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交渉
酔っぱらい
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店の奥から騒ぐ声が……。
奥のテーブルには何故か立たされてるルドラと泣きながら、ルドラに説教してるミューゼ、そして……我関せずとグラスを傾けてるリッド。
最初にこちらに気付いたのはルドラであった。
ルドラは説教するミューゼを押し退け、こちらへやって来た。
「無事に解決したみたいだな。でも、虎丸も急に出ていっちゃうし、酔っぱらいをほっとけないし、周りからは何とも言えない目で見られてるわ。それに何で黒くなったのかも分からないし、色々聞かせて貰わないと。」
ルドラはかなり疲れた表情を浮かべていた。
虎丸の面倒を見てもらう様にお願いしたゲイガの姿が見えない。
ミューゼはおぼつかない足取りでこちらに近づいてきて、リョーに抱きつき。
「ほんろにうじでよかった。(本当に無事で良かった。)」
その続きはいつもの様な愚痴であった。
ゲイガは今回の一件で色々忙しくて、虎丸の件をミューゼに押し付けたらしい。
万が一、暴走した時は出来るだけ足止めする事も付け加えられて。
ミューゼが虎丸にエールを飲ませなかったのは、酔っ払って暴走したらという思いがあったらしい。
その言葉を聞きながら、今の酔っ払ったミューゼがまともに対処出来るのかと言う疑問が頭をよぎった。
まだまだ言い足りない感のあるミューゼを席に座らせ、ルドラに任せようとしたが、ルドラは視線を合わせようとはせずにグラスを傾けていた。
虎丸は先程まで食事してたはずなのに、また肉に喰らいついていた。
隣で静かに飲んでるリッドに助けを求めると。
「観葉植物でも置いとけば、勝手に相手してるよ。」
言われた通りに近くにあった観葉植物をミューゼの前に置くと、ミューゼはその観葉植物に向かって、絡み始めた。
ホッとしてる席に座って、初めて自覚した、かなり空腹な事に。
豪快に腹の虫を鳴かせると、皿に盛られた肉料理が運ばれてきた。
肉に喰らいつくと、リッドは溜息混じりに。
「まさか……無罪になるとはな。って言うか、何故黙って囚われてたんだ?お前らなら逃げれたんじゃないのか?あの虎丸が本気になれば。」
虎丸は幸せそうに肉を食べていた。
「何でって……。ロイドを信じたから。そして、アンタを信じたから。」
リッドはヤレヤレという表情を浮かべながら。
「ロイドが王子って知ってたのか?それにオレなんか信じても、結局何も出来なかったポンコツだよ。」
「王子とかは知らないよ。ただ、彼を見たトリトル卿の態度から、それなりの地位なんだろうなって。それにリッドは何も出来なかった訳じゃないよ、リッドじゃなかったら裁判すらならなかったんじゃない。ロイドがねじ込んだキミ以外は戦う意志すらなかったからね。」
リッドはグラスを一気に空け。
「……ロイドに伝えとくよ。やはり使役獣より怖いのは……その主だって事を忘れない様に。」
リッドはそう言うと、席を立ち、店を後にした。
奥のテーブルには何故か立たされてるルドラと泣きながら、ルドラに説教してるミューゼ、そして……我関せずとグラスを傾けてるリッド。
最初にこちらに気付いたのはルドラであった。
ルドラは説教するミューゼを押し退け、こちらへやって来た。
「無事に解決したみたいだな。でも、虎丸も急に出ていっちゃうし、酔っぱらいをほっとけないし、周りからは何とも言えない目で見られてるわ。それに何で黒くなったのかも分からないし、色々聞かせて貰わないと。」
ルドラはかなり疲れた表情を浮かべていた。
虎丸の面倒を見てもらう様にお願いしたゲイガの姿が見えない。
ミューゼはおぼつかない足取りでこちらに近づいてきて、リョーに抱きつき。
「ほんろにうじでよかった。(本当に無事で良かった。)」
その続きはいつもの様な愚痴であった。
ゲイガは今回の一件で色々忙しくて、虎丸の件をミューゼに押し付けたらしい。
万が一、暴走した時は出来るだけ足止めする事も付け加えられて。
ミューゼが虎丸にエールを飲ませなかったのは、酔っ払って暴走したらという思いがあったらしい。
その言葉を聞きながら、今の酔っ払ったミューゼがまともに対処出来るのかと言う疑問が頭をよぎった。
まだまだ言い足りない感のあるミューゼを席に座らせ、ルドラに任せようとしたが、ルドラは視線を合わせようとはせずにグラスを傾けていた。
虎丸は先程まで食事してたはずなのに、また肉に喰らいついていた。
隣で静かに飲んでるリッドに助けを求めると。
「観葉植物でも置いとけば、勝手に相手してるよ。」
言われた通りに近くにあった観葉植物をミューゼの前に置くと、ミューゼはその観葉植物に向かって、絡み始めた。
ホッとしてる席に座って、初めて自覚した、かなり空腹な事に。
豪快に腹の虫を鳴かせると、皿に盛られた肉料理が運ばれてきた。
肉に喰らいつくと、リッドは溜息混じりに。
「まさか……無罪になるとはな。って言うか、何故黙って囚われてたんだ?お前らなら逃げれたんじゃないのか?あの虎丸が本気になれば。」
虎丸は幸せそうに肉を食べていた。
「何でって……。ロイドを信じたから。そして、アンタを信じたから。」
リッドはヤレヤレという表情を浮かべながら。
「ロイドが王子って知ってたのか?それにオレなんか信じても、結局何も出来なかったポンコツだよ。」
「王子とかは知らないよ。ただ、彼を見たトリトル卿の態度から、それなりの地位なんだろうなって。それにリッドは何も出来なかった訳じゃないよ、リッドじゃなかったら裁判すらならなかったんじゃない。ロイドがねじ込んだキミ以外は戦う意志すらなかったからね。」
リッドはグラスを一気に空け。
「……ロイドに伝えとくよ。やはり使役獣より怖いのは……その主だって事を忘れない様に。」
リッドはそう言うと、席を立ち、店を後にした。
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