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2章
第20話 心の扉
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あの出来事以来、リンセと、私はずっと一緒にいた。そのせいで、リンセに一目惚れをしたシーラに虐められるようになった。それにシーラお姉ちゃんにはロリアンが味方に付いている。
ちなみに、ロリアン兄ちゃんがシーラに味方しているのは、シーラが可愛いというのもあるかもしれないが、きっと私を不気味に思っているのもあるのかもしれない。転生する前のようにずっと、黒い眼帯をしてるし、親から絶対にチェリーの眼帯を絶対に外してはいけないよ。と注意深く言われているみたいだしね。
いじめというのは、私の物を隠したり、わざと私が悪い事をしたようにし向け、私が親に怒られるようにしたとか、そんなしょうもないこと。
私がいくら弁解しても、お兄ちゃん、お姉ちゃん達がそんな事する訳ないでしょという答えが返ってくる。
そう、お兄ちゃんお姉ちゃんは、昔から親に猫かぶっていたのだ。
その証拠に、いじめが始まってから起きた、ある日の出来事を私は壁に隠れながら聞いていた。
「ロリアン、シーラ二人ともチェリーに仲良くしてあげてる?」
お母さんが、突然、私がいないと思っていたのか、こう2人に質問をした。
「「もちろん」」
ロリアンとシーラは口を合わせて笑顔でそういう。
「チェリーは僕の大事な妹の一人だよ」
「うん。シーラの初めての妹…仲良くしてるよ!」
シーラとロリアンは笑顔を崩さずに断言する。嘘だよね。大事な妹なら嫌がらせするなよ。シーラの中での仲良くって何?ロリアンと協力して嫌がらせする事ですか?なんなんですか?
「そうよね…じゃあ、もしチェリーが何かイタズラしそうになったら、ちゃんと止めてあげてね?」
お母さん、そのイタズラは私してませんよ。と隠れてないでちゃんと言えたらどれぐらいいい事か。
「僕、チェリーが悪さしようとしてたと見ちゃって…僕、お兄ちゃんだから!って思ったから…『それやっちゃダメだよ?』ってチェリーに言ったんだ。だけど、チェリーは『えー?なんでー?』って楽しそうに言い返すんだ。そのあと、僕はダメなんだよと何度も伝えたんだけど…聞く耳を持たなくて…」
ロリアンはこうお母さんに告げながら、泣いた。良くもまぁあ、そんな迫真な演技が出来ること。ある意味凄いけど…
「シーラもね。ロリアン兄ちゃんと同じ事したの…そしたらチェリー『うるさい!!』って言ってシーラの事押し倒したり殴ってきたの…」
シーラはこないだ、自分で転んだだけの傷をお母さんに見せて言った。
「あらまぁあ、シーラ、大丈夫?ロリアンもありがとうね。やっぱりチェリーは私の子じゃないのかも知れないわ」
「チェリーはママの子供じゃないの?」
シーラが無邪気な顔をしてお母さんに聞く。
「そうね。でも、シーラとロリアンはお利口さんだし、ママの大好きな子供達よぉーー」
お母さんはそう言ってシーラとロリアンを抱きしめた。
まぁあ、こういう事だ。
つまりは、あの兄妹のせいでお母さんの子供扱いもされてもらえない、迷惑な居候のような存在になっていたのだ
私は、シーラとロリアンの卑劣なやり方に対して本当に子供なのか?と疑ったこともある。でもこれじゃ、もう、どうしようもない…そんな状態を我慢し続ける日々が更に3年続いた。
徐々に二人からのいじめがエスカレートしていき、私は早く学校というものに行ってここから抜け出したいと思っていた。だから、お父さんにこの事を思い切って言ってみたのだ。
「お父さん。私は魔法学校に行きたいです…」
「チェリー…。残念だけどそれは無理だ。家にそんなお金はないし。お前は悪さばっかりするじゃないか…。学校でやって行けるとは思えないね」
「で、では!お父さんは私がその悪い事をしている姿を見た事があるんですか?!」
「あるさ。君が例えば花壇の花を荒らし時、そこに君は居たじゃないか」
違う。それはハメられたんだ。
花壇に咲いてる花を1本取ってこいと言われて花壇に行ったら花は全部引っこ抜かれ踏みつけられていた。その光景をみて呆然と立っている時にあの2人は親にチクって、私がやっているように見せかけたのだ。
「…」
「もういいです…」
リンセにも会ってない。
というか、会わせてくれないのだ。
そう、またしても一人。親からも問題児扱いされ構ってもくれなない。こんなんじゃ本当に売られてしまうかもなんて考える日が何度もあった。
私はとにかく、自分で学ぶしかなかった。
だから、家にあった本を読んで読んで読み漁った。
そんなことを続けていたら、私の心が病んでいくのは当然だろう。
家にも私の居場所はない。唯一の友達だったリンセには会えない…
だから私は徐々に心に扉をかけた。
転生した後は椿の頃のように、落としやかな女の子ではなくなって、多少口が荒い性格になった気がする。
ちなみに、ロリアン兄ちゃんがシーラに味方しているのは、シーラが可愛いというのもあるかもしれないが、きっと私を不気味に思っているのもあるのかもしれない。転生する前のようにずっと、黒い眼帯をしてるし、親から絶対にチェリーの眼帯を絶対に外してはいけないよ。と注意深く言われているみたいだしね。
いじめというのは、私の物を隠したり、わざと私が悪い事をしたようにし向け、私が親に怒られるようにしたとか、そんなしょうもないこと。
私がいくら弁解しても、お兄ちゃん、お姉ちゃん達がそんな事する訳ないでしょという答えが返ってくる。
そう、お兄ちゃんお姉ちゃんは、昔から親に猫かぶっていたのだ。
その証拠に、いじめが始まってから起きた、ある日の出来事を私は壁に隠れながら聞いていた。
「ロリアン、シーラ二人ともチェリーに仲良くしてあげてる?」
お母さんが、突然、私がいないと思っていたのか、こう2人に質問をした。
「「もちろん」」
ロリアンとシーラは口を合わせて笑顔でそういう。
「チェリーは僕の大事な妹の一人だよ」
「うん。シーラの初めての妹…仲良くしてるよ!」
シーラとロリアンは笑顔を崩さずに断言する。嘘だよね。大事な妹なら嫌がらせするなよ。シーラの中での仲良くって何?ロリアンと協力して嫌がらせする事ですか?なんなんですか?
「そうよね…じゃあ、もしチェリーが何かイタズラしそうになったら、ちゃんと止めてあげてね?」
お母さん、そのイタズラは私してませんよ。と隠れてないでちゃんと言えたらどれぐらいいい事か。
「僕、チェリーが悪さしようとしてたと見ちゃって…僕、お兄ちゃんだから!って思ったから…『それやっちゃダメだよ?』ってチェリーに言ったんだ。だけど、チェリーは『えー?なんでー?』って楽しそうに言い返すんだ。そのあと、僕はダメなんだよと何度も伝えたんだけど…聞く耳を持たなくて…」
ロリアンはこうお母さんに告げながら、泣いた。良くもまぁあ、そんな迫真な演技が出来ること。ある意味凄いけど…
「シーラもね。ロリアン兄ちゃんと同じ事したの…そしたらチェリー『うるさい!!』って言ってシーラの事押し倒したり殴ってきたの…」
シーラはこないだ、自分で転んだだけの傷をお母さんに見せて言った。
「あらまぁあ、シーラ、大丈夫?ロリアンもありがとうね。やっぱりチェリーは私の子じゃないのかも知れないわ」
「チェリーはママの子供じゃないの?」
シーラが無邪気な顔をしてお母さんに聞く。
「そうね。でも、シーラとロリアンはお利口さんだし、ママの大好きな子供達よぉーー」
お母さんはそう言ってシーラとロリアンを抱きしめた。
まぁあ、こういう事だ。
つまりは、あの兄妹のせいでお母さんの子供扱いもされてもらえない、迷惑な居候のような存在になっていたのだ
私は、シーラとロリアンの卑劣なやり方に対して本当に子供なのか?と疑ったこともある。でもこれじゃ、もう、どうしようもない…そんな状態を我慢し続ける日々が更に3年続いた。
徐々に二人からのいじめがエスカレートしていき、私は早く学校というものに行ってここから抜け出したいと思っていた。だから、お父さんにこの事を思い切って言ってみたのだ。
「お父さん。私は魔法学校に行きたいです…」
「チェリー…。残念だけどそれは無理だ。家にそんなお金はないし。お前は悪さばっかりするじゃないか…。学校でやって行けるとは思えないね」
「で、では!お父さんは私がその悪い事をしている姿を見た事があるんですか?!」
「あるさ。君が例えば花壇の花を荒らし時、そこに君は居たじゃないか」
違う。それはハメられたんだ。
花壇に咲いてる花を1本取ってこいと言われて花壇に行ったら花は全部引っこ抜かれ踏みつけられていた。その光景をみて呆然と立っている時にあの2人は親にチクって、私がやっているように見せかけたのだ。
「…」
「もういいです…」
リンセにも会ってない。
というか、会わせてくれないのだ。
そう、またしても一人。親からも問題児扱いされ構ってもくれなない。こんなんじゃ本当に売られてしまうかもなんて考える日が何度もあった。
私はとにかく、自分で学ぶしかなかった。
だから、家にあった本を読んで読んで読み漁った。
そんなことを続けていたら、私の心が病んでいくのは当然だろう。
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