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駆け引き
盗賊狩り
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だが、直ぐに次のターゲットは決まった。
って言うか、この盗賊団は他の盗賊の下位組織だった様で。
上納金を納める日が近いらしく、どうしようと騒いでたので。
「その盗賊団の根城と人数は?」
……聞かなかったら、良かった。
出てきた名前に聞き覚えがあった。
サガン盗賊団………数は優に百を超えるらしい。
まぁ、ここの上はその一つの支部らしい。
しかも、貴族と繋がりがあるらしい。
普通に考えれば、ここは関わらないのが当然の選択だろう。
かなり迷った……力になってやりたいが、流石に無謀過ぎるという結論にたどり着いた。
自分の命を犠牲にして、誰かを助けてやろうと思う程、いい人ではない。
やむを得ない事情で盗賊に堕ちたのかもしれないが、他に方法がなかったとは思えない。
金貨と宝石を革袋に入れ、立ち去ろうとした。
だが、奥の部屋から数人の子供が心配そうにこちらを見ていた。
多分、盗賊達の子供なんだろう。
その何とも言えない視線から逃れようと……逃げ出したい気持ちでいっぱいだった。
一人の子供の口から出た言葉に耳を疑った………
あぁ、ここはそういう世界だったんだなって。
「この人に売られたの?」
確かによく見ると、どの子にも薄らとアザがあった。
「………貰っていくよ。」
何も考えずに、言葉だけが出た。
6人の子供が奥の部屋には居た。
多少、衰弱してる子も居たが、売り物としてそれなりの扱いは受けていた様だ。
不安そうに何度もこちらを見ていたが、上手く笑顔も作れず、ただ子供達を連れ、虎丸と共に屋敷へと戻ってきた。
セリはそんな俺らを見て、走ってきた。
「その子供ら、どうしたんだよ?………あんた、買ったのか?」
今にも掴みかからんばかりの勢いで。
「盗賊から奪ったんだよ。」
セリはその返答が理解出来ずに止まっていた。
「盗賊狩りしたら、この子供が居たから、何も考えずに連れてきた。」
「ちょっと待って……盗賊狩りって、あんた…何してんの?」
「仕方ないだろ。どうしたって、金足りないんだからさ。狩るのが、モンスターか盗賊かの違いだけだろ。」
セリは呆れ顔で。
「盗賊を狩るには賞金首として、登録されてるとかの依頼書があるか、賞金稼ぎの登録がないと罪なんだぞ。」
興奮しながら、声を荒らげてるセリをただ見ていた。
そんな事に気付かずにセリは更に続けた。
「今すぐギルドに行って……知らなかったって、申告すれば、罪は軽減されるから。早く行ってきなさい。」
動こうとしないオレを見て、セリは更に熱くなっている。
それを感じながら。
「ごめん……登録してあるんだよ……。」
セリの反応からすれば、普通……登録出来ないんだろう、Eランクの冒険者が。
セリは納得出来ないのか、腕を掴み、ギルドに無理やり連れていった。
まだ人ごみはあったが、それを押し割るようにセリは引っ張っていった。
カウンターに着くなり。
「この子、賞金稼ぎの登録されてるか調べて。」
受付はその迫力に怯えながら、オレのプレートを受け取り、球に載せた。
「えっ………登録されてますね、賞金稼ぎとして。他の職業と共に……。すいませんが、もう一度……この球に手を載せてもらえますか?」
次は受付の方が怖い表情で。
言われるまま、球に手を載せた。
「……………故障ではないんですね。お手数おかけして、申し訳ございませんでした。」
受付の人は立ち上がり、頭を深々と下げた。
セリはまだ納得出来ない様子であった。
「アンタって何者なの?」
って言うか、この盗賊団は他の盗賊の下位組織だった様で。
上納金を納める日が近いらしく、どうしようと騒いでたので。
「その盗賊団の根城と人数は?」
……聞かなかったら、良かった。
出てきた名前に聞き覚えがあった。
サガン盗賊団………数は優に百を超えるらしい。
まぁ、ここの上はその一つの支部らしい。
しかも、貴族と繋がりがあるらしい。
普通に考えれば、ここは関わらないのが当然の選択だろう。
かなり迷った……力になってやりたいが、流石に無謀過ぎるという結論にたどり着いた。
自分の命を犠牲にして、誰かを助けてやろうと思う程、いい人ではない。
やむを得ない事情で盗賊に堕ちたのかもしれないが、他に方法がなかったとは思えない。
金貨と宝石を革袋に入れ、立ち去ろうとした。
だが、奥の部屋から数人の子供が心配そうにこちらを見ていた。
多分、盗賊達の子供なんだろう。
その何とも言えない視線から逃れようと……逃げ出したい気持ちでいっぱいだった。
一人の子供の口から出た言葉に耳を疑った………
あぁ、ここはそういう世界だったんだなって。
「この人に売られたの?」
確かによく見ると、どの子にも薄らとアザがあった。
「………貰っていくよ。」
何も考えずに、言葉だけが出た。
6人の子供が奥の部屋には居た。
多少、衰弱してる子も居たが、売り物としてそれなりの扱いは受けていた様だ。
不安そうに何度もこちらを見ていたが、上手く笑顔も作れず、ただ子供達を連れ、虎丸と共に屋敷へと戻ってきた。
セリはそんな俺らを見て、走ってきた。
「その子供ら、どうしたんだよ?………あんた、買ったのか?」
今にも掴みかからんばかりの勢いで。
「盗賊から奪ったんだよ。」
セリはその返答が理解出来ずに止まっていた。
「盗賊狩りしたら、この子供が居たから、何も考えずに連れてきた。」
「ちょっと待って……盗賊狩りって、あんた…何してんの?」
「仕方ないだろ。どうしたって、金足りないんだからさ。狩るのが、モンスターか盗賊かの違いだけだろ。」
セリは呆れ顔で。
「盗賊を狩るには賞金首として、登録されてるとかの依頼書があるか、賞金稼ぎの登録がないと罪なんだぞ。」
興奮しながら、声を荒らげてるセリをただ見ていた。
そんな事に気付かずにセリは更に続けた。
「今すぐギルドに行って……知らなかったって、申告すれば、罪は軽減されるから。早く行ってきなさい。」
動こうとしないオレを見て、セリは更に熱くなっている。
それを感じながら。
「ごめん……登録してあるんだよ……。」
セリの反応からすれば、普通……登録出来ないんだろう、Eランクの冒険者が。
セリは納得出来ないのか、腕を掴み、ギルドに無理やり連れていった。
まだ人ごみはあったが、それを押し割るようにセリは引っ張っていった。
カウンターに着くなり。
「この子、賞金稼ぎの登録されてるか調べて。」
受付はその迫力に怯えながら、オレのプレートを受け取り、球に載せた。
「えっ………登録されてますね、賞金稼ぎとして。他の職業と共に……。すいませんが、もう一度……この球に手を載せてもらえますか?」
次は受付の方が怖い表情で。
言われるまま、球に手を載せた。
「……………故障ではないんですね。お手数おかけして、申し訳ございませんでした。」
受付の人は立ち上がり、頭を深々と下げた。
セリはまだ納得出来ない様子であった。
「アンタって何者なの?」
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