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嫉妬型ヤンデレ、八雲チアキの場合
①-6
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「……っ、あれ、ここは……? おれ……たしかさっき、闇の魔法使いの親玉に会って……それで……それから……?」
チアキが目を覚ましたのは、彼が今住んでいる学生寮の中――談話室と呼ばれる共有スペースの中であった。変身は既に解けており、いつも通りの姿である。
先程までの出来事の記憶は朧気になっていたが、ただひとつ、しっかりと覚えていることがあった。それは、ノブユキを助けねばならないという使命感であり――洗脳により与えられた偽りの記憶、己はノブユキを救うため、闇の魔法使いとなる決意をしたのだという記憶だった。
(そうだ……先輩は、妖精とかいう奴らに騙されてるんだった!! おれしか、先輩を助けられるやつはいない……おれが助けてあげないと……!! 正体バレたらきっと、話聞いてもらえないし……変身前のおれとして探りをいれて、先輩が危ないことしてたら、闇の魔法使いになって止めに行く。先輩に嫌われちゃうかもしれないのは嫌だけど、でも、これは先輩のためだから……!!)
思考を歪まされている自覚もなく、彼は、闇の魔法使いの手先として作り変えられてしまっていたのだ。
(それにしてもおれ……なんで、談話室に? ボスが魔法で飛ばしたのか……?)
室内にいたのはチアキの他に二人。どこか見覚えがある――おそらくはクラスメイトだろうが特に会話したこともない、不良っぽい雰囲気の金髪の男子が一人と、チアキの担任である温和そうな美中年、国語教師の芝里タイチだ。
チアキが目を覚ましたのに気がつくと、クラスメイトの男子が駆け寄ってくる。
「起きたか、八雲!? さっきはゴメンな、手荒な真似しちまって……!」
「え? えっと……悪い、誰だっけ……?」
「えー!? いちおークラスメイトなのにヒドくね!? あっでも直接話すの初めてだっけ??」
明るく賑やかな、いかにも陽キャな態度の彼は、朗らかな笑顔で自己紹介をする。
「んじゃ、改めて――オレ、阿神ケイ! よろしくな、八雲!」
「う、うん……? もしかして、先生と阿神が介抱してくれたのか? ……ってか、おれ、なんでここに……?」
状況が飲み込めていない様子のチアキに対して、担任であるタイチは、普段通りの温和な笑顔で語りかける。
「我々も、いきなり君が現れたので驚きましたが――どうやらボスの力にあてられて気絶してしまったようですね。あとの説明は任せると、ボスから言いつかりました」
「せ、先生? 何言ってんだ……?」
ボス――フレンジィのことを知っているかのような口ぶりに、チアキは怪訝そうな顔をする。タイチの顔に、不気味な笑みが広がった。
「ああ……まずはそこからでしたね? 何を隠そう、高校教師は仮の姿。私も君と同じ、闇の魔法使いなのですよ」
「もちろんオレもだぜ! 仲間が増えて嬉しいよ、これからよろしくなっ、八雲!!」
「……え?」
ぽかんとしているチアキの目の前で、二人は呪文を唱え、その姿を変身させていく。
「《執愛装填――魔装展開》」
「《盲愛装填――魔装展開》っ!」
どこからともなく湧き出した、闇の力に染まった泥が二人を包む。それは、うぞうぞと蠢きながら二人の体内に染み込み、ゆっくりと姿を変えていき――。
担任であるタイチが変身したのは、シルクハットと燕尾服姿の『先生』と呼ばれていた魔法使い。そして阿神ケイが変身したのは、魔法少女であるノブユキと交戦していた、チャイナ服を着た青年魔法使いだった。
「えぇえ……!? さっきの奴らの正体が、先生と、阿神……!? た、たしかに言われてみれば先生は面影あるけどっ、阿神に至っては年齢も体格も違うだろ!?」
「へへっ、なにせ魔法だからな! なりたい自分に変身できちまうんだ! 八雲だって、変身したら体格も体型も変わってたろ?」
「……あ、そういえば……?」
明るく笑うケイの姿は、よく見てみれば変身前の面影もあり、彼が成長してあと十五年ほどすればそうなるだろうと思わせる雰囲気がある。
思い返してみれば、変身中のチアキはまるで別人な――彼が思い描く『ノブユキの隣に立つのに相応しい男』としての姿をしていた。ぽっちゃり体型で、背丈も低めで、あまり自分の容姿に自信のない彼とは真逆の、ノブユキと並んでも見劣りしない長身とガチムチ体型だ。
納得しているチアキへ、タイチは芝居がかった仕草で、ケイは本気で申し訳なさそうな様子で頭を下げる。
「先程は手荒な真似をしてしまい、失礼しました。しかし、すべては君を目覚めさせるため必要だったこと……どうかご容赦くださいね?」
「オレも……いくらおまえを覚醒させる作戦だからって、おまえにも、魔法少女にも酷いことしちまって、色々ごめんな!? 許してもらえるかわかんねーけどっ、オレ、おまえの恋応援してっから!!」
「改めまして――私は闇の魔法使い、『束縛』のデヴォーション。これからは仲間として、同志として、どうぞよろしくお願いしますね?」
「オレの魔法名は『崇拝』のファナティック! つっても、人前で本名さえ呼ばなきゃ好きに呼んでいいぜ!」
魔法名、というのはフレンジィが言っていた、魔法使いとして名乗る別の名前のことだろう。理解したチアキ――否、魔法使い『ジェラシィ』は頷いて、名乗りを上げる。
「おれは、『嫉妬』……『嫉妬』のジェラシィ。そう名乗れってボスに言われた。おれは、あんたたちの理想とか目的とか興味ないし……この力も先輩のために使うだけだ。仲間とか言われても、先輩のこと攻撃してたあんたらと、仲良くできるとは思えない」
先程の戦いを思い出し、警戒心を剥き出しにした挨拶に、タイチ――魔法使いデヴォーションはクスクスと笑う。
「ならば、それで構いませんとも。私達もそれぞれ、己の愛のため行動しているだけですから。ねえ、ファナティックくん?」
「んー、先生とかボスはそんな感じするよな。オレは、八雲とも仲良くできたら嬉しいし、皆が好きな人と幸せになれるよう力になりてえって思うけど!」
「……まあ、このように、考え方はそれぞれですが。我々は己の目的のため、力を合わせねばならないのは事実です。晶水くんに魔法少女をやめさせたい君と、あのお方を復活させたい私やボスの利害は一致しています。仲良く――とはいかずとも、協力関係にはなれるでしょう?」
いつもは穏やかでおっとりした教師であるタイチだが、変身中は、普段よりもどこか好戦的だ。妖艶な笑みを浮かべた彼を、チアキは鋭い視線で睨み返す。
「……わかった。あんたらのことは邪魔しないし、先輩のことはおれが止める。だから、もう二度と先輩を傷つけるな」
「ええ、ええ! もちろんです。彼が魔法少女となって現れたときには、君に対処を任せましょう」
「その言葉、絶対忘れるなよ。もしも先輩に危害を加えたら、そのときは、おれが先生のこと叩きのめすから……!」
思わず、拳を力強く握りしめた彼を見ても、タイチは掴みどころのない笑みを浮かべるだけだ。あっさりと変身を解除すると、教師としての、いかにも優しく人畜無害そうな表情を取り繕う。
「ふふ……そんな怖い顔をしないでください。私も可愛い生徒を傷つけるのは不本意なのですから。……さて、君たち、もうそろそろ門限の時間でしょう。寮監の方に叱られる前に、自分の部屋に戻りなさい」
「っ……」
「うっす、先生また明日なー! ……あ、そーだ、八雲! ここの談話室、魔法で入口隠してあるからオレら専用のアジトになってるんだぜ。ボスのいるあの城みてーなとこにも魔法で繋がってるし。だから、今度から作戦会議のときはここ集合な! そんじゃまた、教室でなー!」
早々に立ち去ったタイチに続き、ケイも変身を解除すると、言いたいことだけを言って部屋をあとにする。
一人残されたチアキは、怒涛の展開による疲労感から、重たいため息をついていた。
「はあ……、なんか、どっと疲れた……。まさかあの闇の魔法使いが、タイチ先生と、クラスメイトだったなんて……」
今日一日の出来事が、彼の脳裏にぐるぐると巡っている。片思いする先輩が魔法少女だったこと、そしてその敵である闇の魔法使いになってしまったこと。これからの、己自身の身の振り方。考えるだけでクラクラしてしまう。
「闇の魔法……魔法少女……わかんないことだらけだけど。騙されてる先輩を助けられるのはおれだけだ。おれが、先輩を危険から――他の奴らから――守ってあげなきゃいけないんだ……」
ぽつりと呟いたその言葉は、洗脳により歪められたものなのか、はたまたチアキ自身の本心なのか――それは誰にもわからなかった。
チアキが目を覚ましたのは、彼が今住んでいる学生寮の中――談話室と呼ばれる共有スペースの中であった。変身は既に解けており、いつも通りの姿である。
先程までの出来事の記憶は朧気になっていたが、ただひとつ、しっかりと覚えていることがあった。それは、ノブユキを助けねばならないという使命感であり――洗脳により与えられた偽りの記憶、己はノブユキを救うため、闇の魔法使いとなる決意をしたのだという記憶だった。
(そうだ……先輩は、妖精とかいう奴らに騙されてるんだった!! おれしか、先輩を助けられるやつはいない……おれが助けてあげないと……!! 正体バレたらきっと、話聞いてもらえないし……変身前のおれとして探りをいれて、先輩が危ないことしてたら、闇の魔法使いになって止めに行く。先輩に嫌われちゃうかもしれないのは嫌だけど、でも、これは先輩のためだから……!!)
思考を歪まされている自覚もなく、彼は、闇の魔法使いの手先として作り変えられてしまっていたのだ。
(それにしてもおれ……なんで、談話室に? ボスが魔法で飛ばしたのか……?)
室内にいたのはチアキの他に二人。どこか見覚えがある――おそらくはクラスメイトだろうが特に会話したこともない、不良っぽい雰囲気の金髪の男子が一人と、チアキの担任である温和そうな美中年、国語教師の芝里タイチだ。
チアキが目を覚ましたのに気がつくと、クラスメイトの男子が駆け寄ってくる。
「起きたか、八雲!? さっきはゴメンな、手荒な真似しちまって……!」
「え? えっと……悪い、誰だっけ……?」
「えー!? いちおークラスメイトなのにヒドくね!? あっでも直接話すの初めてだっけ??」
明るく賑やかな、いかにも陽キャな態度の彼は、朗らかな笑顔で自己紹介をする。
「んじゃ、改めて――オレ、阿神ケイ! よろしくな、八雲!」
「う、うん……? もしかして、先生と阿神が介抱してくれたのか? ……ってか、おれ、なんでここに……?」
状況が飲み込めていない様子のチアキに対して、担任であるタイチは、普段通りの温和な笑顔で語りかける。
「我々も、いきなり君が現れたので驚きましたが――どうやらボスの力にあてられて気絶してしまったようですね。あとの説明は任せると、ボスから言いつかりました」
「せ、先生? 何言ってんだ……?」
ボス――フレンジィのことを知っているかのような口ぶりに、チアキは怪訝そうな顔をする。タイチの顔に、不気味な笑みが広がった。
「ああ……まずはそこからでしたね? 何を隠そう、高校教師は仮の姿。私も君と同じ、闇の魔法使いなのですよ」
「もちろんオレもだぜ! 仲間が増えて嬉しいよ、これからよろしくなっ、八雲!!」
「……え?」
ぽかんとしているチアキの目の前で、二人は呪文を唱え、その姿を変身させていく。
「《執愛装填――魔装展開》」
「《盲愛装填――魔装展開》っ!」
どこからともなく湧き出した、闇の力に染まった泥が二人を包む。それは、うぞうぞと蠢きながら二人の体内に染み込み、ゆっくりと姿を変えていき――。
担任であるタイチが変身したのは、シルクハットと燕尾服姿の『先生』と呼ばれていた魔法使い。そして阿神ケイが変身したのは、魔法少女であるノブユキと交戦していた、チャイナ服を着た青年魔法使いだった。
「えぇえ……!? さっきの奴らの正体が、先生と、阿神……!? た、たしかに言われてみれば先生は面影あるけどっ、阿神に至っては年齢も体格も違うだろ!?」
「へへっ、なにせ魔法だからな! なりたい自分に変身できちまうんだ! 八雲だって、変身したら体格も体型も変わってたろ?」
「……あ、そういえば……?」
明るく笑うケイの姿は、よく見てみれば変身前の面影もあり、彼が成長してあと十五年ほどすればそうなるだろうと思わせる雰囲気がある。
思い返してみれば、変身中のチアキはまるで別人な――彼が思い描く『ノブユキの隣に立つのに相応しい男』としての姿をしていた。ぽっちゃり体型で、背丈も低めで、あまり自分の容姿に自信のない彼とは真逆の、ノブユキと並んでも見劣りしない長身とガチムチ体型だ。
納得しているチアキへ、タイチは芝居がかった仕草で、ケイは本気で申し訳なさそうな様子で頭を下げる。
「先程は手荒な真似をしてしまい、失礼しました。しかし、すべては君を目覚めさせるため必要だったこと……どうかご容赦くださいね?」
「オレも……いくらおまえを覚醒させる作戦だからって、おまえにも、魔法少女にも酷いことしちまって、色々ごめんな!? 許してもらえるかわかんねーけどっ、オレ、おまえの恋応援してっから!!」
「改めまして――私は闇の魔法使い、『束縛』のデヴォーション。これからは仲間として、同志として、どうぞよろしくお願いしますね?」
「オレの魔法名は『崇拝』のファナティック! つっても、人前で本名さえ呼ばなきゃ好きに呼んでいいぜ!」
魔法名、というのはフレンジィが言っていた、魔法使いとして名乗る別の名前のことだろう。理解したチアキ――否、魔法使い『ジェラシィ』は頷いて、名乗りを上げる。
「おれは、『嫉妬』……『嫉妬』のジェラシィ。そう名乗れってボスに言われた。おれは、あんたたちの理想とか目的とか興味ないし……この力も先輩のために使うだけだ。仲間とか言われても、先輩のこと攻撃してたあんたらと、仲良くできるとは思えない」
先程の戦いを思い出し、警戒心を剥き出しにした挨拶に、タイチ――魔法使いデヴォーションはクスクスと笑う。
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いつもは穏やかでおっとりした教師であるタイチだが、変身中は、普段よりもどこか好戦的だ。妖艶な笑みを浮かべた彼を、チアキは鋭い視線で睨み返す。
「……わかった。あんたらのことは邪魔しないし、先輩のことはおれが止める。だから、もう二度と先輩を傷つけるな」
「ええ、ええ! もちろんです。彼が魔法少女となって現れたときには、君に対処を任せましょう」
「その言葉、絶対忘れるなよ。もしも先輩に危害を加えたら、そのときは、おれが先生のこと叩きのめすから……!」
思わず、拳を力強く握りしめた彼を見ても、タイチは掴みどころのない笑みを浮かべるだけだ。あっさりと変身を解除すると、教師としての、いかにも優しく人畜無害そうな表情を取り繕う。
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「っ……」
「うっす、先生また明日なー! ……あ、そーだ、八雲! ここの談話室、魔法で入口隠してあるからオレら専用のアジトになってるんだぜ。ボスのいるあの城みてーなとこにも魔法で繋がってるし。だから、今度から作戦会議のときはここ集合な! そんじゃまた、教室でなー!」
早々に立ち去ったタイチに続き、ケイも変身を解除すると、言いたいことだけを言って部屋をあとにする。
一人残されたチアキは、怒涛の展開による疲労感から、重たいため息をついていた。
「はあ……、なんか、どっと疲れた……。まさかあの闇の魔法使いが、タイチ先生と、クラスメイトだったなんて……」
今日一日の出来事が、彼の脳裏にぐるぐると巡っている。片思いする先輩が魔法少女だったこと、そしてその敵である闇の魔法使いになってしまったこと。これからの、己自身の身の振り方。考えるだけでクラクラしてしまう。
「闇の魔法……魔法少女……わかんないことだらけだけど。騙されてる先輩を助けられるのはおれだけだ。おれが、先輩を危険から――他の奴らから――守ってあげなきゃいけないんだ……」
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