魔法少女♂とヤンデリオ

嶋紀之/サークル「黒薔薇。」

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束縛型ヤンデレ・芝里タイチと、豪放磊落彼氏・蒼井ユウゴの場合

束縛型ヤンデレ・芝里タイチと、豪放磊落彼氏・蒼井ユウゴの場合①-1

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 時は現在――から少し戻り、チアキがノブユキとの遊園地デートをしていた頃――。

 魔法戦士・フェアリーサファイアに追い込まれ撤退した芝里タイチこと闇の魔法使いデヴォーションは、ヤンデリオのアジトである異空間にて、彼らのボスたる闇の魔法使いフレンジィと対峙していた。
 ボスの隣には、いつも侍っているハルという男の姿はない。これが内密の会合であり、たとえボスの従順な肉人形たる彼であっても――むしろ『ボスにより洗脳されている』彼だからこそ、記憶を取り戻すきっかけを与えないようにと、情報を漏らさないようにしていたからだ。


「……へえ? ジェラシィが魔法少女の手助けを?」
「ええ……まったく、いくら想い人が魔法少女とはいえ、職務を放棄されては困ります。……ねえボス? 彼を『教育』しなくてよろしいのですか?」
 ごく自然に放たれたデヴォーションタイチの言葉に、彼はあくどい笑顔で答えてみせる。
「ふふ……、酷い教師がいたものだね。自身の意にそぐわない生徒の洗脳を望むなんて」
「教師はあくまで表向きの顔ですよ。私の天職は闇の魔法使いだと思っておりますから。役目を果たせず、魔法少女に肩入れするのであれば、彼はもう同胞でも教え子でもなく目障りな虫だ」
 人前での温和そうな外面を脱ぎ捨て、タイチは冷淡に言い捨てる。ボスはその様子に笑みを深めていた。
 芝里タイチ――こと闇の魔法使いデヴォーションは、表向きには彼の部下という立場にあるが、その関係性は対等だった。ボスから力を与えられると共に軽い洗脳を受けているチアキやケイとは違い、タイチは彼同様に、闇の神と直接触れ合い力を与えられた人間だからだ。
 もっとも、与えられた魔法の力はフレンジィのほうが断然に大きいし、普段から闇の神の声を聞くことができるのは彼だけだ。だからこそ、一応はボスとして、彼の上に立つ形をとっているのだが。
「そうだねえ……もう少しだけ様子見かな。泳がせておけば、魔法少女の情報を得れるかもしれないし。一応、次に会えば探りを入れておくつもりだよ」
「……何故、放置しておくのです? いいかげん目障りで仕方ありませんよ……よりにもよって、私とあの人の逢瀬を邪魔するなんて!!」
「まあまあ。そう怒ってやるなよ」
 宥めるような調子で言われ、タイチはむっとした顔をしながらも引き下がる。
「僕は彼らを部下として……同志として信用しているのさ。手助けしてやるのは最初の一歩だけでいい。己の愛に気づいてしまえば、あっという間にこちら側に堕ちる……それは君自身がよく知っているはずだろう?」
「しかし……。作戦に不都合が生じているのは事実ですよ」
「それも問題ないよ。ジャネープが生み出す闇の力……欲望エネルギーは着実に溜まっている。試してみるかい?」
「試して……と、言いますと?」
 その問いかけに、ボスはニタリと不気味に笑い――美しい指先をタイチに向かって突き立てる。
「君にも、この大いなる闇の力の恩恵を与えよう、ということだよ。あの御方もそれをお望みだ。そもそも他人なんてどうでもいいと思っている君が、わざわざジェラシィの話をしたのは、恋人との時間を邪魔されたせいだろう? ……なら、その気持ちを向けるべきはジェラシィじゃない。違うかい?」
「それは……。……ええ、そうですね。貴方と、我らの神には全てお見通しらしい」
 悔しげに頷いた彼は、一歩前へと踏み出すと――ボスの指先が示す位置に傅いてみせた。その瞬間、ぶわりとどす黒いナニカが舞い上がり、ゆっくりとタイチを包み込みながらその体内へと潜り込んでいく。
「うぁ……ッ!? これは……この力は、なんと……! 強大な……!!」
「ふふふ……。この新たな力があれば、君は今度こそ想い人を手に入れられるはずだよ。あの忌々しい光の魔法すら消し飛ばして、ね」
「あぁ……、ありがとうございます。神の御采配と、代行者たる貴方に心からの感謝をいたしますよ……♡」
 そう宣言するタイチからは、先程よりも禍々しいオーラが放たれていた。恍惚とした顔で微笑むと、恭しい仕草で一礼をしてみせる。
「……どうぞ、このデヴォーションめにお任せくださいませ。必ずや、この力であの人から……我が恋人から、サファイアの力を引き剥がしてご覧にいれましょう♡ 全ては、大いなる闇の神の御心のままに――」

 どこか、狂気にも似た雰囲気を纏って笑いながら、芝里タイチ――魔法使いデヴォーションは闇に消えていった。





 名前は芝里タイチ。年齢47歳。私立夢ヶ丘男子高等学校に勤める国語教師。生徒から特別人気が高いわけではないが疎まれもせず、職員室でも敵を作ることはなく、プライベートの多くを明かさずともそれなりに親しみやすい教員――というのが、表向きの彼の評価だった。
 しかし、その本性は闇の魔法使いの一人。『束縛』の魔法使い、デヴォーション。現在交際中である男――魔法戦士フェアリーサファイアとして戦っている彼への思いを暴走させ、闇の魔法使いとなってしまった人間だ。


 彼が生まれたのは、地方にある小さな田舎町だった。時代も時代だったので、今より同性愛者マイノリティの立場は弱い世の中だった。自身が「そう」だとバレれば村八分も止む無しな状況で、タイチは、親にも友達も本当の自分を隠して育った。
 閉塞的な田舎から出たい一心で、教師になりたいのだと嘘をつき、大学受験のために上京をした。当時は本気で教師になるつもりもなかったのに、なんとなくとった教員免許が役に立ち、二十年以上も教師をしているのだから不思議なものだ。
 とにかく、上京したてのタイチは今までの青春を取り返すかのように夜遊びに興じ――といっても根が真面目なのでせいぜいゲイバーで飲み歩くくらいで、誰かとワンナイトラブに発展することは無かったのだが――出会いを求めて彷徨っていたのだが。そんな彼が知り合ったのが、後に恋人となり、そしてフェアリーサファイアとして彼と敵対することとなる男だった。


 彼と出会ったのは、タイチが通うようになったとあるゲイバーだった。同い年だが当時大学生であったタイチと違い、既に社会人として働いていた彼は、どこか大人びた魅力を持っていた。
 筋肉質で大柄な肉体に、髭のよく似合う精悍な顔立ちの彼はたいそうモテていた。酒に酔った勢いで、セフレが途切れたことはないのだと豪語していたが、どうやらそれは事実のようであった。豪快で大雑把だがどこか人懐っこいところのある気のいい男で、タイチと親しくなるのもあっという間だった。
 やがて友人同士となった二人だが、そこから、恋人関係になるまではあっという間だった。……と、いうのも、相手のほうがタイチに一目惚れしてしまったらしく、身持ちの固い彼に対して何度も何度もアピールを繰り返されたせいだ。
『よう、タイチ! 今日も色男に拍車がかかってんじゃねえかい?』
『なあ……頼むよう。俺ぁ、おまえと付き合えるなら今まで寝てきた男との縁は全部切るっ!! おまえ一筋になるっ!! だから、どうか俺と……』
『こんなに、本気で好きになっちまったのははじめてなんだ。おまえが嫌がることはしねえ。セックスが嫌ならいくらでも我慢する。今までタチしか経験ねえけど、おまえが望むならウケだってやる。それでもいい、おまえの特別になりてえって思っちまったんだよ……!』
 情熱的な言葉の数々に、いつしかタイチはほだされてしまった。そもそも、その容姿にも、自分にはない豪快さにも惹かれていたのだ。好きになってしまうまではあっという間だった。
『……いいんですか? 私、結構重たい男なんですよ。恋人になるなら、今までみたいに他の方と遊ぶことは許せないと思います』
『そもそも貴方、バリタチでしょう。私も抱かれてやるつもりはありませんよ?』
『……はい? 私のために、アナル開発したんですか? 貴方って人は……。ふふっ、本当、直情的で素直なんですねえ』
『はぁ……仕方ないなあ。私も、すっかり貴方を好きになってしまったみたいです。もう逃して差し上げられませんが……いいんですね?』

 やがて恋人同士となった二人は、幸せに愛を紡いでいった。子供のようにウブな関係からはじめて、ゆっくりと時間をかけて丁寧に、段階を踏んで関係性を深めていった。初めてできた恋人の存在は、タイチの心を完全に支配してしまった。――それなのに。
 交際をはじめて一年ちょっと経つ頃から、相手が、他の男と遊んでいるという噂を聞いた。本人に詳しく問い正せば、単に友人数名で集まって飲んでいただけだと言うのだが、その中に元セフレもいたという事実がタイチの心に疑念を振りまいた。
 いくらタイチが嫉妬し、八つ当たりめいた態度で苦言を呈しても、恋人の態度は変わらなかった。へらへらと笑って『すまねえ、でもアイツらとはもうなんでもねえから』なんて笑う彼は、タイチの性質をさっぱり理解していなかった。
(ああ……あの人を信じたいのに。自由で豪放な彼に惹かれたはずなのに。疑念に心が染まっていく。仕方がないんです、彼はあんなに魅力的な人だから。……いっそ、他の誰かに目をつけられないよう、監禁でもして囲ってやれればいいのに)
 タイチの心の中で、その衝動は次第に大きく膨らんでいく。あれやこれやと恋人の生活態度に口を出すようになり、束縛し、支配しようとするようになった。
 恋人は、そんな彼の態度に嫌気が差したのか、はたまた何一つ気にしていないのだか、他の男と出かけることを隠さないようになっていた。ただの友達だから、という言葉を信じられなくなっていき、交際を初めて3年目のある日、タイチの方から別れを切り出した。これ以上側にいたなら、独占欲に支配された自分が犯罪を起こしかねないと感じていたからだ。
 別れを告げられた恋人は、しばらく呆然とした様子だったが、タイチが本気だと知ると泣く泣くその提案を呑み込んだ。その時の彼がどんな顔をしていたのだか、もう、タイチには思い出せない。



 ――そんな、苦い青春の思い出である相手と再会したのは数年前。タイチが夢見ヶ丘高校に勤めてしばらく経った年の事だった。新たに赴任してきた用務員が、こともあろうに元恋人の彼だったのである。
 珍しい苗字の男だったので、名簿を見たときからもしやとは思っていたのだが、まさか職場で再会するとも思わず。二十年ぶりの再会は相手にとっても衝撃だったようで、顔を合わせた途端、学校内なのに大声を出されて誤魔化すのに苦労した。周囲には、音信不通になっていた友人なのだと説明をして、その日の終業後に二人で飲みに行くことになった。時の流れは残酷で、あんなに辛く鮮烈だった恋の思い出も、二十年以上も経てば懐かしい思い出に変わっていたからだ。
『さっきはすまねえ……あ、いや、すんません、えと……芝里先生? 他の先生方の前で大声出しちまって……』
『いいですよ、プライベートでくらいかしこまらなくて。職場ではちゃんとしてもらわないと困りますけどね』
『そう、か? ……ありがとよ、タイチ。まさか、また会えるなんて思ってもみなかったんだ。いや……、そんなん俺が言えた義理じゃあねえが……』
 タイチにとってはとうに思い出になった過去のことを、未だに後悔しているらしい姿に、懐かしさと同時に愛おしさがこみ上げた。忘れかけた青春に火が灯るような心地がした。
『あの頃のことは……過ぎたことですよ。今となっては笑い話です』
『そうは言うがなぁ……。本当に、どの面下げてって話だが……、俺はあの頃のことを本気で謝りてぇと思ってたんだ』
 軽く笑い飛ばそうとしたタイチに対し、男は、真剣に謝罪を続けた。その愚かしいまでの真っ直ぐさは、タイチの記憶の中にあるものと変わらない。
(ああ……私、この人の、こういうところが好きだったんですよねえ……)
『……今更なにを、と思うかもしれねえけどよ。あの頃、俺は自分のことしか考えちゃいなかった。年くって、当時の自分がどんだけバカで、どんだけおまえを傷つけちまったのかを理解した。許されることじゃあねえが、一言、詫びを入れたいと常々思ってた。だからよう……おまえからしちゃあ迷惑かもしれねえが、こうしてまた会えて嬉しいんだ』
『っ、それは……』
 若き日と変わらない実直さと、年齢を重ねたぶんだけの落ち着きを得た真摯な謝罪に、タイチの心は揺さぶられていた。元々、彼が嘘をつけるような人間でないことは知っていた。別れたのだって、タイチが自身の独占欲を抑えきれず、何をしでかすかわからないと感じたのが一番の理由だ。彼が不貞を働いたと、本気で思ったわけではない。ただ、ありえないとわかっていてなお疑念を膨らませる自分自身に耐えられなくなっただけなのだから。
『迷惑なわけが、ないでしょう。君は私の青春だった。苦い思い出もあるけれど……若きゆえの過ち、というやつですよ。私だってあの頃は……自分勝手な嫉妬やワガママで、君を束縛してしまいました。君が、息抜きを求めたのは仕方ない』
『違うッ、そうじゃあねえんだ!! おまえは何も悪くねえ。ただ、俺が……おまえが嫉妬してくれたことが、嬉しくて。あの淡白でクールなおまえが、ヤキモチ焼くくらいには俺に興味があるのか、ってよ。それで……気の引き方を間違えて、傷つけた。悪いのは全部俺だ』
『……本当に?』
 二十数年越しに聞かされた恋人の真意に、どくりと、タイチの心臓が脈打った。嘘でもいいから信じたいと――心のどこかで復縁を望む自分に気づいてしまったのだ。
『信じられねえだろうし……信じてもらえるとも思っちゃいねえよ。言い訳にしか聞こえねえだろうし……、いや、実際こんなのただの言い訳だ。ただ、おまえに一切の非はなかったことだけ信じてくれりゃあいい』
(ああ――ああ!! 君という人は、本当に、どこまで……!!)
 どこか寂しげに自嘲した元恋人の姿に、タイチは、溢れる衝動を抑えられなかった。
 彼が欲しい。今度こそ手放したくない。もう二度と彼を逃したくない。彼の愛情の一欠片でさえ、他の誰にも渡せやしない……と。

 彼と別れてから、タイチは、幾度かの恋と破局を経験してきた。たいがい、フられるのはタイチの方で、おまえは重すぎるのだと言われたことは数知れない。わかっていてもその性分は変えられず、歳を重ねた現在は、いかに相手にこの重たい愛情を気付かせないかという技術ばかりが上手くなってしまった。今の自分ならば――かつては手放した恋人のことも、ずっと、自分の側に縛り付けられる自信がタイチにはあった。
『……ねえ、私たち、やり直しませんか?』
『はっ……!?』
『お互い、大人になったでしょう。それでも、あんな苦い別れ方をした互いを忘れられないくらい、君も私も互いを思っている。なら……』
『……いいのか? こんな、俺で?』
『貴方が良いんですよ。私の……初恋だったんですから』


 そうして、二人はヨリを戻した。恋人は以前よりもずっとタイチを気にかけてくれるようになった。その事実が嬉しい反面、自身の知らない誰かがこの男を変えたのだろうと思うと、タイチは溢れる独占欲を抑えられない。それでもかつてのように露骨な束縛はするまいと、今度こそ彼を逃さぬようにと丁寧に愛を注いでいたある日――芝里タイチは、ヤンデリオのボスこと闇の魔法使いフレンジィと、その裏にいる闇の神に出会ってしまったのだ。
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