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「何を、したっ……!!」
ミノタウロスが俺と、手に残った石型だったものを交互に見る。
「これが俺の能力だ。と言ってもほんの一部だがな。さて、約束通りゴーレムの所に案内してもらおうか?」
「それと、貴様たちがこの森に来た目的もな」
「クソが……!別世界の人間ってのはどいつもこいつも、ふざけた能力を持っていやがる……」
俺とアクネルに迫られると、ミノタウロスは柄にだけになった石刀を放り投げて悪態をつくと後ずさる。
これでこいつも観念しただろうと思ったが、ミノタウロスはこんな状況にあるにも関わらず小さく笑った。
「だがいい。そもそも俺たちの目的は昨日の時点で達成されているからな」
「というと?」
俺は訳が分からず、ミノタウロスに問いかける。
「俺たちの目的は、槍王と魔法王をこの森におびき出すことだ」
また「そうおう」か。それに、新しく魔法王なんかも出てきたな。
「その、そうおうってなんだ?魔法王はなんとなく分かるが」
「知らん。そんなのは人間どもの中で勝手に呼ばれている異名だ。槍の王で『槍王』、魔法の王で『魔法王』と呼ばれているようだがな」
「槍の王と魔法の王か……」
俺は隣に立つ二人に目をやると、アクネルは照れくさそうに眼をつぶっており、レナンはどや顔をしていた。
「……すごいな」
なんかもう、それぐらいしか感想が出てこなかった。
レナンが魔法王と呼ばれているのは、なんとなく理解できる。
アクネルも言っていた通りに、魔法の威力は世界最強らしいし、実力もそれに相応しい物だ。
だが、アクネルも王と呼ばれているとは恐れ入った。
確かに、細身でありながら三倍以上はあるミノタウロスの巨体を吹き飛ばしていたから、強いとは実感していたが、まさかそれほどとは。
「なあ、王と呼ばれてるのは他に何人いるんだ?」
「レナンたち以外だと、他に二人いるよ」
「二人か。」
「うん!」
レナンが力強く言い切る。
冒険者が何人いるのかは知らないが、その中で四人しかいない王と呼ばれる冒険者。
そのうちの二人が、今ここにいるわけだ。
そうなってくると逆に、この任務の難易度が分からなくなってきた。
王女からの直々と言う事だから相当危険な任務だと思っていたが、それに挑むのは王と呼ばれる二人の冒険者だという。
もし、王女直々の任務だけであれば二人の実力をもってしてもと思っていたが、王と呼ばれているほどの実力者なら楽勝なのでは?と思えてくる。
そもそもこの任務自体が、実力のある冒険者が太刀打ちできないゴーレムが出たからであり、それで二人に王女が直々に任務を出したことが始まりだった。
確かに今思えば、王女が任務を出す相手が半端な実力者なわけないわな。
だが、それだと一つだけ疑問が残る。
「二人が王と呼ばれてる冒険者だと知っていて、なんでお前らは呼び出そうとしたんだ?それに、そんだけの実力者と分かってるなら、幹部クラスが来てもおかしくないだろう?」
「ほんとにな。俺もそう思う」
俺の言葉にミノタウロスが頷く。
どうやらミノタウロスも、そう思っていたらしい。
「実際に俺たちだけだと、二人が出る幕じゃなかったらしいからな」
「まあ、あいつらで対処できてたからな。それに私たちがあいつ等に、頼むから行かないでくれ!とまで言われてたから行けなかったんだ」
「ね、俺たちの稼ぎ時だー!とか言ってた!」
「そうか」
アクネルとレナンの話しを聞いて、俺は他の冒険者に同情した。
冒険者も苦労してるんだなと。
こんな、最強格の二人が同時に行けば秒で終わってしまうだろう。
魔物たちからしたら来たことにより目的達成になるだろうが、他の冒険者からしたら自分たちでも行ける報酬のいい仕事ができなくて面白くない。
成程。そのせいで、一年もかかってたのか。
「でもまてよ?ゴーレムが出たのって半年前だよな?半年間は何してたんだ?一度も傷が付けられなかったんだろう?」
すると、アクネルが呆れるように首を横に振った。
「それもあいつらの我儘に付き合わされただけだ。もちろん、一度交戦情報があった時点で行こうとしたさ。でも、今度は俺が!とか言って、気づけば半年だ。結局一度もかすり傷すら負わせられなかったから、王女がしびれを切らして任務を取り消し、私たちに回してきたってわけだ」
「そういう事か」
「そういう事だ」
よく魔物たちも粘ったな。
普通ならゴーレムでも駄目なら別の方法を考えるか、もはや諦めると思うが。
そうまでして、二人を呼び出したかった理由は何だ?
「なあ、ミノタウロス。お前はなんで、そこまで二人に拘っていたんだ?」
「それは、二人の実力を見るためだ。そもそも二人が王と呼ばれるようになったのは最近の話だからな。魔王軍からしても敵の情報は欲しい」
「言っていいのか?」
「問題ない。なぜなら……」
ミノタウロスが上を見上げる。
俺たちもつられて上を見上げると、巨大な何かが降ってくるのが見えた。
それはどんどん近づいてくる。
「あぶねっ!!」
「ちっ!!」
俺とアクネルは、真上から降ってきたそれを避けるために飛び退く。
レナンは少し後ろにいて、当たらない位置にいたために、その場で落下を見届けていた。
地面と衝突し、砂埃を上げるそれは大きめのクレーターを作り出していた。
砂埃の中で立ち上がったそのシルエットは人型をしており、頭部らしき場所からオレンジ色の光を放つ。
そのシルエットが急に横回転すると砂埃は晴れ、跳びあがってクレーターから脱出したことにより、その全貌が露わになった。
全長約三メートル。
真っ白な石で形成された身体のパーツ分けがとてもシンプルな、一切の無駄を省いた二足歩行のゴーレムだ。
人型なのだが、足が異様に短く、その代わりに腕が地面から20センチメートルほどの間隔しか無いほど長いというアンバランス。
先ほどオレンジの光を放っていたものは、頭部にはめ込まれたオレンジ色の宝石のようなものであり、あれが恐らく目の役割でもしているのだろう。
さっきからあれが、俺たちを捉えているように見える。
「これが、ゴーレムか?」
「そうだ」
俺の問いに答えたのは、ゴーレムの背後に立つミノタウロスだった。
「じゃあ、俺はここで引かせてもらう。まあ、生きていたら近いうちに、また会う事になるだろうな。せいぜい頑張れよ?こいつは、強いぜ?」
「おい!待て!」
俺の静止も聞かずにそう言い残して去っていくミノタウロスに、アクネルは舌打ちをする。
「ちっ!またしても逃げられたか。だが、今はあいつに構っている暇はない。そもそも、私たちの目的はこのゴーレムだ」
「それもそうだな」
「よーし!サクッとやっちゃうよー!」
俺たちは目の前に立ちはだかる、今回の任務の標的であるゴーレムと向かい合う。
俺を真ん中に、右では紫の長髪を風で靡かせるアクネルが、光り輝く白い槍を構え、左ではレナンがエメラルドのような碧眼を輝かせ、身体には黄緑色のオーラを纏って立っていた。
二人とも準備は万端なようだ。
この森に入ってから、いろんなことをしたな。
能力を初めて発動したスライム戦に先ほどのミノタウロスと来て、いよいよ本命のゴーレムとの戦いだ。
最初の二戦はうまくいったが、これは訳が違う。
王と呼ばれる二人の冒険者に、王女が直々に出した任務の標的だ。
まったく歯が立たないかもしれない。
だがやってやる!
俺だって一応、魔王軍を倒すために来てるからな。それにこの二人とならやれる気がする。
さて、やるか!
ミノタウロスが俺と、手に残った石型だったものを交互に見る。
「これが俺の能力だ。と言ってもほんの一部だがな。さて、約束通りゴーレムの所に案内してもらおうか?」
「それと、貴様たちがこの森に来た目的もな」
「クソが……!別世界の人間ってのはどいつもこいつも、ふざけた能力を持っていやがる……」
俺とアクネルに迫られると、ミノタウロスは柄にだけになった石刀を放り投げて悪態をつくと後ずさる。
これでこいつも観念しただろうと思ったが、ミノタウロスはこんな状況にあるにも関わらず小さく笑った。
「だがいい。そもそも俺たちの目的は昨日の時点で達成されているからな」
「というと?」
俺は訳が分からず、ミノタウロスに問いかける。
「俺たちの目的は、槍王と魔法王をこの森におびき出すことだ」
また「そうおう」か。それに、新しく魔法王なんかも出てきたな。
「その、そうおうってなんだ?魔法王はなんとなく分かるが」
「知らん。そんなのは人間どもの中で勝手に呼ばれている異名だ。槍の王で『槍王』、魔法の王で『魔法王』と呼ばれているようだがな」
「槍の王と魔法の王か……」
俺は隣に立つ二人に目をやると、アクネルは照れくさそうに眼をつぶっており、レナンはどや顔をしていた。
「……すごいな」
なんかもう、それぐらいしか感想が出てこなかった。
レナンが魔法王と呼ばれているのは、なんとなく理解できる。
アクネルも言っていた通りに、魔法の威力は世界最強らしいし、実力もそれに相応しい物だ。
だが、アクネルも王と呼ばれているとは恐れ入った。
確かに、細身でありながら三倍以上はあるミノタウロスの巨体を吹き飛ばしていたから、強いとは実感していたが、まさかそれほどとは。
「なあ、王と呼ばれてるのは他に何人いるんだ?」
「レナンたち以外だと、他に二人いるよ」
「二人か。」
「うん!」
レナンが力強く言い切る。
冒険者が何人いるのかは知らないが、その中で四人しかいない王と呼ばれる冒険者。
そのうちの二人が、今ここにいるわけだ。
そうなってくると逆に、この任務の難易度が分からなくなってきた。
王女からの直々と言う事だから相当危険な任務だと思っていたが、それに挑むのは王と呼ばれる二人の冒険者だという。
もし、王女直々の任務だけであれば二人の実力をもってしてもと思っていたが、王と呼ばれているほどの実力者なら楽勝なのでは?と思えてくる。
そもそもこの任務自体が、実力のある冒険者が太刀打ちできないゴーレムが出たからであり、それで二人に王女が直々に任務を出したことが始まりだった。
確かに今思えば、王女が任務を出す相手が半端な実力者なわけないわな。
だが、それだと一つだけ疑問が残る。
「二人が王と呼ばれてる冒険者だと知っていて、なんでお前らは呼び出そうとしたんだ?それに、そんだけの実力者と分かってるなら、幹部クラスが来てもおかしくないだろう?」
「ほんとにな。俺もそう思う」
俺の言葉にミノタウロスが頷く。
どうやらミノタウロスも、そう思っていたらしい。
「実際に俺たちだけだと、二人が出る幕じゃなかったらしいからな」
「まあ、あいつらで対処できてたからな。それに私たちがあいつ等に、頼むから行かないでくれ!とまで言われてたから行けなかったんだ」
「ね、俺たちの稼ぎ時だー!とか言ってた!」
「そうか」
アクネルとレナンの話しを聞いて、俺は他の冒険者に同情した。
冒険者も苦労してるんだなと。
こんな、最強格の二人が同時に行けば秒で終わってしまうだろう。
魔物たちからしたら来たことにより目的達成になるだろうが、他の冒険者からしたら自分たちでも行ける報酬のいい仕事ができなくて面白くない。
成程。そのせいで、一年もかかってたのか。
「でもまてよ?ゴーレムが出たのって半年前だよな?半年間は何してたんだ?一度も傷が付けられなかったんだろう?」
すると、アクネルが呆れるように首を横に振った。
「それもあいつらの我儘に付き合わされただけだ。もちろん、一度交戦情報があった時点で行こうとしたさ。でも、今度は俺が!とか言って、気づけば半年だ。結局一度もかすり傷すら負わせられなかったから、王女がしびれを切らして任務を取り消し、私たちに回してきたってわけだ」
「そういう事か」
「そういう事だ」
よく魔物たちも粘ったな。
普通ならゴーレムでも駄目なら別の方法を考えるか、もはや諦めると思うが。
そうまでして、二人を呼び出したかった理由は何だ?
「なあ、ミノタウロス。お前はなんで、そこまで二人に拘っていたんだ?」
「それは、二人の実力を見るためだ。そもそも二人が王と呼ばれるようになったのは最近の話だからな。魔王軍からしても敵の情報は欲しい」
「言っていいのか?」
「問題ない。なぜなら……」
ミノタウロスが上を見上げる。
俺たちもつられて上を見上げると、巨大な何かが降ってくるのが見えた。
それはどんどん近づいてくる。
「あぶねっ!!」
「ちっ!!」
俺とアクネルは、真上から降ってきたそれを避けるために飛び退く。
レナンは少し後ろにいて、当たらない位置にいたために、その場で落下を見届けていた。
地面と衝突し、砂埃を上げるそれは大きめのクレーターを作り出していた。
砂埃の中で立ち上がったそのシルエットは人型をしており、頭部らしき場所からオレンジ色の光を放つ。
そのシルエットが急に横回転すると砂埃は晴れ、跳びあがってクレーターから脱出したことにより、その全貌が露わになった。
全長約三メートル。
真っ白な石で形成された身体のパーツ分けがとてもシンプルな、一切の無駄を省いた二足歩行のゴーレムだ。
人型なのだが、足が異様に短く、その代わりに腕が地面から20センチメートルほどの間隔しか無いほど長いというアンバランス。
先ほどオレンジの光を放っていたものは、頭部にはめ込まれたオレンジ色の宝石のようなものであり、あれが恐らく目の役割でもしているのだろう。
さっきからあれが、俺たちを捉えているように見える。
「これが、ゴーレムか?」
「そうだ」
俺の問いに答えたのは、ゴーレムの背後に立つミノタウロスだった。
「じゃあ、俺はここで引かせてもらう。まあ、生きていたら近いうちに、また会う事になるだろうな。せいぜい頑張れよ?こいつは、強いぜ?」
「おい!待て!」
俺の静止も聞かずにそう言い残して去っていくミノタウロスに、アクネルは舌打ちをする。
「ちっ!またしても逃げられたか。だが、今はあいつに構っている暇はない。そもそも、私たちの目的はこのゴーレムだ」
「それもそうだな」
「よーし!サクッとやっちゃうよー!」
俺たちは目の前に立ちはだかる、今回の任務の標的であるゴーレムと向かい合う。
俺を真ん中に、右では紫の長髪を風で靡かせるアクネルが、光り輝く白い槍を構え、左ではレナンがエメラルドのような碧眼を輝かせ、身体には黄緑色のオーラを纏って立っていた。
二人とも準備は万端なようだ。
この森に入ってから、いろんなことをしたな。
能力を初めて発動したスライム戦に先ほどのミノタウロスと来て、いよいよ本命のゴーレムとの戦いだ。
最初の二戦はうまくいったが、これは訳が違う。
王と呼ばれる二人の冒険者に、王女が直々に出した任務の標的だ。
まったく歯が立たないかもしれない。
だがやってやる!
俺だって一応、魔王軍を倒すために来てるからな。それにこの二人とならやれる気がする。
さて、やるか!
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