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王都
依頼書
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鑑定品を渡すと、奥へ入り、しばらくして、出てくると。
「全て問題ありませんでしたので、依頼は全て達成と認めます。」
プレートを差し出すと、それを見るなり……。
「ランクアップですね、Eに。」
「E?Fじゃなくてですか?」
不思議そうな顔をしながら。
「フェルメールで昇格試験受けられましたよね?Fランクの試験を。」
頷くと。
「それを合格されたから、Eランクになるんですが……依頼達成数が少なかったのと、登録してからの日数の短さでGランクに留まってただけなので。」
どうやらFランクへの昇格試験ではなく、Fランク対象の昇格試験だった様だ。
だけど、あのサガンを逃がしたのに、何故合格だったのか、 今だに不思議なんだよな。
カウンターをチラッと見ると、先ほどの受付が脂汗を浮かべていた。
そら、そうだろう……鑑定出来なくなってしまってるんだもんな。
少し可哀想な事をしたかなって思いながらも、依頼の掲示を見に行った。
虎丸は鑑定のスキルを食べたので、少し空腹が紛れたらしい。
スキルって、腹の足しになるのか?
Eランクになれば、流石に依頼に困るって事はなさそうだ。
今までは素材集めがほとんどであったが、対象魔物退治・護衛などが多く目に付いた。
「魔物使いって、珍しいね。そのモンスター、何?」
掲示板を見てると、後ろから声をかけられた。
そこには3人組が立っていた。
赤髪の小さな少女と青髪のガタイのしっかりした男、もう一人はベージュ色の髪のスラッとした青年が立っていた。
「急にごめんね。うちの動物好きで。」
その青年がそう言ってる最中も少女は虎丸に触りたそうにしていた。
「ねぇ、モフモフしていい?」
少女はオレを見上げながら、聞いてきた。
モフモフが何か分からなかったが、虎丸の反応を見たが、嫌そうには見えないので。
「少しなら、良いと思うよ。」
少女は嬉しそうに虎丸に顔をうずめた。
「所でソロでしてるの?」
青年はそう聞いてきた。
話の内容としては勧誘であった。
ギルド内にはクランという組織があるらしい。
それに入らずに活動は問題なく出来るが、入ってた方が情報交換とかサポートとか便利らしい。
だが、クランに入るつもりはなかった。
ギルドに登録した際、文字が念入りに注意されたから。
〈クランに容易に入るな。むしろ、お前がクランマスター以外は入るな。〉
この時はクランマスターって、どれだけ先の話だよって。
だって、クランを作るにはCランク以上が必要らしいから、GランクがCランクになるなんて。
冗談ぽく、グランマスターにしてくれるって言うと、さっきまでの雰囲気とは違い、青年は吐き捨てる様に 。
「魔物使いなんて珍しいから、仲間にしてやろうと誘ってやったのに。何、調子こいてんだよ……厄のクセに……。」
この一言が逆鱗に触れたのか、虎丸は少女を振り払い、後ろに飛んだ。
今にも飛びかからん様子に虎丸に近付き、優しく虎丸を撫でながら。
「虎丸、辞めとこうか。」
虎丸はチラッとこちらを見て、大人しくなった。
3人組は虎丸にビビったらしく、ギルドを飛び出して行った。
「とりあえずメシでも取りに行くか。」
街の外に出て、近くの森へ向かった。
王都の近くとあって、それ程強いモンスターは居なかったが、一角鹿が三体の集団を見つけた。一角鹿は額の真ん中に立派な一本のドリル状の角が生えていた。体長は2Mは越えていた。ステップは軽やかな上に立派な角捌きだったな。更にリーダー格は3M越えてる巨体で角は額に縦に二本生やしていた。剣を構えたが、虎丸が飛びかかったので、虎丸に任せてみようと一旦下がった。
虎丸は何度か角に突かれて、吹っ飛ばされたが、徐々に虎丸の牙が相手の体力を奪っていった。
倒れたリーダーから、角を剥ぎ取り、何かの材料になるだろうと、大切に袋にしまった。
虎丸はリーダーの腹に食いつき、腹を満たしている。
見てて、気持ちのいいものではなく、そこから離れた。
あの姿を見ると、虎丸もモンスターなんだなって思ってしまう。
「全て問題ありませんでしたので、依頼は全て達成と認めます。」
プレートを差し出すと、それを見るなり……。
「ランクアップですね、Eに。」
「E?Fじゃなくてですか?」
不思議そうな顔をしながら。
「フェルメールで昇格試験受けられましたよね?Fランクの試験を。」
頷くと。
「それを合格されたから、Eランクになるんですが……依頼達成数が少なかったのと、登録してからの日数の短さでGランクに留まってただけなので。」
どうやらFランクへの昇格試験ではなく、Fランク対象の昇格試験だった様だ。
だけど、あのサガンを逃がしたのに、何故合格だったのか、 今だに不思議なんだよな。
カウンターをチラッと見ると、先ほどの受付が脂汗を浮かべていた。
そら、そうだろう……鑑定出来なくなってしまってるんだもんな。
少し可哀想な事をしたかなって思いながらも、依頼の掲示を見に行った。
虎丸は鑑定のスキルを食べたので、少し空腹が紛れたらしい。
スキルって、腹の足しになるのか?
Eランクになれば、流石に依頼に困るって事はなさそうだ。
今までは素材集めがほとんどであったが、対象魔物退治・護衛などが多く目に付いた。
「魔物使いって、珍しいね。そのモンスター、何?」
掲示板を見てると、後ろから声をかけられた。
そこには3人組が立っていた。
赤髪の小さな少女と青髪のガタイのしっかりした男、もう一人はベージュ色の髪のスラッとした青年が立っていた。
「急にごめんね。うちの動物好きで。」
その青年がそう言ってる最中も少女は虎丸に触りたそうにしていた。
「ねぇ、モフモフしていい?」
少女はオレを見上げながら、聞いてきた。
モフモフが何か分からなかったが、虎丸の反応を見たが、嫌そうには見えないので。
「少しなら、良いと思うよ。」
少女は嬉しそうに虎丸に顔をうずめた。
「所でソロでしてるの?」
青年はそう聞いてきた。
話の内容としては勧誘であった。
ギルド内にはクランという組織があるらしい。
それに入らずに活動は問題なく出来るが、入ってた方が情報交換とかサポートとか便利らしい。
だが、クランに入るつもりはなかった。
ギルドに登録した際、文字が念入りに注意されたから。
〈クランに容易に入るな。むしろ、お前がクランマスター以外は入るな。〉
この時はクランマスターって、どれだけ先の話だよって。
だって、クランを作るにはCランク以上が必要らしいから、GランクがCランクになるなんて。
冗談ぽく、グランマスターにしてくれるって言うと、さっきまでの雰囲気とは違い、青年は吐き捨てる様に 。
「魔物使いなんて珍しいから、仲間にしてやろうと誘ってやったのに。何、調子こいてんだよ……厄のクセに……。」
この一言が逆鱗に触れたのか、虎丸は少女を振り払い、後ろに飛んだ。
今にも飛びかからん様子に虎丸に近付き、優しく虎丸を撫でながら。
「虎丸、辞めとこうか。」
虎丸はチラッとこちらを見て、大人しくなった。
3人組は虎丸にビビったらしく、ギルドを飛び出して行った。
「とりあえずメシでも取りに行くか。」
街の外に出て、近くの森へ向かった。
王都の近くとあって、それ程強いモンスターは居なかったが、一角鹿が三体の集団を見つけた。一角鹿は額の真ん中に立派な一本のドリル状の角が生えていた。体長は2Mは越えていた。ステップは軽やかな上に立派な角捌きだったな。更にリーダー格は3M越えてる巨体で角は額に縦に二本生やしていた。剣を構えたが、虎丸が飛びかかったので、虎丸に任せてみようと一旦下がった。
虎丸は何度か角に突かれて、吹っ飛ばされたが、徐々に虎丸の牙が相手の体力を奪っていった。
倒れたリーダーから、角を剥ぎ取り、何かの材料になるだろうと、大切に袋にしまった。
虎丸はリーダーの腹に食いつき、腹を満たしている。
見てて、気持ちのいいものではなく、そこから離れた。
あの姿を見ると、虎丸もモンスターなんだなって思ってしまう。
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