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104.夢を語る
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上から赤い光が落ちて来るのが見えた。オトメは気絶したキリカを抱えたままそれを眺めていた。大丈夫だ、この壁上は相当に高い、簡易的な魔術防壁で爆風を回避できるだろう。
「終焉みたいだ……」
「退避推奨」
落下していく音が体を丁寧になぞる。僕はよくてもキリカが危険だ少し後退しよう。
「ふふっ……こんにちわ、D9」
振り向いた先には、白い部屋で見たヲルと思われる少女が可愛く手を後ろに組んで立っていた。スキャンが出来ない。
一歩ずつヲルの方へと歩きながらキリカを光から遠ざける。
「ヲルさん……でいいですか」
「そう、私がpersonal eyes.NO.O0、ヲルその人です……敬語なんて気持ち悪い、ヲルでいいよ。向こうで会ったばかりじゃないか。ね?オトメキョウスケ」
「お前がメモリー、β世界の支配者で合ってるんだよな?」
「そう、色々カミセから聞いたようだね。ツキミからいいものをもらったようで……そうか、カミセは死んだか……ハハハハハ!!だーめだ!わらけてくる!」
少女は腹を抱えてケラケラとわらい涙までながした。
「そんなにカミセの死が面白い?」
「面白いね、実に。どこまでも合理的な理想を持った男だと思ったが、結局β世界の醍醐味を生かせず、しまいには妻に愛想つかされる。ダサいね」
僕はヲルの台詞を適当に流している。一瞬でも感情的になれば僕が少しでも尊敬したカミセを侮辱した少女に斬りかかるところだったからだ。
彼女の後ろの空気が歪んで見える。高度なステルス系の魔術だ。キョウスケのスキャンでも見えない。
ちょうど後ろで光がはじけたようだ。僕は姿勢を低くして魔力を展開、キリカへの負担を減らした。
「安心しろ」
「あ?」
ヲルは僕の背後に真っ黒な壁を指先で作り出した。タールのように黒い。妙に艶の無いそれは完璧に爆風を防ぎきってくれた。本来ならば内臓が破裂していてもおかしくない爆風だったはずだ。安心とともに、支配者の力量を感じた。
「感謝しろよオトメ」
「ま、まぁありがとうございました……というかアレはなんだ?」
「あれは私の部下の魔術、触れたところからどろっどろに溶かしちゃう大量破壊兵器さ!本当はECFには全滅してほしかったんだけどね」
「なんで僕を助ける?敵だろ」
「あー、んーとー……あぁとー」
ヲルがもじもじしていると、背後の空気が動いた。やっぱり隠れている人がいる。支配者の護衛だまともに戦っていい相手かわからない。すこし様子を見よう。
「端的に言うと、オトメ君、君が居た部屋で手に入れた無条件再生能力、あれはねツキミが存在を代償に君に与えたスキルなんだ。私でもLv.20なんて付与できない。だから、ただでさえ天敵である君を敵に回したくないんだよでね……」
僕はツキミさんが与えてくれたこの再生スキルは、彼女の存在が代償だと聞いて肩に重いものが乗った気持ちになった。どうしてそこまでした?ツキミさんはどうしてもカミセを殺したかったのか?
「で、君にこっち側に来てほしいと思ってる」
「……カミセも同じ事言っていたよ」
ヲルは吹き出した。笑い声は爆風過ぎた壁上に反響した。
「いやほんと、ツキミには悪いけどさ、最初の創造神のあの夫婦、死ぬときは一緒みたいな!?傑作だよほんと!そうだね、ライヴの共通認識で君はこっちに来てほしいというのがある。その上、最強の能力を手に入れた……もう最高じゃないか!!」
もしこの少女がカミセとツキミさんが消えることを前提として僕を引き入れようとしていたのであれば、なんて想像してしまった。そんな人の心がない支配者についていくと思うか?断じて!
「1分くれ」
「どうぞ」
僕はキリカを横にして耳打ちした。これが最後なんて思いたくないけれど、君を死なせるなんて出来ない。
「僕はねキリカ、生まれて時間が大した経ってないけどね、叶えたい夢が出来たよ。僕も何か目標が出来た。追いかけないといけないもの、まだつかめないけど。いつか君に見せてあげたい」
立ち上がってヲルの方を歩む。
「決まったかい?」
「あぁ、勿論……」
強く一歩踏み出して抜剣、ヲルを捉える。
「断る!」
「フフフ……だと思ったよ」
ヲルは動かない、剣は止まらない、見えない護衛も動かない、決まった。
「馬鹿にすんな!」
空気を切り裂いた剣はヲルを捉える。しかし手ごたえ無く、影を斬るように剣は振り下ろされた。そこにいたはずのヲルはフワフワと姿を消していった。こうも手ごたえがないと意気消沈してしまう。
「こっちだよ」
後ろから声が聞こえた、急いで振り向くと目前にヲルが立っていた。そこから空気のように地面をけり、僕の顔を掴んだ。冷たい手、生き物とは呼べない白い肌。艶やかな黒髪。キリカが子供だったらこんな感じかもしれない。
「君の意思は関係ない」
見惚れて反応が遅れた僕の左目にヲルは口づけをした。眼球に唇の感覚がはっきりと刻まれたその瞬間、左目を中心として激痛が走った。
「うわあああああ!!」
左目の視界が真っ赤にエラーを吐き出しまくっている。UIが破壊されていく。僕は暴れていた。剣を振り回してヲルを探している。もう間合いに居ないことくらい分かっているのに。
HPバー、MPバー、CPバー、キリカのステータス、アイテムストレージなど、視界を埋めていたものが赤くひび割れる。無意識にリーンフォースを発動しようとしたが、何も起きない。ただ左目周辺の痛みがひどくなっていくだけだった。
「ヲルゥ!」
左目を押さえてヲルを見た。彼女はにこにこ笑っていた。悔しさがこみあげて来る。殺してやりたい。剣を握る力が強くなっていく。
「やっぱり?スキル全般の使用が出来ないようになってる。成功かな?最終チェック!」
ヲルが叫び左手を天に振り上げる、手には黒い得物が見える。刀の部類だろう。
僕は目の痛みで気づくのが遅れた、ヲルが刀を振り上げたと同時に僕の右腕が切り落とされていた。
そこで何を叫んでいたかは覚えていない。覚えているのは僕の血だろう水溜りに顔を付けていたこと。四肢の感覚を失ったこと。先は覚えていない。
「ヲル、このガキは大丈夫か?」
「あぁ、解析した限りでは再生スキルのみ自動発動している。目覚めたら勝手に手足が生えて来るだろうよ」
「ケッケ……そりゃ楽しみですねぇ」
ステルスが解除された壁上には黒い飛空艇が一隻、白衣を身に着けたヒョロヒョロの科学者面の男と剣を二本携えた肩幅の広い男がいた。剣を持つ男がオトメの襟を掴み、飛空艇のハッチから乗り込む。
「あの白い女は?」
「彼女は……いいよ、置いていこうろくなもんじゃない」
「へー……じゃ、さっさと行くぞ。目標は回収した。ECFも撤退だろう!」
微かに開けられた目、朦朧とした意識の中で、キリカは飛空艇が飛び去って行くのを見ていた。それはとても静かで綺麗な乗り物に見えた。
「行かないで……」
言葉と涙がこぼれた時、意識は細い糸を切ったようにプツンと途切れた。
「終焉みたいだ……」
「退避推奨」
落下していく音が体を丁寧になぞる。僕はよくてもキリカが危険だ少し後退しよう。
「ふふっ……こんにちわ、D9」
振り向いた先には、白い部屋で見たヲルと思われる少女が可愛く手を後ろに組んで立っていた。スキャンが出来ない。
一歩ずつヲルの方へと歩きながらキリカを光から遠ざける。
「ヲルさん……でいいですか」
「そう、私がpersonal eyes.NO.O0、ヲルその人です……敬語なんて気持ち悪い、ヲルでいいよ。向こうで会ったばかりじゃないか。ね?オトメキョウスケ」
「お前がメモリー、β世界の支配者で合ってるんだよな?」
「そう、色々カミセから聞いたようだね。ツキミからいいものをもらったようで……そうか、カミセは死んだか……ハハハハハ!!だーめだ!わらけてくる!」
少女は腹を抱えてケラケラとわらい涙までながした。
「そんなにカミセの死が面白い?」
「面白いね、実に。どこまでも合理的な理想を持った男だと思ったが、結局β世界の醍醐味を生かせず、しまいには妻に愛想つかされる。ダサいね」
僕はヲルの台詞を適当に流している。一瞬でも感情的になれば僕が少しでも尊敬したカミセを侮辱した少女に斬りかかるところだったからだ。
彼女の後ろの空気が歪んで見える。高度なステルス系の魔術だ。キョウスケのスキャンでも見えない。
ちょうど後ろで光がはじけたようだ。僕は姿勢を低くして魔力を展開、キリカへの負担を減らした。
「安心しろ」
「あ?」
ヲルは僕の背後に真っ黒な壁を指先で作り出した。タールのように黒い。妙に艶の無いそれは完璧に爆風を防ぎきってくれた。本来ならば内臓が破裂していてもおかしくない爆風だったはずだ。安心とともに、支配者の力量を感じた。
「感謝しろよオトメ」
「ま、まぁありがとうございました……というかアレはなんだ?」
「あれは私の部下の魔術、触れたところからどろっどろに溶かしちゃう大量破壊兵器さ!本当はECFには全滅してほしかったんだけどね」
「なんで僕を助ける?敵だろ」
「あー、んーとー……あぁとー」
ヲルがもじもじしていると、背後の空気が動いた。やっぱり隠れている人がいる。支配者の護衛だまともに戦っていい相手かわからない。すこし様子を見よう。
「端的に言うと、オトメ君、君が居た部屋で手に入れた無条件再生能力、あれはねツキミが存在を代償に君に与えたスキルなんだ。私でもLv.20なんて付与できない。だから、ただでさえ天敵である君を敵に回したくないんだよでね……」
僕はツキミさんが与えてくれたこの再生スキルは、彼女の存在が代償だと聞いて肩に重いものが乗った気持ちになった。どうしてそこまでした?ツキミさんはどうしてもカミセを殺したかったのか?
「で、君にこっち側に来てほしいと思ってる」
「……カミセも同じ事言っていたよ」
ヲルは吹き出した。笑い声は爆風過ぎた壁上に反響した。
「いやほんと、ツキミには悪いけどさ、最初の創造神のあの夫婦、死ぬときは一緒みたいな!?傑作だよほんと!そうだね、ライヴの共通認識で君はこっちに来てほしいというのがある。その上、最強の能力を手に入れた……もう最高じゃないか!!」
もしこの少女がカミセとツキミさんが消えることを前提として僕を引き入れようとしていたのであれば、なんて想像してしまった。そんな人の心がない支配者についていくと思うか?断じて!
「1分くれ」
「どうぞ」
僕はキリカを横にして耳打ちした。これが最後なんて思いたくないけれど、君を死なせるなんて出来ない。
「僕はねキリカ、生まれて時間が大した経ってないけどね、叶えたい夢が出来たよ。僕も何か目標が出来た。追いかけないといけないもの、まだつかめないけど。いつか君に見せてあげたい」
立ち上がってヲルの方を歩む。
「決まったかい?」
「あぁ、勿論……」
強く一歩踏み出して抜剣、ヲルを捉える。
「断る!」
「フフフ……だと思ったよ」
ヲルは動かない、剣は止まらない、見えない護衛も動かない、決まった。
「馬鹿にすんな!」
空気を切り裂いた剣はヲルを捉える。しかし手ごたえ無く、影を斬るように剣は振り下ろされた。そこにいたはずのヲルはフワフワと姿を消していった。こうも手ごたえがないと意気消沈してしまう。
「こっちだよ」
後ろから声が聞こえた、急いで振り向くと目前にヲルが立っていた。そこから空気のように地面をけり、僕の顔を掴んだ。冷たい手、生き物とは呼べない白い肌。艶やかな黒髪。キリカが子供だったらこんな感じかもしれない。
「君の意思は関係ない」
見惚れて反応が遅れた僕の左目にヲルは口づけをした。眼球に唇の感覚がはっきりと刻まれたその瞬間、左目を中心として激痛が走った。
「うわあああああ!!」
左目の視界が真っ赤にエラーを吐き出しまくっている。UIが破壊されていく。僕は暴れていた。剣を振り回してヲルを探している。もう間合いに居ないことくらい分かっているのに。
HPバー、MPバー、CPバー、キリカのステータス、アイテムストレージなど、視界を埋めていたものが赤くひび割れる。無意識にリーンフォースを発動しようとしたが、何も起きない。ただ左目周辺の痛みがひどくなっていくだけだった。
「ヲルゥ!」
左目を押さえてヲルを見た。彼女はにこにこ笑っていた。悔しさがこみあげて来る。殺してやりたい。剣を握る力が強くなっていく。
「やっぱり?スキル全般の使用が出来ないようになってる。成功かな?最終チェック!」
ヲルが叫び左手を天に振り上げる、手には黒い得物が見える。刀の部類だろう。
僕は目の痛みで気づくのが遅れた、ヲルが刀を振り上げたと同時に僕の右腕が切り落とされていた。
そこで何を叫んでいたかは覚えていない。覚えているのは僕の血だろう水溜りに顔を付けていたこと。四肢の感覚を失ったこと。先は覚えていない。
「ヲル、このガキは大丈夫か?」
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「ケッケ……そりゃ楽しみですねぇ」
ステルスが解除された壁上には黒い飛空艇が一隻、白衣を身に着けたヒョロヒョロの科学者面の男と剣を二本携えた肩幅の広い男がいた。剣を持つ男がオトメの襟を掴み、飛空艇のハッチから乗り込む。
「あの白い女は?」
「彼女は……いいよ、置いていこうろくなもんじゃない」
「へー……じゃ、さっさと行くぞ。目標は回収した。ECFも撤退だろう!」
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