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テレビの収録
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ペンキの付いたTシャツがいいとクリスが笑った。ボトムも学祭で履いたジーンズがいいらしいから言われるままに着込んだ。
びっくりする事に、これだけ何度も部屋に来ていながらクリスがピンポンを押して訪ねて来たのは今回が初めてだった。
テレビ出演にはとても喜んでくれた、収録にも付いてくれるのだから文句など無いが、このところ何やら忙しいらしくこの3日ほど会っていなかった。
「たった3日で………俺って馬鹿」
「ん?寂しかった?」
「まあまあ…かな?」
「僕はいつも蓮の側にいるよ、いつも見てるよ」
それはそれで怖いのだが、やめろと言っても止まるとは思えない。返事の代わりに「ん」と唇を尖らすとベロリと舐められた。
「ここはチュウでいいだろう」
「軽いチュウだろ、収録を上手く終えたらたっぷりと深いチュウをしようね」
オマケの「軽いチュウ」をしてさあ行こうとクリスが手を出した。
目指すは電車で2時間ほどかかるテレビ番組の製作会社だった。
テレビと聞いて身構えていたがいつもの練習と変わりないと、もし駄目だったらそれでもいいと言われてほんの少しだけ気が楽になっていた。
実は片耳のイヤホンをクリスに繋ぐ約束をしている。
「僕を見て」と囁く声が聞けるのだと思うと長い電車で居眠りが出来るくらいにはリラックスしていたのだと思う。
しかし、それはスタジオに着くまでだった。
レンタルのスタジオを思い浮かべていたせいか、想像していたよりもずっと広い、天井も高くて工事現場を思わせる足場が物々しい。
先に付いていたらしい黒江と日暮はだだっ広いスタジオの真ん中に囲われた真っ赤に染まるセットでスタンバイをしていた。
よろしくと手を出したギターの人は黒江と日暮よりもずっと年上で何だか怖かった。
何よりも、目には見えないけど張り詰めた空気を感じて体が引けている。
「大丈夫?」と聞いたのはクリスの声だとわかるが何だか塞いだ耳が拾った声のように遠く感じた。
沢山の見えない手がセットの中へ押し出してくる。まだ頭の中に音は無く、何も浮かんでこないのにそのままマイクの前に押し出されても声なんか出ない。
待って欲しいと言えばいいのに急かす空気の圧が重くて息をするリズムさえ忘れそうになっていた。
流れてくる演奏と呼吸が合わない、合わせる暇も無い。黒江に向かって無理だと首を振ると珍しい笑い顔と「ごめん」と手を合わせるジェスチャーが返ってきた。
「すいません、待ち時間なしの作戦は失敗です、少し時間を頂けますか?」
パンパンと手を叩いた黒江が一音だけベースを鳴らした。
その途端、固く凍っていた空気に裂け目が出来て、パラパラとほどけていくように感じた。
スタジオに入ってからずっと責めるように追い回して来た沢山の視線も散って行く。
そこにギターとドラムが加わり譜面の無いセッションが始まると、どこにいたのか無人だと思った広いスタジオのあちこちからスタッフらしき人達がわらわらと姿を現した。
各々が腕や指でOKと丸を作り笑っている。
音に紛れて、人に紛れてこのまま逃げてやろうとかとドアの方を伺っていると「僕を見て」とクリスの声が耳に飛び込んできた。
「どこ?」
口に出して聞いてみたがイヤフォンは一方通行なのだ。
真っ暗だったスタジオに仄かな光が灯るのを待ってクリスを探したら目立つ立ち姿を見つけるのなんて訳はない。走り寄るといつもの笑顔で迎えてくれた。
「さすがにこのやり方は無かったよね、僕から見ても怖かった」
「うん……暗くて……何も見えないのに尖った気配が飛んでくる…ような気がして」
「スタッフさんは頑張って隠れているみたいだね、でも感覚の塊みたいな蓮には通用してないなら普通にしてて貰った方がいいのかな?」
「……クリス声が大きい」
「え?そう?黒江さん達が遊んでるから聞こえないかと思ってさ」
「真前にいるのに?まあ……何をしても出来る気がしないんだけど…」
どうすればいいかがわかったら楽なのだが自分ではどうしようもないのだ。
「俺なんかより……クリスがテレビに出た方がよっぽどウケるんじゃ無いかな?」
「鶏を弾く?」
「黒江さんと?」
学祭での鶏演奏はクリスが企てた事だったと後で知った。何でも動画を送り付けて練習も無しに本番一発でやり切ったらしい。
「あんまりにも下手だったから酔いそうになったけど………あれは無になれたかなぁ」
「じゃあ今度から用意しておこうか?」
「効き目は……あれ?……」
まだ音楽が鳴り続ける中で手を止めた黒江と話しているスーツの男の人がこちらを指差した。
制作会社の関係者やスタッフは皆ラフな服を来ているせいで目に付いたのだが、どこかで見たような気がした。
しかし、今いるスタジオは大学とも下宿とも随分離れているし、テレビ関係の人なら尚更知り合いなんていないはずだ。
しかし、確かに見覚えがあるような気がする。
「ねえクリス、あの人知ってる?」
「何?一目惚れ?ぶっ殺してくる、どいつ?あの髭?!」
「………違うから、気のせいだから、しかも髭じゃないから」
「じゃあどいつだ」と迫られて逃げ出した。
どうせ知り合いかもしれないと思ったのは気のせいなのだから、どう言っても被害者は無辜の誰かになる。
それに、腹の中に、手に、足に音が生まれていた。もう何年も演っているからなのか、黒江のいいところは合図を出さなくてもわかってくれる事だ。
マイクを握るだけで音が来る。
チリッと震えた弦を合図にパッと世界に色が付いた。
「いやあ、慌てました」
そう言って頭を掻いた小太りの男が「ありがとう」と手を出した。
ここで握手出来たりするのであれば長年ボッチなんかやってはいない。代わりに黒江が引き取ってくれたから手持ち無沙汰な腕を背中に回した。
「すいません、突然始めちゃったからスタッフさんも驚いたでしょう、でもうちの指揮者は蓮なので私達バックは合わせるしかないんです」
「申し訳無い」と頭を下げた黒江を見てハッとした。このスタジオにはライブをしにきたのではなく収録の為に来た事を全部が終わった今頃になって思い出した。
つまり、カメラが回ってなかったらやり直しか中止になる。
「あの、駄目だったのなら………もう全部無しにして……欲しい…ってかやり直しは嫌…です」
それは正直な気持ちなのだが、言ってしまってから冷や汗をかいた。
ここにいる沢山のスタッフはライブハウスに通ってくる物好きでも無い、みんな仕事でここにいるのだ。
「変な事を言いました…ごめんなさい」
「大丈夫ですよ、蓮さんの事は事細かに聞いていますからカメラは止めてません、思っていたよりもずっといい絵が撮れました」
ハッハッハと大声で笑った男には髭が生えていた。見回しても他に髭が生えている人は他にいないのだ。どうやらディレクターをしている人らしいがどう見ても40は越えている。
「一目惚れ…」
「誰に?」と背後から不穏な声をかけて出したのはクリスだ。
「やっぱり髭?」
「本気でそんな心配をする気なら俺は一人で帰るからね」
髭のディレクターやスタッフと話している黒江に帰っていいかとドアを指したら頷きが返ってきた。
黒江とクリスは目を合わせる事さえしないから挨拶は無しでいい。
一人で帰ったけど、クリスも帰り道は同じなのだから結局は2人になっていた。
びっくりする事に、これだけ何度も部屋に来ていながらクリスがピンポンを押して訪ねて来たのは今回が初めてだった。
テレビ出演にはとても喜んでくれた、収録にも付いてくれるのだから文句など無いが、このところ何やら忙しいらしくこの3日ほど会っていなかった。
「たった3日で………俺って馬鹿」
「ん?寂しかった?」
「まあまあ…かな?」
「僕はいつも蓮の側にいるよ、いつも見てるよ」
それはそれで怖いのだが、やめろと言っても止まるとは思えない。返事の代わりに「ん」と唇を尖らすとベロリと舐められた。
「ここはチュウでいいだろう」
「軽いチュウだろ、収録を上手く終えたらたっぷりと深いチュウをしようね」
オマケの「軽いチュウ」をしてさあ行こうとクリスが手を出した。
目指すは電車で2時間ほどかかるテレビ番組の製作会社だった。
テレビと聞いて身構えていたがいつもの練習と変わりないと、もし駄目だったらそれでもいいと言われてほんの少しだけ気が楽になっていた。
実は片耳のイヤホンをクリスに繋ぐ約束をしている。
「僕を見て」と囁く声が聞けるのだと思うと長い電車で居眠りが出来るくらいにはリラックスしていたのだと思う。
しかし、それはスタジオに着くまでだった。
レンタルのスタジオを思い浮かべていたせいか、想像していたよりもずっと広い、天井も高くて工事現場を思わせる足場が物々しい。
先に付いていたらしい黒江と日暮はだだっ広いスタジオの真ん中に囲われた真っ赤に染まるセットでスタンバイをしていた。
よろしくと手を出したギターの人は黒江と日暮よりもずっと年上で何だか怖かった。
何よりも、目には見えないけど張り詰めた空気を感じて体が引けている。
「大丈夫?」と聞いたのはクリスの声だとわかるが何だか塞いだ耳が拾った声のように遠く感じた。
沢山の見えない手がセットの中へ押し出してくる。まだ頭の中に音は無く、何も浮かんでこないのにそのままマイクの前に押し出されても声なんか出ない。
待って欲しいと言えばいいのに急かす空気の圧が重くて息をするリズムさえ忘れそうになっていた。
流れてくる演奏と呼吸が合わない、合わせる暇も無い。黒江に向かって無理だと首を振ると珍しい笑い顔と「ごめん」と手を合わせるジェスチャーが返ってきた。
「すいません、待ち時間なしの作戦は失敗です、少し時間を頂けますか?」
パンパンと手を叩いた黒江が一音だけベースを鳴らした。
その途端、固く凍っていた空気に裂け目が出来て、パラパラとほどけていくように感じた。
スタジオに入ってからずっと責めるように追い回して来た沢山の視線も散って行く。
そこにギターとドラムが加わり譜面の無いセッションが始まると、どこにいたのか無人だと思った広いスタジオのあちこちからスタッフらしき人達がわらわらと姿を現した。
各々が腕や指でOKと丸を作り笑っている。
音に紛れて、人に紛れてこのまま逃げてやろうとかとドアの方を伺っていると「僕を見て」とクリスの声が耳に飛び込んできた。
「どこ?」
口に出して聞いてみたがイヤフォンは一方通行なのだ。
真っ暗だったスタジオに仄かな光が灯るのを待ってクリスを探したら目立つ立ち姿を見つけるのなんて訳はない。走り寄るといつもの笑顔で迎えてくれた。
「さすがにこのやり方は無かったよね、僕から見ても怖かった」
「うん……暗くて……何も見えないのに尖った気配が飛んでくる…ような気がして」
「スタッフさんは頑張って隠れているみたいだね、でも感覚の塊みたいな蓮には通用してないなら普通にしてて貰った方がいいのかな?」
「……クリス声が大きい」
「え?そう?黒江さん達が遊んでるから聞こえないかと思ってさ」
「真前にいるのに?まあ……何をしても出来る気がしないんだけど…」
どうすればいいかがわかったら楽なのだが自分ではどうしようもないのだ。
「俺なんかより……クリスがテレビに出た方がよっぽどウケるんじゃ無いかな?」
「鶏を弾く?」
「黒江さんと?」
学祭での鶏演奏はクリスが企てた事だったと後で知った。何でも動画を送り付けて練習も無しに本番一発でやり切ったらしい。
「あんまりにも下手だったから酔いそうになったけど………あれは無になれたかなぁ」
「じゃあ今度から用意しておこうか?」
「効き目は……あれ?……」
まだ音楽が鳴り続ける中で手を止めた黒江と話しているスーツの男の人がこちらを指差した。
制作会社の関係者やスタッフは皆ラフな服を来ているせいで目に付いたのだが、どこかで見たような気がした。
しかし、今いるスタジオは大学とも下宿とも随分離れているし、テレビ関係の人なら尚更知り合いなんていないはずだ。
しかし、確かに見覚えがあるような気がする。
「ねえクリス、あの人知ってる?」
「何?一目惚れ?ぶっ殺してくる、どいつ?あの髭?!」
「………違うから、気のせいだから、しかも髭じゃないから」
「じゃあどいつだ」と迫られて逃げ出した。
どうせ知り合いかもしれないと思ったのは気のせいなのだから、どう言っても被害者は無辜の誰かになる。
それに、腹の中に、手に、足に音が生まれていた。もう何年も演っているからなのか、黒江のいいところは合図を出さなくてもわかってくれる事だ。
マイクを握るだけで音が来る。
チリッと震えた弦を合図にパッと世界に色が付いた。
「いやあ、慌てました」
そう言って頭を掻いた小太りの男が「ありがとう」と手を出した。
ここで握手出来たりするのであれば長年ボッチなんかやってはいない。代わりに黒江が引き取ってくれたから手持ち無沙汰な腕を背中に回した。
「すいません、突然始めちゃったからスタッフさんも驚いたでしょう、でもうちの指揮者は蓮なので私達バックは合わせるしかないんです」
「申し訳無い」と頭を下げた黒江を見てハッとした。このスタジオにはライブをしにきたのではなく収録の為に来た事を全部が終わった今頃になって思い出した。
つまり、カメラが回ってなかったらやり直しか中止になる。
「あの、駄目だったのなら………もう全部無しにして……欲しい…ってかやり直しは嫌…です」
それは正直な気持ちなのだが、言ってしまってから冷や汗をかいた。
ここにいる沢山のスタッフはライブハウスに通ってくる物好きでも無い、みんな仕事でここにいるのだ。
「変な事を言いました…ごめんなさい」
「大丈夫ですよ、蓮さんの事は事細かに聞いていますからカメラは止めてません、思っていたよりもずっといい絵が撮れました」
ハッハッハと大声で笑った男には髭が生えていた。見回しても他に髭が生えている人は他にいないのだ。どうやらディレクターをしている人らしいがどう見ても40は越えている。
「一目惚れ…」
「誰に?」と背後から不穏な声をかけて出したのはクリスだ。
「やっぱり髭?」
「本気でそんな心配をする気なら俺は一人で帰るからね」
髭のディレクターやスタッフと話している黒江に帰っていいかとドアを指したら頷きが返ってきた。
黒江とクリスは目を合わせる事さえしないから挨拶は無しでいい。
一人で帰ったけど、クリスも帰り道は同じなのだから結局は2人になっていた。
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