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「おい、まだ未完成の曲だからあんまり畳み掛けるなよ」
「黒江さんが歌うといつも上が半音足りないね」
「……俺はいいんだよ、煙草と歳と練習不足だ」
「じゃあ練習すれば?せっかく上手いのに」
「俺が練習しても需要が無いだろ」
蓮の高音には堰が無いのだ、アクセントにしか使わないファルセットは弛まない音楽センスから生まれてくる。
「歌いたいなら歌えばいいのに」
ビーズクッションに腹ばいになり上げた足をブラブラさせながら何の気も無い残酷な笑い声を立てる。
言われなくとも歌えるなら歌ってる。
音楽をやろうなどと思う奴は誰だって真ん中に立ってリードボーカルをやってみたいと一度は思うものだろう。完全なアマチュアのままだったらそれも良かった。
しかし、市場で生き残る取捨選択の中で誰も買わないものにしがみ付いても仕方が無いのだ。
蓮にしたらありのままの感想だったのだろうが苛っとさせられてギターを置いた。
「飯を食えよ、昼から何も食ってないだろ」
「いらない」
「じゃあ風呂は?ここは温泉水を引いてるからあったまるぞ」
何か気になる事でもあるのか珍しく楽譜から目を離さない蓮からはもう返事も返ってこなかった。
何とか気を引こうと弁当を押しやってみたがチラリとも目を向けない。
馬鹿な事をしていると自覚はあるが栓の開いた容器から無限に漏れているような鼻歌を聞きたくなかった。
「なあ蓮、これから湖を見に行かないか?」
「明日…行く」
「…そうだよな……」
何をしているのか。
無責任且つくだらないSNSなんかの悪質な罵倒に踊らされて平常心を乱すなんて愚かにも程がある。はしゃいで作ったRENの公式アカウントなど嫌なら今すぐにでもやめてしまえるくらいのお遊びだろう。
まだ一口しか飲んでなかったビールを一気に開けてから風呂にお湯を張ろうと立ち上がって…
ハッとした。
「蓮…それは……」
鼻とも口ともつかない息に色が付いただけのメロディだった。
しかし歌っているのは蓮だ、何の曲かはすぐにわかった。
「おい……その曲はやめないか?」
その曲は自分の完全オリジナルだった。
バンドを組んだ頃に初めて作った自作の曲は拙くて陳腐でとてもじゃないが発表出来るようなものでは無かった。当時のメンバーにさえ聞かせたりは出来なかったが、やはり思い入れがあった。
荒波に揉まれ、流され、なるようにしかならない生活の中ででも沈殿した灰汁のように心の隅に居残り、時たま思い出したように改良を重ねて来た。そのせいで多少洗練されてはいるがオリジナルのエッセンスはちゃんと残っている。
いつか……出来ればRENのアルバムの片隅にでも入れる事が出来ればいいと楽譜を持ってきたのだがこんな形で触って欲しく無い。
「やめろよ」
聞こえているくせに…コロンと仰向けになり、まるで面白く無い漫画を惰性で読むような仕草で楽譜を摘まみ、歌うのをやめない。
聞きたく無い。
聞きたくないのに認めてしまう。
どうしても垢抜け無かったサビの一部を半音ずらしただけでイメージが変わる、自分に合わせて作った音域から外れて外れて……蓮の曲になって行く。
「おい、やめろったら……」
「うん…もうちょっと…ここ好き…」
役割が違うのだとわかっている。
無いものねだりなのだともわかっている。
しかし、蓮が踏み入ったのは何年経っても救済出来ないでいる脆くて柔らかいままで剥き出で野ざらしになっている急所だった、
猛烈な劣等感と嫉妬心が胸の中で燃え上がり喉の奥が焼けてしまいそうだった。
「やめろったら!」
摘むように持ち上げた楽譜を叩き落として華奢な胸を抑えた。体格差は重々承知しているが口を塞いででも選ばれた声を取り上げてしまいたいたかった。
「何……」
驚いて丸くなった目は何の呵責も無い事を告げていた。蓮にはわからないのだ。
普通の人が持つ劣等感も、あくない憧れも、何をどう説明しても蓮にはわからない。
そして今思う事をぶちまけでもすれば……
きっと。
簡単に。
何の未練も無く全てを辞めると言うのだろう。
「お前さ、やりたいならやりたいって言えよ」
丸かった目から洗い流したように表情が抜けて行く。性欲なんてまるで湧いてない。
しかし、引き裂いてしまいたいと思う感情にはセックスが丁度良かった。
上に立ちたいのだ。
見下ろしたい。
「俺はやりたいなんて言ってないけど」
「この前誘って来ただろ」
「その気もないくせに」
「あるさ」
肩に体重を乗せるとビーズクッションにめり込む。ひ弱で細い腕が振りあがったが、だからなんだと言うのだ。打てばいい、殴ればいい。
公園で彷徨う拠り所を無くしていた子供に居場所を作り、マイクの前に立たせて声を出す事を教えた。
尻込みする背中を押して、あやふやに漂うイメージを形にした。
こんな事を言いたく無いがお金の掛かる音楽活動を支える為にやりたく無いつまらない仕事もたくさんこなした。
何かを成す為には捨てなければならないものがある筈なのに蓮が綺麗なままでいるのは矢面に立つ盾となって守って来たからだ。
この話を誰かにすると、自分の為だろうと言われそだが他に生きる術が一つしかないと思える蓮を掬い上げる一つきりの手段なのだ。
歌も、声も、体も、蓮の全てが自分のものだった。変に気負い遠慮をしていた近頃がおかしかっただけだ。
華奢な体は女よりも細い。
喉元を抑えると握り潰してしまえる程脆く感じて征服感に欲情した。
着たままのコートを剥ぎ取る手間などいらない、一欠片の肉も無い体など添え物にすらならないのだ。抗わない足を割って硬いジーンズのボタンを弾いた。狭い隙間に無理矢理押し込んだ手が熱い生肌に触れると指先が凍えている事に気付いたが、楽しんでもらう必要は無かった。
さぞや気も晴れるだろう。
蓮だって嫌いでは無いはずだ。
押し込んで、息を乱すほど突き上げて、果てる頃には気のないふりをする蓮だって本音が出てくる。最後に手か、何なら口でもいい、処理をしてやれば気持ち良く眠れるだろう。
硬く締まっている割に簡単に動くジーンズを引き下げようとすると「ぐう」っと喉の鳴る音が聞こえてハッと手を引いた。
「あ……」
丸めた紙を握り潰すような軽さで抑えていたつもりが首に置いた手が蓮の喉を締めていた。ゲホっと咽せて丸めた背中は細くて…………初めて会った中学生の時からあまり変わってない。
「ごめん…ごめん、蓮、ごめん大丈夫か?」
支離滅裂だった。
何よりも大切な喉を痛めるなんて何をやってるのか。
「水……水…、待ってろ」
「いいよ、そんなの」
「でもお前」
「いい、俺はちょっと湖を見てくる」
「え?」
まるで何事も無かったようにゆっくりと立ち上がった蓮があまりに普通だったので、靴を履きドアに手を掛けるまで傍観していた。
やっと飲み込めた時にはもうドアが閉まりかけている。
「おい?…おい!!ちょっと待てよ!」
慌てて追いかけたが外に出ると走って行く後ろ姿はもう遠い。
「湖は……そっちじゃ無いだろ!」
後を追ってみたが……ほんの2年ほど前まで体育の授業を受けていた奴に追いつけるほど健全な生活を送ってはいなかった。
「黒江さんが歌うといつも上が半音足りないね」
「……俺はいいんだよ、煙草と歳と練習不足だ」
「じゃあ練習すれば?せっかく上手いのに」
「俺が練習しても需要が無いだろ」
蓮の高音には堰が無いのだ、アクセントにしか使わないファルセットは弛まない音楽センスから生まれてくる。
「歌いたいなら歌えばいいのに」
ビーズクッションに腹ばいになり上げた足をブラブラさせながら何の気も無い残酷な笑い声を立てる。
言われなくとも歌えるなら歌ってる。
音楽をやろうなどと思う奴は誰だって真ん中に立ってリードボーカルをやってみたいと一度は思うものだろう。完全なアマチュアのままだったらそれも良かった。
しかし、市場で生き残る取捨選択の中で誰も買わないものにしがみ付いても仕方が無いのだ。
蓮にしたらありのままの感想だったのだろうが苛っとさせられてギターを置いた。
「飯を食えよ、昼から何も食ってないだろ」
「いらない」
「じゃあ風呂は?ここは温泉水を引いてるからあったまるぞ」
何か気になる事でもあるのか珍しく楽譜から目を離さない蓮からはもう返事も返ってこなかった。
何とか気を引こうと弁当を押しやってみたがチラリとも目を向けない。
馬鹿な事をしていると自覚はあるが栓の開いた容器から無限に漏れているような鼻歌を聞きたくなかった。
「なあ蓮、これから湖を見に行かないか?」
「明日…行く」
「…そうだよな……」
何をしているのか。
無責任且つくだらないSNSなんかの悪質な罵倒に踊らされて平常心を乱すなんて愚かにも程がある。はしゃいで作ったRENの公式アカウントなど嫌なら今すぐにでもやめてしまえるくらいのお遊びだろう。
まだ一口しか飲んでなかったビールを一気に開けてから風呂にお湯を張ろうと立ち上がって…
ハッとした。
「蓮…それは……」
鼻とも口ともつかない息に色が付いただけのメロディだった。
しかし歌っているのは蓮だ、何の曲かはすぐにわかった。
「おい……その曲はやめないか?」
その曲は自分の完全オリジナルだった。
バンドを組んだ頃に初めて作った自作の曲は拙くて陳腐でとてもじゃないが発表出来るようなものでは無かった。当時のメンバーにさえ聞かせたりは出来なかったが、やはり思い入れがあった。
荒波に揉まれ、流され、なるようにしかならない生活の中ででも沈殿した灰汁のように心の隅に居残り、時たま思い出したように改良を重ねて来た。そのせいで多少洗練されてはいるがオリジナルのエッセンスはちゃんと残っている。
いつか……出来ればRENのアルバムの片隅にでも入れる事が出来ればいいと楽譜を持ってきたのだがこんな形で触って欲しく無い。
「やめろよ」
聞こえているくせに…コロンと仰向けになり、まるで面白く無い漫画を惰性で読むような仕草で楽譜を摘まみ、歌うのをやめない。
聞きたく無い。
聞きたくないのに認めてしまう。
どうしても垢抜け無かったサビの一部を半音ずらしただけでイメージが変わる、自分に合わせて作った音域から外れて外れて……蓮の曲になって行く。
「おい、やめろったら……」
「うん…もうちょっと…ここ好き…」
役割が違うのだとわかっている。
無いものねだりなのだともわかっている。
しかし、蓮が踏み入ったのは何年経っても救済出来ないでいる脆くて柔らかいままで剥き出で野ざらしになっている急所だった、
猛烈な劣等感と嫉妬心が胸の中で燃え上がり喉の奥が焼けてしまいそうだった。
「やめろったら!」
摘むように持ち上げた楽譜を叩き落として華奢な胸を抑えた。体格差は重々承知しているが口を塞いででも選ばれた声を取り上げてしまいたいたかった。
「何……」
驚いて丸くなった目は何の呵責も無い事を告げていた。蓮にはわからないのだ。
普通の人が持つ劣等感も、あくない憧れも、何をどう説明しても蓮にはわからない。
そして今思う事をぶちまけでもすれば……
きっと。
簡単に。
何の未練も無く全てを辞めると言うのだろう。
「お前さ、やりたいならやりたいって言えよ」
丸かった目から洗い流したように表情が抜けて行く。性欲なんてまるで湧いてない。
しかし、引き裂いてしまいたいと思う感情にはセックスが丁度良かった。
上に立ちたいのだ。
見下ろしたい。
「俺はやりたいなんて言ってないけど」
「この前誘って来ただろ」
「その気もないくせに」
「あるさ」
肩に体重を乗せるとビーズクッションにめり込む。ひ弱で細い腕が振りあがったが、だからなんだと言うのだ。打てばいい、殴ればいい。
公園で彷徨う拠り所を無くしていた子供に居場所を作り、マイクの前に立たせて声を出す事を教えた。
尻込みする背中を押して、あやふやに漂うイメージを形にした。
こんな事を言いたく無いがお金の掛かる音楽活動を支える為にやりたく無いつまらない仕事もたくさんこなした。
何かを成す為には捨てなければならないものがある筈なのに蓮が綺麗なままでいるのは矢面に立つ盾となって守って来たからだ。
この話を誰かにすると、自分の為だろうと言われそだが他に生きる術が一つしかないと思える蓮を掬い上げる一つきりの手段なのだ。
歌も、声も、体も、蓮の全てが自分のものだった。変に気負い遠慮をしていた近頃がおかしかっただけだ。
華奢な体は女よりも細い。
喉元を抑えると握り潰してしまえる程脆く感じて征服感に欲情した。
着たままのコートを剥ぎ取る手間などいらない、一欠片の肉も無い体など添え物にすらならないのだ。抗わない足を割って硬いジーンズのボタンを弾いた。狭い隙間に無理矢理押し込んだ手が熱い生肌に触れると指先が凍えている事に気付いたが、楽しんでもらう必要は無かった。
さぞや気も晴れるだろう。
蓮だって嫌いでは無いはずだ。
押し込んで、息を乱すほど突き上げて、果てる頃には気のないふりをする蓮だって本音が出てくる。最後に手か、何なら口でもいい、処理をしてやれば気持ち良く眠れるだろう。
硬く締まっている割に簡単に動くジーンズを引き下げようとすると「ぐう」っと喉の鳴る音が聞こえてハッと手を引いた。
「あ……」
丸めた紙を握り潰すような軽さで抑えていたつもりが首に置いた手が蓮の喉を締めていた。ゲホっと咽せて丸めた背中は細くて…………初めて会った中学生の時からあまり変わってない。
「ごめん…ごめん、蓮、ごめん大丈夫か?」
支離滅裂だった。
何よりも大切な喉を痛めるなんて何をやってるのか。
「水……水…、待ってろ」
「いいよ、そんなの」
「でもお前」
「いい、俺はちょっと湖を見てくる」
「え?」
まるで何事も無かったようにゆっくりと立ち上がった蓮があまりに普通だったので、靴を履きドアに手を掛けるまで傍観していた。
やっと飲み込めた時にはもうドアが閉まりかけている。
「おい?…おい!!ちょっと待てよ!」
慌てて追いかけたが外に出ると走って行く後ろ姿はもう遠い。
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