豊かな領地を持つ、男爵家の娘。 父が私の結婚相手を見つけてきた。 隣の領地の次男の彼。 幼馴染というほど親しくは無いけれど、素敵な人だと思っていた。 そう、思っていたのだ。

処理中です...