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第三章 フェンリルと獣人
第32話 クラリスの能力
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メル、クラリス、そして俺で話し合った結果、ドラリル一味、唯一の生き残りであるミルミルをどう扱うかについて、彼女から得られる物を受け取った後、役人に引き渡すことで意見が一致した。
フェンリルが心配だし、お宝があるなら今後の国づくりの資金として活用したい。とりあえずドラリル一味のアジトに行ってみよう。
現在、メルが俺を「美男子様抱っこ」している。クラリスがメルに「交代の時間です」と告げ、俺はメルからクラリスへと移された。
献上品みたい。
「これも長く主様を中心に付き合っていく秘訣です」と言った。独り占めはダメらしい。
そんな中、メルは俺とクラリスに向けて、「ご主人様、クラリスお姉さま、この度は...心の底からから感謝しております!お二人の助けがあったからこそ、私は生き延びることができました!本当にありがとうございました!」と感謝の言葉を述べた。
メルは涙袋一杯に涙をため、俺達に向かって深く深く頭を下げた。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇
メルはさらに、「ご主人様、本当に申し訳ございませんでした。危険な目に遭わせ、しかも痛い思いまでをさせてしまって...せっかく弱々しかった私を強くして頂けたのに」と、嗚咽を繰り返しながら何度も俺に向かって謝って来た。
そして...涙を流しながらも、俺をじっと見つめて、「二度と同じ過ちを犯しません!これからはどんな強敵であろうとも、ご主人様に近づけたりはしません!ですから...どうかメルをご主人様の傍に置いて下さい!私を捨てないで下さい!」と、メルは必死に俺に対して頼み込んできた。
「メル、謝る必要はないよ。メルはただ俺の命令に従っただけだ。これは全て俺の責任だよ。メルを死にかけさせてしまって、本当にごめんな。だから、謝罪の印として、メルとクラリスの好きなものを何でも買ってあげるよ」と俺はメルとクラリスに謝った。
「ご主人様、頭を上げて下さい!好きなものなんて...ご主人様の傍にいられるだけで、私は本当に幸せです!ご主人様はすごく優しくて、恰好いいです!本当に大好きです!」と、メルは俺を強く抱きしめた。
すごい、メルの弾力のある胸に顔が埋もれる。さっきまでの痛みとは違い、とても心地がいい痛みだ。
癖になりそう...。
息子まで元気になってしまった。「ご主人様...やっぱり素敵です♡」
メルにばれてしまった。更に...俺の元気になった息子を、クラリスがガン見している。すごく、目をぎらつかせながら...。こ、怖い。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇
「さあ、メル、時間ですよ。主様を私に!」と言った後、メルは「はい、お姉様!」と応えて、大切なぬいぐるみを渡すように俺をクラリスにゆだねた。
クラリスは、俺を後ろから包み込むように優しく抱きしめ、そのまま俺と一緒にゆっくりと腰を下ろした。
クラリスが横座りをした太ももの上で、子供を抱っこするような姿勢で、俺を後ろから抱きしめた。クラリスの慈愛に満ちた表情で俺を抱きしめ、そのたわわな胸の感触を俺の後頭部が一身に受ける。
う~む。メルとは違う心地よさ...。こっちもいい。甲乙つけがたいな。
「クラリス、足は痛くない?」と、俺はクラリスに尋ねた。クラリスは「痛くなんてありませんよ。それよりも、私の胸に頭を預けて、こんなにも穏やかな顔をして下さるなんて...とても感動しています♡」と、満面の笑みで答えた。
俺を後ろから優しく抱きしめたまま「メル、一人で全てを背負う必要はありません。主を守ることも、敵を攻撃することも、これからは私が支援できます。私も風魔法を習得しました。十分にサポートできると思いますよ」
そう言った後クラリスは、俺の頭を胸の中に押し込んだ姿勢で右手を点に向け、「לום, ܫܠܡܐ, السلام, ειρήνη, שלום, السلام」と唱えた。すると、まるで竜巻のような巨大な風の渦が天を突き抜けるように舞い上がった。
「主様の周りには、これからも新たな仲間たちが増えていくことでしょう。しかし、今のところは、私たち二人。ですから、私たち二人で主様を支えましょう。それとメル、早く用事を済ませて、主様と私たちだけの時間を作りましょう。私は...耐えられないです♡主様を思う気持ちで...私は暴走しそうです♡」
クラリスはそう言った後、俺を抱きしめる手に力を込めた。クラリスの瞳がウルウルとして、俺を見つめる。
呼吸は先程よりも更に荒くなっている。クラリスはショーツに外套のみという格好。つまりノーブラ。俺が頭を動かすたびに「あん♡、主様...♡」と甘い声をあげる。
「メル、これが副作用ですか⁉もう主様のことしか考えられなくなりそうです。いえ、考えられません!主様の視線と汗の匂い...すべてが興奮を招く対象です!危険です!非常に危険です!しっかりと、い、意識を保っていないと、主様を後ろから羽交い絞めにして...」
クラリスが物騒なことを言いだした。早く部屋に帰らないと。
「床に押し倒して...まとめて服を脱がして...」
物騒なクラリスは、俺を胸の谷間にはさみながら、「こんな行為を他の男性に行ったら、トラウマを与えるでしょう。でも主様はこんなにリラックスをして、私の胸を嫌がらないで下さる!ああ、主様♡愛しております♡」熱い吐息をつきながら、腰をもじもじとさせた。
だが、そんな甘い表情を一変させ、「ミルミルさん、ここの場所の片づけはもう終わりましたか?」と、冷徹な声でクラリスはミルミルに尋ねた。
そういや、ミルミルがまだいたな...。
フェンリルが心配だし、お宝があるなら今後の国づくりの資金として活用したい。とりあえずドラリル一味のアジトに行ってみよう。
現在、メルが俺を「美男子様抱っこ」している。クラリスがメルに「交代の時間です」と告げ、俺はメルからクラリスへと移された。
献上品みたい。
「これも長く主様を中心に付き合っていく秘訣です」と言った。独り占めはダメらしい。
そんな中、メルは俺とクラリスに向けて、「ご主人様、クラリスお姉さま、この度は...心の底からから感謝しております!お二人の助けがあったからこそ、私は生き延びることができました!本当にありがとうございました!」と感謝の言葉を述べた。
メルは涙袋一杯に涙をため、俺達に向かって深く深く頭を下げた。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇
メルはさらに、「ご主人様、本当に申し訳ございませんでした。危険な目に遭わせ、しかも痛い思いまでをさせてしまって...せっかく弱々しかった私を強くして頂けたのに」と、嗚咽を繰り返しながら何度も俺に向かって謝って来た。
そして...涙を流しながらも、俺をじっと見つめて、「二度と同じ過ちを犯しません!これからはどんな強敵であろうとも、ご主人様に近づけたりはしません!ですから...どうかメルをご主人様の傍に置いて下さい!私を捨てないで下さい!」と、メルは必死に俺に対して頼み込んできた。
「メル、謝る必要はないよ。メルはただ俺の命令に従っただけだ。これは全て俺の責任だよ。メルを死にかけさせてしまって、本当にごめんな。だから、謝罪の印として、メルとクラリスの好きなものを何でも買ってあげるよ」と俺はメルとクラリスに謝った。
「ご主人様、頭を上げて下さい!好きなものなんて...ご主人様の傍にいられるだけで、私は本当に幸せです!ご主人様はすごく優しくて、恰好いいです!本当に大好きです!」と、メルは俺を強く抱きしめた。
すごい、メルの弾力のある胸に顔が埋もれる。さっきまでの痛みとは違い、とても心地がいい痛みだ。
癖になりそう...。
息子まで元気になってしまった。「ご主人様...やっぱり素敵です♡」
メルにばれてしまった。更に...俺の元気になった息子を、クラリスがガン見している。すごく、目をぎらつかせながら...。こ、怖い。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇
「さあ、メル、時間ですよ。主様を私に!」と言った後、メルは「はい、お姉様!」と応えて、大切なぬいぐるみを渡すように俺をクラリスにゆだねた。
クラリスは、俺を後ろから包み込むように優しく抱きしめ、そのまま俺と一緒にゆっくりと腰を下ろした。
クラリスが横座りをした太ももの上で、子供を抱っこするような姿勢で、俺を後ろから抱きしめた。クラリスの慈愛に満ちた表情で俺を抱きしめ、そのたわわな胸の感触を俺の後頭部が一身に受ける。
う~む。メルとは違う心地よさ...。こっちもいい。甲乙つけがたいな。
「クラリス、足は痛くない?」と、俺はクラリスに尋ねた。クラリスは「痛くなんてありませんよ。それよりも、私の胸に頭を預けて、こんなにも穏やかな顔をして下さるなんて...とても感動しています♡」と、満面の笑みで答えた。
俺を後ろから優しく抱きしめたまま「メル、一人で全てを背負う必要はありません。主を守ることも、敵を攻撃することも、これからは私が支援できます。私も風魔法を習得しました。十分にサポートできると思いますよ」
そう言った後クラリスは、俺の頭を胸の中に押し込んだ姿勢で右手を点に向け、「לום, ܫܠܡܐ, السلام, ειρήνη, שלום, السلام」と唱えた。すると、まるで竜巻のような巨大な風の渦が天を突き抜けるように舞い上がった。
「主様の周りには、これからも新たな仲間たちが増えていくことでしょう。しかし、今のところは、私たち二人。ですから、私たち二人で主様を支えましょう。それとメル、早く用事を済ませて、主様と私たちだけの時間を作りましょう。私は...耐えられないです♡主様を思う気持ちで...私は暴走しそうです♡」
クラリスはそう言った後、俺を抱きしめる手に力を込めた。クラリスの瞳がウルウルとして、俺を見つめる。
呼吸は先程よりも更に荒くなっている。クラリスはショーツに外套のみという格好。つまりノーブラ。俺が頭を動かすたびに「あん♡、主様...♡」と甘い声をあげる。
「メル、これが副作用ですか⁉もう主様のことしか考えられなくなりそうです。いえ、考えられません!主様の視線と汗の匂い...すべてが興奮を招く対象です!危険です!非常に危険です!しっかりと、い、意識を保っていないと、主様を後ろから羽交い絞めにして...」
クラリスが物騒なことを言いだした。早く部屋に帰らないと。
「床に押し倒して...まとめて服を脱がして...」
物騒なクラリスは、俺を胸の谷間にはさみながら、「こんな行為を他の男性に行ったら、トラウマを与えるでしょう。でも主様はこんなにリラックスをして、私の胸を嫌がらないで下さる!ああ、主様♡愛しております♡」熱い吐息をつきながら、腰をもじもじとさせた。
だが、そんな甘い表情を一変させ、「ミルミルさん、ここの場所の片づけはもう終わりましたか?」と、冷徹な声でクラリスはミルミルに尋ねた。
そういや、ミルミルがまだいたな...。
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