異世界の力で奇跡の復活!日本一のシャッター街、”柳ケ瀬風雅商店街”が、異世界産の恵みと住民たちの力で、かつての活気溢れる商店街へと返り咲く!

たけ

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第六章 エルメス奴隷商会と獣人奴隷

第78話 ジュードの選択

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 「はっ!!」

 ベッドに横たわっていた人物は、部屋に入ってきた俺たちの気配に気付いたのか、それまで断続的に漏れていた苦しげなウメき声をピタリと止めた。

 ベッドの上には布団から露出している顔は包帯で覆われ、両眼、鼻、口以外の部分が隠されている。その姿は、見る者の胸を締め付けるほど痛ましい。片手と片足を失い、さらに全身を毒に蝕まれているという過酷な状態。

 その苦痛は、想像を絶するものに違いない。

 目の前の人物は、苦悶を抱えているはずなのに、その素振りは一切見せず、あたかも平静を保っているかのようなタタズまいを見せている。こちらに気を使っているのだろうか...?

 そんな彼に向かって、シリウスは満面の笑みを浮かべながら歩み寄り、声を弾ませて言った。

 「ジュード様!お聞き下さい!」

 どうやらベッドに横たわる人物こそが、ジュードその人で間違いないようだ。


◇◇◇◇◇◇◇◇◇

 シリウスは、抑えきれない喜びを全身で表しながら、舞台俳優のような優雅で堂々とした動きで、ベッドに横たわるジュードに歩み寄り、力強い声で語りかけた。

 「ジュード様、お待たせしました!このお方こそ、名高き回復魔法の使い手として知られる太郎様でございます!その魔法の力は、伝説のエリクサーにも匹敵すると噂されるほどです。失われた腕や脚、そしてあなた様の身体をムシバむ毒さえも、その魔法の力で元の状態に戻して下さいます!」

 シリウスは誇らしげな表情を浮かべながら、ベッドに横たわるジュードに向かって、俺を紹介した。

 「シ、シリウス..さん。多分、治せるとは思うが、そんなにハードルを上げないで...」 と、慌てて小声で伝えたものの、シリウスには全く届いていない様子だった。

 ジュードは、シリウスの誇らしげな姿と困惑した俺の様子を交互に見つめた後、静かに口を開いた。 

 「回復魔法の使い手である太郎様...。わざわざお越し頂き、感謝いたします。しかし、失った脚や腕を元に戻すなどというのは、まるで伝説のお話です。それに、私は全身を得体の知れない強力な毒にムシバまれております。回復は...すでに諦めております」

 そう語りながら、ジュードは静かに俺を見つめた。その後、全てを悟ったような表情でシリウスに視線を移し、落ちついた声で言葉を続けた。

 「シリウスよ、これまで本当に良くしてくれた。感謝している...」 そう語りながら、わずかに頭を傾けた。

 その姿には覚悟が感じられ、シリウスの表情には驚きと動揺が浮かぶ。そして、次の瞬間には顔を険しくし、震える声で必死に訴えかけた。

 「ジュード様!どうか、そのような感謝の言葉はお控えください!太郎様のお力は確かです。ジュード様には、まだまだ生きていただかなければなりません!」

 シリウスは動揺を隠せず、必死に言葉を絞り出した。その目には涙が浮かび、ジュードの手を握りしめ、心の底からの願いを込めて訴えた。

 シリウスの叫び声は部屋中に響き渡り、その痛切な声は誰の心にも深く刺さるものであった。


◇◇◇◇◇◇◇◇◇

 どうやらジュードは、俺のことを信じていないようだ。まあ、無理もないだろう。こんな若造が”伝説のエリクサーにも匹敵する超回復魔法”を使えると言ったところで、”おれおれ詐欺レベル”だと思われても仕方がない。格好だってトレーナーにジーンズ。

 貫禄のかけらもない。

 それに、ジュードは非常に博識だ。だからこそ、この世界において、自分の身体を癒せる薬や魔法使いが存在しないことを理解しているのだろう。

 そう、俺というイレギュラーな存在のことを知る由もないからこそ、生きることをすでに諦めているのかもしれない。

 シリウスは再びジュードに向かい、力強く訴えかけた。

 「ジュード様、本当でございます!この偉大なる太郎なら、あなた様の失われた腕や脚を元通りにし、さらには全身を蝕む毒さえも消し去ることなど朝飯前です!さあ、ここからは太郎大先生にお任せいたしましょう!さあさあ、大先生、お願いします!」

  そう言うと、シリウスは俺の方を向いて深々と頭を下げた。

 ”偉大なる太郎大先生”と、過剰な期待を押し付けられた。まあ、俺の”なんちゃって魔法”なら、おそらく失った腕や脚を取り戻し、身体を蝕む毒を取り除くことは可能だろう。

 だが、身体を治すことと同じくらい、いや、それ以上に重要なことがある。それは...。

 黒幕の正体を暴くことだ。ジュードを治したところで、根本的な問題が解決されなければ、また新たな犠牲者が出るだろう。それだけは、何としても避けなければならない。

 ジュードを治療すれば、いずれ自分が命を狙われる立場になる日が訪れるかもしれない。いや、間違いなく訪れるだろう...。

 それならねぇ...。

 悪の根源を潰してしまった方が早いよね...。


◇◇◇◇◇◇◇◇◇

 サイモンによれば、ジュードは信頼していた部下に裏切られ、背後から刺されたとのことだ。

 その部下とつながっていた者、もしくは指示を出した者が必ず存在するはずだ。その者の存在を明らかにし、信頼していた部下がなぜそのような行動を取ったのかを知りたい。必ず理由があるはずだ。

 獣人国の混乱を打破する助けになるかもしれない。

 何はともあれ、まずはジュードと話をしてみるべきだ。俺は静かにジュードが横たわるベッドへと歩み寄った。そして、彼の顔を見つめながら口を開いた。

 「ジュードさん、はじめまして。根津太郎と申します。事情はお聞きました。どうか無理をなさらず、そのままで結構です。私はあなたの怪我、いや、失われた腕や脚を元通りにすることができます。そして、全身を蝕む毒も完全に取り除くことが可能です。それはここにいるサイモンも保証します」

 そう言い終えると、俺は静かにサイモンの方へと視線を向けた。

 「ジュード様、お久しぶりです。結論から申し上げますと、このお方の言葉は真実です。私も部下のバロンやムーブが負傷した際、失われた腕や脚が再生していく様子をこの目で確かに見ました」

  サイモンは、俺の話を擁護してくれた。

 ジュードはサイモンの話を聞いて、少し表情に変化をみせた。

 「こんな話は初めて聞いた。失った腕や脚が再生するなんて...。伝説のエリクサーでも可能なのか?まぁ、伝説だから目にしたことは無いが...」とジュードは、驚きと困惑が入り混じった表情で呟いた。

 彼は自分の考えを整理するかのように、頭の中でさまざまな情景を思い描いているようだった。

 サイモンが俺の話を擁護してくれたものの、ジュードの表情にはまだ疑念が残っている。その目は、言葉の真偽を見極めようとしているかのようだった。

 もし...ジュードが生きる気力を取り戻し、俺の“なんちゃって魔法”で身体が元通りになったとしたら、彼は何を望むのだろうか?信頼していた部下に裏切られ、こんなにも無惨な姿にされた彼は、元の身体を取り戻した後、どんな選択をするのだろう...⁉

 裏切った部下を殺したいと思うのだろうか?

 いや、ジュードはそんな者ではないだろう。どれほど深い憎しみに囚われたとしても、彼が自らの手で部下を葬るようなことは決してしないだろう。

 ジュードをここまで追い詰めた部下にも、何かしらの理由があったに違いない。部下の行動の裏には、避けることのできない事情が隠されていたのだろう。その事情を知れば、憎しみだけでは語れない何かが見えてくるのかもしれない。

 もし、すべてに絶望し、生きる気力を失っているのならば、ジュードがこのまま死を選ぶことも否定はできない。

 だが...この先どうするのかを決めるのは、俺ではなくジュード自身だ。彼がこれから何を望むか、それを知るために、俺は慎重に言葉を選びながら尋ねることにした。

 彼の心の中にある希望や絶望に耳を傾け、その選択の重みを共に受け止める覚悟を持って。


◇◇◇◇◇◇◇◇◇

 「ジュードさん、率直にお聞きします。もし...あなたが生きることを望むのであれば、私は全力であなたを救います。そして、これからの人生を私の側近として支えて欲しい。もちろん、相応の待遇をお約束します。しかし、もし生きることを望まず、死を選ぶのであれば...せめて苦しむことなく旅立てるよう、私がそのお手伝いをさせて頂きます」

 その言葉が静かに部屋の中に響き渡ると、シリウスは驚きの表情を浮かべ、俺をじっと見つめた。彼の目には混乱と不安、そして希望が入り混じった複雑な感情が浮かんでいた。

 緊張が張り詰める空気の中で、シリウスは俺の元に一歩踏み出そうとしたものの、その足を止めた。彼の身体がわずかに震えているのが分かった。

 シリウスも、心の中で覚悟を決めたのだろう。もしジュードが生きることを望まないのなら、その選択を尊重し、彼を苦しみから解放する覚悟を持つに至ったのかもしれない。その目には、一瞬だけ揺るぎない決意の光が宿ったように見えた。

 説得するのではなく、ジュード自身の選択に委ねることにした。そして、彼に俺の側近として支えてほしいという想いを、率直に伝えた。身体を治した後ではなく、治療を始める前に、俺の考えをしっかりと伝えることを選んだ。

 「どう...なされますか?」

 静かにジュードの目を見つめながら、ゆっくりと語りかけた。すると、彼もまた、深く息を吸い込み、ゆっくりと自分の思いを話し始めた。


◇◇◇◇◇◇◇◇◇

 「私は、最も信頼していた部下に裏切られました。」ジュードの低く響く声が部屋に重い空気をもたらした。彼の顔には深い苦悩が刻まれ、その目は遠くを見つめるように細められていた。

 「その部下は、私の腕と脚を切り落す際、泣きながらこう言ったのです。『俺の嫁と子供が人質に取られた。返してほしければ、あなたの腕と脚を持ってこい...』と」

 ジュードは顔をゆがめ、忌まわしい記憶を思い出すかのような表情で、俺にその事実を語ってくれた。彼の目には...怒りと悲しみ、そして深い憎悪が渦巻いているのが見えた。

 「『嫁と子供を取り返したら、俺は責任を取って死にます!』と、あいつは私の目の前で泣き叫びました。その声は、胸を締め付けるような痛切な響きを持っていた。私は何も言ってやれなかった。いや、かける言葉が見つからなかった。あいつの涙に込められた絶望と後悔が、私の心を深く揺さぶっ...た」

 ジュードの涙が頬を伝い、枕に静かに吸い込まれていく。その一滴一滴が、彼の胸に秘められた深い悲しみと絶望を物語っているようだった。

 彼は深く息を吸い込み、目を閉じ、一瞬だけ自分の内なる感情を整理するように沈黙した。そして、彼はゆっくりと目を開け、低く力強い声で、言葉を選ぶように慎重に続きを語り出した。

 「部下に対しては...怒りさえも...湧いてこなかった。ただ、胸にこみあげたのは、私の大切な部下をそこまで追い詰めた者たちへの激しい憎悪と、どうしようもない無力感...。私は...私は奴らが憎い!奴らを、この手で抹殺したい...!」

 ジュードの声が震えながらも力強く響き、その言葉には抑えきれない怒りと悲しみが込められていた。彼の拳は震え、堪えきれない涙が頬を伝い、次々と流れ落ちていった。

 「もし、あなたの部下となることで、あいつらに復讐を果たせるのなら、私は喜んで一生あなたに従い、支え続けることを誓います。ですから...私は...私は生きたい。どうか、治して...治して頂きたい!」

 その瞬間、ジュードの瞳には、揺るぎない決意の光が宿った。

 ジュードの決意が固まった。それならば治そう。だが、その前に...。


◇◇◇◇◇◇◇◇◇

 「シリウスさん。これから行うことは、絶対に他言無用です。私は魔法を自在に操る力を持っています。もし、ここで行うことが世間に知れ渡れば、この奴隷商会は一瞬で消滅するでしょう」

 シリウスに向けて、少し威圧的な口調で念を押した。

 その言葉を受けたシリウスは、一瞬の迷いも見せず、鋭い眼差しで俺を見据えた。

 「承知しました。私もあなた様に忠誠を誓います。ただ、私は奴隷商人です。これまで数多くの奴隷たちの人生を見届け、その最期を看取ってきました。神も仏も存在しないと思っております。もし本当に存在するのならば、このような奴隷商会で命を落とす者などいないはずです。ですから、この意思を...神に誓うことはできません...」

 シリウスは静かに、しかし真剣な眼差しで俺を見つめながら語った。

 「ですが...友人であるサイモンの前で、絶対に秘密を漏らさないことを誓います!」

 シリウスは一瞬サイモンに視線を送り、再び俺に向き直り、力強く誓った。その姿には、揺るぎない決意が感じられた。

 俺は心の中で固く誓った。ジュードの部下に腕と脚を切り取らせ、毒を使うよう命じた黒幕を、必ず突き止めると。治療を施すと同時に鑑定魔法を駆使し、その正体を暴いてみせる。決して許さないという強い決意を胸に抱いて。

 真実を...暴いてやる!友三爺ちゃんの名にかけて...!


◇◇◇◇◇◇◇◇◇

 「さあ、ジュードさん、治療の時間だ。そして、治療後、意識を取り戻したら相談しましょう。あなたを苦しめていた者たちへの報復について...」

 俺がそう告げると、部屋の空気が一瞬張り詰めた。ベッドに横たわるジュードは、しばらくの間、何かを噛み締めるように目を閉じていたが、やがてその瞳をゆっくりと開けた。

 「よろしくお願いします...!」と、ジュードは静かに、しかし力強く言葉を紡いだ。

 その場に立ち尽くす俺も、彼の言葉の重みを全身で受け止めた。部屋の中には、彼の決意が静かに響き渡り、まるでその場の空気を変えるかのような力を感じた。ジュードの言葉は、ただの感謝ではなく、彼自身の未来への覚悟を示すものであった。


◇◇◇◇◇◇◇◇◇

 ジュードの腕と脚が再びその形を取り戻し、全身を蝕んでいた毒素が完全に浄化される様子を思い描いた。

 ジュードに対するこの非道な行為を行った者、さらにその背後に潜む黒幕を明らかにするため、俺は鑑定魔法を発動した。「さあ、復活の時だ、ジュード...」 そう願いを込め、俺はジュードに向かって魔力を送り込んだ。

 やがて呪文が完成すると、細かな黄金色の光の粒子がジュードの身体に降り注ぎ、その粒子は次第に大きな渦を描きながら彼を包み込んでいった。粒子は生命を持つかのように輝きながら、ジュードの周りを巡り続けた。

 部屋全体が一瞬にして眩い閃光に満たされ、壁や天井に黄金色の反射光が飛び散り、まるで星々が瞬いているかのような幻想的な光景が広がった。その中でジュードの身体は、光の守護に包まれるように浮かび上がり、彼の存在が一層神秘的に感じられた。

 周囲の者が不思議な光景に見入っていると、ジュードの身体の周りを覆っていた眩い黄金色の光が、意志を持つかのように彼の体内へと次々と吸い込まれていった。

 数秒、いや数分が経ったのだろうか。自ら放った力であるにもかかわらず、その信じがたい光景に圧倒され、時間の感覚を失っていた。そしてついに、黄金色の光がすべてジュードの身体に吸収されると、彼は内なる力が解き放たれるような叫び声を上げた。

 「グォォォォォォォォッ!!」

 その叫びは部屋全体に響き渡り、まるで空間を震わせるような力強さを持っていた。そしてその直後、眩い光が一瞬で消え去り、宙に浮かんでいたジュードの身体は、静かにベッドへと戻った。

 部屋には完全な静寂が訪れ、先ほどまでの非現実的な光景が嘘のように消え去っていた。

 鑑定の結果、ジュードの全身から毒素が完全に抜けたことが確認された。それだけではない。失われていた腕と脚が元通りになり、彼は穏やかな寝息を立てている。その姿は、まるで新たな生命を得たかのように安らかだった。

 さて、ジュードが目を覚ますまでの間に、鑑定結果についてサイモンとシリウスに確認を取るとしよう。

 「ヒメール人族王国のジュウメイ宰相サイショウとガーナッド奴隷商会の二代目商会長、ドリウスについて詳しく教えていただけませんか?」

 その問いかけにサイモンとシリウスは一瞬言葉を失い、互いに視線を交わした。二人の表情には戸惑いと困惑が浮かび、どこか探るような気配が漂っていた。

 まるで、自分たちが抱えていた秘密を俺に悟られたかのように、不意にその場の空気が張り詰める。

 俺はただ静かに、二人の反応を見守り続けていた。
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