『元最弱少女』は神様から鬼畜クエとチートを貰っちゃいました(泣)

らら

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2章

第19話 かくれんぼ

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私はこの家に来てからようやく、3歳になった。それまでの間ずっとMPの容量を増やす為に魔法をこっそり使い眠くなって倒れる寸前までやり続けた。
これで、ほんとに増えるかは分からないけど。徐々に倒れる寸前になるまでの時間が伸びている気がする。それはきっとMPが増えた証拠だろう。

そして、今日は私の隣の家に引っ越してくる家族がいるそうだ。そこで私はビックリしてしまう。

隣に引っ越し挨拶にきて後ろに隠れている金髪で青目の美少年。そう、それはリンセだったのだ。顔は幼いが絶対にそうだ。名前もリンセのまんま。

そしてリンセを見て思い出した。
この世界に何が起きたんだ?
何故、みんな転生している。
なんで、みんなの容姿が変わらない?
謎だらけだ。


「はじめましてー!隣に引っ越してきました、スゥーデン・ミッチェルです。こちらは妻の無ムルネと息子のリンセです!これかれよろしくお願いします!」

リンセの親だろうか?
とりあえず、リンセに何がどうなったのか、聞いて見なきゃ。でも、彼は私を見ても、知らん顔でいる。

え?なんで?もしかして、覚えてないのかな?

「はじめまして!遠くからよくいらしてくださいました!私はシェーパー・ミドル。妻のフェリア、長男のロリアン、長女のシーラ、次女のチェリーです。これからよろしくお願いします!よければ今日は夜食を一緒にどうですか?」

「それはいいですねー!では、お言葉に甘えて」
「私もご飯作り手伝いますわ」
リンセのお父さんとお母さんがそう言った。

それから、お父さん同士は酒を飲みながら難しい話をして。お母さん同士は料理を楽しくしている。
ロリアン兄ちゃんは、リンセにイケメンの心得を叩き込もうとしている。
シーラはなんだか、リンセに一目惚れしたらしく、ずっと見つめている。
さて、私は何をするか…暇だしする事も無いから庭にでも、出てみような。

しばらく庭にいると、リンセがやってきた。

「リンセくん?どうしたの?」

「チェリーちゃんの、お兄ちゃんつかれたの」

「そうなんだ…」
3歳児の会話が分からない。何を話せばいい?!

「そうだ!一緒にかくれんぼしよー!」
戸惑っている私を見てからなのか、分からないけど、リンセが無邪気な顔でかくれんぼに誘ってくれた。

「いいよ!じゃあ私鬼ね!」

「うん!」

お兄ちゃんとお姉ちゃんはずっと2人で遊んでるし、遊んだ事がない私にとっては凄い楽しい!!



「…27、28、29、30!」
「もういいかーい?」

「…」

返事がないけど、もう探しちゃおう!
まずは家の中。
ソファーの下、カーテンの裏。隠れられそうな所全部を探したけれど、家の中には居なかった。考えられる隠れ場所は森…。
そう、私の家の後ろには森がある。もしかしたらそこに隠れたかもしれない!
私は急いで、家裏の森に向かった。

「リンセくーん!どこー?」

「チェリーちゃん!!!ここ!」

リンセの声が聞こえる。
この辺にいる…。
どこだろう。
もしかしたら木の上かもと思って、上を見ながら歩いてらいく。
が!突然、今まで歩いていた地面がなくなって穴に落ちてしまった。

「いったぁー」

そっと目を開けると、リンセの顔が凄く近くにあった。唇が何かに触れている…なんだろう…人の温かさというか…

「「!!!」」

「ご、ごめんね!リンセくん!穴に落ちちゃった」

「ううん!!それより家に帰らなきゃ」

「そうだね」

上を見上げると、この穴は結構深いみたいで登るのはきつそうだ。どうやって家に帰る?
魔法使ってみようか?

私はリンセの手を握って、飛ぶようにイメージした。すると、ホワっと体が浮いて、穴の上に来ていた。



「チェリーちゃん…?これ魔法?!すごいよっ!チェリーちゃん!」

「そ、そうかな?」

リンセが目をキラキラさせながら私を見つめてくるから照れてしまう…。

「そ、それより!早く戻ろう!お母さん達心配しちゃう!」

「うん!」



このちょっとした事件があってからリンセとの距離が凄く近くなった。

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