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ラニウスと過ごす休日
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昨日メアリーに言われた通り、今日と明日は休暇だ。勿論、普段ならば愛車に乗り何処かに友人と遊びに行ったり、ゆっくりと休んでいるが、今回ばかりはどうにもそういう訳にも行かない。理由は簡単だ。俺の同居人に問題があるのだ。
「うちが作るご飯に文句あるんやったら食わんといて!?」
「別に文句があるとかいってねぇよ! ただちょっと味が薄いってんだよ!」
「はぁぁ!? 自分これ以上濃くしたらドブみたいな味になってまうがな! 味音痴にも程があるんちゃう!? 舌付いてますぅ? 付いてるわけないよなぁ! 付いてたらそんな味覚してませんよねぇ?」
朝からこれだ。俺はどちらかと言うと濃い味付けの食事が好みだ。しかしラニウスは薄い味付けが好きらしく少し味が薄い、と言っただけでこの有様だ。殴り合いに発展してないだけマシだと言える。
何故、こいつと一つ屋根の下で暮らさねばならないのだろうか。不思議でたまらない。以前の俺ならば『二人暮しとかやりたい放題じゃん?』とか思いそうだがこいつの場合はダメだ。
「朝からいちいち怒鳴ってんじゃねぇよ。ヒステリックってか? 情緒不安定ってか? 好きでもない体だけの関係だった男の、ガキを孕んだヤリマンの尻軽クソビッチかお前はよ」
「なんやその例え。お前こそアレやな、女にここまで言われてんのに情けのぉならんのけ? 玉ついてまっかー?」
「それにてめぇ人生の先輩に向かって、んだよその口はよ。敬語使え敬語」
「はぁ? たかが一年はよ産まれたからって調子乗んなよ!? 敬ってもないのに敬語なんか使えるかボケ!」
なんだかんだで言い合いをするだけで数時間が経ってしまい、お互い疲れたのか椅子に座り無言になってしまった。
だが、このままこいつと言い合うだけの毎日なんて反吐が出そうだ。というより体が保たない。血管が切れそうだ。
「おいラニウス、不本意だが俺達は少し仲が悪すぎる、という事で一緒に街を散歩するなんてどうだ」
「……なんでうちが……まぁええわ……せなや、同居一日でこれちょっとしんどいわ。その案に乗ったるから、ちゃんとエスコートせぇよ」
もはや言い合う気力も残ってない俺達は互いに準備をして、二十分後くらいに家を出る事にした。機嫌が悪いのか無言で歩くラニウスの後ろを付いて行きながら、時々ドレスのような服や、布がフリフリした可愛い服を目で追いかけるのを後ろから見ていた。
「……ああいうのが趣味か?」
「はぁ? ああいうのもあんねんなぁ、って思ってただけやし」
「そうか」
再び沈黙が続き、町の喧騒の中を目つきの悪い女と暴走族の俺が歩いている姿は姿は傍から見ればDQNカップルにも見えない事はないだろう。
それにしても──
「……ひぃ、ふぅ、みぃ……」
気に入ったであろう服があると値札を見てはショボンとする姿を見ていると、以前付き合っていた昔の元カノが頭に浮かび思い出し笑いをしてしまいそうになる。
俺はそんなラニウスをみかね、ため息を吐いて相手に話しかけた。
「欲しいモノがあるなら、金貸してやんぞ」
「別に欲しいとかそんなんちゃうねんけど」
「お前なぁ……顔に出やすいって言われねぇか?」
「え!? 嘘やん! 顔に出てた!?」
どうやら無意識だったらしい、こいつは絶対にギャンブルとかをやらしてはいけないタイプの人間だな。
「一着なら買ってやる。俺の昔のあだ名は時々エンジェル阿久津だからな」
「なんやそれしょーもな……まぁ……でも買ってくれんのやったら買ってもらおうかなぁ」
そう言ったラニウスは少し嬉しそうに笑みを浮かべた。ほう、笑えば中々可愛い顔じゃないか。タイプじゃねぇがな。
笑っている事に気付いたラニウスは、ハッとすぐに不機嫌そうな表情に変えた。
「おうおう、買ってやんよ。感謝し崇め奉れ」
「はよ行くで」
呆れたような表情をして歩くラニウスの後ろを歩いていき先ほど見ていた可愛い服が展示されていた店の前まで戻ってきていた。
「これ……やねんけど……」
ラニウスが指を指したのはショーケース内に飾られた服をこの世界の可愛らしい町娘、と言ったような服装で、ラニウスにもきっと似合うだろう。馬子にも衣装ってな。
「まぁ、構わねぇよ、ほれ買ってこい」
騎士の給料は日給制で、一日ごとに手渡しだ。勿論、その日の働きによって額は変わるが基本的な事をしていれば、一日働けば二日分の食事は賄える程度の額は貰える。そして、俺はそこまで金を使うタイプじゃない、よく言われるが倹約するタイプだ。
まぁ、簡単に言えば女の服を買う程度のお金は余裕で足りる。
「……おおきにな」
お金を受け取り、店で欲しかった服を買ったラニウスは上機嫌で服の入った包みを持ち店から出てくると礼を言ってきた。
俺は特に何も言わず手をヒラヒラとさせながら歩き始めた。礼を言われるのは嫌いだ。
「アンタ、女の扱いに慣れてそうやな。結構遊んでんのとちゃうん?」
「……さぁな。どうだろうな」
俺は女遊びを出来る程、器用な人間では無い。たった一人の女を愛する程度しか出来ないな。浮気はしないって事だ。
少し歩いていると小腹が空いて、ふと町にある時計塔を見てみると昼過ぎなのに気付いた。メアリーに一度街を案内されたが闘技場やら賭博場やら、暴力団がバックに居そうな所ばかり案内された為か、女と共に行く洒落た茶店なんて全く分からない。
「ここら辺で何か食える所とかあんのか? 俺詳しくねぇからよ」
「んぅ……あっ、いっこだけあんで! 安くてええとこ!」
思い出したように大きな声でそういうと俺の手を引き少し早足で歩きはじめたラニウスは少し楽しそうであった。機嫌が良くなったのか?
関西弁を喋る気の強い女に引っ張られて連れていかれた場所は、町の路地裏に、まるで人目を避けるようにひっそりと建っていた喫茶店だった。
「……よくこんな所見つけられたな」
「なんか見つけてん」
「犬かてめぇは」
「うっさいのぉ! ほら入るで! マスター茶っ!」
まるで自分の家に入るかのようにドアを勢いよく開け、入って早々手を上げながら大きな声でそう言った。中に居たのは五十から六十くらいの背の高いおじいさんで、ラニウスが来たのを見て笑みを浮かべいらっしゃい、と一言だけ答えるとカウンターの向こう側で紅茶か何かを淹れ始めた。
「…………君も何か頼むかい?」
「え、あ、じゃぁコーヒー」
こういう雰囲気の店には慣れていないのもあり、注文に少し戸惑ってしまった。いつもはカラオケやそんな騒がしい所にしか行かなかった。こんな少し良い雰囲気の店なんて退屈なだけと思っており、来たことも無い。
カウンター席に座り落ち着かない様子で店の中を見回したりしていると、ラニウスが不思議そうにこちらを見て首を傾げていた。
「なんや、そわそわしとんな。トイレか?」
「黙ってろ。あんまこういうとこにゃぁこねぇんだよ。落ち着かねぇっていうか、なんつうか……」
「ほっほっほ……ラニウスと同じでわんぱくそうな子だね。君は」
「え、あぁ、まぁ、色々と」
こういった年配の人は苦手だ。こういう人は基本的に良い人だ。どうしても暴走族やああいう事をしていると、どんな奴にも強く出てしまうが幼い頃はおじいちゃん子だった俺は、こういう人を見ると祖父を思い出してしまい、どうにも大人しくなってしまう。
「元気なのもほどほどにね。はいコーヒーと紅茶」
「おおきにな! ん、やっぱ美味いなぁ」
「……そうだな」
ゆっくりと慣れない空気の中、出されたコーヒーを一口、口に含み香りと味を堪能した。美味い。缶コーヒーとは違う独特の苦みと、風味、コク、それら全てが上手く重なり合い上品な味になっている。それぞれが己を主張しあっているが好き勝手にしているのではない。まるで拳で語り合い、親友になるようなそんな感じだ。因みに俺にはそんな思い出はない。
「美味ぇな……」
「……君、名前は……」
ふと、俺の顔をじっと見据えるマスターを見て少し圧倒された。息を飲みつつ、静かにその問いに合った答えを言った。
「阿久津……っす」
「……阿久津……君かぁ……いい名前だ。その名を忘れないようにするんだよ」
その名を忘れないように、マスターの言葉の意味をその時の俺はわからなかった。理解が出来なかったがその後、帰宅した後ラニウスと殴り合いの喧嘩をした事だけは覚えている。
「てめぇざけんな! ここに埃が残ってんじゃねぇか!」
「そんなもんよう見なわからへんわ! お前は姑か!? 指先で机の上をスッと擦って! ラニウスさん? 埃が残っていますよ? やり直しなさいってか? バカにしとんちゃうぞ!」
「知らねぇよ! んだよその妄想! てめぇの姑像ってかなりタチ悪い姑だな!」
「うちの姑像は昔からこうやっちゅーの!」
「だから知らねぇよ!!」
一日目でこれか────胃薬が必要になりそうだな。
「うちが作るご飯に文句あるんやったら食わんといて!?」
「別に文句があるとかいってねぇよ! ただちょっと味が薄いってんだよ!」
「はぁぁ!? 自分これ以上濃くしたらドブみたいな味になってまうがな! 味音痴にも程があるんちゃう!? 舌付いてますぅ? 付いてるわけないよなぁ! 付いてたらそんな味覚してませんよねぇ?」
朝からこれだ。俺はどちらかと言うと濃い味付けの食事が好みだ。しかしラニウスは薄い味付けが好きらしく少し味が薄い、と言っただけでこの有様だ。殴り合いに発展してないだけマシだと言える。
何故、こいつと一つ屋根の下で暮らさねばならないのだろうか。不思議でたまらない。以前の俺ならば『二人暮しとかやりたい放題じゃん?』とか思いそうだがこいつの場合はダメだ。
「朝からいちいち怒鳴ってんじゃねぇよ。ヒステリックってか? 情緒不安定ってか? 好きでもない体だけの関係だった男の、ガキを孕んだヤリマンの尻軽クソビッチかお前はよ」
「なんやその例え。お前こそアレやな、女にここまで言われてんのに情けのぉならんのけ? 玉ついてまっかー?」
「それにてめぇ人生の先輩に向かって、んだよその口はよ。敬語使え敬語」
「はぁ? たかが一年はよ産まれたからって調子乗んなよ!? 敬ってもないのに敬語なんか使えるかボケ!」
なんだかんだで言い合いをするだけで数時間が経ってしまい、お互い疲れたのか椅子に座り無言になってしまった。
だが、このままこいつと言い合うだけの毎日なんて反吐が出そうだ。というより体が保たない。血管が切れそうだ。
「おいラニウス、不本意だが俺達は少し仲が悪すぎる、という事で一緒に街を散歩するなんてどうだ」
「……なんでうちが……まぁええわ……せなや、同居一日でこれちょっとしんどいわ。その案に乗ったるから、ちゃんとエスコートせぇよ」
もはや言い合う気力も残ってない俺達は互いに準備をして、二十分後くらいに家を出る事にした。機嫌が悪いのか無言で歩くラニウスの後ろを付いて行きながら、時々ドレスのような服や、布がフリフリした可愛い服を目で追いかけるのを後ろから見ていた。
「……ああいうのが趣味か?」
「はぁ? ああいうのもあんねんなぁ、って思ってただけやし」
「そうか」
再び沈黙が続き、町の喧騒の中を目つきの悪い女と暴走族の俺が歩いている姿は姿は傍から見ればDQNカップルにも見えない事はないだろう。
それにしても──
「……ひぃ、ふぅ、みぃ……」
気に入ったであろう服があると値札を見てはショボンとする姿を見ていると、以前付き合っていた昔の元カノが頭に浮かび思い出し笑いをしてしまいそうになる。
俺はそんなラニウスをみかね、ため息を吐いて相手に話しかけた。
「欲しいモノがあるなら、金貸してやんぞ」
「別に欲しいとかそんなんちゃうねんけど」
「お前なぁ……顔に出やすいって言われねぇか?」
「え!? 嘘やん! 顔に出てた!?」
どうやら無意識だったらしい、こいつは絶対にギャンブルとかをやらしてはいけないタイプの人間だな。
「一着なら買ってやる。俺の昔のあだ名は時々エンジェル阿久津だからな」
「なんやそれしょーもな……まぁ……でも買ってくれんのやったら買ってもらおうかなぁ」
そう言ったラニウスは少し嬉しそうに笑みを浮かべた。ほう、笑えば中々可愛い顔じゃないか。タイプじゃねぇがな。
笑っている事に気付いたラニウスは、ハッとすぐに不機嫌そうな表情に変えた。
「おうおう、買ってやんよ。感謝し崇め奉れ」
「はよ行くで」
呆れたような表情をして歩くラニウスの後ろを歩いていき先ほど見ていた可愛い服が展示されていた店の前まで戻ってきていた。
「これ……やねんけど……」
ラニウスが指を指したのはショーケース内に飾られた服をこの世界の可愛らしい町娘、と言ったような服装で、ラニウスにもきっと似合うだろう。馬子にも衣装ってな。
「まぁ、構わねぇよ、ほれ買ってこい」
騎士の給料は日給制で、一日ごとに手渡しだ。勿論、その日の働きによって額は変わるが基本的な事をしていれば、一日働けば二日分の食事は賄える程度の額は貰える。そして、俺はそこまで金を使うタイプじゃない、よく言われるが倹約するタイプだ。
まぁ、簡単に言えば女の服を買う程度のお金は余裕で足りる。
「……おおきにな」
お金を受け取り、店で欲しかった服を買ったラニウスは上機嫌で服の入った包みを持ち店から出てくると礼を言ってきた。
俺は特に何も言わず手をヒラヒラとさせながら歩き始めた。礼を言われるのは嫌いだ。
「アンタ、女の扱いに慣れてそうやな。結構遊んでんのとちゃうん?」
「……さぁな。どうだろうな」
俺は女遊びを出来る程、器用な人間では無い。たった一人の女を愛する程度しか出来ないな。浮気はしないって事だ。
少し歩いていると小腹が空いて、ふと町にある時計塔を見てみると昼過ぎなのに気付いた。メアリーに一度街を案内されたが闘技場やら賭博場やら、暴力団がバックに居そうな所ばかり案内された為か、女と共に行く洒落た茶店なんて全く分からない。
「ここら辺で何か食える所とかあんのか? 俺詳しくねぇからよ」
「んぅ……あっ、いっこだけあんで! 安くてええとこ!」
思い出したように大きな声でそういうと俺の手を引き少し早足で歩きはじめたラニウスは少し楽しそうであった。機嫌が良くなったのか?
関西弁を喋る気の強い女に引っ張られて連れていかれた場所は、町の路地裏に、まるで人目を避けるようにひっそりと建っていた喫茶店だった。
「……よくこんな所見つけられたな」
「なんか見つけてん」
「犬かてめぇは」
「うっさいのぉ! ほら入るで! マスター茶っ!」
まるで自分の家に入るかのようにドアを勢いよく開け、入って早々手を上げながら大きな声でそう言った。中に居たのは五十から六十くらいの背の高いおじいさんで、ラニウスが来たのを見て笑みを浮かべいらっしゃい、と一言だけ答えるとカウンターの向こう側で紅茶か何かを淹れ始めた。
「…………君も何か頼むかい?」
「え、あ、じゃぁコーヒー」
こういう雰囲気の店には慣れていないのもあり、注文に少し戸惑ってしまった。いつもはカラオケやそんな騒がしい所にしか行かなかった。こんな少し良い雰囲気の店なんて退屈なだけと思っており、来たことも無い。
カウンター席に座り落ち着かない様子で店の中を見回したりしていると、ラニウスが不思議そうにこちらを見て首を傾げていた。
「なんや、そわそわしとんな。トイレか?」
「黙ってろ。あんまこういうとこにゃぁこねぇんだよ。落ち着かねぇっていうか、なんつうか……」
「ほっほっほ……ラニウスと同じでわんぱくそうな子だね。君は」
「え、あぁ、まぁ、色々と」
こういった年配の人は苦手だ。こういう人は基本的に良い人だ。どうしても暴走族やああいう事をしていると、どんな奴にも強く出てしまうが幼い頃はおじいちゃん子だった俺は、こういう人を見ると祖父を思い出してしまい、どうにも大人しくなってしまう。
「元気なのもほどほどにね。はいコーヒーと紅茶」
「おおきにな! ん、やっぱ美味いなぁ」
「……そうだな」
ゆっくりと慣れない空気の中、出されたコーヒーを一口、口に含み香りと味を堪能した。美味い。缶コーヒーとは違う独特の苦みと、風味、コク、それら全てが上手く重なり合い上品な味になっている。それぞれが己を主張しあっているが好き勝手にしているのではない。まるで拳で語り合い、親友になるようなそんな感じだ。因みに俺にはそんな思い出はない。
「美味ぇな……」
「……君、名前は……」
ふと、俺の顔をじっと見据えるマスターを見て少し圧倒された。息を飲みつつ、静かにその問いに合った答えを言った。
「阿久津……っす」
「……阿久津……君かぁ……いい名前だ。その名を忘れないようにするんだよ」
その名を忘れないように、マスターの言葉の意味をその時の俺はわからなかった。理解が出来なかったがその後、帰宅した後ラニウスと殴り合いの喧嘩をした事だけは覚えている。
「てめぇざけんな! ここに埃が残ってんじゃねぇか!」
「そんなもんよう見なわからへんわ! お前は姑か!? 指先で机の上をスッと擦って! ラニウスさん? 埃が残っていますよ? やり直しなさいってか? バカにしとんちゃうぞ!」
「知らねぇよ! んだよその妄想! てめぇの姑像ってかなりタチ悪い姑だな!」
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