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49.食い違い
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ここは客間。
キリカは嫌がる僕を引っ張ってカルマ家に連れてきた。
「傷、ECFのポーションが効いたかな、少しはマシだと思うけど、あまり無理はしないこと、いいね?もう残りはないんだから」
台詞とともに椅子に座る僕の体と頭に包帯を巻いてくれている。
簡易ではあるが、包帯で眼帯をした。
「……ありがとう」
「そう、静かに安静にね」
右側の視界が狭い、そこにはアサガサが不満そうに立っている。
その横でリーラが腕を組んでこちらを凝視している。
「……アサガサさん、リーラ、僕を殺すなら今だぞ」
「オトメ君!何言って!」
「そうしたいが……オトメ様はカニバ族と交戦したのですよね?」
「あぁ」
「どうしてですか?そんな危険を冒してまで─────」
片目で睨みつけた。もう片方が気持ち悪い。
「初めは一方的に襲われたさ、でも、アイツが……クニテツがエイルの仇だったから!」
リーラはそれを聴き、アサガサの背中を割と強めに叩いた。
「ほれみろアサガサ、オトメはエイルの友だぞ?たとえPEでも……それに変わりはない。オトメ、私の右腕が失礼したな──────」
部屋の隅を見ている。本心が感じられない。何か隠している。
「昔はいろいろあった。だが、オトメはあの時のPEではないただの友人だそれでいいだろう?な、アサガサ」
「はい分かりましたリーラ様。えー、申し訳ありませんでしたオトメ様」
かなり棒読みで言われた。
「……分かってくれたらいいさ」
僕は少しキリカの受けてきた仕打ちを分かった気がする。
だから僕も気をつけなくてはいけない。
「カニバ族だからって、悪いやつだけとは限らないよな……ただの嗜好だし。あ、キリカ、あの時はありがとう、礼を言い忘れた」
「たまたま近くを通っただけだよ。本当に見つけてよかった。あと少しでも遅れてたって考えただけで……」
僕の手を握ったキリカの力は強かった。
「痛いです」
「やっぱり私と行動して今から!」
心配の目線、もう誰も死なせたくない。そう言われた気がした。
「それは……実のところこっちも頼みたかったことなんだ」
僕からキリカに頼むことがあまりなかったこともあって、少し面食らっていた。
「そ、それはーいい心がけだね!」
「文句はないねアサガサ」
「はいっリーラ様!」
もう既に断る権利をアサガサは失った。
会話の後、部屋にエイルが入ってきた。
「どうしたんですか皆さん……ってオトメさァん!?その傷どうしたんです!?」
エイルは僕の体をどれどれと触る。
やめてくだい。もう傷はある程度塞がってます。
「えっと、落ち着いて聞いてくれ、エイルの仇を見つけた。運良く地下でエンカウントしてだな、危うく食べられそうになったぜ」
「見つかった?ありがとうございますオトメさん。二年越しです────絶対に」
エイルの表情はとても嬉しそうではなかった、悲しく、哀しく出来ればそうなってほしくなかった、そんな顔だ。
「で……訊きたかったこともあって、うーんと、お前はどうしたいんだ?」
「どうしたいとは?」
「仇っていうのは、殺すのか?」
少し黙った後、「分かりません」と答えた。
思い出は二年前で止まっている、キーパーソンに会えば何かが変わるかもしれない、そんな思いを感じた。
勝手な主観だけど。
「まぁ僕も殺されかけたんだ、許さないよアイツ。まだ戦える」
「私もオトメ君を殺そうとした相手は容赦しないからね」
小声で殺すと言った。
「えっとお二人さん?」
「エイル、お前の心が復讐で変わってないのなら、僕ら二人と戦おう、それでお前の歴史に終止符と再開の音を鳴らせ」
「わ、分かりましたやります!」
覚悟を決めた顔、初めてみたエイルの表情だ。
その時、僕はエイルに買ったナイフ『遠影』を渡した。
「熱い会話の所すまない、カニバ族のクニテツといったな?名前がわかるのもPEの能力か、エイルもオトメをPEと知って協力をしてもらう、そういうことなのか?」
「うん、私はとっくに前から知ってたし、彼らを信じるって決めてるんだリーラちゃん」
え、知ってたの?あーライラさんか。
リーラは笑い声と苦笑、赤いナイフを取り出した。
「本当はな、PEならばこの短剣で息の根を止めてやりたい、けど……それは先も言った通りしない」
歯を食いしばってナイフを握りしめた。
「最後に訊きたい、本当に本当に私たちの家とは関係ないPEなんだな?」
「あぁ、僕はカルマ家なんてしらなかった」
「ありがとう……」
そういってナイフをしまった。
「えっと、失礼なことを訊くかもしれないが、人が死んだらどうなる?」
僕の質問にキリカのみが「何を当たり前のことを……」と言うが、残りの人間は口を揃えて「死んだら死ぬだろ」と言った。
エイルだけは少し抵抗があったが。
僕は心が徐々にザワつく感覚を覚えた。
確か人は死んだら記憶を無くして復活するはずだ。
それがこの世の常だったはずた。
しかし、カルマの家の人達はその事を知らない様子だ。
死んだら死ぬ、僕の元々の感覚。
もしかしたらミルザンドのギルド区を知らないのか?
そりゃこちらの地図に載ってない未開拓地なんだからこんなことくらい……あるか?
「リーラ、アサガサ、僕が死んだ人は復活するって言ったら面白いかな?」
二人は笑みの一つ無しに、否定した。
「全く面白くない冗談です」
「そうだぞオトメ、さすがの私たちにでも言っていいことと悪いことがあるぞ」
「やっぱり知らないんだな……」
「そうみたいね」
僕とキリカは目を合わせてから、二人が本当に復活のことを知らないと確信した。
「僕らはミルザンドって所から来た、方法は知らん、訊くな。で、僕らの街だと死人は記憶を無くして蘇る、これ本当ね」
僕とキリカは真剣だったが、二人は信じない、いや、信じたくない様子。
「そんなことあるわけない……そんな……自然の営みは?様々な法則が崩れるではないか、オトメ様」
「証拠はあるの?」
「悪い、見せれる証拠は無い。けど、僕はこの目の前で死んだ男が再び僕の前に現れた経験がある、記憶を無くして」
暫く誰も何も言えなかった、やっぱり信じてもらうには実際見てもらわないと。
沈黙も嫌いな沈黙だったので、僕が話し出した。
「で……何が言いたいかというと……もしかしたら君たちカルマの元頭首がミルザンドで蘇っていたら会いに行かないかと────」
刹那で肩をリーラに両手で掴まれた。
「──────!」
「痛い!何か言えって!」
少しして、話し出す。
声からは興奮と緊張を感じる。
「ミルザンドは、伝説の都だぞオトメッ!虚言は慎め……と言いたいが、もし───本当なら案内してほしい」
口から疑いと希望、細い絶望と歓喜を伝える目。
「リーラ様、信じるというのですか?」
「この目で見てみないことには分からないじゃない?」
「ちょっと待ってくれ、今の僕は片目が潰れててPEの能力をフルに使えないんだ。多分キリカの十分の一程の強さだと思うし、なにせミルザンドへの行き方が分からない。今は片目のことが最優先だと僕は思うし、クニテツも優先的だ。だからミルザンドは後だいいな?言い出したのは僕だけど」
リーラは手を離して落ち着いて話す。
「少し荒らげ過ぎたな、悪い。そうだな、そちらの事情を知ったからにはクニテツのことに我々もできるだけ手を貸そう、改めての謝罪と友人としての証だ」
僕とリーラはもう一度握手してお互いを確認した。
キリカさん、目線怖い。
「今日は早いが休むといい、向こうも、疲弊しているかもしれない、明日にしよう」
僕ら三人はそのままカルマ家で一日を終えることにした。
カルマとの和解……とまではいかなかったが、彼らがメモリーの特性を理解していないことがわかった。
もしかしたらサモンウィリットの人間も全て……それならエイルも連れていこう、記憶がなくても家族だったんだ、二年の成長を見せてやってほしい。
その夜、エイルはライラ先生から聞いた『ミルザンド』のことを思い出していた。
それはライラ先生の出身であり死者復活の地、この付近では伝説とされている聖なる土地。
一人窓から眺める景色の向こうを見つめても月明かりと緑の地平線と少しの街灯。
旅は長くなりそうだが、ミルザンドに行くためなら何でもしよう、そう誓った。
「だから、クニテツさんを殺しても何にもならない」
そうだろ?
キリカは嫌がる僕を引っ張ってカルマ家に連れてきた。
「傷、ECFのポーションが効いたかな、少しはマシだと思うけど、あまり無理はしないこと、いいね?もう残りはないんだから」
台詞とともに椅子に座る僕の体と頭に包帯を巻いてくれている。
簡易ではあるが、包帯で眼帯をした。
「……ありがとう」
「そう、静かに安静にね」
右側の視界が狭い、そこにはアサガサが不満そうに立っている。
その横でリーラが腕を組んでこちらを凝視している。
「……アサガサさん、リーラ、僕を殺すなら今だぞ」
「オトメ君!何言って!」
「そうしたいが……オトメ様はカニバ族と交戦したのですよね?」
「あぁ」
「どうしてですか?そんな危険を冒してまで─────」
片目で睨みつけた。もう片方が気持ち悪い。
「初めは一方的に襲われたさ、でも、アイツが……クニテツがエイルの仇だったから!」
リーラはそれを聴き、アサガサの背中を割と強めに叩いた。
「ほれみろアサガサ、オトメはエイルの友だぞ?たとえPEでも……それに変わりはない。オトメ、私の右腕が失礼したな──────」
部屋の隅を見ている。本心が感じられない。何か隠している。
「昔はいろいろあった。だが、オトメはあの時のPEではないただの友人だそれでいいだろう?な、アサガサ」
「はい分かりましたリーラ様。えー、申し訳ありませんでしたオトメ様」
かなり棒読みで言われた。
「……分かってくれたらいいさ」
僕は少しキリカの受けてきた仕打ちを分かった気がする。
だから僕も気をつけなくてはいけない。
「カニバ族だからって、悪いやつだけとは限らないよな……ただの嗜好だし。あ、キリカ、あの時はありがとう、礼を言い忘れた」
「たまたま近くを通っただけだよ。本当に見つけてよかった。あと少しでも遅れてたって考えただけで……」
僕の手を握ったキリカの力は強かった。
「痛いです」
「やっぱり私と行動して今から!」
心配の目線、もう誰も死なせたくない。そう言われた気がした。
「それは……実のところこっちも頼みたかったことなんだ」
僕からキリカに頼むことがあまりなかったこともあって、少し面食らっていた。
「そ、それはーいい心がけだね!」
「文句はないねアサガサ」
「はいっリーラ様!」
もう既に断る権利をアサガサは失った。
会話の後、部屋にエイルが入ってきた。
「どうしたんですか皆さん……ってオトメさァん!?その傷どうしたんです!?」
エイルは僕の体をどれどれと触る。
やめてくだい。もう傷はある程度塞がってます。
「えっと、落ち着いて聞いてくれ、エイルの仇を見つけた。運良く地下でエンカウントしてだな、危うく食べられそうになったぜ」
「見つかった?ありがとうございますオトメさん。二年越しです────絶対に」
エイルの表情はとても嬉しそうではなかった、悲しく、哀しく出来ればそうなってほしくなかった、そんな顔だ。
「で……訊きたかったこともあって、うーんと、お前はどうしたいんだ?」
「どうしたいとは?」
「仇っていうのは、殺すのか?」
少し黙った後、「分かりません」と答えた。
思い出は二年前で止まっている、キーパーソンに会えば何かが変わるかもしれない、そんな思いを感じた。
勝手な主観だけど。
「まぁ僕も殺されかけたんだ、許さないよアイツ。まだ戦える」
「私もオトメ君を殺そうとした相手は容赦しないからね」
小声で殺すと言った。
「えっとお二人さん?」
「エイル、お前の心が復讐で変わってないのなら、僕ら二人と戦おう、それでお前の歴史に終止符と再開の音を鳴らせ」
「わ、分かりましたやります!」
覚悟を決めた顔、初めてみたエイルの表情だ。
その時、僕はエイルに買ったナイフ『遠影』を渡した。
「熱い会話の所すまない、カニバ族のクニテツといったな?名前がわかるのもPEの能力か、エイルもオトメをPEと知って協力をしてもらう、そういうことなのか?」
「うん、私はとっくに前から知ってたし、彼らを信じるって決めてるんだリーラちゃん」
え、知ってたの?あーライラさんか。
リーラは笑い声と苦笑、赤いナイフを取り出した。
「本当はな、PEならばこの短剣で息の根を止めてやりたい、けど……それは先も言った通りしない」
歯を食いしばってナイフを握りしめた。
「最後に訊きたい、本当に本当に私たちの家とは関係ないPEなんだな?」
「あぁ、僕はカルマ家なんてしらなかった」
「ありがとう……」
そういってナイフをしまった。
「えっと、失礼なことを訊くかもしれないが、人が死んだらどうなる?」
僕の質問にキリカのみが「何を当たり前のことを……」と言うが、残りの人間は口を揃えて「死んだら死ぬだろ」と言った。
エイルだけは少し抵抗があったが。
僕は心が徐々にザワつく感覚を覚えた。
確か人は死んだら記憶を無くして復活するはずだ。
それがこの世の常だったはずた。
しかし、カルマの家の人達はその事を知らない様子だ。
死んだら死ぬ、僕の元々の感覚。
もしかしたらミルザンドのギルド区を知らないのか?
そりゃこちらの地図に載ってない未開拓地なんだからこんなことくらい……あるか?
「リーラ、アサガサ、僕が死んだ人は復活するって言ったら面白いかな?」
二人は笑みの一つ無しに、否定した。
「全く面白くない冗談です」
「そうだぞオトメ、さすがの私たちにでも言っていいことと悪いことがあるぞ」
「やっぱり知らないんだな……」
「そうみたいね」
僕とキリカは目を合わせてから、二人が本当に復活のことを知らないと確信した。
「僕らはミルザンドって所から来た、方法は知らん、訊くな。で、僕らの街だと死人は記憶を無くして蘇る、これ本当ね」
僕とキリカは真剣だったが、二人は信じない、いや、信じたくない様子。
「そんなことあるわけない……そんな……自然の営みは?様々な法則が崩れるではないか、オトメ様」
「証拠はあるの?」
「悪い、見せれる証拠は無い。けど、僕はこの目の前で死んだ男が再び僕の前に現れた経験がある、記憶を無くして」
暫く誰も何も言えなかった、やっぱり信じてもらうには実際見てもらわないと。
沈黙も嫌いな沈黙だったので、僕が話し出した。
「で……何が言いたいかというと……もしかしたら君たちカルマの元頭首がミルザンドで蘇っていたら会いに行かないかと────」
刹那で肩をリーラに両手で掴まれた。
「──────!」
「痛い!何か言えって!」
少しして、話し出す。
声からは興奮と緊張を感じる。
「ミルザンドは、伝説の都だぞオトメッ!虚言は慎め……と言いたいが、もし───本当なら案内してほしい」
口から疑いと希望、細い絶望と歓喜を伝える目。
「リーラ様、信じるというのですか?」
「この目で見てみないことには分からないじゃない?」
「ちょっと待ってくれ、今の僕は片目が潰れててPEの能力をフルに使えないんだ。多分キリカの十分の一程の強さだと思うし、なにせミルザンドへの行き方が分からない。今は片目のことが最優先だと僕は思うし、クニテツも優先的だ。だからミルザンドは後だいいな?言い出したのは僕だけど」
リーラは手を離して落ち着いて話す。
「少し荒らげ過ぎたな、悪い。そうだな、そちらの事情を知ったからにはクニテツのことに我々もできるだけ手を貸そう、改めての謝罪と友人としての証だ」
僕とリーラはもう一度握手してお互いを確認した。
キリカさん、目線怖い。
「今日は早いが休むといい、向こうも、疲弊しているかもしれない、明日にしよう」
僕ら三人はそのままカルマ家で一日を終えることにした。
カルマとの和解……とまではいかなかったが、彼らがメモリーの特性を理解していないことがわかった。
もしかしたらサモンウィリットの人間も全て……それならエイルも連れていこう、記憶がなくても家族だったんだ、二年の成長を見せてやってほしい。
その夜、エイルはライラ先生から聞いた『ミルザンド』のことを思い出していた。
それはライラ先生の出身であり死者復活の地、この付近では伝説とされている聖なる土地。
一人窓から眺める景色の向こうを見つめても月明かりと緑の地平線と少しの街灯。
旅は長くなりそうだが、ミルザンドに行くためなら何でもしよう、そう誓った。
「だから、クニテツさんを殺しても何にもならない」
そうだろ?
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