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第2話 サークル活動にて
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大学の授業が終わって、僕は大学の敷地の隅に建つサークル棟へと向かった。
この大学では、世界教を信仰する者が集まる「超常現象研究会」がある。表向きは、一般的なオカルトや心霊現象といったいわいる超常現象を調査して、その成果を学会に発表するサークルという名目だ。本当は、僕らみたいなのが集まって、政府の監視官の動向を皆で共有するためのサークルだ。
僕はその部室が入るサークル棟の北の入口に向かっている。
「ついた。」
建物のドアを開けて中に入った。そして、入口付近にある階段で2階に登り、廊下の市場奥に向かい、超常現象研究会と書かれているサークル室のドアを開けた。
するとそこには、先に来ていた上植さんが椅子に座っていた。
「お疲れ様ー!授業どうだった?」
「今日の授業は熱工学の授業だった、訳わからん内容だったが。」
僕は、工学の基礎科目を取っているが、数学や物理が苦手だ。数式を見るだけで吐き気がする。
「変わらずだね!ふふっ。私は、一般科目の体育でバドミントンやってた、楽しかったよ!」
「そうか、それはよかったな。」
アレだな、友達いないと詰むやつだな、ペアでやらされるから僕はバドミントンを好きではない。
「うん?どうかしたの?」
そう言って、僕の顔を覗き込んだ。
「いや、何でもない。それより、他のメンバーはまだ来てないか?」
「あっそうだね、まだ来てないよ!駒込くんと二人きりだね!」
「まだ、誰もいないのな。」
そういって、僕は上植さんから顔を反らし、目のやり場を奥の時計へと移した。
「僕は世界教の信者なんだよな、一応、、。」
僕は心の声で呟いた。
「ん、駒込くん、何か言った?」
「あぁ、いやなんでもない。」
世界教を信じる者が守るべきものの一つには、「信仰の掟」という、まぁいわいる宗教の教義、教典みたいなものがある。その掟の条文の中に、『汝は異性を心の目で犯してはならない、そして実際に異性を犯してはならない。しかし、永遠の伴侶として定めた相手については、これを外す。』とある。つまり、異性を異性として見るのではなく、兄弟や姉妹という関係として相手を見ろという教えだ。でも、妻や結婚を前提に付き合っている人、結婚した夫や妻は例外ってことだ。
これ、難しくね?正直。上植さんを妹として見ろって…。そうだ、今日の午前中に起きたこについて、共有しなきゃな。
「上植さん、今日、午前中に感じたあの視線について、ちょっと共有したいんだけど。」
「あっ、いいよ!」
上植さんは、机にスマホを置いた。
「結論から言うと、今日、お昼食べてるときに感じたあの視線は、恐らく何かしらの監視の目だとぼくは思う。」
「うん、確かにね。私もそう思う。」
「あの監視の目なんだけど、政府の監視官かな?」
「うんー、どうだろうね!そこは私は分からない気がするな。何回も時間を巻き戻してあの場面を再生してるんだけどね、人影は無いみたい!」
「そうか。」
わざわざ、個聖を使って見てくれたんだな。
「私の個聖は『再上映(リバイバル)』は、私の認知した記憶の場面の中に自分が入り込んで、もう一度場面を体験できる能力なんだけど。やっぱりこの能力でみても、周囲に人は居ないよ!」
「そうか、ありがとう。でも。あまり、その個聖は安易に使わないで欲しい。」
「ふふっ、大丈夫だよ!心配してくれてありがとう!」
上植さんに、負担をかけさせちゃだめだ。自分でなんとかしないと。
そうやって話をしていると、部屋のドアがあいた。そこに立っていたのは、サークル仲間であり自分と同じ学年の柳田 本郷(ヤナギダ ホンゴウ)だった。
この大学では、世界教を信仰する者が集まる「超常現象研究会」がある。表向きは、一般的なオカルトや心霊現象といったいわいる超常現象を調査して、その成果を学会に発表するサークルという名目だ。本当は、僕らみたいなのが集まって、政府の監視官の動向を皆で共有するためのサークルだ。
僕はその部室が入るサークル棟の北の入口に向かっている。
「ついた。」
建物のドアを開けて中に入った。そして、入口付近にある階段で2階に登り、廊下の市場奥に向かい、超常現象研究会と書かれているサークル室のドアを開けた。
するとそこには、先に来ていた上植さんが椅子に座っていた。
「お疲れ様ー!授業どうだった?」
「今日の授業は熱工学の授業だった、訳わからん内容だったが。」
僕は、工学の基礎科目を取っているが、数学や物理が苦手だ。数式を見るだけで吐き気がする。
「変わらずだね!ふふっ。私は、一般科目の体育でバドミントンやってた、楽しかったよ!」
「そうか、それはよかったな。」
アレだな、友達いないと詰むやつだな、ペアでやらされるから僕はバドミントンを好きではない。
「うん?どうかしたの?」
そう言って、僕の顔を覗き込んだ。
「いや、何でもない。それより、他のメンバーはまだ来てないか?」
「あっそうだね、まだ来てないよ!駒込くんと二人きりだね!」
「まだ、誰もいないのな。」
そういって、僕は上植さんから顔を反らし、目のやり場を奥の時計へと移した。
「僕は世界教の信者なんだよな、一応、、。」
僕は心の声で呟いた。
「ん、駒込くん、何か言った?」
「あぁ、いやなんでもない。」
世界教を信じる者が守るべきものの一つには、「信仰の掟」という、まぁいわいる宗教の教義、教典みたいなものがある。その掟の条文の中に、『汝は異性を心の目で犯してはならない、そして実際に異性を犯してはならない。しかし、永遠の伴侶として定めた相手については、これを外す。』とある。つまり、異性を異性として見るのではなく、兄弟や姉妹という関係として相手を見ろという教えだ。でも、妻や結婚を前提に付き合っている人、結婚した夫や妻は例外ってことだ。
これ、難しくね?正直。上植さんを妹として見ろって…。そうだ、今日の午前中に起きたこについて、共有しなきゃな。
「上植さん、今日、午前中に感じたあの視線について、ちょっと共有したいんだけど。」
「あっ、いいよ!」
上植さんは、机にスマホを置いた。
「結論から言うと、今日、お昼食べてるときに感じたあの視線は、恐らく何かしらの監視の目だとぼくは思う。」
「うん、確かにね。私もそう思う。」
「あの監視の目なんだけど、政府の監視官かな?」
「うんー、どうだろうね!そこは私は分からない気がするな。何回も時間を巻き戻してあの場面を再生してるんだけどね、人影は無いみたい!」
「そうか。」
わざわざ、個聖を使って見てくれたんだな。
「私の個聖は『再上映(リバイバル)』は、私の認知した記憶の場面の中に自分が入り込んで、もう一度場面を体験できる能力なんだけど。やっぱりこの能力でみても、周囲に人は居ないよ!」
「そうか、ありがとう。でも。あまり、その個聖は安易に使わないで欲しい。」
「ふふっ、大丈夫だよ!心配してくれてありがとう!」
上植さんに、負担をかけさせちゃだめだ。自分でなんとかしないと。
そうやって話をしていると、部屋のドアがあいた。そこに立っていたのは、サークル仲間であり自分と同じ学年の柳田 本郷(ヤナギダ ホンゴウ)だった。
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