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大切な時間
寒いけど暖かい
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ヨサク「赤ちゃん…ちゃんとお母さんを見つけることできるかな?」
クハク「…見つけるだろ…きっと…」
クハク「…昔の俺たちのように…」
それからヨサクとクハクはかれこれ一時間くらい待っていた
大きな神殿の側に寄りかかって…
クハク「…なにか、前世の記憶とか思い出したことはないか?」
風が強く吹く
私達の髪の花がふわふわと揺れる
真っ赤な赤い瞳の中には私が映っていた
ヨサク「…不思議に思うことが…一件だけ」
クハク「言ってみろ」
ヨサク「…最近よく私の体の花が…枯れるの」
クハク「!」
ヨサク「思い出したとかは…まだ無いんだけれど
、でも体の花が無くなって…髪花が、髪になっちゃったら…どうしようって…思って」
クハク「まだ、体の花はあるならまぁ大丈夫だろ……生きているうちに髪花が髪になったら前世は悪人だったっていうあの噂信じてるのか?」
ヨサク「髪になったものは人間になって前世の記憶を取り戻すけれど…殺してくれー、殺してくれーって叫ぶんでしょ?だからあんまり前世の記憶は覚いだしたくない…」
クハク「…悪までも噂だぞ?」
ヨサク「でも!私見たもん…学校で、隣のクラスの人が人間になっちゃって…殺してくれーって叫んでた所…」
クハク「…そいつはそのあとどうなったんだ?」
ヨサク「自殺したの…カッターで首を切ってたくさんの血を噴いて…、休み時間だったから先生もそこにいなくて…皆何もできなくて」
クハク「…」
ヨサク「僕は生きてちゃだめなんだ…とか言ってた」
ヨサク「生きちゃだめな生き物なんていないのに、ここに立っているだけでも素晴らしい事なのに、あの人は自ら死を選んだ…とても、怖いの…。もし、私がそうなっちゃったら…どうしようって、だから…夜も眠れなくて…」
ヨサクの目から金色の涙が溢れた
ヨサクはクハクに抱きついた
クハク「は?何すんだコラ!放せ!おい、放せ!」
ヨサクはクハクの胸の中で泣きじゃくった
ヨサク「乙女が泣いたら男は抱きつくって本に書いてあったじゃん!拒否るとか信じらんない!!」
クハク「わかった、だから放せ」
ヨサク「…私がこの場所で人間にならないってことを言ってくれたら…放す…」
クハク「はぁ?今で精一杯迷惑かけてんだから人間なんかなったらもっと迷惑がかかる」
クハク「だから、早く…放せ!!」
ヨサク「だめ、もうちょっと!」
クハク「早く放せコラ」
ヨサク「嫌です」
クハク「?!」
ヨサク「…なにこの感じ!…暖かい!もうちょっと、先輩って肩幅広ーい」
クハク「周りから変な目で見られるだろ!あと俺達はそんな関係じゃねぇ!放せ!」
ヨサク「抱きつくの初めてじゃないのに、先輩に抱きつくといつもとはなんか、違うなぁ…。…先輩とは何処かで繋がってる気がするなぁ…てか、恋愛対象じゃないから大丈夫!!」
クハク「…」
クハクは火山の噴火前みたいな顔をしていた
ヨサク「…ちぇー。はいはいわかりましたー。」
この数分後クハクとヨサクの五月蝿い会話が続いて使徒に注意されたのでした。
クハク「…見つけるだろ…きっと…」
クハク「…昔の俺たちのように…」
それからヨサクとクハクはかれこれ一時間くらい待っていた
大きな神殿の側に寄りかかって…
クハク「…なにか、前世の記憶とか思い出したことはないか?」
風が強く吹く
私達の髪の花がふわふわと揺れる
真っ赤な赤い瞳の中には私が映っていた
ヨサク「…不思議に思うことが…一件だけ」
クハク「言ってみろ」
ヨサク「…最近よく私の体の花が…枯れるの」
クハク「!」
ヨサク「思い出したとかは…まだ無いんだけれど
、でも体の花が無くなって…髪花が、髪になっちゃったら…どうしようって…思って」
クハク「まだ、体の花はあるならまぁ大丈夫だろ……生きているうちに髪花が髪になったら前世は悪人だったっていうあの噂信じてるのか?」
ヨサク「髪になったものは人間になって前世の記憶を取り戻すけれど…殺してくれー、殺してくれーって叫ぶんでしょ?だからあんまり前世の記憶は覚いだしたくない…」
クハク「…悪までも噂だぞ?」
ヨサク「でも!私見たもん…学校で、隣のクラスの人が人間になっちゃって…殺してくれーって叫んでた所…」
クハク「…そいつはそのあとどうなったんだ?」
ヨサク「自殺したの…カッターで首を切ってたくさんの血を噴いて…、休み時間だったから先生もそこにいなくて…皆何もできなくて」
クハク「…」
ヨサク「僕は生きてちゃだめなんだ…とか言ってた」
ヨサク「生きちゃだめな生き物なんていないのに、ここに立っているだけでも素晴らしい事なのに、あの人は自ら死を選んだ…とても、怖いの…。もし、私がそうなっちゃったら…どうしようって、だから…夜も眠れなくて…」
ヨサクの目から金色の涙が溢れた
ヨサクはクハクに抱きついた
クハク「は?何すんだコラ!放せ!おい、放せ!」
ヨサクはクハクの胸の中で泣きじゃくった
ヨサク「乙女が泣いたら男は抱きつくって本に書いてあったじゃん!拒否るとか信じらんない!!」
クハク「わかった、だから放せ」
ヨサク「…私がこの場所で人間にならないってことを言ってくれたら…放す…」
クハク「はぁ?今で精一杯迷惑かけてんだから人間なんかなったらもっと迷惑がかかる」
クハク「だから、早く…放せ!!」
ヨサク「だめ、もうちょっと!」
クハク「早く放せコラ」
ヨサク「嫌です」
クハク「?!」
ヨサク「…なにこの感じ!…暖かい!もうちょっと、先輩って肩幅広ーい」
クハク「周りから変な目で見られるだろ!あと俺達はそんな関係じゃねぇ!放せ!」
ヨサク「抱きつくの初めてじゃないのに、先輩に抱きつくといつもとはなんか、違うなぁ…。…先輩とは何処かで繋がってる気がするなぁ…てか、恋愛対象じゃないから大丈夫!!」
クハク「…」
クハクは火山の噴火前みたいな顔をしていた
ヨサク「…ちぇー。はいはいわかりましたー。」
この数分後クハクとヨサクの五月蝿い会話が続いて使徒に注意されたのでした。
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