転生したら、HEROになれるはず

緋咲 ツバメ

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交渉

本題

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そんなリッドが去ってから、しばらくすると急いで店へ入ってくる2人組が。
一人は観葉植物に絡んでるミューゼを見ながら、呆れた顔に。
「だから、酒は飲むなって言ったのに。」
ゲイガはミューゼを横目にしながら、リョーに近づき、頭を下げた。
「申し訳なかった。あんな依頼を押し付けて。」
ゲイガが言うにはリョーらが探れば、トリトル卿も反乱軍をでっち上げようとしてた者も少しは自粛するだろうと思っていたらしい。
職業ギルドでも一目置かれてるオードの弟子なら、下手にトリトル卿も手は出さないだろうと。
それなりの成果は期待してたが、まさかトリトル卿へ直接向かうとは思っていなかったらしい。
まして、トリトル卿が独断でリョーらの処刑をしようとするなんて浅はかな考えであったと猛省してたらしい。
「もう良いよ。引き受けたのは自己責任だから。」
だが、ゲイガは首を横に振った。
「本題はここからなんだよ、タイミングが悪かったんだよ。あの裁判の直前にお前の師匠が追加されたらしいんだ。」
えっ?追加された?師って、そんなに簡単に追加されるの?
こちらの知らない間に……しかも、らしいって何?
ゲイガはこちらの反応など気にする余裕もないのか、そのまま続けた。
「だが、その師匠の名を見る前にお前が裁判にかけられる事実が伝わって、名前は見れなかった。だが、お前の処刑を伝えた際、オードからだけではなく、その師匠からギルドへ抗議があったらしい。あの席ではギルドは当分見合わせると言ったが、正しくはお前が処刑された際はギルドは活動を断つとの通達があった。」
意味が分からず、ゲイガの話を聞いていたが、言い終わると。
「ギルドから使者が来る。今後のギルドの活動について、そこで正式に決定がある。って、分かってないよな……絶対。」
ゲイガはテーブルに置かれたエールを一気にあおり。
「使者ってのはな、絶対にお偉いさんなんだよ。オレ……苦手なんだよ、お偉いさん。」
簡単に言えば、お偉いさんが来る事が憂鬱だって事なんだな。
流石にお偉いさんの対応をミューゼに任せる訳にはいかないんだろうな。
「それはいいとして、反乱軍の方はどうなったの?」
肉を口に運ぶのを止め、エールのお代わりを頼んでるゲイガに聞いてみた。
「あぁ、その件なら解決した。特席裁判の開始と同時に動いたらしくて、即捕縛されて…主犯格であるトリトル卿の親族のみ断首されたよ。他の関係者も捕まったみたいだけど、そんな重い罪にはならないんじゃない。後、あのグランも注意とかされて、全員解放されるはずだぞ。」
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