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駆け引き
賭け
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「何者って言われても、俺はオレでしかないから。」
セリとのやりとりを見ていた受付の人が。
「申し訳ないんですが、主な職業はどれにしますか?」
「剣士でイイですか?」
セリはその言葉にも驚きを隠せなかった。
そら、そうだろう。虎丸を連れてるオレは普通、魔物使いとかなんだろう。そして、サブに剣士とかを付けるんだろう。
だが、セリは急に笑い出した。
「やっぱ変わってるな。定跡とか関係ないんだな。」
定跡って言うか、元々剣の鍛練をして来たんであって、まさか虎丸が懐くなんて思ってもなかったので。
「では、剣士で登録しておきますね。ランクの審査はなさいますか?」
冒険者のランク以外にも各職種毎にランクがあるらしい。
ランクによって、受けれる特典があるらしい。
でも、今はそれどころじゃない気もするので、ランク審査はまたの機会という事にしておいた。
せっかくギルドの中に入れたんだから、幾らくらいで素材が売れるかを確認してみる事に。
先程、集めた素材に合う依頼書を探し、カウンターに持っていくと。
「……全部で5枚だな。質はなかなか良いんだけど……手練な冒険者が集まって来てるんで、供給過多なんだよ。」
さっきの騒ぎの災害級のモンスター討伐か。
思ってるより安かったので、少し落ち込みながら。
「報酬はどうする?プレートに入れとく?」
そっか、プレートに入れれるんだっけ……とりあえず入れといてもらう事にした。
残り40枚くらいは欲しいよな。
今、手持ちの金は改装費でほぼ消えちゃうもんな。
手付けで20枚くらいは入れといた方が良いよな、店の改装費で10枚。後は女将の借金の減額次第だけど………15枚くらいには減額されるよな。
でも、素材集めても、値はしばらくは崩れたままだよな。
盗賊狩りかぁ……でも、近くに良いカモが居るとは思えないな。
それに下手に動けば、サガンに狙われるかもしれないよな。
色々悩んでると……見かねたのか。
「そんなに急いで稼ぎたいのか?」
カウンターの奥から一枚の紙を出し、テーブルに。
その紙には……調査と書かれていた。
内容を読むと、先程からの災害級のモンスターの目撃情報が多い地を調査する人間の募集であった。
しかし、赤字でデカデカと押されていた判子は。
[ケガの補償ナシ、生命の危険伴います。Dランク以下のみの編成。]
報酬は金貨30枚。
最悪の場合、生命の値段が30枚かぁ………。
安くないか?これ、絶対に無傷でなんて帰って来れないだろ。
討伐にCランク以上があんなに集まってたのに、勿論即答で断ったよね。
気を取り直して、別の方法を考えようとした瞬間。
「何でEランクがあんなに貯めてやがるんだよ。」
プレートに貯まった金貨は冒険者が亡くなれば、身内が居れば、その遺族に渡るが……身内がいない者は………悪い人間の手に……そして、そんな悪事に加担するのはギルドの人間。
あんなに?そう言えば、前の依頼って幾らになったんだろう。
あの時はティーロを待たせていたので、何も確認しなかったんだよな。
ギルドの隅に置かれた端末にプレートを載せ、確認すると。
【お預かり残高………金貨45枚】
えっ?45枚?さっきのが5枚だから、隊長アリ&軍隊アリは40枚だったのか。
被害もほとんどなかった為、かなりの増額されているらしい。
これで目標金額はとりあえず集まったよな。
手持ちの金貨もプレートに入金した。
万が一、落としたりスられたら困るもんな。
【お預かり残高………金貨75枚】
セリとのやりとりを見ていた受付の人が。
「申し訳ないんですが、主な職業はどれにしますか?」
「剣士でイイですか?」
セリはその言葉にも驚きを隠せなかった。
そら、そうだろう。虎丸を連れてるオレは普通、魔物使いとかなんだろう。そして、サブに剣士とかを付けるんだろう。
だが、セリは急に笑い出した。
「やっぱ変わってるな。定跡とか関係ないんだな。」
定跡って言うか、元々剣の鍛練をして来たんであって、まさか虎丸が懐くなんて思ってもなかったので。
「では、剣士で登録しておきますね。ランクの審査はなさいますか?」
冒険者のランク以外にも各職種毎にランクがあるらしい。
ランクによって、受けれる特典があるらしい。
でも、今はそれどころじゃない気もするので、ランク審査はまたの機会という事にしておいた。
せっかくギルドの中に入れたんだから、幾らくらいで素材が売れるかを確認してみる事に。
先程、集めた素材に合う依頼書を探し、カウンターに持っていくと。
「……全部で5枚だな。質はなかなか良いんだけど……手練な冒険者が集まって来てるんで、供給過多なんだよ。」
さっきの騒ぎの災害級のモンスター討伐か。
思ってるより安かったので、少し落ち込みながら。
「報酬はどうする?プレートに入れとく?」
そっか、プレートに入れれるんだっけ……とりあえず入れといてもらう事にした。
残り40枚くらいは欲しいよな。
今、手持ちの金は改装費でほぼ消えちゃうもんな。
手付けで20枚くらいは入れといた方が良いよな、店の改装費で10枚。後は女将の借金の減額次第だけど………15枚くらいには減額されるよな。
でも、素材集めても、値はしばらくは崩れたままだよな。
盗賊狩りかぁ……でも、近くに良いカモが居るとは思えないな。
それに下手に動けば、サガンに狙われるかもしれないよな。
色々悩んでると……見かねたのか。
「そんなに急いで稼ぎたいのか?」
カウンターの奥から一枚の紙を出し、テーブルに。
その紙には……調査と書かれていた。
内容を読むと、先程からの災害級のモンスターの目撃情報が多い地を調査する人間の募集であった。
しかし、赤字でデカデカと押されていた判子は。
[ケガの補償ナシ、生命の危険伴います。Dランク以下のみの編成。]
報酬は金貨30枚。
最悪の場合、生命の値段が30枚かぁ………。
安くないか?これ、絶対に無傷でなんて帰って来れないだろ。
討伐にCランク以上があんなに集まってたのに、勿論即答で断ったよね。
気を取り直して、別の方法を考えようとした瞬間。
「何でEランクがあんなに貯めてやがるんだよ。」
プレートに貯まった金貨は冒険者が亡くなれば、身内が居れば、その遺族に渡るが……身内がいない者は………悪い人間の手に……そして、そんな悪事に加担するのはギルドの人間。
あんなに?そう言えば、前の依頼って幾らになったんだろう。
あの時はティーロを待たせていたので、何も確認しなかったんだよな。
ギルドの隅に置かれた端末にプレートを載せ、確認すると。
【お預かり残高………金貨45枚】
えっ?45枚?さっきのが5枚だから、隊長アリ&軍隊アリは40枚だったのか。
被害もほとんどなかった為、かなりの増額されているらしい。
これで目標金額はとりあえず集まったよな。
手持ちの金貨もプレートに入金した。
万が一、落としたりスられたら困るもんな。
【お預かり残高………金貨75枚】
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